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太陽光パネル付きの家必見!雨漏りを防ぐ片流れ屋根の施工チェックポイント

2025.10.10 (Fri) 更新

みなさんこんにちは!

流山市・柏市の屋根リフォーム・雨漏り専門店のシャインです!

最近、街を歩いていると片流れ屋根の家がずいぶん増えたなぁと感じませんか?
シンプルでスタイリッシュなデザインが人気で、太陽光パネルを載せているお宅も多いですね。

でも実は、この片流れ屋根デザイン性の裏に「雨漏りリスク」が隠れていることをご存じでしょうか?

今回は、そんな片流れ屋根の注意点と雨漏り対策についてお話していきます。

さて、本日のテーマは【片流れ屋根】についてです!

片流れ屋根ってどんな屋根?

片流れ屋根は、その名の通り、屋根が一方向にのみ傾斜している(一枚の大きな屋根面を持つ)形状です。

かつて「片流れ屋根(かたながれやね)」といえば、倉庫や工場、カーポートといった産業用・実用的な建物で多く見かける、シンプルな屋根の形状でした。

しかし近年、モダンでスタイリッシュな外観が好まれるようになったことで、一般の注文住宅や平屋においても、この片流れ屋根がトレンドの一つとして広く採用されています。

住宅金融支援機構が実施した「令和5年度【フラット35】住宅仕様実態調査」によると、新築住宅における片流れ屋根の採用割合は最も多い屋根形状となっています。
具体的な割合は以下の通りです。

調査の結果、片流れ屋根は41.5%で最も高い割合となり平成29年度の調査から大幅に増加し、屋根の形状のトレンドをリードしています。この背景には、太陽光発電パネルを効率的に配置しやすい形状であることが挙げられます。

これにより、切妻屋根を上回り現在は最も主流な屋根形状となっています。

勾配側が高くなるため、天井を高く設計しやすく、特にリビングなど主要な部屋で開放感あふれる大空間を演出できます。

魅力の多い片流れ屋根ですが、その構造上弱点があります。

それは、雨水が一方向に集中するため、排水の偏りが、雨漏りや外壁への負担につながるケースが多いのです。

片流れ屋根が選ばれる「4つのメリット」

倉庫や工場でコストや機能性を追求するために採用されてきた片流れ屋根ですが、住宅においてはさらに多くのメリットがあります。

スタイリッシュでモダンな外観デザイン

最も大きな理由の一つが、そのデザイン性です。

シャープな印象: 一方向に伸びる直線的なシルエットは、建物全体をスッキリと引き締め、現代的なセンスを感じさせる外観を作り出します。

素材との相性: ガルバリウム鋼板などのシンプルな外壁材と組み合わせることで、よりスタイリッシュで洗練された印象になります。

狭小地でのアクセント: 敷地の狭い都心部など、建物の形状で個性を出しにくい場合でも、片流れ屋根のダイナミックな傾斜がファサード(正面)に強いアクセントを与えます。

太陽光パネルの設置に有利

地球環境への配慮や電気代高騰を背景に太陽光発電への関心が高まる中、片流れ屋根は非常に適しています。

最大限の搭載量: 屋根が一枚の大きな平面で構成されているため、接合部や障害物が少なく、最大限の面積に太陽光パネルを敷き詰めることが可能です。

発電効率の向上: 傾斜面を南向きに設定することで、太陽光を効率的に受け、高い発電効率を期待できます。

空間の有効活用(小屋裏・ロフト)

屋根の傾斜により生まれる空間は、居住スペースを広げるのに役立ちます。

高い天井高: 屋根の最も高い側は、通常よりも高い天井高を確保でき、リビングなどに採用することで開放感あふれる吹き抜け空間を作れます。

ロフト・小屋裏収納: 低い側の屋根裏空間は、ロフトや小屋裏収納として有効活用できます。特に平屋の場合、収納スペースの不足解消に貢献します。

建築コストの削減と工期の短縮

切妻屋根や寄棟屋根に比べて構造がシンプルであるため、以下の点でコストを抑えやすくなります。

部材の削減: 棟や谷といった複雑な接合部がないため、必要な部材が少なく済みます。

施工の容易さ: 施工手間が削減され、工期の短縮と人件費の抑制につながります。また、雨樋も一方向のみの設置で済みます。

専門家が指摘する「4つのデメリット」

片流れ屋根の採用で失敗しないためには、以下のデメリットを事前に知っておくことが重要です。

雨漏りリスクが高い

片流れ屋根の最大のデメリットは、雨漏りリスクが高いことです。

雨水が一箇所に集中: 屋根面が一方向に傾斜しているため、屋根全体に降った雨水がすべて低い側の軒先に集中して流れます。そのため豪雨時には、排水能力を超え雨樋から水が溢れやすく、溢れた水が外壁を伝って建物内部に浸入するリスクが高まります。

棟部(屋根の頂部)が弱点: 屋根の高い側の端、すなわち棟部(むねぶ)は、屋根と外壁の取り合い(接合部)が鈍角に開いており、風雨が吹き込みやすい構造になっています。瑕疵担保責任保険のデータでも、新築時の雨漏り事故の多くが片流れ屋根であり、その中でもこの棟部からの浸入が目立つと報告されています。

勾配不足による水の滞留: デザイン性を優先して屋根の勾配(傾斜)を緩くしすぎると、雨水が流れ切れずに屋根材の上に滞留しやすくなり、浸水リスクが高まります。

屋根材と外壁の劣化が早い

軒(のき)や庇(ひさし)は、外壁を雨風や紫外線から守る役割がありますが、片流れ屋根は軒の出を短くしたり、ほとんどなくすデザインが多いため、以下の問題が発生しやすくなります。

外壁の劣化促進: 軒がない側の外壁や窓まわりが、直射日光や雨風、紫外線に直接晒され続けます。これにより、外壁材のひび割れや、防水の要となるシーリング材の劣化が早く進み、そこから雨水が浸入するリスクが高まります。

屋根材への負担増: 一方向に集中する大量の雨水が、屋根材の特定の箇所や雨樋に継続的に負荷をかけ、劣化を早める原因となります。

片流れ屋根は他の屋根形状より劣化が早く進む可能性があります。

強風の影響を受けやすい

風の影響を受けやすいことも片流れ屋根の欠点です。

吹き上げ現象: 傾斜の低い側から強い風が吹き付けた場合、屋根全体に上向きの力(揚力)が発生しやすくなります。これにより、屋根材が強風にあおられて浮き上がったり、剥がれたりするリスクが高くなります。

片側の壁面が高い構造のため、特に風の強い地域では、風圧や巻き上げの力(揚力)が強く作用し、屋根材が浮き上がったり、剥がれたりするリスクが他の屋根形状より高いとされます。

太陽光パネルの設置方向が限定される

太陽光パネルを設置するのに最適な屋根形状ですが、そもそも傾斜面が南側以外(例えば北側)を向いてしまった場合、発電効率のメリットは享受できません。

土地の形状や道路の方角を考慮し、屋根の傾斜面が最も効率的な向きになるよう、建物の配置を入念に計画する必要があります。

なぜ片流れ屋根は雨漏りしやすいのか?構造的な3つの原因

デメリットにもありました雨漏りリスクですが、片流れ屋根で雨漏りが起きる主な原因は以下の3点に集約されます。

全ての雨水が一箇所に集中する「排水負荷の集中」

切妻屋根や寄棟屋根は雨水が複数の方向に分散して流れますが、片流れ屋根は屋根全面の雨水が必ず低い側の一箇所(軒先と雨樋)に集中します。

豪雨や台風の際、その集中した水量が雨樋の許容量を超えてオーバーフロー(あふれ)が起きやすくなります。雨樋に落ち葉やゴミが溜まっていると溢れた水が外壁や軒裏を伝って、そこから建物内部への浸水リスクが高まります。

弱点となる「棟(むね)」の構造的な問題

棟とは、屋根の一番高い頂上部分です。片流れ屋根では、棟の部分が屋根材と外壁の取り合い(接合部)になることが多く、水の流れが複雑になります。

この棟部分やケラバ(屋根の端)の板金部分の処理や防水シートが不十分だと、強風による雨水の吹き上げや、複雑な形状の隙間から水が浸入する最大の弱点となります。

屋根勾配が緩すぎる

デザイン重視で勾配を緩くしすぎると、雨水の流れが悪くなり、屋根材の重なり部分(ジョイント)に水が滞留。

その結果、毛細管現象で内部に水が吸い上げられ、長期的に下地を傷めてしまいます。

実際に起こる!片流れ屋根での雨漏り

屋根の最高部【棟部】からの吹き込み・伝い水

片流れ屋根は、勾配の高い側の端(棟部)が外壁と直角に近い形で接合されています。

原因: この屋根と外壁の取り合い部分が構造的に風雨に弱く、台風や強風時などに雨が吹き込みやすい隙間となりがちです。また、この取り合い部分の板金やシーリング材が経年劣化すると、内部に雨水が浸入し、野地板を伝って屋根裏や天井に漏れ出すケースが非常に多く報告されています。

施工不良も雨漏りの原因としてよくあります。棟板金と外壁の取り合い部(接合部)の処理が不十分や、棟板金の下にある防水シート(ルーフィング)の立ち上げ処理が不十分だったり、板金自体の加工精度が低かったりするなど、施工の「甘さ」が直接的な原因ともいえます。

データ: 新築住宅の瑕疵(かし)保険のデータでも、片流れ屋根の雨漏り事故は他の屋根形状に比べて圧倒的に多く、そのうち約50%がこの棟部からの浸入であるという報告もあります。

低い側の軒先【雨樋】のオーバーフロー

雨樋は片流れ屋根の低い側に一箇所だけ設置されることが多いため、雨水が集中します。

原因: 降雨量が全て一方向の雨樋に流れ込むため、特にゲリラ豪雨や台風などの大雨の際、雨樋の排水能力を超えてしまい水が溢れ出します(オーバーフロー)

被害: 溢れた大量の雨水が軒天(軒の裏側)や外壁を伝い、構造材を濡らしたり、外壁のシーリングの劣化箇所から建物内部に浸入したりして、雨漏りを引き起こします。また、雨樋に落ち葉やゴミが詰まるだけでも、同様にオーバーフローの原因となります。

片流れ屋根の雨漏り解決方法

棟・ケラバの「二重防水」再構築工事

雨漏りが棟(頂上部)やケラバ(屋根端)の接合部から起きている場合、板金内部の防水層が破綻しています。

既存板金の撤去と下地補修

既存の板金や劣化した下地材(貫板など)を撤去し、腐食した木材があれば交換します。

防水シート(ルーフィング)の再施工

棟や外壁との取り合い部分で、屋根材の下に「透湿ルーフィング」を巻き込み敷き、壁面に対ししっかりと立ち上げます。この「二次防水」を完璧に施工することで、万が一、板金の下に水が回っても内部への浸入を防ぎます。

高精度な板金加工と設置

耐久性の高いガルバリウム鋼板などで、水の逆流や吹き込みを防ぐ複雑な形状に高精度に加工した板金を設置し直します。隙間を生まないプロの技術が求められます。

片流れ屋根は特に注意!台風が来る前にチェック

片流れ屋根を安心して使い続けるには、次の3つを意識しておくのがおすすめです。

1.雨樋の清掃は年1回が理想

片流れ屋根の排水は一方向に集中するため、雨樋の詰まりは大敵。年1回の清掃で、雨漏りリスクを大きく減らせます。

特に、北側や樹木の多い環境は落ち葉が溜まりやすいため要注意です。

2.外壁との取り合い部分をメンテナンスする

雨漏りのほとんどは、「屋根と壁の境目」で起こります。

ここは外から見ても分かりにくいので、専門業者による点検をおすすめします。

シーリングの切れや板金の浮きがあれば、そこから水が侵入します。

屋根点検時には、必ず雨仕舞い(あまじまい)処理を確認してもらいましょう。

3.塗装メンテナンスで防水性能を保つ

片流れ屋根は日射を受けやすく、温度変化による膨張収縮が起きやすい構造です。

屋根塗装はただの見た目のためではなく「防水の維持」のためでもあります。

そのため【遮熱性の高い塗料】【伸縮性のある防水塗料】を選ぶことで、ひび割れや防水層の劣化を抑えられます。

片流れ屋根は10年前後を目安に塗り替えを検討するのが理想です。

片流れ屋根を長持ちさせるには“定期点検”が一番の近道

片流れ屋根は、デザイン性と機能性を高次元で両立した、非常に魅力的な屋根形状です。

そのメリットを最大限に享受し、デメリットを回避するためには、片流れ屋根の特性を熟知した専門業者に依頼することが何よりも重要です。

だからこそ、

● 雨樋の清掃

● 外壁との接合部チェック

● 定期的な塗装・防水点検

この3つを習慣にしておけば、長く安心して暮らせます。

「雨漏りは放置すればするほど修理費が上がります」

早めの点検が、結果的に一番の節約になります。

シャインは流山市・柏市の屋根リフォーム・雨漏り専門店です

有資格者による確かな診断力を武器に、お客様に最も合った提案をさせていただきます。

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