吉川市 外壁付帯塗装工事【木材用ステイン塗料「ナフタデコール」を使用して木材特有の質感を残した塗装】
2025.03.26 (Wed)
埼玉県吉川市 I様邸 施工データ
工事内容 | 外壁塗装・付帯塗装・屋根板金補修 |
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施工カラー | |
築年数 | 13年 |
メーカー・商品 | 外壁塗装:インディフレッシュセラ カラー:IF8223 付帯塗装:ナフタデコール カラー:パイン ファインパーフェクトトップ カラー:ライトグレー |
外壁使用塗料 | インディフレッシュセラ カラー:IF8223 塗料の特徴はこちらから! |
担当者より
この度、吉川市I様邸の外壁付帯塗装工事をご依頼頂きまして、無事に完工致しました。
K様邸の外壁はモルタル外壁で、スタッコ吹付によって意匠性の高い外壁となっていました。
モルタル外壁は内部に湿気や水分を堆積しやすく「塗膜膨れ」を引き起こすリスクがあるため、中塗り・上塗りで使用する塗料は透湿性が重要になります。今回はインディフレッシュセラを使用しました。
また、玄関周りなどをはじめとする木部全般では、木材特有の質感を残すためにステイン塗料と呼ばれる木材専用の着色材で塗装を行いました。
外壁工事の概要
高圧洗浄
最大15Mpaの強い水圧で汚れを除去していきます。
洗浄工程は、必要に応じて薬剤等も使用しながら約1日かけて行われます。経年によりこびりついた汚れをしっかりと除去していくことが、塗料の密着に繋がるからです。
美観性・耐久性に優れた美しい塗装を施すには、この洗浄作業を徹底することが大きなポイントになります。
外壁補修(クラック補修)
外壁にクラック(ひび割れ)が見られたため、専用のパテにて補修を行いました。
施工中
施工後
施工中
施工後
外壁塗装
I様邸は塗膜膨れしやすいモルタル外壁で、スタッコ仕上げによる意匠性があったため、
塗膜膨れ防止+意匠性塗料の『インディフレッシュセラ』で塗装、カラーはIF8223を使用しました。
【外壁全面】
下塗り
中塗り
上塗り
【門柱】
下塗り
中塗り
上塗り
「インディフレッシュセラ」は、高耐久性シリコン樹脂に1液水性反応硬化技術を組み合わせた塗料で、優れた耐久性が特徴です。
透湿性が高く、背面からの水分影響を緩和して塗膜膨れを抑制します。
また、つや消しの仕上がりになるため、落ち着いたマットな印象を作り出します。
屋根リフォーム工事の概要
高圧洗浄
外壁同様に強い水圧によって汚れを除去していきます。
屋根板金補修
ジョイント部分や釘頭のシーリング補修を行い、塗装をしました。
釘穴をそのままにしておくと、釘穴のわずかな隙間から棟板金の内部に雨水が入り込んで屋根材を劣化させてしまうことがあります。
釘頭にシーリングを盛り付けることで、隙間からの雨水がの侵入を防ぎます。
シャインではこの釘頭のシーリングを標準施工としています。
釘頭のシーリング補修
屋根板金塗装
ステイン塗料とは?
ステイン塗料とは、一言で説明すると「木材専用の着色材」です。
本来、木材をペンキなどで塗装すると木目や節が塗料で塗りつぶされてしまいますが、ステイン塗料は木材に浸透させて着色させるため、木目などの木材特有の質感を残しながら塗装することができます。
ステインとは英語で「染み」という意味で、一般的にはワインやコーヒーなどの着色汚れのことを指します。
ステイン塗料の種類
ステイン塗料は、油性と水性の2種類に大きく分けられますが、一般的には油性タイプが主流となっています。
油性ステイン
油性ステインは、樹脂と溶剤、染料・顔料などを含んだ塗料です。
粘度が低くサラサラとしているので塗りやすく、また木材への浸透力も強いため速乾性があり、しっかりと着色して色持ちが良いことが特徴です。
しかし、溶剤塗料ならではの独特なシンナー臭が強いため、作業時はしっかりとした換気をするなど近隣住民への配慮が不可欠です。
塗装後に若干の艶が出ますが、塗装のような艶感を出すには上からニスを塗るかクリヤー塗装を重ねる必要があります。
油性ステインがおすすめのケース
木目や節など、木材ならではの質感を重視した仕上がりにしたい場合は、油性ステインがおすすめです。
塗り重ねても木目を塗りつぶすことがなく、木材の風合いを損なわないためです。
水性ステイン
水性ステインは、樹脂と水、顔料を含んだ塗料です。油性ステインに比べて色ムラが出来やすいという特徴があり、2回以上塗ることでムラが目立ちにくくなりますが、塗り重ねるほど塗料の色が濃くなるため木目などの意匠性が分かりにくくなります。
ただ、シンナー臭が無く、塗装用具も水で洗うことができるため、作業性に優れている点がメリットです。
水性ステインがおすすめのケース
木材の質感よりもカラーを重視したい場合は水性ステインがおすすめです。
鮮やかな色展開が多く、また重ね塗りすることで色味が濃くなっていくのも風合いの一つです。
ステイン塗装時の注意点
ステイン塗料の役割はあくまで着色であるため、建材(木材)への保護機能はほぼ無く、またステインを塗っただけでは色移りや拭いた際に色落ちが起こる可能性があります。
これらのリスクを避けるため、また防水機能がなければすぐに腐食してしまう木材を保護するためにも、ステイン塗料を使用して塗装を行う場合は、上からニスやクリヤーの塗料を重ねて保護機能がはたらくようにしなければなりません。
また、塗装の際には入念なケレン作業が重要です。木材の表面に汚れや傷などがあると、ステイン塗料の浸透量に違いが出て色ムラの原因になってしまいますので、必ずケレン作業で表面をきれいにします。
付帯工事の概要
木部塗装
丁寧にケレン作業を行ったのち、ステイン塗料(ナフタデコール カラー:パイン)にて塗装を行いました。
【窓枠】
ケレン作業
塗装
【鼻隠し】
ケレン作業
塗装
【破風板】
塗装
【玄関ドア】
ケレン作業
塗装
完成
その他付帯塗装
鼻隠しの塗装
水切りの塗装
完成
最後に点検をして完成です。
塗装をしないコンクリート床などは高圧洗浄で長年の汚れをきれいに落としました。
吉川市のI様、今回の外壁付帯塗装工事では大変お世話になりました。
アンケートにも丁寧にお答え下さり、ご満足との評価もいただけて大変嬉しく思います。
今後とも引き続き、シャインを宜しくお願い致します。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!