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メンテナンス成功のカギは適切な塗料とメンテナンス方法の選定!東栄住宅の外壁と屋根の標準仕様・特徴やメンテナンス注意点などを徹底解説

みなさんこんにちは!

流山市・柏市の屋根リフォーム・雨漏り専門店のシャインです!

皆様、先日の台風は大丈夫だったでしょうか?そこまで激しい雨風も無く良かったです…

さて、遂に今日から6月ですね!夏バテに負けず、水分をしっかりと取りながら頑張っていきましょう!

さて、本日のテーマは【東栄住宅の特徴・メンテナンスでの注意点についてです!

東栄住宅の住宅のメンテナンスでの注意点

東栄住宅は飯田グループホールディングス株式会社の完全子会社で、飯田グループの中で唯一「長期優良住宅」の認定を受けているハウスメーカーです。

長期優良住宅認定は耐震性や省エネルギー性などの様々な基準をクリアした住宅のみが受けられる認定ですが、東栄住宅の住宅は取得率94%というハウスメーカー全体でもトップクラスの認定数を誇ります。

「まっすぐまじめな家づくり」をコンセプトに、高品質で暮らしやすい住宅を低価格で提供しています。

そんな東栄住宅にお住まいの方、またはご近所の住宅などが東栄住宅という方も多いのではないでしょうか?

東栄住宅のお住まいには、東栄住宅ならではの様々な特徴があります。今回は東栄住宅の特徴をご紹介しながら、知って損はないメンテナンスの注意点なども解説していきます!

木造軸組工法と2×4工法を階数によって使い分けることで高い耐震性を実現

東栄住宅の建築工法は、「木造軸組み工法」「2×4工法」の両方を標準仕様としています。2階建ての住宅には「木造軸組工法」を、3階建ての住宅には「2×4工法」を採用しており、階数によって建築工法を使い分けています。

2×4工法とは?

2×4工法とは、約2インチ×4インチの大きさの枠組みに構造用合板を接合して作られた計6枚のパネル(壁パネル4枚+床パネル1枚+天井パネル1枚)によって作られた箱状の構造体で建物を構成する工法です。

外部からの力を「面」で受け止めるため、力が均一に分散されて一点に集中する事が無く、歪みや捻じれによる建物の変形を防ぎます。※枠組みの大きさによって2×6や2×8などもあります。

また、東栄住宅の木造軸組工法は独自の構造によって従来のデメリットであった「歪みやすさ」を改善し、耐震性に優れた構造体を実現しています。詳しくは以下にて解説していきます!▽

木造軸組工法と耐力壁のハイブリッド構造

東栄住宅では、ベースを木造軸組工法として、部分的に構造用面材を使用することで躯体の強度と耐震性を上げています。

木造軸組工法とは日本で古くから採用されている、柱(縦材)・梁(横材)・筋交い(補強材)の3種類の建材を組み合わせた骨組みによって建物を支える建築工法です。

しかし、外部の力が骨組みの接合部に集中するため、水平方向の力(地震の横揺れなど)によって歪みや捻じれが発生しやすいというデメリットがあります。

そこで東栄住宅は、建物の外周部に構造用面材による耐力壁を設置し、外部からの力を面で受け止める構造にしました。

そうすることで外力は建物全体にバランスよく分散されるため、地震や台風などの水平方向の力に対して捻じれや歪みを生み出しにくい安定した構造を実現しました。

剛床工法で水方向の力に強く

一般的な床工法は角材(根太)の上から床板を貼る「根太工法」ですが、この工法は水平方向の力に弱く、捻じれや歪みが生じやすいというデメリットがありました。

床面が歪みやすいと建物全体が捻じれやすくなってしまうため、床の強度は建物の耐震性に大きな影響を及ぼします。

東栄住宅では根太を使用せず、代わりに厚さ24mmの構造用合板を梁に直接留め付け、梁と床を一体化させた「剛床工法」を採用しています。

この工法では床面全体で力を受け止めることで水平方向の力に強い対抗力を発揮し、床の歪みや捻じれを抑えて建物全体の耐震性を高めます。

適切な接合金物を採用

接合金物にも様々な種類があります。適材適所で選択することで、金物本来の耐震力を存分に発揮することができます。

東栄住宅の外壁の特徴

東栄住宅の外壁の標準仕様は窯業系サイディングです。

窯業系サイディングは、現在日本で使われている外壁材の中で最も普及率が高く、全体の約8割を占めると言われています。名称にある「窯業系」というのは、製造工程の中で窯の中で高熱処理を施すことから名付けられています。

工場での大量生産が可能で単価が安い傾向にあるため初期費用が安く、それでいて耐震性や防火性も申し分ないため外壁材としての総合力が非常に高いのが特徴です。

そして、この品質の高さを低価格で提供できるというコストパフォーマンスの良さが窯業系サイディングの最大の強みです。

意匠性のバリエーションも豊富で、レンガ調や木目調など数多くの種類から好みのデザインを選べます。

窯業系サイディングのメンテナンス注意点

建材自体には防水性が無いため塗装の劣化には要注意

窯業系サイディングは外壁材自体に防水機能が無いため、塗装を施すことではじめて防水性を備えることができます。

よって、塗膜が劣化してしまうと防水機能が働かなくなって湿気や水分がどんどん外壁内部に吸収され、外壁材を傷めたり雨漏りなどの外壁材自体の劣化を引き起こします。

これらの劣化は外壁の機能や美観を損なうだけでなく、重度の雨漏りや凍害(外壁の水分が凍結融解を繰り返してひび割れを起こすこと)を引き起こしてしまうと最悪サイディングの張り替えという事態にもなりかねません。

塗装メンテナンスと張り替えでは掛かる費用が全く違います。費用を抑えるためにも、塗膜の剥がれや割れなどの劣化症状が少しでも見られた場合は、すぐに補修やメンテナンスを行うようにしましょう。

塗膜の劣化症状には以下のものがあります。▽

緊急性が高いもの

・構造クラック

クラック(ひび割れ)のうち、幅0.3ミリ以上、深さ4㎜以上のクラックのことを構造クラックと言います。

地震の揺れや強い衝撃などによって発生しやすく、主に柱や梁の近くで見られます。割れ幅が大きいため水分を吸収しやすく、放置していると後に大きな劣化に繋がってしまいますので早めの対策が必要です。

・表面剥離(塗膜の剥がれ)

窯業系サイディングは塗装で防水性を補っていると先述しましたが、完璧に水分の侵入を防げる訳ではないため、経年によって少しずつ吸水してしまいます。

そして、水分を含んだ状態が長期間続くと、塗膜の表面剝離(剥がれ)が起こってしまうことがあります。

剝がれた箇所から水分が浸入すると内部構造部分の腐食などを引き起こします。躯体の強度にも関係してしまうので、早めの補修が重要です。

緊急性が比較的低いもの

・ヘアークラック

クラック(ひび割れ)のうち、幅0.3ミリ以下で、まるで髪の毛のような細いクラックのことをヘアークラックと言います。

細く浅いひび割れのため建物の構造内部まで影響を及ぼすことは無く、メンテナンスの緊急性は低いと考えられます。

・チョーキング現象

チョーキング現象とは外壁を指でこすると白い粉が付く現象です。

この白い粉の正体は実は劣化して粉状になった顔料で、チョーキング現象が起こるということは塗膜が紫外線によって劣化し始めているというサインになります。

メンテナンス時期の指標としてよく挙げられますが、劣化症状がチョーキングだけであれば今すぐ重大な問題に繋がるような緊急性はないと考えられます。

ただメンテナンスに適しているタイミングではあるため、一度点検などを依頼して外壁全体の劣化状態を確認するのもおすすめです。

・カビ・コケの発生

カビやコケは基本的に外壁の中で日当たりが悪く湿気が籠っている箇所に発生します。

湿度の高いところに発生するため、カビやコケのある箇所は塗膜が常に湿った状態になっています。すると外壁材も常に湿気を含んで傷みやすくなってしまいますので、緊急性は無いものの、長期的に放置し続けるのは危険です。

シーリングメンテナンスのタイミング

サイディングボードは「目地」と呼ばれるボード同士の隙間に緩衝材の役割としてシーリング剤が注入されていますが、このシーリングは気温の変化や天候によって膨張→収縮を繰り返しているため劣化しやすい傾向にあります。

シーリングの劣化症状には剥離(剥がれ)・収縮(肉痩せ)・破断(ひび割れ)などがあり、これらによって出来る隙間から内部に雨水が侵入し、雨漏りやサイディング自体の劣化を引き起こしたり、外壁材の割れ・反りなどの原因になってしまうこともあります。

シーリングの収縮


シーリングの破断


シーリングの剝離

シーリングの寿命は平均10年前後、早いものだと5年程度と言われており、メンテナンス頻度が10~15年に一回と言われているサイディングボードよりもシーリングの方が耐用年数が短く、

ほとんどの場合外壁材よりも早く劣化が進んでしまうので外壁の状態に関わらず新築から10年以上が経過したら一度メンテナンスを行うことを推奨しています。

また、シーリングのメンテナンス時に外壁の塗装メンテナンスも同時に行うと、足場代を一度で済ませることが出来るのでおすすめです。

使用してはいけない塗料がある!

窯業系サイディングの塗装メンテナンスで使用してはいけない塗料はズバリ「弾性塗料」です。

弾性塗料は塗膜が柔らかく伸びやすいためひび割れなどが発生すると塗膜が追従してひび割れを表面化させずに防いでくれるという特徴があります。

この特徴を聞くと「ひび割れを防いでくれるのなら塗膜の劣化が命取りの窯業系サイディングにはむしろピッタリなのでは?」と思う方もいらっしゃるでしょう。

しかし、弾性塗料は通気性が低く、さらに塗膜が柔らかいため湿気を逃がさずに塗膜が膨張してしまうのです。

窯業系サイディングは蓄熱性を持っているため、夏場などは外壁の表面に熱が籠って高温になります。

サイディングの内部に少なからず吸収されている水分は温められると水蒸気となり外壁の外へ排出されますが、ここで通気性の低い弾性塗料で塗装をしてしまうと水蒸気は外に出るために外壁表面で温められて柔らかくなった弾性塗料の塗膜を押し出します。

そうすると、下の画像のように塗膜が空気を含んでポコポコと膨らんでしまいます。これを「塗膜膨れ」と呼びます。

塗膜膨れ

塗膜膨れを防ぐためには弾性塗料を使用しないこと、また、外からの雨水などの水分の侵入はブロックしつつ、内側からの湿気はしっかりと排出することができる「透湿性」を持つ塗料を使用することが重要です。

しかし、この窯業系サイディングの特性について知識が無いため弾性塗料を進めてくる業者も稀にいます。間違った塗料の選定で施工不良を起こさないためにも、知識が豊富な業者に適切な提案をしてもらいましょう。

東栄住宅の屋根の特徴

東栄住宅の屋根の標準仕様は、アスファルトシングルです。

出典:田島ルーフィングHP

アスファルトシングルとは北米の方で100年以上前から使用されている定番の屋根材で、日本では2007年より住宅への適用が可能となりましたが、まだあまり普及されていません。

ガラス繊維で出来た基材にアスファルトを浸み込ませ、表面に仕上げとして石粒を吹き付けたもので、柔らかいシート状になっているためカッターなどで切って接着剤と釘で固定して施工することができます。

北米ではDIYする方も多いようですが、屋根に上るのは非常に危険な行為ですので必ずメンテナンスの際は専門家にお願いしましょう。

アスファルトシングルのメンテナンス注意点

塗装は微妙?適切なメンテナンス方法とは

アスファルトシングルのメンテナンス方法の選択肢は、塗装・屋根カバー工法・屋根葺き替え工法とありますが、基本的にシャインでは塗装でのメンテナンスはおすすめしていません。

なぜなら、塗り替えをしても耐久性の向上にはほぼ影響がないからです。

アスファルトシングルは基材にアスファルトを染み込ませた屋根材で、アスファルトは溶剤系(油性)塗料で塗装すると溶け出てしまうので、塗装の際には必ず水性塗料を使用しなくてはなりません。

しかし、屋根材のメンテナンス塗料として推奨されているのは水性塗料よりも耐候性の高い溶剤系(油性)塗料であり、水性塗料しか使用できないのであれば耐久性の向上はおろか、むしろ耐候性が下がってより劣化が起こりやすくなってしまうため、意味のない施工となってしまうのです。

逆に、塗装メンテナンスが活きるのは美観性を上げたい場合です。汚れや色あせなど見た目の状態が気になる方は塗装メンテナンスでも特に問題はありません。ただ、上記で解説したリスクが伴うことは理解しておきましょう。

そして、アスファルトシングルのおすすめのメンテナンス方法としてシャインが推奨しているのはカバー工法または葺き替え工法です。

カバー工法


葺き替え工法

カバー工法は既存の屋根材の上から新しい屋根材を被せる(カバーする)施工方法で、古い屋根材の撤去や処分費用が掛からないため、葺き替え工法よりも比較的安価に、そして短期間で施工を行うことができます。ただ、既存屋根材のさらに内部の防水シートや野地板が傷んでしまっている場合は適用できない可能性があります。

葺き替え工法は古い屋根材をすべて撤去して新しい屋根材を設置する施工方法で、ほぼ新築のような仕上がりになります。しかし、先述したように費用や手間がかかるため、金銭面と時間に余裕が必要な施工です。

実際の屋根の状態や立地環境などによってもメンテナンス方法は異なるため、まずは信頼できる業者に点検を依頼して適切な提案をしてもらいましょう。

施工技術のある職人に依頼しよう

アスファルトシングルはシート状の屋根材を隙間なくしっかりと接着させる施工技術が必要であり、軽くて薄いため接着が甘いと台風や強風で剝がれてしまう可能性があります。

また、これはアスファルトシングルに限らずスレート屋根の場合などにも該当しますが、塗装メンテナンスを行う際には、屋根同士の重なる部分に水や湿気の出入口となる隙間を作る「縁切り」という作業が必要になります。

施工前と全く同じ仕上がりになるというのは難しいのですが、この作業が不十分だと屋根の内部に水分が溜まって雨漏りや腐食の原因となってしまいます。

出来ればアスファルトシングルの施工経験があり、しっかりとした技術のある職人に施工してもらうと良いでしょう。

メンテナンスは結局どこに頼むのが良いの?

東栄住宅の建築構造、外壁・屋根の標準仕様のメンテナンス注意点について解説してきました。

東栄住宅の外壁は窯業系サイディングでした。外壁材の防水性が無いため、防水機能を担っている塗膜の劣化が命取りとなります。

屋根材はアスファルトシングルでした。塗装メンテナンスも可能ですが、耐久性の向上にはつながらないためカバー工法か葺き替え工法がおすすめです。

窯業系サイディングは使用する塗料の選定が重要であり、またアスファルトシングルも屋根材の剝離を防ぐためにきちんと知識と技術の備わった業者・職人に依頼することが肝心です。

確かな技術力を備えた信頼出来る業者を選ぶところから工事は始まります。メンテナンスをしてくれる業者選びというのは本当に重要なものなのです。

ハウスメーカーと弊社のような塗装屋のそれぞれのメリット・デメリットをまとめました。自分の希望に合うのはどちらなのか、業者を決める参考になればと思います!

ハウスメーカーのメリット・デメリット

ハウスメーカーに依頼する最大のメリットは何と言っても「家を建ててもらったところに依頼をする安心感」です。

信頼度やブランド力も含めて一番安心できるでしょうし、改めて業者を探す手間も省けます。

また、メーカーによっては延長保証を設けているところもありますので、工期が長引いても安心です。

デメリットとしては、施工を下請け業者に依頼するため、中間マージンが発生するぶん、他より費用がかなり高額な点です。

場合によってはさらその下に塗装会社が入って『孫請け』となることもあり、施工は別会社に依頼するため、ハウスメーカー自身の担当者は塗料や基材の知識が浅いこともよくあります。

外装工事で最も大切なことは、

『下地処理の技術力』『塗料と基材の相性に関する知識』です。

下地処理がしっかりできていないと、どんなに良い塗料を使用していてもわずか数年で塗膜が剝がれてしまい、また塗装をする羽目になってしまいます。

そしてこのような事例・ご相談は比較的多いというのが現状です。

そして、塗料と基材(外壁材や屋根材)の相性の知識があまりない業者の場合、専用の下塗り塗料を使用しなければいけない場面で一般的な下塗り塗料での塗替えで施工されることもあります。

先述しましたが、この知識が不足している業者に依頼してしまうと施工不良の原因に繋がります。

シャインの特徴

弊社シャインはとにかく『豊富な知識による質の高い施工』を大切にしています。

有資格者による確かな診断力を武器に、お客様に最も合った適切な施工を提案させていただきます。

さらに、知識をアップデートしていくために、最新の建材や施工方法などの研修を定期的に実施し、製品に関しては自社でしっかりと実験をしているので、カタログだけでは分からない情報をお伝えすることができるというメリットがあります。

ただ、品質重視のため施工期間が通常よりも長くなってしまうことがありますので、工事内容にもよりますが、短期間での施工を希望している場合には少しデメリットになってしまうかもしれません。

最後に

今回は、東栄住宅の標準仕様と、東栄住宅ならではの特徴やメンテナンスでの注意点などをご紹介させていただきました。

東栄住宅の外壁は窯業系サイディングで、塗膜の劣化を見つけたら早めに補修をすると共に、塗装メンテナンスの際は透湿性の高い塗料を使用することが大切です。屋根材はアスファルトシングルで耐久性を上げるためにはカバー工法又は葺き替え工法でのメンテナンスがおすすめです。

そして、それぞれ10~15年に一度くらいのペースでの定期的なメンテナンスが何よりも大切です。美観性と塗膜や外装材の性能を維持するためには欠かせないことなのです。

また、メンテナンスの際にはしっかりと現場を熟知した知識と技術のある業者に依頼することが成功のカギとなります。

東栄住宅にお住まいの方、これから東栄住宅でお家を建てる予定の方などの参考になれば幸いです!

シャインは流山市・柏市の屋根リフォーム・雨漏り専門店です

有資格者による確かな診断力を武器に、お客様に最も合った提案をさせていただきます。

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外壁塗装や屋根リフォームは、初心者の方にとっては不安な事も多いだろうと思います。

シャインでは、そんなお客様の疑問や不安に寄り添えるように、具体的で丁寧な説明・対応を心掛けております。

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