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クラック(ヒビ割れ)に強い外壁塗料はなんですか?|埼玉県春日部市

ご質問

埼玉県春日部市の者です。

我が家の外壁には、かなり大きなクラックが3ヶ所ほど入っていて、外壁の塗装をお願いしています。
前回外壁塗装したのは、15年前で2回目の塗装になります。
業者からは、シリコンかシリコン遮熱か、フッ素かフッ素遮熱か?4種の中から選んで欲しいと言われています。
全てがエスケー化研の塗料で見積もってきました。
主人は、なるべく長持ちするように一番価格の高いフッ素遮熱が良いのでは?と言っていますが、
かなり幅の大きなクラックが地震により発生しているので、クラックを修復して塗装する場合に一番最適な塗料が良いのでは?と考えています。
フッ素は、ひびに弱いというのでシリコンの方が良いのでは?と思っていますが、遮熱にしておいた方が長持ちしますか?

お答え

ご提案の業者から掘り下げた専門的なご説明がされていないから迷ってしまうんですよね?

まず誤解の無いように補足させて頂きます。
シリコンでもフッ素でも同じことが言えますが、上塗りの弾性性能だけで大きなヒビの再発を防ぐ事は出来ないんです。

カタログに記載されている「ヘアークラックに追従」ですとか、「柔軟性」、「可とう性」などの表現はほぼ目に見えるか見えないかの微細なクラックの事を示しているからです。

ヒビ割れに対して長期的なメンテナンスを重視した塗り替えをお考えならば、塗膜の伸び率を気にする必要がございます。
SK化研のクリーンマイルドフッ素も硬化剤を弾性硬化剤に変えると弾性型になります。
ただし、それだけではヒビ割れ追従性は向上しません。
必ず中塗りに、ソフトサーフSGのような微弾性フィラーではなく、レナフレンドやレナエクセレントなどの高弾性アクリルゴム塗材をマスチックローラー仕様か吹付仕様にして厚付し、ゴム膜を形成した上に弾性上塗りを使用する必要がございます。
トータルで最低5回塗は必要になりますが、JIS A 6021建築用塗膜防水仕様の規格に相当します。
レナエクセレントの塗膜の伸び率は約400%を有し、塗膜厚が適正ならかなりのヒビ割れ追従性を確保できます。

SK化研のカタログの塗装仕様表にも書いてあるはずですので、熟読してみてください。

大きなヒビ割れ追従性は上塗りの耐久性、耐候性、弾性適性では決まらないという事だけはご理解頂けたかと思います。

弊社で取り扱っている超耐久上塗りで、且つ高弾性仕様に出来る塗料は日本ペイントの「アプラウドシェラスターNEO」が最上級です。
フッ素よりも長持ちする系統の「無機ハイブリッド塗料」に該当します。
無機塗料についてはこちらでも解説しておりますので、ぜひご覧ください。
これなら長期的に高弾性膜と超耐候性の両方の機能が得られますのでひび割れた外壁の弱点を克服させる事が出来るはずです。

かなりの高級仕様になってしまうとは思いますが・・・。(^_^;)
インターネットで「アプラウドシェラスターNEO」と検索して頂ければ、日本ペイントのホームページより詳細なカタログをご覧いただけます

遮熱だから長持ちとかはまず気にしないで良いと思います。
付加価値程度にお考え頂ければ良いと思いますよ。

その他の専門知識編Q&Aはこちらをご覧ください!

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