柏市 外壁塗装・付帯塗装【下塗りが大切!ALCパネルの外壁をダイヤセラコートアクアで塗装】
2023.10.19 (Thu)
千葉県柏市 S様邸 施工データ
工事内容 | 外壁塗装・付帯塗装 |
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施工カラー | |
築年数 | 築27年 |
メーカー・商品 | 外壁塗装:ダイヤセラコートアクア カラー:72 付帯塗装:一液ファインフッ素 カラー:ND-155 ケンエース カラー:N-90 |
外壁使用塗料 | ダイヤセラコートアクア カラー:72 |
担当者より
この度、柏市S様邸の外壁塗装工事をご依頼頂きまして、無事に完工致しました。
S様邸は築27年で、17~18年前に外壁塗装を行っており、今回は2回目のメンテナンスでした。
外壁はALCパネルで、特に目立った劣化症状は見られず良い状態でしたが、ALC外壁は通常のサイディングボードよりも目地が多いため、シーリング補修をしっかりと行いました。
外壁工事の概要
高圧洗浄
まず、最大15Mpaの強い水圧で汚れを除去していきます。
洗浄工程は、必要に応じて薬剤等も使用しながら約1日かけて行われます。経年によりこびりついた汚れをしっかりと除去していくことが、塗料の密着に繋がるからです。
美観性・耐久性に優れた美しい塗装を施すには、この洗浄作業を徹底することが大きなポイントになります。
シーリング補修(増し打ち)
目地部分のシーリングが劣化していたため、増し打ちで補修を行いました。
参考記事▽
外壁工事をするなら一度は耳にしたことがあるかも?シーリングについて徹底解説!
外壁塗装
外壁には、ダイヤセラコートアクアを使用、お色は72番を使用しました。
セラコートアクアは弾性塗料でありながらも優れた透湿性を持ち、さらに追従性、耐候性も兼ね備えた最強のシリコン塗料です。
ALCとは?
ALC外壁とは、「軽量気泡コンクリート」と呼ばれており、名前の通り内部に無数の気泡があるという点が最大の特徴です。
本来重量のあるコンクリートに気泡を入れることで軽量化を実現しており、その重さは鉄筋コンクリートの約1/4です。
コンクリート建材のため、燃えにくく、さらに耐久性にも優れていることから、ビルや商業施設などの大型建築物によく使用されています。
一方で気泡をしっかりと防ぐ塗装を行っていないと、吸水性が高いため雨漏りのリスクもあります。
ALC外壁の塗装における注意点
気泡の穴をきちんと埋める
ALCパネルには小さな気泡がたくさん開いていることで、水分を含みやすい性質があります。
下塗りの段階でこの穴をしっかり埋めておかなければ、穴から水分を吸収し内部が腐食してしまう恐れがあります。
また、下塗りで穴を埋められないまま上塗り塗装をすると、デコボコしているため塗料の付き方にムラができ、美観が損なわれる原因にもなります。
下塗材は高粘度のものを使う
パネルにヒビが入りそこから水が入り込んでしまうと、中に組み込まれた鉄筋が錆びることがあります。
そのため、ALCパネルの下塗りにはどろどろとした高粘度の下塗材を使用することをオススメします。
塗装時はシーリング材の点検も行う
ALCパネルの目地はシーリング材で埋めています。シーリングは経年劣化によってひび割れや肉痩せが起こり、その隙間から雨水が浸入して劣化に繋がります。
基本的に外壁塗装よりも寿命が短いため、外壁塗装の際に併せて点検を行うことをおすすめします。
特にALC外壁は他のサイディングボードよりも目地が多いため、その分定期的なメンテナンスが大切になってきます。
使用する塗料には要注意!
ALC外壁はその無数の気泡によって、水分を吸収しやすく、雨水が浸み込みやすくなっています。
よって、浸水による雨漏りなどのリスクを防ぐためには、防水性を重視して弾性塗料や防水塗料を選べば良い という情報がネット上には多く載せられていますが、実はALCパネルには弾性塗料や防水塗料の仕様はおすすめできません。
ALCには調湿効果があり、湿度が高い時は湿度を吸い、低い時は湿気を吐き出すというはたらきをします。
そんなALC外壁に防水塗料で塗装をしてしまうと、内部に侵入した水分や湿気を吐き出すことが出来なくなるため、塗膜膨れや剥がれの原因となってしまうのです。
また、溶剤系の塗料も同様に透湿性が低いため、湿気を内側に閉じ込めてしまい結露やカビの原因となります。
付帯工事の概要
完成
最後に点検をして完成です。
塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。
柏市のS様、この度の外壁付帯塗装の際は大変お世話になりました。
アンケートも丁寧にお答え下さって、ご満足との評価もいただけて嬉しく思います。
今後ともシャインを宜しくお願い致します。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!