柏市 外壁塗装・付帯補修・付帯塗装【雨漏りの原因にもなり得るベランダの笠木の補修・パーフェクトトップで外壁塗装】
2023.10.19 (Thu)
千葉県柏市 S様邸 施工データ
工事内容 | 外壁塗装・付帯塗装・付帯補修 |
---|---|
施工カラー | |
築年数 | 20年以上 |
メーカー・商品 | 外壁塗装:パーフェクトトップ カラー:K42-70H (特注色) 付帯塗装:ファインパーフェクトトップ カラー:ND-155 ケンエース カラー:N-90 |
外壁使用塗料 | パーフェクトトップ カラー:K42-70H (特注色) 塗料の特徴はこちらから! |
担当者より
この度、柏市S様邸の外壁屋根塗装工事をご依頼頂きまして、無事に完工致しました。
S様邸はモルタル壁で、各所に内部の木部(野地板)の動きに合わせて出たヒビが見られました。
また、ベランダの笠木部分で錆などの劣化症状が見られたため、腐食していた木部下地の交換を行いました。
外壁工事の概要
高圧洗浄
外壁塗装で最初の工程が高圧洗浄で、最大15Mpaの強い水圧によって約1日かけて洗浄が行われます。※必要に応じて薬剤も使用します。
こびりついた汚れをしっかりと除去していくことが、塗料の密着に繋がり、
美観性・耐久性に優れた美しい塗装を施すには、この洗浄作業を徹底することが大きなポイントになります。
外壁クラック補修
外壁の各所でクラック(ひび割れ)が見られたため、専用のパテで補修を行いました。
外壁塗装
S様邸の外壁はモルタル外壁で、『含水率(外壁がどれだけ水分を含んでいるかの割合)』が適正範囲を超えていたため、
塗装後数年で膨れ剥がれなどの不具合が発生するリスクを抑制するために透湿性に特化した塗料での塗装で施工しました。
中塗り・上塗りには『パーフェクトトップ』を使用しました。お色は特注色のK42-70H を使用しました。
パーフェクトトップは日本ペイントの新技術、「ラジカル制御技術」を用いた塗料です。
ラジカル(=塗料に含まれる酸化チタンに紫外線が当たり発生するエネルギー)が塗膜に触れるのを抑えて、紫外線による塗膜劣化を防ぎ、塗装の寿命を延ばします。
パーフェクトトップについて詳しくはこちら!▽
付帯工事の概要
ベランダ防水塗装
ベランダ笠木補修
①施工前
②笠木板金を取り外す
笠木板金を撤去すると、傷んでいる木部が露見されました。木材の下地材は長年の雨水の侵入により腐食してしまっていましたので、新しいものに交換していきます。
③新しい下地材を設置
④ルーフィング貼り
下地の上に防水処理としてルーフィング(防水紙)を貼りました。
⑤新しい笠木板金の取り付け
⑥手すりの設置
ベランダの笠木からの雨漏りに注意!
塀や手すりの最上部に被せる仕上材を笠木と言いますが、その中でベランダの笠木とは、ベランダの手すりが付いている手すり壁の上をカバーするために設置されている仕上げ材です。
雨漏りというと屋根や床から漏れてくるイメージをする場合が多いと思いますが、ベランダの笠木部分は紫外線による劣化や雨に晒されることが多いため水が入り込みやすく、
ベランダで起きる雨漏りの原因は実は笠木にあることが多いのです。
笠木の劣化を放っておくと、下の階の天井から雨漏りが起こったり、外壁に水が回って雨だれ汚れや塗装の剝がれ、黒ずみなどの症状が出てきてしまいます。
そして実際に雨漏りの被害が発生してしまった場合は、内部の下地材自体の交換が必要になってくるので費用もかさみます。
このようなメンテナンス費用を少しでも抑えるためにも、大きな劣化に繋がる前に対処できるように笠木の劣化症状や雨漏りの原因となるものを知っておくことが大切です。
ベランダの笠木から雨漏りが発生する原因
ビスや釘との隙間からの水の侵入
笠木を固定しているビスや釘が浮いてきたり、その周りに錆が拡がったりすると、その隙間から雨水が侵入し、雨漏りを引き起こします。
そして特に、真上から釘(ビス)でを打ち込んである笠木は、笠木下に設置する防水シートを貫通して打ち込まれている状態のため、水が釘を伝って内部に入り、下地材の腐食に繋がります。
新設時にはビスの上からシーリング材が充填されていますが、時間の経過と共にシーリングも劣化してしまいます。
また、側面でビスを固定している笠木に雨漏りのリスクはないのかというと決してそのようなことは無く、ビスが緩んでいると上から流れ落ちてきた水が隙間から浸入することがあります。
「我が家は側面から打ち付けられているので大丈夫」と安心せず、ビスが緩んでいないかなどのチェックもしておくと良いでしょう。
ジョイント部分のシーリング劣化
笠木のジョイント(繋ぎ目)部分の隙間はシーリングによって埋められていますが、シーリングは紫外線などによって劣化すると固くなって縮むため、
その隙間から内部に水が侵入することで雨漏りに繋がります。
シーリングの寿命は短いと3年程度、長くても7.8年程度と、笠木部分で最も劣化が早い部分のため、定期的なメンテナンスが必要です。
メーカーによってはパッキンやプラスチック材で隙間を埋めているタイプもありますが、こちらもシーリング同様に劣化するので、メンテナンスが必要なことには変わりません。
笠木自体の劣化
紫外線や太陽熱の影響を受け続けることで笠木自体が徐々に変形し、固定されている場所から浮いてしまうことがあり、その浮いた隙間から雨水が浸入してしまうことがあります。
また、笠木には板金が使用されていることが多いため、雨に晒され続けたことで錆びが進行して穴が開いてしまうと、そこから雨水が侵入します。
笠木の補修方法
シーリング補修
軽い雨漏りや下地材への被害がない軽微な劣化症状の場合は、ジョイント部分やビスの頭にシーリング材を充填して、防水施工を施します。
外壁塗装や他のメンテナンス工事と一緒にやると人件費分を削減できるのでおすすめです。
笠木交換
経年劣化による傷みが顕著な場合、笠木自体の取り換えが必要となります。
さらに、長期的雨漏りの症状が続いている場合は既に防水シートが破れてしまい下地材が腐食している状況である可能性が高いため、その場合は防水シートや下地材も一緒に交換する必要があります。
このような笠木の劣化による雨漏りは定期的なメンテナンスや点検により早期に発見し、適切な修理を行うことで防ぐことが可能です。
特に雨季や台風シーズン前にはチェックを行うことをお勧めします。
その他の塗装
完成
最後に点検をして完成です。
塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。
柏市のS様、この度の外壁付帯塗装・付帯補修の際は大変お世話になりました。
アンケートも丁寧にお答え下さって、ご満足との評価もいただけて嬉しく思います。
今後ともシャインを宜しくお願い致します。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!