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鎌ヶ谷市 外壁付帯屋根塗装【直貼り工法の難付着サイディングを塗料の選定に注意して外壁塗装】

2024.04.17 (Wed)

施工前BEFORE
施工後AFTER

千葉県鎌ヶ谷市 Y様邸 施工データ

工事内容 外壁塗装・付帯塗装・屋根塗装
施工カラー
築年数 不明
メーカー・商品 外壁塗装:ダイヤセラコートアクア カラー:37
屋根塗装:ファイン4Fベスト カラー:ダークグレー
付帯塗装:一液ファインフッ素UV カラー:黒
     ケンエースG2  カラー:N-90
外壁使用塗料 ダイヤセラコートアクア カラー:37
屋根使用塗料 ファイン4Fベスト カラー:ダークグレー

担当者より

この度、鎌ヶ谷市Y様邸の外壁付帯塗装工事をご依頼頂きまして、無事に完工致しました。

Y様邸の外壁は直貼り工法で施工された難付着サイディングでした。通気性の悪い状態になってしまっていたため、サイディングボードの蓄熱性によって塗膜膨れなどが発生することを防ぐために透湿性を確保した塗装を行う必要がありました。

屋根はスレート屋根で、コケの付着が大きく見受けられました。屋根材自体に大きな劣化は無かったため塗装でのメンテナンスをご提案させて頂きました。

外壁工事の概要

高圧洗浄

まず、最大15Mpaの強い水圧で汚れを除去していきます。

洗浄工程は、必要に応じて薬剤等も使用しながら約1日かけて行われます。経年によりこびりついた汚れをしっかりと除去していくことが、塗料の密着に繋がるからです。

美観性・耐久性に優れた美しい塗装を施すには、この洗浄作業を徹底することが大きなポイントになります。

シーリング補修(打ち替え・増し打ち)

シーリングに劣化が見られたため、目地部分を打ち替え、サッシ廻りを増し打ちにて補修を行いました。

目地シーリング打ち替え

目地シーリング打ち替え

サッシ廻りシーリング増し打ち

外壁塗装

下塗り

中塗り

上塗り

中塗り・上塗り塗料には、ダイヤセラコートアクアを使用、お色は37番を使用しました。

セラコートアクアは弾性塗料でありながらも優れた透湿性を持ち、さらに追従性、耐候性も兼ね備えた最強のシリコン塗料です。

難付着サイディングボードとは

現在最も普及している外壁材であるサイディングボードの中で、防汚効果のために表面に光触媒塗料や無機塗料、フッ素塗料などによる特殊なコーティング塗装が施されているものを【難付着サイディングボード】と言います。

特殊コーティングがされているサイディングボードはそのコーティングの効果によって従来の外壁材よりも汚れが付着しにくく色褪せにも強いため耐久性に優れています。

しかし、特殊コーティングの力は汚れだけでなく塗料にも効果を発揮するため、「塗料も」付着しにくくさせてしまいます。そのため、「難付着」サイディングボードと呼ばれているのです。通常のサイディングボードとは少し異なる性質を持っているため、塗装をする際には注意が必要です。

難付着ボードの見分け方

難付着サイディングボードは見た目では通常のサイディングボードと何ら変わりはありませんが、見分け方のコツを知っていれば素人でも見分けることが出来るので覚えておくと便利です。見分ける方法は大まかに3つあります。

1.チョーキング現象

チョーキング現象とは、劣化した塗膜の中の顔料が粉状になって表面に出てくる現象です。

外壁を手でこすってみた時に白い粉が付く場合はそれが顔料ですので、チョーキング現象を起こしているということになります。

しかし、難付着サイディングボードは耐久性が高く、そもそも塗膜の劣化が起きにくいためチョーキング現象が発生しにくいです。

サイディングボードの塗膜の劣化は10~15年前後から始まりますので、築10年以上経っている住宅でチョーキング現象が見られない場合は、難付着サイディングボードである可能性が考えられます。

2.建築数に注目

2001年を境に、難付着サイディングボードに塗布されている特殊コーティングが実用化されるようになりました。よって、それ以降に建てた住宅の場合、外壁に難付着サイディングボードを採用している可能性が高いと考えられます。

3.ラッカーシンナーで拭いても塗料が溶けない

ラッカーシンナーとは、塗料を希釈する(濃度を薄める)ために使うシンナーのことを言います。

タオルなどにラッカーシンナーを含ませて、外壁を擦ってみましょう。通常のサイディングボードであれば塗料が溶けて色が落ちますが、難付着サイディングボードでは色が落ちることはありません。

しかし、このやり方はもし外壁が通常のサイディングボードだった場合色落ちして美観を損ねることになってしまうので、外壁の隅などの目立たない箇所で行うようにしましょう。

下塗り塗料の選定に気を付けないと施工不良の危険が!

難付着サイディングボードは塗料が付きにくい性質があるため、一般的に使用されている下塗り材では十分に密着できずにすぐに剝がれてしまいます。そのため、下塗りでは必ず難付着サイディング専用の下塗り材(シーラー)を塗布する必要があります。

また、クリヤー塗装の場合、下塗り材が不要なのでクリヤー塗料がしっかりと密着するかを事前に塗布テストで確認しなければなりません。

シャインでも、JISで規定されている密着性・付着性を調べる試験、【碁盤目試験(クロスカット試験法)】を行って密着性を確認しています。

上の画像は難付着サイディングボードの下塗り塗料の比較実験です。左のパーフェクトシーラーが難付着サイディングボード対応の下塗り塗料なのですが、結果を見ると下塗り塗料によって塗膜の剥がれ具合が全く違います。

業者選びが重要

恐ろしい話ですが、数ある塗装業者の中には難付着サイディングボードの見分け方や、そもそも存在すらも知らない業者なども居るというのが現実です。

そのような業者が、上記で解説した下塗り塗料の選定のことなどを知っているはずがないでしょう。そして通常の下塗り塗料で塗装されてしまい、結果的に施工不良に繋がるというケースは少なくありません。

難付着サイディングボードの施工不良のほとんどは、塗装業者の知識不足による下塗り塗料の選定ミスなどによって起こっています。

このような失敗を避けるためにも、難付着サイディングの塗装メンテナンスをする際は知識が豊富で信頼できる業者を選ぶようにしなければなりません。

屋根リフォーム工事の概要

高圧洗浄

外壁同様に強い水圧によって汚れを除去していきます。

タスペーサー設置

屋根板金補修(シーリング補修)

棟板金はジョイント部分のシーリング補修を行い、浮いている釘の打ち込みを行った後、釘頭にもシーリング補修を行いました。

シーリングで釘穴のわずかな隙間を埋めることで雨水の侵入をシャットアウトして屋根材の劣化を防ぎます。シャインではこの釘頭のシーリングを標準施工としています。

全ての板金補修が完了したのち、塗装を行いました。

シーリング補修

浮いている釘の打ち込み

釘頭のシーリング処理

屋根板金塗装

屋根塗装

下塗り

中塗り

上塗り

屋根塗装には、『ファイン4Fベスト』を使用致しました。

ファイン4Fベストは耐候性が高く、防藻性・防かび性に優れた塗料で、屋外でも劣化しにくいのが特徴です。

太陽光の影響を受けにくいため長期的に光沢を保つことができるので、綺麗な状態を長く維持することが可能です。お色はダークグレーをお選びいただきました。

付帯工事の概要

付帯補修(鼻隠しのシーリング補修)

施工前

施工後

その他付帯塗装

鼻隠しの塗装

雨樋の塗装

軒天の塗装

完成

最後に点検をして完成です。

塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。

鎌ヶ谷市のY様、この度の外壁付帯屋根塗装工事の際は大変お世話になりました。

アンケートも丁寧にお答え下さって、ご満足との評価もいただけて嬉しく思います。

★お客様の声はこちらから!

今後ともシャインを宜しくお願い致します。

気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!

施工前、施工後写真

施工前BEFORE
施工後AFTER

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