柏市 外壁付帯塗装・屋根カバー工事【劣化の進んだスレート屋根をカバー工法で施工】
2024.04.17 (Wed)
千葉県柏市 M様邸 施工データ
工事内容 | 外壁塗装・付帯塗装・屋根改修 |
---|---|
施工カラー | |
築年数 | 築18年 |
メーカー・商品 | 外壁塗装:インディフレッシュセラ カラー:IF 9217 付帯塗装:ファインパーフェクトトップ カラー:黒・ND-155 屋根改修:ディプロマットスター カラー:エバーグリーン |
外壁使用塗料 | インディフレッシュセラ カラー:IF 9217 塗料の特徴はこちらから! |
屋根使用塗料 | ディプロマットスター カラー:エバーグリーン |
担当者より
この度、柏市M様邸の外壁付帯塗装・屋根カバー工事をご依頼頂きまして、無事に完工致しました。
M様邸の外壁はモルタル外壁で、スタッコ仕上げによる意匠性が特徴的でしたが、吹き付け塗装は凹凸に汚れが溜まりやすく、M様邸の外壁も汚れが目立つ状態でした。
モルタル外壁ということもあり、透湿性の高い塗料で塗装メンテナンスを行いました。
屋根はスレート屋根で、各所で欠けや割れが見受けられ、劣化が進んでいる状態でした。今後の耐久性を考えて、塗装ではなく金属屋根ディプロマットスターでのカバー工法をご提案させていただきました。
外壁工事の概要
高圧洗浄
最初の工程として、最大15Mpaの強い水圧で薬剤等も使用しながら汚れを除去していきます。
洗浄工程は、約1日かけてしっかりと行われます。経年によってこびりついた汚れをしっかりと除去することが塗料の密着に繋がるからです。
この洗浄作業を徹底することが美観性・耐久性に優れた美しい塗装を施すための大きなポイントなのです。
外壁塗装
M様邸は2色使いの塗装でした。ホワイト系の箇所には意匠性塗料の『インディフレッシュセラ』で塗装、お色は鮮やかな黄色のIF9217番を使用しました。
【ホワイト系】
【ブラック系】
「インディフレッシュセラ」は、高耐久性シリコン樹脂に1液水性反応硬化技術を組み合わせた塗料で、優れた耐久性が特徴です。
透湿性が高く、背面からの水分影響を緩和して塗膜膨れを抑制します。
また、つや消しの仕上がりになるため、落ち着いたマットな印象を作り出します。
屋根リフォーム工事の概要
役物撤去
今までの屋根に設置されていた板金とそれを固定していた貫板(芯木)を撤去します。
屋根に雪止めが設置されている場合は、雪止めも撤去します。撤去が完了したら屋根上の清掃をして細かなゴミなどを綺麗にします。
ルーフィング(防水シート)の貼り付け
既存の役物を撤去後、新しく防水シート(ルーフィング)を全体に敷いていきます。
塗装や金属屋根の施工が家を守る為に大切な要素である事は間違いありませんが、雨漏りはそれだけで完全に防げる訳ではありません。
台風などで吹き込むような雨水が侵入してきた際には、ルーフィングが特に家屋の木材部分に水が侵入するのを防ぎます。
雨水から家を守り、雨漏りを防いでいるのはルーフィングと言っても過言ではありません。
まさに『縁の下の力持ち』といえる存在なのです!
役物取り付け
防水シート(ルーフィング)を貼り付け後、鼻隠しなどの役物を先に取り付けます。
本体加工・取り付け
新しい屋根材を屋根の形に合わせながらカットして設置していきます。
今回新しい屋根材として、石付きガルバリウム鋼板のD’Sルーフィング『ディプロマットスター』で施工、お色はカフェを使用しました。
石付きガルバリウム鋼板のD’Sルーフィング『ディプロマットスター』は高い耐久性で「30年」という他社製品にはない保証期間を実現している屋根材です。
セラミックコートされた自然石粒により熱伝導率が低くなるので、夏のうだるような暑さ軽減に効果があります。
また、超軽量のため住宅への負担が少なく、耐震性に長けている点も大きな特徴です。
着色方法は陶器瓦などと同じ手法が採用されているため、メンテナンスフリーで長期的に色彩を維持することができます。
ディプロマットスターに関しては、こちらの記事でさらに詳しく解説しています!▽
棟下地・棟包の再設置
最初に取り外した既存の棟板金・棟包み等を再設置し、ジョイント部分や釘頭にシーリング処理を行います。
完成
カバー工法とは
屋根カバー工法とは屋根を全面補修する際の工法の一つで、文字通り「既存の屋根材の上から新しい屋根材を被せる(カバーする)」という施工方法です。
屋根の劣化状況によって、塗装では長期間の耐久性が期待できないような場合はカバー工法でのメンテナンスが推奨されます。上から被せるのは軽い金属屋根のため、耐震性に大きな影響は及ぼしません。
屋根の全面補修には他に「葺き替え工法」という既存の屋根材を撤去してから新しい屋根材を設置する工法がありますが、カバー工法では既存の屋根を撤去する工程が無いため解体費用や廃材撤去費用などがかからず、また工期も短いため費用を安く抑えることができます。
一方で、葺き替え工法は屋根材を撤去する際に屋根内部の点検や補修を行うことができるというメリットもあります。雨漏りなどの酷い劣化は見られないが屋根材を今後も長持ちさせるメンテナンスを行いたい場合はカバー工法がおすすめです。
屋根カバー工法のメリット
葺き替え工法よりも工事費用が安い
上記でも少し解説しましたが、カバー工法では既存屋根の解体や撤去処分作業が不要なため、それに必要な費用は一切かかりません。
解体費用や廃材撤去費用などは屋根全面で数十万程度かかり、決して安い額ではありません。さらに、アスベスト含有の屋根材はその健康被害の問題から、撤去処分費用に別途費用が加算されるため更に高額となり、撤去処分費だけでカバー工法の約1.5倍以上の費用がかかると言われています。
塗装メンテナンスに比べると初期費用はかかりますが、解体費用や廃材撤去費用がかかる葺き替え工法に比べてこれらのコストを抑えられるのがカバー工法の大きなメリットです。
また、屋根カバー工法は工期が約7日~10日程度で、工期が短いことも工事費用が安い理由の一つです。
断熱性が上がる
カバー工法で既存屋根に新しい屋根を重ねることで屋根が二重になり、多少の断熱効果が期待できます。
また、金属屋根の中には断熱材と屋根材が一体化型となっているものもありますので、そのような屋根材を使用するとさらに断熱性が向上すると考えられます。
カバー工法をおすすめできないパターン
瓦屋根など
カバー工法は下地がフラットな状態でないと工事できないため、既存屋根に大きな曲線や段差がある場合は施工できません。
凹凸や段差が数ミリ程度のスレートやアスファルトシングルなどの屋根は施工可能ですが、和瓦・セメント瓦などの表面に凹凸が多い屋根はカバー工法での施工は不可能です。
また、瓦屋根は屋根そのものが重いため、カバー工法をすることでさらに重量がかかり屋根に負荷を加えてしまうという点もカバー工法が出来ない理由の一つです。
野地板が傷んだ状態
カバー工法では、新しい屋根材を野地板という下地材に釘で固定します。よって、野地板が傷んでしまっている場合は屋根材がきちんと固定されない可能性があるため、カバー工法はできません。
屋根のメンテナンスを行うきっかけとして多いのが「雨漏り」の発生ですが、野地板は木材のため水分を吸収して腐食してしまうので、雨漏りが発生している場合は野地板もすでに傷んでしまっている可能性が考えられます。
雨漏りがきっかけでメンテナンスを考えている場合は、必ず現地調査や点検などで専門業者に野地板の状態を確認してもらった上で、適切な施工方法を提案してもらうようにしましょう。
煙突や天窓がある屋根
屋根に煙突や天窓などの突起物がある場合は、カバー工法はあまりおすすめできません。
2重になった屋根と突起物との隙間にはゴミが溜まりやすく、これらの付着を放置しておくと錆びなどの原因となります。また、隙間には雨水も溜まるためそこから雨漏りが起きる可能性も高まると考えられます。
付帯工事の概要
ベランダ防水塗装
その他付帯塗装
外構の塗装
完成
最後に点検をして完成です。
塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。
柏市のM様、この度の外壁付帯塗装・屋根カバー工事の際は大変お世話になりました。
アンケートも丁寧にお答え下さって、ご満足との評価もいただけて嬉しく思います。
今後ともシャインを宜しくお願い致します。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!