柏市 外壁付帯屋根塗装【ジョリパットのモルタル塗り壁を透湿性を重視した塗料で塗装メンテナンス】
2024.12.03 (Tue)
千葉県柏市 S様邸 施工データ
工事内容 | 外壁塗装・屋根塗装・付帯塗装 |
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築年数 | 12年 |
メーカー・商品 | 外壁塗装:インディフレッシュセラ(艶消し) カラー:IF9301・IF9307 屋根塗装:ファインパーフェクトベスト カラー:ダークグレー 付帯塗装:ファインパーフェクトトップ カラー:調色 ケンエースGⅡ カラー:N-90 |
外壁使用塗料 | インディフレッシュセラ(艶消し) カラー:IF9301・IF9307 塗料の特徴はこちらから! |
屋根使用塗料 | ファインパーフェクトベスト カラー:ダークグレー 塗料の特徴はこちらから! |
お客様のご要望
担当者より
この度、柏市S様邸の外壁付帯屋根塗装工事をご依頼頂きまして、無事に完工致しました。
S様邸は築12年で、「そろそろメンテナンスした方が良いかと思い」とのことでお問い合わせをいただきました。築10年弱のお宅で外装メンテナンスを行うのは少し早いと感じる方も多いとは思いますが、今後を見通して長持ちさせるためには丁度いいタイミングです!
S様邸の外壁はモルタル外壁でした。リシン吹付が施されていましたが部分的にジョリパットが採用されており、意匠性の高い模様が印象的でした。
モルタル塗り壁は水分や湿気が外壁内に溜まると塗膜膨れなどの劣化症状を起こしやすいため、透湿性の高い塗料で塗装メンテナンスを行いました。
屋根はスレート屋根で、少しずつ色褪せなどの劣化が始まっていました。屋根リフォームが必要なレベルの大きな劣化は無かったため、ファインパーフェクトベストにて塗装メンテナンスをご提案させて頂きました。
外壁工事の概要
高圧洗浄
最初の工程として、最大15Mpaの強い水圧で薬剤等も使用しながら汚れを除去していきます。
洗浄工程は、約1日かけてしっかりと行われます。経年によってこびりついた汚れをしっかりと除去することが塗料の密着に繋がるからです。
この洗浄作業を徹底することが美観性・耐久性に優れた美しい塗装を施すための大きなポイントなのです。
外壁補修(クラック補修)
外壁にクラックがありましたので専用のパテにて補修いたしました。
シーリング補修(サッシ廻り増し打ち)
シーリングに劣化が見られたため、サッシ廻りを増し打ちにて補修を行いました。
外壁塗装
S様邸の外壁はモルタル外壁で、塗膜膨れなどのリスクを抑えるため、透湿性を重視した塗装メンテナンスを行いました。
中塗り・上塗り塗料には「インディフレッシュセラ」を採用、ホワイト系の9301とグレー系の9307で仕上げました。
【リシン吹付部分】
【ジョリパット部分】
「インディフレッシュセラ」は、高耐久性シリコン樹脂に1液水性反応硬化技術を組み合わせた塗料で、優れた耐久性が特徴です。
透湿性が高く、背面からの水分影響を緩和して塗膜膨れを抑制します。
また、つや消しの仕上がりになるため、落ち着いたマットな印象を作り出します。
ジョリパットとは?
ジョリパットとは、アイカ工業株式会社より販売されているモルタル外壁の仕上げ材の一種です。
仕上げ材とは色を付けるだけの「塗料」とは異なり、外壁の表面にデザインを施すために使用する塗材です。
ジョリパットではアクリル塗料の中に砂などを混ぜた塗材を使用して、コテやローラーで模様を付けながら仕上げていきます(吹き付け仕上げもあります)。
仕上げパターンは100種類以上で塗り壁材の中でも圧倒的な人気を誇り、外壁塗装のみならず外構や内壁のメンテナンスの際にも採用されています。
ジョリパットのメリット・デメリット
メリット1.デザイン・カラーバリエーションが豊富
ジョリパットの最大の特徴は、何といってもその意匠性の高さです。
ジョリパットは約100種類以上のデザイン、180種類以上のカラーバリエーションを展開しています。
コテや櫛を使って扇状のような和風の模様を作り出すだけでなく、専用のローラーを使用したり陰影が付くように塗材を重ね塗りしていくことで石積み風や重厚感溢れる洋風の模様も再現することが可能です。
デザインとカラーを合わせると選択肢は無限に広がり、また木やタイルなどの異素材とも相性が良いため、どんなデザインの家でも必ずピッタリな模様を見つけることが出来ます。
さらに、施工は職人が一つひとつ手作業で仕上げていくため、唯一無二の仕上がりになるのも魅力の一つです。
メリット2.耐久性が高い
リシンやスタッコ仕上げなどの通常のモルタル塗り壁は、「ひび割れが起こりやすい」という点がよくデメリットとして挙げられますが、ジョリパットは塗膜に若干の粘性があるため、外壁に負荷が掛かった際に追従してひび割れが発生しにくいという性質を持っています。
よって、塗り壁材の中でも特に耐久性に優れており、しっかりとメンテナンスを続けていれば耐用年数も長く持ちます。
また親水性の高い塗膜を形成するので、雨水によって外壁の汚れを洗い流す「セルフクリーニング機能」がはたらくことで汚れにくいという特徴もあります。
メリット3.環境にやさしい
ジョリパットは人体に悪影響を及ぼすホルムアルデヒドの発散等級でF☆☆☆☆(エフフォースター)を獲得しているため発散量が非常に少なく、健康や環境に良い塗料となっています。
デメリット1.汚れが付きやすい
ジョリパットは立体感のある意匠性の高い模様が特徴ですが、立体感を演出している凹凸部分に汚れが溜まるので汚れやすいというデメリットがあります。
特にジョリパットは基本的に艶消しで仕上げるため、艶消し仕上げは塗料の塗膜表面に汚れの成分が入り込んでしまうので艶のある外壁よりもさらに汚れが落ちにくい傾向があります。
デメリット2.高圧洗浄の際に注意が必要
外壁をメンテナンスする際、まず最初に表面の汚れやカビ・コケなどを落とすために高圧洗浄を行いますが、ジョリパットの外壁で高圧洗浄を行うと強い水圧によってジョリパットの模様の凸部が削れてしまうことがあります。
高圧洗浄の際には、表面を傷つけずに丁寧に汚れを落とすような注意が必要です。
デメリット3.費用が高い
ジョリパットは通常の外壁塗装よりも価格が高い傾向があります。
これは、コテやローラーを使って模様付けをしていくため通常の塗装作業よりも手間がかかり、工期が長くなるためです。
また職人の高い施工技術を要する作業であるため、それなりに見合った人件費がかかることなども影響しています。
屋根リフォーム工事の概要
高圧洗浄
外壁同様に強い水圧によって汚れを除去していきます。
屋根板金補修(シーリング補修)
屋根板金のジョイント部分(繋ぎ目)のシーリング補修、屋根板金を固定している釘の打ち直しなどの補修を行いました。
釘を打ち直した際には雨水の浸入を防ぐために釘頭にシーリング処理を標準施工として行っています。
【ジョイント部分のシーリング補修】
【釘補修】
屋根塗装
スレート屋根は塗料を吸い込む性質があります。
下塗り塗料は密着性を確実にするために表面に塗料が染み出てくるまでたっぷりと塗っていく必要があるため、今回は下塗りを2回行いました。
付帯工事の概要
付帯補修
破風板の劣化したシーリングを打ち直しました。
その他付帯塗装
完成
最後に点検をして完成です。
塗装をしないコンクリート床などは高圧洗浄で長年の汚れをきれいに落としました。
柏市のS様、今回の外壁付帯塗装・屋根塗装工事では大変お世話になりました。
Google口コミも丁寧にお答え下さり、ご満足との評価もいただけて大変嬉しく思います。
今後とも引き続き、シャインを宜しくお願い致します。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!