柏市 外壁付帯塗装・屋根板金塗装工事【意匠性の高いサイディングボードをUVプロテクトクリヤーにてクリヤー塗装】
2025.01.15 (Wed)
千葉県柏市 H様邸 施工データ
工事内容 | 外壁塗装・付帯塗装・屋根板金塗装 |
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施工カラー | |
築年数 | 10年~15年 |
メーカー・商品 | 外壁塗装:パーフェクトトップ カラー:ND-503・UVプロテクトクリヤー 付帯塗装:ファインパーフェクトトップ カラー:ND-155 ケンエースGⅡ カラー:N-90 |
外壁使用塗料 | パーフェクトトップ カラー:ND-503・UVプロテクトクリヤー 塗料の特徴はこちらから! |
担当者より
この度、柏市H様邸の外壁付帯塗装・屋根板金塗装工事をご依頼頂きまして、無事に完工致しました。
H様邸の外壁はサイディングボードで、通常のサイディングボードでよく見られるシンプルなデザインの壁と意匠性の高い壁が混在していました。そこでシンプルな面はパーフェクトトップで、意匠性の高い面はデザインを塗りつぶさないようにUVプロテクトクリヤーにてクリヤー塗装を行いました。
屋根はアスファルトシングルで、屋根材自体の状態は良好でしたが、屋根板金の釘の浮きが見られましたので、打ち直して頭にシーリングを盛り付ける補修を行いました。
アスファルトシングルは塗装をしてもすぐに劣化してしまう屋根材ですので、次回メンテナンスする際にはカバー工法か葺き替え工法でのメンテナンスになると思われます。
外壁工事の概要
高圧洗浄
最初の工程として、最大15Mpaの強い水圧で薬剤等も使用しながら汚れを除去していきます。
洗浄工程は、約1日かけてしっかりと行われます。経年によってこびりついた汚れをしっかりと除去することが塗料の密着に繋がるからです。
この洗浄作業を徹底することが美観性・耐久性に優れた美しい塗装を施すための大きなポイントなのです。
シーリング補修(打ち替え・増し打ち)
シーリングに劣化が見られたため、目地部分を打ち替え、サッシ廻りを増し打ちにて補修を行いました。
【打ち替え】
【増し打ち】
外壁塗装
意匠性の高い外壁面はクリヤー塗装、それ以外はパーフェクトトップにて塗装を行いました。
【ノーマル部分】
パーフェクトトップは日本ペイントの新技術、「ラジカル制御技術」を用いた塗料です。
ラジカル(=塗料に含まれる酸化チタンに紫外線が当たり発生するエネルギー)が塗膜に触れるのを抑えて、紫外線による塗膜劣化を防ぎ、塗装の寿命を延ばします。
【意匠性部分】
『UVプロテクトクリヤー』は、高意匠サイディング(=デザイン性の高いサイディングボード)の模様や外壁の風合いを美しく保ちながら塗装できる耐久性の高い塗料です。
塗膜を劣化させる紫外線をカットするので塗膜が傷みにくく、同時にサイディングボードの劣化も防ぎます。
クリヤー塗装とは?
外壁(サイディングボード)のデザインは今や種類豊富で様々なバリエーションに溢れており、模様や柄が施されているものや、レンガ調・タイル調・木目調などサイディングボードに見えないような見た目の商品などもどんどん増えてきています。
このようなデザイン性の高いサイディングボードは【高意匠サイディングボード】と呼ばれており、高級感を醸し出すことが出来るためとても人気です。
そんな高意匠サイディングボードですが、メンテナンスをする際にはその意匠性を残すために色のついた塗料で行う塗装ではなく、クリヤー塗装を選択する方が多くいらっしゃいます。
クリヤー塗装とはその名の通りクリヤー=無色透明な塗料を使用した塗装のことで、外壁に施された繊細な柄や模様を塗りつぶすことなく塗装が出来るため意匠性の高い外壁で多く採用されており、また外壁のツヤ出しや保護コーティングとしての役割にも特化しています。
クリヤー塗装がおすすめな外壁とそうでない外壁
おすすめな外壁
クリヤー塗装に適している外壁は、先述したように意匠性の高いサイディングボードです。
サイディングの繊細なテクスチャーや風合いを塗りつぶすことなく塗装できるのが特徴であり、また塗料によっては艶の度合いを選ぶことも出来るため、様々な種類を展開している高意匠サイディングボードの中でもその外壁にぴったりとハマる仕上がりにすることが可能です。
艶の度合いは艶あり・3分艶・艶なしから選ぶことができ、マットな仕上がりになる艶なしはモダンで落ち着いた印象の外壁に仕上げたい時にオススメです。
また、打放しコンクリートの家にもクリヤー塗装が適しています。
打放しコンクリートの最大の特徴はコンクリートならではの質感を前面に出した意匠性ですが、その意匠性を損なわないように、メンテンナスを行う際にはコンクリートの素材感を活かしたクリヤー塗装がおすすめです。
打ち放しコンクリートの場合、「カラークリヤー工法」と呼ばれるクリヤー塗料に着色剤を混ぜて若干の色を付けた塗料を撥水材の上から塗装していきます。費用は多少割高になりますが、美観維持だけでなく防水性や耐久性も高めることが出来ます。
おすすめしない外壁
程度にもよりますが、色あせやひび割れ、チョーキング現象などの劣化が進んで目立つような外壁はクリヤー塗装には適していません。クリヤー塗料は透明なので劣化部分が隠れずそのまま残ってしまい、非常に見栄えが悪くなるからです。
また、先打ちシーリングの外壁にそのままシーリングの上からクリヤー塗装を行うことは出来ません。
本来の外壁塗装の場合シーリングは先打ち(塗装より前にシーリングをすること)で行われることが多く、これはシーリングを塗装で覆うことでシーリングを保護するという目的もあるのですが、
クリヤー塗料はシーリングの上から塗装すると劣化の原因になってしまうため、クリヤー塗装を行う際は基本的に塗装後にシーリング(後打ちシーリング)を行います。
難付着サイディングボードのクリヤー塗装
サイディングボードの中でも、表面に特殊なコーティング塗装を施して防汚性を高めているサイディングボードのことを「難付着サイディングボード」といいます。
難付着サイディングボードはその性質上塗料が付着しにくいため、塗装メンテナンスを行う際は専用の下塗り塗料を使用することが原則となっているのですが、クリヤー塗装は基本2回塗りで仕上げるため下塗りという工程がありません。
そのため、事前にきちんとクリヤー塗料が密着するか確かめるための塗布テストを行わなければなりません。
シャインでもJISで規定されている【碁盤目試験(クロスカット試験法)】を行って密着性をしっかりと確認しています。
この塗布テストを行わずに塗装しようする業者はクリヤー塗装や難付着サイディングに関して知識不足で信頼度に欠けますので、必ずきちんとテストを行ってくれる業者に依頼しましょう。
屋根リフォーム工事の概要
高圧洗浄
外壁同様に強い水圧によって汚れを除去していきます。
屋根板金補修(シーリング補修)
屋根板金を固定している釘が浮いており、放置しておくと強風の際に板金が飛ばされる危険性があったため、釘の打ち直しなどの補修を行いました。
釘を打ち直した際には雨水の浸入を防ぐために釘頭にシーリング処理を行うことを標準施工として行っています。
屋根板金塗装
付帯工事の概要
付帯補修
幕板のシーリング補修を行いました。
ベランダ防水塗装
その他付帯塗装
完成
最後に点検をして完成です。
塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。
柏市のH様、この度の屋根塗装・屋根板金塗装の際は大変お世話になりました。
アンケートも丁寧にお答え下さって、ご満足との評価もいただけて嬉しく思います。
今後ともシャインを宜しくお願い致します。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!