外壁塗装における無機塗料の相場とは?価格を左右するポイントや費用を少しでも抑えるための方法も解説!
2023.10.08 (Sun) 更新
みなさんこんにちは!
ここ数日で朝と夜が急に寒くなり、急いで毛布を引っ張り出してきました…風邪を引かないように、あったかくして寝ましょう!
さて、本日のテーマは【無機塗料の相場】についてです!
目次
無機塗料の相場はズバリこれ!
無機塗料とは無機物と有機物の混合塗料で、寿命が存在しない無機物を塗料に含有することにより非常に高い耐候性を実現し、
有機物と無機物の良いところを兼ね合わせたハイブリッド塗料です。
しかし、塗料に配合されている無機物は安価なものではなく、さらにまだ普及率が低いため思うように価格を下げる事が出来ないなどの理由により、価格は消して安くはありません。
種類にもよりますが、無機塗料の単価は約3,500~5,500円/㎡とされます。このあたりの前後と考えておくのが妥当でしょう。
今回は代表的な無機塗料の相場と、塗料だけでも費用が高い無機塗料で外壁塗装をお考えの方に必ず知っておいてほしい価格を左右するポイントや費用を少しでも抑えるための方法などについても解説していきます!
なぜ無機塗料は費用が高いのか?
塗料には、ウレタン▷シリコン▷フッ素▷無機フッ素▷無機 の順に各種グレードがあり、耐用年数とグレードは比例しています。
耐候性が高く劣化しにくい塗料ほど耐用年数は長く設定されますが、同時にそれだけ高性能であるため、価格も高くなります。
無機塗料は、耐用年数20年以上という塗料の中でもトップクラスの耐用年数ならびに耐候性を持つ塗料であるため、最もグレードが高く、そして価格も最も高い塗料なのです。
代表的な無機塗料とそれぞれの相場単価
無機塗料はまだまだバリエーションは少ないですが、各メーカーより様々な塗料が市場に出回っています。
ここでは無機塗料の代表的な商品とそれぞれ平均の単価費用をご紹介します。
日本ペイント:ダイヤモンドコート
単価約3,800~4,500円
日本ペイントが新開発した専用のクリヤー塗料によるクリヤーコーティングを含む4回塗で仕上げるいう特徴を持った塗料で、クリヤーコーティングにより外壁の色褪せの天敵である紫外線を防ぎ、塗膜を長持ちさせます。
加えて超親水性性能や防藻・防かび性など外壁の様々な劣化要因を防ぐ機能があるため、美しい外観を長期間保時することが可能です。
ダイフレックス:ダイヤスーパーセランフレックス
メーカーから公表されている材工設計価格単価は2,800円/㎡
耐候性・柔軟性・透湿性を備えた水性無機塗料で、特に透湿性に関しては上塗り塗料の中では最高クラスの実力を発揮します。
また、柔軟性に優れていることから、従来の無機塗料ではひび割れが発生するリスクのあったコンクリート壁やモルタル壁などに対しても塗装が可能です。
アステックペイント:超低汚染リファインシリーズ
超低汚染リファインSi-IR(シリコン塗料):2,400~2,800円/㎡
超低汚染リファインMF-IR(フッ素塗料): 3,200~3,600円/㎡
「超低汚染リファイン」は、無機成分の配合により塗膜の「緻密性」を高めることで汚れが付着しにくく、さらに優れた親水性により汚れを浮かせて洗い流す機能も備えています。
これらの低汚染性に特化した性質により、その名の通り美しい外壁を長期に渡って維持する「“超”低汚染性」を実現しています。
エスケー化研:エスケープレミアム無機
単価約2,800~3,400円/㎡
親水性の高さ、低帯電性、そして高い架橋密度の3つをポイントとした一液型の無機塗料です。
低帯電性とは静電気を帯びにくい性質のことで、外壁に埃などの細かな汚れを寄せ付けません。また、一液タイプであるため材料の計量、調合、撹拌等の煩わしい作業を省略でき、安定した性能を提供します。
塗料がすべてではない!外壁塗装の価格を左右するポイント
無機塗料の様々な単価相場をご紹介しましたが、やはり全体的に費用は高めでした…
無機塗料を使用する場合のような費用が高い塗装工事を行う場合は、どれだけお得に施工できるかが重要ですよね。そのためには、外壁塗装の費用はどこで左右するのか?というポイントを押さえておくのが大切です。
これを知っておくと、自分の家ならここの費用を削減できるかもしれない!というポイントを見つけられるかもしれません。
塗装面積
よく、チラシなどで『○○坪 ¥○○~』などとありますが、坪数で費用は決まりません。家がどんなに大きいからと言って、それに伴い費用も高くなるわけではないのです。
なぜかというと、塗装費用は塗装する【面積】で決まるからです。
例えば同じ坪数の建物でも、2階建てと平屋建てでは塗装する面積は異なってきます。ベランダの有無によっても変わってくるでしょう。
このように塗装する面積を基準に価格が決まってくるのです。
ご自宅の塗装面積が分かればなんとなくの相場が予想できるかもしれませんが、知っている方はあまりいらっしゃらないでしょうし、自分で測ることはまず不可能です。そのために専門家による現場調査が必要になるのです。
足場代
外壁塗装をする際はまず足場を組みます。この足場代は差が出やすいポイントです。
因みに、足場代の平均相場は約15~20万円前後だと考えておくと良いでしょう。
まず、
施工業者が【自社で】足場を設置・解体を行うのか?
施工業者の【協力会社が】足場を設置・解体を行うのか?
これによって数万円の違いが出てきます。自社で足場を行っています!という業者に依頼した方がこの場合はお得です。
また、町の塗装屋ではなく大手のハウスメーカーなどに依頼する場合は、大手であるからこそ安全面を重視して通常より足場材を多く使用することがあり、そうすると費用も自然と高くなるので注意しましょう。
また、平屋建てよりも2階建て、2階建てよりも3階建ての方が、足場の組立人数や組立時間がより多く必要になるので、その分費用は高くなります。
また、屋根塗装の場合、屋根の勾配(傾斜)が急だと、屋根に取り付ける足場も必要になります。組み立てと解体で約4万円以上高くなると考えられるでしょう。
そして、可能であれば外壁塗装と屋根塗装は同時期に実施することをオススメしています。
なぜなら、屋根塗装でも外壁塗装でも足場代そのものに大きな違いはないため、もし外壁塗装と屋根塗装を一緒にすれば、一つの足場代で両方の施工ができるからです。
屋根も外壁もどのみち定期メンテナンスが必要ですので、どちらかの工事を検討している場合は、両方やってしまうのが結果的にはお得です!
外壁の種類・家の形状
外壁の種類によって目地メンテナンス(シーリング処理など)が必要な場合と不要な場合があります。
コーキング処理が必要な外壁はサイディングボードやALCなどで、特にALC外壁は目地が多いため、シーリング工事費用は他の外壁に比べて高くなります。
逆にモルタル壁などはシーリング工事が不要な場合が多いですが、窓のサッシ廻りのシーリング処理は他の外壁と同様に必要になります。
また、例えば塗装面積が同じだったとしても、洋風のお家に比べて和風のお家の方が、雨戸や戸袋、雨樋などの付帯部が多いので、そこで費用が高くなるということもあります。
外壁の劣化具合
劣化の状態が悪いと塗装前に補修が必要になるため、その分の費用がそれぞれ数万ずつかかります。よくある補修内容は以下です。
『外壁塗装は早めにするのが良い!』と散々言われてきているのは、劣化が少ない状態だと補修作業が少なく、補修にかかる費用も安く済むからです。
まだ大丈夫と思える段階でお金を出すのを渋ってしまう気持ちは大変よく分かるのですが、結果的にお得にメンテナンスするためには、早いに越したことはないのです…!
費用を抑えるためには
無機塗料は塗料自体が高額なので、できれば費用を抑えて施工したいですよね。以下にて、費用を抑えるための方法をいくつかご紹介します。
見積書のチェックすべきところを知っておく
費用を抑えるためには、知識のない業者や悪徳業者を見分けれるようにならなければなりません。業者の専門性の高さや信頼度は見積書に表れます。
信頼できる業者を見極めるために、見積書でチェックすべき箇所をを押えていきましょう。
・塗料の缶数・塗装回数の記載がない
→缶数や塗装回数の記載がないと、本当にその回数で塗装しているのか等を確かめることができません。
・塗料やシーラー・シーリングなどの商品名の記載がない
→塗料には沢山の種類があるため、商品名の記載がない場合は本当に適切な塗料を使っているか分からないため要注意です。
・面積の記載がない
→先述しました通り、塗装費用は塗装する面積によって決まるため、面積の記載がないと金額の根拠が分かりません。
もし上記のような記載がされている見積書の場合は、注意が必要です!
シャインの見積書をご紹介!
シャインでは、お見積書は基本3~6プランをご用意しています。※工事内容によって異なります
弊社では特殊な塗料や機能性の高い塗料など様々な塗料を取り扱っているため、数ある塗料の中からお客様のお家の建材や劣化症状に合わせた塗料を抽出して、複数パターンのお見積書を作成しています。
もちろん、ご提案の際には各プランの違いやメリット・デメリットをしっかりとご説明いたしますのでご安心ください。
①塗布面積やシーリングのメーター数を記載
②使用塗料の商品名・使用缶数を記載
③お家の寿命を伸ばすために塗装工事と一緒にできる工事は、「オプション工事」という内容でご提案
このように、「何を元に金額を算出しているか」が一目見て分かる仕様になっています。
できるだけ安い費用で質の高い施工を受けるには、業者選びがとても重要です!見積書を貰ったら、きちんと上記項目をチェックして信頼できる業者か確かめましょう。
火災保険の利用
住宅を購入したり建てた際には火災保険に加入した方がほとんどだと思われますが、この火災保険を利用してお得に外壁塗装ができるということをご存知でしょうか?
簡単に説明すると、災害によって外壁・屋根への被害を受けた際に火災保険に申請をした場合は保険会社から給付金が降りますが、この給付金を利用して塗装工事を行うことができたり、費用を軽くできる可能性がある、という仕組みです。
この方法にはいくつかの条件を満たす必要があります。こちらの記事で外壁塗装や屋根修理に火災保険を適用する場合の利用方法や注意点について解説しています!ぜひご覧ください!▽
外壁塗装や屋根の修理で火災保険を利用するには【条件や注意点を解説!】
助成金・補助金の利用
県や地方自治体によっては、少ない自己負担分で外壁塗装・屋根塗装ができる【助成金】または【補助金】の制度があります。
地域によって条件や補助金額なども大きく異なるため、お住いの県の市役所や地方自治体に確認するのが良いでしょう。
なお、流山市・三郷市・吉川市・野田市に関しましては当ホームページのブログにて詳しく解説しておりますので、対象地域にお住いの方はぜひご覧ください!▽
【流山市】令和5年最新版!流山市の【外壁塗装・屋根リフォーム・雨漏り工事に関する助成金】について
【三郷市】2023年最新版!三郷市の【外壁塗装・屋根リフォーム・雨漏り工事に関する助成金】について
【吉川市】2023年最新版!吉川市の【外壁塗装・屋根リフォーム・雨漏り工事に関する助成金】について
【野田市】2023年最新版!野田市の【外壁塗装・屋根リフォーム・雨漏り工事に関する助成金】について
まとめ
無機塗料は高性能であるためその分費用も高く、無機塗料を使用して外壁塗装をする場合は相場は高くなると考えておくのが妥当です。
しかし、費用の差が出るポイントはどこなのか、費用を抑えるにはどのような手段があるのか、このような知識を知っていれば、
もしかしたら自分の家で活かせる場面があるしれませんので、損はありません。
もし、将来的に無機塗料を使用した外壁塗装を行う際にこの記事で得た知識が少しでも役に立てば幸いです!
シャインは流山市・柏市の屋根リフォーム・雨漏り専門店です
有資格者による確かな診断力を武器に、お客様に最も合った提案をさせていただきます。
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外壁塗装や屋根リフォームは、初心者の方にとっては不安な事も多いだろうと思います。
シャインでは、そんなお客様の疑問や不安に寄り添えるように、具体的で丁寧な説明・対応を心掛けております。
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