メンテナンスフリーって本当?セキスイハイムの住宅の特徴やポイントについて徹底解説 !
2023.11.27 (Mon) 更新
みなさんこんにちは!
週末は本当に寒かったですね!先月まであんなに早く涼しくならないかと思っていたのに、いざ寒くなるとあの頃の温かい気温が恋しいです…
さて、本日のテーマは【セキスイハイム住宅の特徴・メンテナンスでの注意点】についてです!
目次
- セキスイハイム住宅のメンテナンスでの注意点
- セキスイハイムの主な外壁は磁器タイル
- 磁器タイルの特徴1:水に強く、汚れにくい
- 磁器タイルの特徴2:無塗装
- 磁器タイルの特徴1:防火性
- 磁器タイルの種類
- レジデンススタイル – N
- レジデンススタイル – G
- ラスティックタイル ブレイクジョイント
- ラスティックタイル ストレートジョイント
- Sラティスタイル
- 磁器タイルはメンテナンスフリーなのか
- セキスイハイムが開発した独自の外壁材も
- レリーフ外壁
- UVAコーティングとは
- レリーフ外壁の種類
- アシュレーレリーフ
- Gレリーフ
- クレイッシュレリーフ
- ジオマイト外壁
- ジオマイト外壁の種類
- ガイアレリーフ
- シルフィーレリーフ
- 屋根はステンレスのフラットルーフ(陸屋根)が多い
- 高耐久ステンレス屋根【ハイパーデュラティックルーフ】の特徴とメンテナンス方法
- メンテナンス方法
- セキスイハイムの屋根は暑いって本当?
- メンテナンスは結局どこに頼むのが良いの?
- ハウスメーカーのメリット・デメリット
- シャインの特徴
- 最後に
- シャインは流山市・柏市の屋根リフォーム・雨漏り専門店です
セキスイハイム住宅のメンテナンスでの注意点
セキスイハイムは積水化学グループの住宅ブランドのことを指します。
積水ハウスと名前が似ていますが、積水ハウスは元は積水化学グループのハウス事業部だったものが1960年に独立して出来た住宅メーカーのため、それぞれの工法や販売方針は異なります。
家づくりを80%まで工場で仕上げるユニット工法を採用しており、柱と梁を溶接で固定することで強度が増し、さらにユニットに分けることで建物にかかる衝撃が分散されるため、耐震性に非常に優れています。
そんな耐震性を備えた高い住宅品質が評価され、昨年のオリコン顧客満足度「ハウスメーカー注文住宅」で8位に選ばれています。
この記事をご覧になっている方の中にはセキスイハイムの住宅にお住まいの方、またはご近所の住宅などがセキスイハイムの住宅という方も多いのではないでしょうか?
セキスイハイムの住宅にはセキスイハイムならではの様々な特徴があります。今回はセキスイハイムの住宅の特徴をご紹介しながら、知って損はないメンテナンスの注意点なども解説していきます!
セキスイハイムの主な外壁は磁器タイル
磁器タイルは、石英、長石、粘土などの無機物を1200℃以上の高温で焼成したタイルです。
下地にSFCボードというセキスイハイム特有の外壁材を設置し、その上からタイルを貼り付ける【二重構造】で施工します。
下記にて、磁器タイルについての特徴の解説やそれぞれの種類のについて解説していきます。
磁器タイルの特徴1:水に強く、汚れにくい
超高温で焼き締められているため素地が緻密で水を通しにくく、透水実験にて一週間水にさらされた状態でも吸水率1%以下という驚異の吸水率の低さが特徴です。
ちなみに外壁材で比較的水分を吸収しやすいと言われている軽量気泡コンクリートは、一週間で約86%の吸収率でした。
このように他の外壁材と比較すると、1%以下がどれだけ凄いのか、より一層分かりますよね…
しかし、吸水率は低いながらも親水性に優れていて、塗膜表面に水の膜を作ることができるため、汚れが付着しても雨水によって洗い流すことできる「セルフクリーニング機能」によって汚れにくい構造になっています。
磁器タイルの特徴2:無塗装
タイル外壁は、始めから塗装がされておらず、無塗装です。
元々無塗装であるためもちろん再塗装の必要はなく、その分メンテナンス費用が安く済みます。
さらにタイルは変質が無いため、塗膜の天敵である紫外線の影響による色あせの心配もありません。傷が付いて塗装が剥がれるということもありません。
無機質で無塗装のタイルだからこそ、メンテナンス性が非常に高いのです。
磁器タイルの特徴1:防火性
磁器タイルは無機物を炎で焼き締めて生成されるため、高温や炎に強く、耐火性や防火性に極めて優れています。
ガスバーナーの炎を外壁からわずか30センチの距離から30秒間当て続ける耐火実験では、外壁には焦げ目も付きませんでした。
変形や変色もしにくいため、過酷な環境下でも外壁の美観を保つ事が可能です。
磁器タイルの種類
レジデンススタイル – N
カラー展開
レジデンススタイル – G
カラー展開
ラスティックタイル ブレイクジョイント
カラー展開
ラスティックタイル ストレートジョイント
カラー展開
Sラティスタイル
カラー展開
磁器タイルはメンテナンスフリーなのか
上記にて磁器タイルの性能について解説してきました。
汚れにくく耐久性も抜群で、無塗装であることで塗り替えの心配もいらないため、セキスイハイムでは磁器タイルはメンテナンスフリー(メンテナンスが不要)な外壁材として謳っています。
しかし、タイル外壁は一枚ずつ外壁の素地に貼り付けていく方法で固定していくため、素地の経年劣化などによる剥がれのリスクがあり、タイルの場合でも新築から10年に一度は点検やメンテナンスが必要になります。
また、目地部分のシーリングもメンテナンスが必要です。
磁器タイルと同じような高音で焼き締める製造過程で無塗装の建材には日本瓦があります。
日本瓦も50年以上メンテナンスがいらない屋根材として評価されていますが、棟瓦の繋ぎ目のシーリングなどはどうしても15年前後で劣化してしまうため、メンテナンスを定期的に行います。
それと同様に外壁の目地部分のシーリングは外壁材よりも早く劣化していくため、10~15年以上経過している場合はメンテナンスが必要になります。
また、セキスイハイムの住宅には目地にシーリングの代わりにガスケットというゴム製の部品が差し込まれているものも多いですが、こちらも紫外線などの影響で劣化するため、シーリング同様にメンテナンスが必要になります。
耐用年数は30年前後を謳っていますが、実際はそれよりも早い段階で劣化症状が出てしまう場合が多いので、耐用年数は参考程度と考えてきちんと定期的に点検を行うことが大切です。
外壁材自体の耐久性がどんなに高かったとしても、完全にメンテナンスフリーで大丈夫です!と言い切れるものなどありません。
ただ、10年前後で塗装の塗り替えが必要な他の外壁材に比べて、無塗装のため耐久性が高く耐用年数が長いため、メンテナンスの総費用が抑えられることは確かです。
セキスイハイムが開発した独自の外壁材も
セキスイハイムの外壁材で有名なのは磁器タイルですが、セキスイハイムの外壁は
・磁器タイル
・レリーフウォール
の2つに大きく分けられます。
レリーフウォールはセキスイハイ厶が独自に開発した標準外壁で、SFCボードとも呼ばれます。
木の繊維と熱硬化型セメントを混ぜ合わせて作られており、コンクリート特有の強度と木材特有のしなやかさ・粘り強さのダブルの良さを兼ね合わせた外壁材で、
主に木造住宅のサイディングボードとして用いられています。
そして、レリーフウォールの中でもさらにレリーフ外壁とジオマイト外壁の2種類に分かれます。以下で詳細を解説していきます!
レリーフ外壁
レリーフ外壁の最大の特徴はUVAコーティングという、自動車などにも採用されているクリヤー塗装が施されていることです。
UVAコーティングとは
一般的な塗装には発色に必要な顔料が含まれていますが、この顔料は長期に渡って紫外線の影響を受けると、色褪せや劣化を引き起こします。
そこで、顔料が含まれている層の上にクリヤー層を作り、そこに紫外線吸収剤(UVA)を含むことで、
下層の顔料にまで紫外線の影響が及ばないようにブロックする役割を持たせました。このクリヤー層のことを【UVAコーティング】と言います。
レリーフ外壁の種類
アシュレーレリーフ
カラー展開
Gレリーフ
カラー展開
クレイッシュレリーフ
カラー展開
ジオマイト外壁
ジオマイト外壁は基本的にはレリーフ外壁と同様の性能を持つSFCボードの外壁材ですが、意匠性に大きな差があります。
ジオマイト外壁は彫りが深く、より立体的な凹凸が特徴です。そして凹凸が深いと目地が見えにくくなるため、外観の意匠性がより高まります。
さらに、ダークブルーマイカ・ダークブロンズマイカの2色のプレミアムカラーには光の当たり方で色が変わって見える偏光性のある「雲母(マイカ)」という素材が使用されており、
天候によって外壁の色が微妙に変化して、より高級感のある外壁に仕上がります。
レリーフ外壁と比べて性能面は大差ありませんが、価格帯もレリーフより少し安く、更に意匠性の高さを備えているのがジオマイト外壁の特徴です。
ジオマイト外壁の種類
ガイアレリーフ
プレミアムカラー
スタンダードカラー
シルフィーレリーフ
プレミアムカラー
スタンダードカラー
屋根はステンレスのフラットルーフ(陸屋根)が多い
冒頭で少し説明しましたが、セキスイハイムは住宅をユニットごとに工場で仕上げ、それを現場で積み上げて溶接するユニット工法を採用しています。
その関係もあり、屋根がフラットで四角い箱のような形をした住宅が多く、セキスイハイムの主なモデルとなっている商品のほとんどがフラットルーフ(陸屋根)になっています。
そして、セキスイハイムの屋根にはステンレス素材が使用されています。しかし、ただのステンレスではなく、耐久性やサビに強い【 ハイパーデュラティックルーフ 】という素材を使用しているのです。
高耐久ステンレス屋根【ハイパーデュラティックルーフ】の特徴とメンテナンス方法
ハイパーデュラティックルーフは通常のステンレスに比べて耐久性・耐候性・耐食性に優れています。
サビや雨風に強く、また繋ぎ目のないボルトレス工法で施工されているため、ボルトの隙間から雨が侵入してきて劣化に繋がるという心配もありません。
耐食性については通常のステンレスの約4倍で、沖縄のような塩害の被害が激しい地域でも、サビの進行は60年に0.2mm以下と言われています。
また軽量であるため、上に太陽光パネルを設置することが出来たり、地震による揺れの影響を軽減させることができます。
このような耐久性の高さから、さいたまスーパーアリーナ・京セラドームなどの大型の公共施設にも用いられています。
メンテナンス方法
ハイパーデュラティックルーフの場合、メンテナンスは基本的に15~20年に1度の庇(ひさし)部分のシーリングの処理のみで、その他のメンテナンスは不要と言われています。
しかし、いくら高耐久で錆びない屋根材といっても、過酷な環境に長期間晒され続ければ少しずつですが確実に劣化はしていきます。
ハイパーデュラティックルーフは半永久的に葺き替えが必要ない屋根材とされていますが、
塗装メンテナンスで対応できたような劣化をずっと放置してしまい内部まで劣化が進んでしまっていた場合は葺き替え施工となりますので、一概に言い切れるものではありません。
どんなに高性能な屋根材でも適正な時期になったら定期的に点検を行うことが、結局は何よりも大切なのです。
セキスイハイムの屋根は暑いって本当?
筆者はこの記事を書くにあたってセキスイハイムの住宅について様々な口コミを調べましたが、その中でもかなり目立ったのが「セキスイハイムの住宅は2階が暑い!」という意見です。
実際、セキスイハイムの住宅にお住いの多くの方が暑いという感想を述べていらっしゃるので、本当に暑いのだと思います。
なぜセキスイハイムの住宅は暑くなってしまうのか…考えられる理由としては、
・フラットルーフ(陸屋根)であるため
・鉄骨構造であるため
この2点があります。
夏場の屋根は60℃を超える日もあるほど、非常に高温になります。
物体は温度が高くなると電磁波によって周囲に熱を伝える傾向があります。この時に周囲に伝わる熱を輻射熱と言い、屋根が高温になることで輻射熱によって2階を温めてしまいます。
そしてさらに、これはセキスイハイムの住宅に限らず採用している住宅メーカー全てに言えることですが、
フラットルーフの場合は、屋根裏に空間がなく天井との距離が近いため、2階全体が屋根からの熱を受けやすく、より暑いと感じるのではないかと言われています。
また、セキスイハイムの主力商品である「鉄骨住宅」は木造住宅よりもはるかに熱を通しやすく、冷気をどんどん外へ逃がしてしまうため暑くなりやすい傾向にあります。
そこで、セキスイハイムでは「快適エアリー」という全館空調システムを導入することができます。また、同じセキスイハイムでも木造住宅であれば鉄骨造に比べて熱伝導率は低く、暑さは軽減されるでしょう。
これからセキスイハイムでお家を建てる予定で、暑さに弱い方や小さなお子さんがいる方などは、熱中症予防なども視野に入れて、夏の暑さについて十分に検討してどのような対策を講じていくか考えることをおすすめします。
メンテナンスは結局どこに頼むのが良いの?
セキスイハイムの住宅はメンテナンスフリーと言われている磁器タイル外壁やフラット屋根が特徴的ですが、
メンテナンスフリーと言われていても、定期的な点検や適正時期でのメンテナンスは必須です。しかし、メンテナンスは知識のない業者に依頼してしまうと施工不良を起こしてしまうようなリスクが伴います。
確かな技術力を備えた信頼出来る業者を選ぶところから工事は始まります。メンテナンスをしてくれる業者選びというのは本当に重要なものなのです。
ハウスメーカーと弊社のような塗装屋のそれぞれのメリット・デメリットをまとめました。自分の希望に合うのはどちらなのか、業者を決める参考になればと思います!
ハウスメーカーのメリット・デメリット
ハウスメーカーに依頼する最大のメリットは何と言っても「家を建ててもらったところに依頼をする安心感」です。
信頼度やブランド力も含めて一番安心できるでしょうし、改めて業者を探す手間も省けます。
また、メーカーによっては延長保証を設けているところもありますので、工期が長引いても安心です。
デメリットとしては、施工を下請け業者に依頼するため、中間マージンが発生するぶん、他より費用がかなり高額な点です。
場合によってはさらその下に塗装会社が入って『孫請け』となることもあり、施工は別会社に依頼するため、ハウスメーカー自身の担当者は塗料や基材の知識が浅いこともよくあります。
外装工事で最も大切なことは、
『下地処理の技術力』と『塗料と基材の相性に関する知識』です。
下地処理がしっかりできていないと、どんなに良い塗料を使用していてもわずか数年で塗膜が剝がれてしまい、また塗装をする羽目になってしまいます。
そしてこのような事例・ご相談は比較的多いというのが現状です。
そして、塗料と基材(外壁材や屋根材)の相性の知識があまりない業者の場合、専用の下塗り塗料を使用しなければいけない場面で一般的な下塗り塗料での塗替えで施工されることもあります。
先述しましたが、この知識が不足している業者に依頼してしまうと施工不良の原因に繋がります。
シャインの特徴
弊社シャインはとにかく『豊富な知識による質の高い施工』を大切にしています。
有資格者による確かな診断力を武器に、お客様に最も合った適切な施工を提案させていただきます。
さらに、知識をアップデートしていくために、最新の建材や施工方法などの研修を定期的に実施し、製品に関しては自社でしっかりと実験をしているので、カタログだけでは分からない情報をお伝えすることができるというメリットがあります。
ただ、品質重視のため施工期間が通常よりも長くなってしまうことがありますので、工事内容にもよりますが、短期間での施工を希望している場合には少しデメリットになってしまうかもしれません。
最後に
今回は、セキスイハイムの住宅の特徴や、セキスイハイムならではのメンテナンスでの注意点などをご紹介させていただきました。
セキスイハイムの住宅は、外壁材・屋根材共に高性能で高耐久なものが使用されているため、一般的にはメンテナンスフリーと言われていますが、美観を長持ちさせるにはやはり定期的なメンテナンスを必ず行わなければなりません。
そこで、しっかりと現場を熟知した知識のある業者に依頼することがメンテナンスを成功させ、美観を長持ちさせるためのカギとなるのです。
セキスイハイムの住宅にお住まいの方、これからセキスイハイムで住宅を建てる予定の方などの参考になれば幸いです!
シャインは流山市・柏市の屋根リフォーム・雨漏り専門店です
有資格者による確かな診断力を武器に、お客様に最も合った提案をさせていただきます。
そしてシャインは常時
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を行っております!
外壁塗装や屋根リフォームは、初心者の方にとっては不安な事も多いだろうと思います。
シャインでは、そんなお客様の疑問や不安に寄り添えるように、具体的で丁寧な説明・対応を心掛けております。
外壁塗装・屋根リフォームで分からない事や不安な事がございましたら、どんな些細な事でも構いません。
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