サイディング外壁は早めの劣化補修や定期的なメンテナンスが長持ちの秘訣!アエラホームの外壁と屋根の標準仕様・特徴やメンテナンス注意点などを徹底解説
2024.05.01 (Wed) 更新
みなさんこんにちは!
明日からゴールデンウイーク本番という方も多いのではないでしょうか。なんとなく今年は短い気がしますね…;_;
シャインは明日5月3日から5月6日までゴールデンウイーク休暇となります。
この期間のお問い合わせにつきましては、5月7日(火)以降に順次対応させていただきますので、ご了承の程お願いいたします!
さて、本日のテーマは【アエラホームの特徴・メンテナンスでの注意点】についてです!
目次
- アエラホームの住宅のメンテナンスでの注意点
- 独自の建材と施工によるオリジナル工法【アエラストロング工法】
- こだわりの木材を使用
- 耐震金物による施工
- 制振システム「Kブレース」を標準仕様で搭載
- アエラホームの外壁の特徴
- 窯業系サイディングのメンテナンス注意点
- 塗膜の劣化に要注意
- チョーキング現象
- カビ・コケやの発生
- ひび割れ(クラック)
- 塗膜の剝がれ(表面剥離)
- シーリングも定期的にメンテナンスをしよう
- 透湿性の高い塗料で塗装メンテナンスをしよう
- アエラホームの屋根の特徴
- コロニアルクアッドのメンテナンス注意点
- メンテナンスは結局どこに頼むのが良いの?
- ハウスメーカーのメリット・デメリット
- シャインの特徴
- 最後に
- シャインは流山市・柏市の屋根リフォーム・雨漏り専門店です
アエラホームの住宅のメンテナンスでの注意点
アエラホームは東京都千代田区に本社を置く木造住宅メーカーです。
外張り断熱による優れた断熱性を備えた省エネ住宅が特徴で、住まいの省エネ性能を評価する「ハウスオブザイヤーインエナジー」を数多く受賞しています。
また、「ローコストでありながらも高品質」を売りにしており、在来工法で作り出す自由な間取りと独自工法による耐震性を両立させた高性能な住まいを低価格で提供しています。
そんなアエラホームにお住まいの方、またはご近所の住宅などがアエラホームという方も多いのではないでしょうか?
アエラホームのお住まいには、アエラホームならではの様々な特徴があります。今回アエラホームの特徴をご紹介しながら、知って損はないメンテナンスの注意点なども解説していきます!
独自の建材と施工によるオリジナル工法【アエラストロング工法】
アエラホームの建築構造は、木造軸組み工法に構造用耐力面材を加えたハイブリッド工法【アエラストロング工法】です。
木造軸組み工法とは日本の住宅で古くから伝わる建築工法で、柱(縦材)と梁(横材)、補強材となる筋交いで構成した骨組みによって建物を支える構造です。骨組み同士の接合部分に力が集中するため、ゆがみや捻じれが発生しやすいのがデメリットとされてきました。
そこで、アエラストロング工法では木造軸組み工法で構成した骨組みに耐力面材を接合し、外部からの衝撃を面全体に分散される構造にしました。これにより力が一点に集中することなく、ゆがみや捻じれが起きにくい耐震性の高い構造を可能にしています。
また、耐力面材には高耐久の「ハイベストウッド」を使用。壁倍率4倍という優れた耐久性に加えて透湿性にも優れており、湿気を排出して家の腐食を防ぎます。
そして、アエラストロング工法はこの他にも耐震性をより高めるために独自のさまざまな特徴を備えています。下記で上しく解説していきます!▽
こだわりの木材を使用
アエラホームでは土台に「檜(ひのき)」の木材を採用しています。
檜は1400年以上の歴史を持つ世界遺産「法隆寺」にも使用されている木材で、耐久性・耐水性に優れておりシロアリやカビ、腐朽にも強く住宅に使用する建材としては最適とも言えるポテンシャルを持っています。
また、構造体の建材には「エンジニアリングウッド」を使用しています。
エンジニアリングウッドとは様々な種類の木材を接着剤で張り合わせて作られた集成材のことで、強度や品質のバラつきが無いため強度が高く、通常の木材と比べて1.5倍の強度を誇ります。
耐震金物による施工
先述しましたが、地震による揺れや大きな衝撃を受けると骨組みの接合部分には大きな力が加わります。
この接合部分に掛かる力を軽減して建物全体の強度を上げるために、アエラストロング工法では在来工法(木造軸組み工法)の約2.5倍の強度を実現する耐震金物を採用しています。
制振システム「Kブレース」を標準仕様で搭載
アエラホームでは、「クラージュ」という住宅モデルに限り、制震ダンパー「Kブレース」を標準仕様としています。
住宅に備わっている耐震性というのは地震に「耐える」、つまり建物自体の倒壊や変形に対しては耐えることが出来ますが、揺れ自体を制御することは出来ません。そこで制震ダンパーを搭載して地震の「揺れを制御する」ことで、家具等の転倒を防ぎ、安全性を確保します。
「Kブレース」は地震の揺れによる振動エネルギーを熱エネルギーに変換して空気中に逃がし、建物の揺れを軽減させます。
他社のハウスメーカーでは制震ダンパーはオプション扱いの場合が多いため標準仕様で搭載されているのは大変お得ですが、対象ラインナップは「クラージュ」のみですので注意しましょう。
アエラホームの外壁の特徴
アエラホームの外壁標準仕様は窯業系サイディングです。オプションでタイルにすることも可能ですが、100~200万円近い費用が掛かります。
窯業系サイディングとは主原料であるセメントに木材の繊維質などを混ぜたものをボード状にした外壁材で、生成する際に窯の中で高熱処理がされることから、「窯業系」という名前が付いています。
現在、国内の外壁材のほとんどはサイディングボードが採用されており、その中でも窯業系サイディングは住宅外壁材全体の約8割を占め、ナンバーワンの普及率を誇っています。
タイルやALC外壁など他の外壁材よりも比較的安価な初期費用でありながらも耐震性や防火性などのある程度の機能性を有しており、また意匠性も高く、タイル調・石壁調・レンガ調などの幅広いデザインラインナップを備えています。
このコストパフォーマンスの良さと総合力の高さが、窯業系サイディングが幅広く採用されやすい理由なのです。
アエラホームでは主に外装建材メーカー大手のニチハまたはケイミューの商品を採用しています。
中には親水性による防汚機能や無機系塗料による色褪せに強いコーティングなどが施されているものもありますので、自分の住宅に使用されているサイディングの特性を理解してそれに対応したメンテナンスを行う必要があります。
窯業系サイディングのメンテナンス注意点
塗膜の劣化に要注意
窯業系サイディングは外壁材自体に耐水性が無いため、塗装をすることで耐水性を保っています。
つまり、塗膜が劣化すると耐水性が下がり外壁材が水分を吸収しやすい状態になってしまうため、内部に浸入した雨水や湿気によって内部結露や雨漏りなどを引き起こして外壁材を劣化させてしまいます。
また、冬場によく起こる劣化症状として「凍害」があります。凍害とは、塗膜の劣化によって外壁内に吸収された水分が凍って体積が増える→溶けて元に戻るを繰り返して徐々に外壁材が脆くなったところで、最終的に凍って膨張した水分によって外壁材が押し上げられて塗膜の剥がれやひび割れなどを起こすという現象です。
そして、凍害は重度の場合塗装メンテナンスでは補修できないため、ボードの張り替えが必要になってしまうこともあります。
このように塗膜の劣化を放置していると様々な劣化を引き起こす原因となってしまうため、窯業系サイディングは塗膜の劣化が見られ始める10~15年を目安にメンテナンスを行うことを推奨しています。
では、塗膜の劣化というのは具体的にどのようなものを指すのでしょうか?
チョーキング現象
チョーキング現象とは外壁を指でこすると白い粉が付く症状のことで、塗膜が紫外線によって劣化すると顔料が粉状になって表面化することによって起きる現象です。
汚れだと勘違いして放っておく方も多いのですが、塗膜が劣化しているサインですのでチョーキング現象らしきものが見受けられた際は一度点検を依頼してみましょう。
また、ニチハやケイミューのサイディングボードの中にはこのチョーキング現象が起きにくい「難付着サイディングボード」と呼ばれる商品があります。
これは表面に無機コーティングや光触媒コーティングなどを施してあるサイディングボードのことで、紫外線に強く耐久性が高いため塗膜が劣化せずチョーキング現象が起きにくい傾向があります。築10年以上でチョーキング現象が発生していない外壁であれば、高確率で難付着サイディングボードと考えられるでしょう。
そして、この難付着サイディングボードはメンテナンス時に専用の難付着用の下塗り塗料(シーラー)を使用しなければいけないという注意点があります。特殊コーティングの効果で汚れだけに限らず、塗料すらも付きにくい性質を持っているためです。
このことを知らない業者によって通常の下塗り塗料で塗装されてしまうと密着せずに剝がれてしまうので、築10年以上でチョーキング現象が見られない外壁の場合は信頼できる業者に点検を依頼して、適切な施工方法を提案してもらいましょう。
カビ・コケやの発生
外壁の中でも特に日当たりが悪い場所や湿気が籠ってジメジメとした場所では、カビやコケが発生しやすくなります。
カビ・コケが発生すると美観を損なうだけでなく塗膜が常に湿った状態になるため、外壁材も湿気を含んで傷みやすくなってしまいますので、長期の放置は危険です。
メンテナンスの際には高圧洗浄で削り落としてから塗装する必要があります。
ひび割れ(クラック)
上記で説明した凍害の仕組みと同様に、外壁内部に含んだ水分が膨張と収縮を繰り返すことで、ひび割れが発生することがあります。
放置していると、ひび割れによって出来た隙間からまた雨水が浸入して劣化を促進させてしまいます。凍害のような大きな劣化に繋がる前に早めに補修を行うことが肝心です。
塗膜の剝がれ(表面剥離)
塗装をしていても完全に水分の侵入を防げる訳ではありません。経年によって少しずつ水を吸い込んだままの状態が長期間続いていると、塗膜が剝離してしまうことがあります。
剝がれた箇所を放置していると剝き出しになった部分から内部にどんどん水が浸入して構造部分の腐食に繋がってしまいますので、見かけたら早めに補修を行いましょう。
シーリングも定期的にメンテナンスをしよう
サイディングボード同士の目地部分にはシーリングが注入されていますが、このシーリングは外気の温度変化などによって破断(ひび割れ)や収縮(痩せ)の症状を引き起こします。
そして、これらの劣化によって出来た隙間から雨水が侵入すると雨漏りや外壁材の劣化に繋がってしまうため、シーリングも定期的にメンテナンスを行う必要があるのです。
シーリングの寿命は短く、早いもので5年、平均が10年と言われています。大体が外壁材よりも早く寿命が来るので、外壁材の状態に関係なく新築から10年前後が経過した場合はメンテナンスを行うと良いでしょう。
また、メンテナンスの際には塗装メンテナンスも一緒に行うと足場代をまとめて済ませることができるためオススメです。
透湿性の高い塗料で塗装メンテナンスをしよう
窯業系サイディングの塗装メンテナンスでは、弾性塗料を使用してはいけません。
窯業系サイディングは蓄熱性(熱を持ちやすい性質)を備えているため、夏場などは外壁の表面温度が高温になります。すると内部の水分は熱せられたことによって気化して水蒸気となり外壁の外へ排出されるのですが、通気性の低い弾性塗料で塗装をしてしまうと水蒸気は外に出るために弾性塗料の柔らかい塗膜を押し出してしまいます。
これによって塗膜が空気を含んで膨らんでしまうことを「塗膜膨れ」と呼びます。
この症状を防ぐためには、水分の侵入はブロックしつつ湿気はしっかりと通すという「透湿性」を持つ塗料を使用すること大切です。
間違った塗料で施工不良を起こさないように、知識が業者に適切な塗料の選定をしてもらいましょう。
アエラホームの屋根の特徴
アエラホームの屋根標準仕様は、ケイミューのスレート屋根「コロニアルクァッド」です。
コロニアルとはケイミューが取り扱っているスレート屋根の商品名で、その中でもコロニアルクァッドは最もベーシックなシリーズです。
表面に施されているアクリルコーティングが紫外線を防ぎ、色褪せや劣化を抑える効果があります。
コロニアルクアッドのメンテナンス注意点
コロニアルクァッドは表面のコーティング塗装の効果によって耐用年数約30年とされていますが、まだ販売から30年以上経過していないため実際の耐用年数は未知数です。
しかし、どんなに耐久性が優れているとしても30年メンテナンス無しで綺麗な状態を保つことは不可能です。
屋根はずっと吹き曝しで雨や風の影響を最も受ける状態であるため、割れや色あせ、コケなどの表面劣化は10年程度で顕著に表れてきます。そしてこれらの症状を放置して塗装が劣化してくると内部に雨水が浸入して雨漏りなどの大きな劣化に繋がるのです。
雨漏りを起こすと塗装でメンテナンスするのは難しい場合がほとんどですので、メンテナンス費用を抑えるという意味でも、10年〜15年に一度のメンテナンスを推奨しています。
メンテナンス方法は劣化状態に合わせて、塗装・屋根カバー工法・屋根葺き替え工法の中から適切な施工方法を選びます。
知識の豊富な業者にしっかりと点検を行ってもらい、どのメンテナンス方法が最も適しているのかしっかりと見極めてもらうようにしましょう。
メンテナンスは結局どこに頼むのが良いの?
アエラホームの建築構造、外壁・屋根の標準仕様のメンテナンス注意点について解説してきました。
アエラホームの外壁は窯業系サイディングです。外壁材自体の耐水性がほぼ無いため塗膜の劣化が命取りとなります。定期的な点検やメンテナンスを行うことで劣化を抑制して長持ちさせることが出来ます。
そして、メンテナンスを依頼する際には知識が豊富な業者に依頼しなければ、施工不良を起こすリスクを伴うこともあります。
確かな技術力を備えた信頼出来る業者を選ぶところから工事は始まります。メンテナンスをしてくれる業者選びというのは本当に重要なものなのです。
ハウスメーカーと弊社のような塗装屋のそれぞれのメリット・デメリットをまとめました。自分の希望に合うのはどちらなのか、業者を決める参考になればと思います!
ハウスメーカーのメリット・デメリット
ハウスメーカーに依頼する最大のメリットは何と言っても「家を建ててもらったところに依頼をする安心感」です。
信頼度やブランド力も含めて一番安心できるでしょうし、改めて業者を探す手間も省けます。
また、メーカーによっては延長保証を設けているところもありますので、工期が長引いても安心です。
デメリットとしては、施工を下請け業者に依頼するため、中間マージンが発生するぶん、他より費用がかなり高額な点です。
場合によってはさらその下に塗装会社が入って『孫請け』となることもあり、施工は別会社に依頼するため、ハウスメーカー自身の担当者は塗料や基材の知識が浅いこともよくあります。
外装工事で最も大切なことは、
『下地処理の技術力』と『塗料と基材の相性に関する知識』です。
下地処理がしっかりできていないと、どんなに良い塗料を使用していてもわずか数年で塗膜が剝がれてしまい、また塗装をする羽目になってしまいます。
そしてこのような事例・ご相談は比較的多いというのが現状です。
そして、塗料と基材(外壁材や屋根材)の相性の知識があまりない業者の場合、専用の下塗り塗料を使用しなければいけない場面で一般的な下塗り塗料での塗替えで施工されることもあります。
先述しましたが、この知識が不足している業者に依頼してしまうと施工不良の原因に繋がります。
シャインの特徴
弊社シャインはとにかく『豊富な知識による質の高い施工』を大切にしています。
有資格者による確かな診断力を武器に、お客様に最も合った適切な施工を提案させていただきます。
さらに、知識をアップデートしていくために、最新の建材や施工方法などの研修を定期的に実施し、製品に関しては自社でしっかりと実験をしているので、カタログだけでは分からない情報をお伝えすることができるというメリットがあります。
ただ、品質重視のため施工期間が通常よりも長くなってしまうことがありますので、工事内容にもよりますが、短期間での施工を希望している場合には少しデメリットになってしまうかもしれません。
最後に
今回は、アエラホームの標準仕様と、アエラホームならではの特徴やメンテナンスでの注意点などをご紹介させていただきました。
アエラホームの外壁は窯業系サイディング・屋根はコロニアルクァッドでした。窯業系サイディングは耐水性が低く水分を吸収しやすいため、塗膜やシーリングの劣化を見つけたらすぐに補修するのが長持ちの秘訣です。
そして塗装メンテナンス時には内部に水分が溜まるのを防ぐために、ただ防水性を重視するだけではなく、透湿性の高い塗料を使用することが大切です。
外装メンテナンスの際はこのように各建材に関する知識と現場を熟知した技術のある業者に依頼することが成功のカギとなります。
アエラホームにお住まいの方、これからアエラホームでお家を建てる予定の方などの参考になれば幸いです!
シャインは流山市・柏市の屋根リフォーム・雨漏り専門店です
有資格者による確かな診断力を武器に、お客様に最も合った提案をさせていただきます。
そしてシャインは常時
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外壁塗装や屋根リフォームは、初心者の方にとっては不安な事も多いだろうと思います。
シャインでは、そんなお客様の疑問や不安に寄り添えるように、具体的で丁寧な説明・対応を心掛けております。
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