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迷ったらこれ!機能性・デザイン性・価格帯全てにおいて総合力の高い外壁材【窯業系サイディング】を徹底解説!

2024.09.21 (Sat) 更新

みなさんこんにちは!

流山市・柏市の屋根リフォーム・雨漏り専門店のシャインです!

あっという間に9月も後半になってきました!まだまだ日中は暑い日がありますが、夕方以降や朝は涼しくて気持ち良い気温になってきましたね!いい調子です!

さて、本日のテーマは【窯業系サイディングについてです!

窯業系サイディングとは?

窯業系サイディングとは、主にセメント質と繊維質で構成されている外壁材で、主原料のセメントに木材繊維などを混ぜ、ボード状に形成して作られています。

製造工程において、原料を窯(かま)で高熱処理する工程が「窯業」と呼ばれ、「窯業系」という名前はそこから由来しています。

現在日本で使われている外壁材のほとんどを占めており、外壁材の中でシェア率No,1を誇るサイディングボードの中でも窯業系サイディングは特に全体の約8割を占めると言われています。

ここまで普及率が高くなった理由としては、初期費用の安さと性能レベルのバランスの良さが挙げられます。

窯業系サイディングは他の外壁材と比べて初期費用が安く、デザインも豊富です。さらには耐火性や耐震性などに関してもある程度の機能性を有しているという総合力のもポイントです。

新築住宅でも外壁の標準仕様に窯業系サイディングを採用しているハウスメーカーなども非常に多く、機能性・デザイン性・価格帯全てにおいてバランスが良いため選ばれやすい外壁材なのです。

サイディングの種類

窯業系サイディングは【サイディングボード】という外壁材の種類の一つです。

サイディングボードは大きく窯業系・金属系・木質系・樹脂の4種類に分けられ、それぞれ耐用年数や特性が異なります。

金属サイディング

金属サイディングは薄いガルバリウム鋼板の金属板で芯材を挟んだ構成の外壁材で、ガルバリウム鋼板を使用しているため非常に軽量で、芯材には断熱機能が備わっているため断熱性もしっかりと持ち合わせている高性能なサイディングボードです。

元々リフォームで使用されることが多かったためデザイン性の低さが懸念点とされていましたが、近年ではお洒落な金属サイディングが開発されるようになり種類も増えてきたことから、新築では窯業サイディングの次に普及しています。

メンテナンスは基本的に金属屋根と同じようにカバー工法または張り替え工法となり、また既存の外壁がすでに金属サイディングの場合はカバー工法での施工はできません。

樹脂サイディング

樹脂サイディングとは、プラスチックの仲間である「塩化ビニル樹脂」を主原料とした外壁材で、腐食やひび割れに強いのが特徴です。

基本的に施工にはシーリングを使用せず、またサイディング自体に顔料が練り込んであるため色褪せすることがなく、塗り替えも不要です。

このようにメンテナンス性に非常に優れているためサイディングボードの中では最も長い耐用年数を誇りますが、日本での普及率は約1%とわずかなのが現状です。

木質サイディング

木質サイディングは素材に天然の木材を使用し、表面に塗装を施した外壁材です。

天然の木材ならではの温かみのあるデザインや断熱性の高さが特徴ですが、木材は吸水性が高いため腐食や劣化が進行しやすく、外壁材自体の耐久性に関しては他のサイディングよりも低いと考えられます。

窯業系サイディングのメリット・デメリット

メリット

優れた耐火性

窯業系サイディングは『防火外壁材』と呼ばれるほど、極めて優れた耐火性を持っています。

住宅がどの程度炎に耐えられるかを等級で表示した「耐火等級」にて3~4級(4級が最上級)を獲得している窯業系サイディングも多く存在しており、実証実験によって60分相当もの間、耐火性能を発揮することが可能であると認められています。

デザインが豊富

窯業系サイディングが他のサイディングと大きく差別化を図れるポイントとして、デザイン・テクスチャーの豊富さがあります。

レンガ調や木目調、タイル調など数多くのテクスチャーや多種多様なカラーから自分の家の雰囲気に合ったデザインを選んで好みの外壁に仕上げることが出来ます。

初期費用を抑えられる

窯業系サイディングは大量生産が可能なため、1㎡あたりの単価は約3,000~7,000円程度で外壁材の中では最も安価です。

多くのハウスメーカーでは外壁の標準仕様に窯業系サイディングを採用しており、他の外壁材を選択するとオプション料金が発生するというパターンが非常に多いです。よって、新築時の初期費用を安価に抑えることができるという点も窯業系サイディングの魅力の一つです。

また、仮に窯業系サイディングで張り替えリフォームをした場合も、一般的な30坪の住宅で180~240万程度で張り替えを行うことができます。

工期が短く、完成度が安定している

工場で生産されたサイディングボードを張り付けていくだけの作業のため、施工期間が短いのが特徴です。

また、職人の技術に左右されるような複雑な施工工程も無いため、完成時の仕上がりが安定しているのも大きなメリットです。

施工期間が短く作業内容も簡単なので人件費のコストを抑えることができ、これが上記で説明した初期費用を抑えられる理由の一つでもあるのです。

デメリット

熱がこもりやすい

窯業系サイディングの原料であるセメントは「蓄熱性」という、熱を蓄えてしまう性質を持っています。

蓄熱性があると、夏場は外からの不要な熱を吸収してしまうため外壁の温度が上がりやすくなり、外壁が熱を持つと室内温度も上昇するためエアコンの使用頻度が上がってしまいます。

この蓄熱性を軽減させるためにサイディングの施工では通気性を確保した施工が重視されており、また塗装メンテナンスをする際には赤外線を反射する「遮熱塗料」を使用することで、室内温度の上昇を抑えることが出来ます。

遮熱効果に関してはこちらのブログで詳しく解説していますので、是非ご覧ください!▽

断熱塗料との違いは?正直効果ってどうなの?これからの時期に大活躍な【遮熱塗料】について徹底解説!

こまめなメンテナンスが必須

窯業系サイディングのメンテナンスは7~10年に一回のペースと言われており、サイディングボードの中で最もこまめなメンテナンスが必要です。

基材そのものに防水性が無いことから、ひび割れや塗膜の剝がれている部分などから水分が浸入してしまうと一気に劣化が進行してしまうため、定期的な点検・メンテナンスが欠かせません。

また、塗装と同じタイミングで目地シーリングのメンテナンスも行うことを推奨しています。

防水性が無い

窯業系サイディングは基材自体に防水性がありません。

また原料のセメントは水分を含みやすい性質を持っているなど水分に非常に弱い外壁材なのですが、防水機能を持つ塗料で塗装することによって防水性を賄っています。

しかし、塗膜が剝がれたりひび割れが発生してしまうとそこから雨水などを吸収して内部腐食や雨漏りなどの劣化を引き起こしてしまいます。

また、目地部分のシーリングもひび割れや収縮(痩せ)、剥離(剥がれ)などの症状が起こると、それによって出来た隙間が水分の侵入口となり同様に外壁内部の劣化を進行させてしまいます。

基材に防水性が無いからこそ、定期的なメンテナンスや点検が何よりも重要になってくるのです。

窯業系サイディングのメンテナンスについて

窯業系サイディングの主な劣化症状

チョーキング現象

チョーキング現象とは外壁を指でこすると白い粉が付く劣化症状で、塗膜が劣化すると塗料に含まれている顔料(塗料の色彩を作る物質)が粉状になって表面に出てくることで起こる現象です。

塗膜が劣化しているサインのため、メンテナンス時期の指標ともなる劣化症状です。

シーリングの劣化

サイディングボードの多くはボード同士の隙間をシーリング材で埋めています。これを目地シーリングと呼びますが、このシーリングは紫外線や雨風に晒されることで非常に劣化しやすく寿命が短いため、平均10年前後、早いもので5年程度でメンテナンスを行う必要があります。

シーリングの劣化症状には、ひび割れ・収縮・浮きなどがあり、全て劣化によってボードとシーリングの間に隙間が生まれます。この隙間から雨水が浸入して雨漏りなどを引き起こす原因となるのです。

シーリングの浮き


シーリングの収縮


シーリングのひび割れ

カビ・コケの発生

カビやコケは湿気を含む場所で発生するため、外壁でカビやコケが見られた場合は塗膜が劣化して防水機能が低下している可能性が高いと考えられますので、早めのメンテナンスが必要です。

ひび割れや塗膜の剥がれ

経年劣化によって塗装の防水機能が低下するとサイディングは水分を吸収しやすくなり、雨の日に膨張→晴れの日に収縮という動きを繰り返していくうちに少しずつ負荷がかかり、ひび割れを引き起こします。

冬場には水分が凍って→溶けてを繰り返し、最終的に凍結による膨張で外壁材が浮き上がり、塗膜の剥げやひび割れなどが発生する「凍害」という症状もあります。

凍害

また、紫外線などによる劣化で塗膜の密着性が低下すると、ボロボロと塗装が剝がれてきてしまいます。剝がれた部分は防水性のない基材部分が剝き出しになった状態となるので、雨水の内部浸入を防ぐために早めの塗装メンテナンスが必要となります。

塗膜の剥がれ

窯業系サイディングのメンテナンス方法

窯業系サイディングを長持ちさせるためのメンテナンス方法には、一般的に以下の方法があります。

立地環境や劣化状況・既存状態によって適切な施工方法でメンテナンスを行うということが重要です。

塗装

色褪せチョーキング現象、塗膜の剝がれなどの劣化が起きている場合は塗装メンテナンスを行います。

塗装メンテナンスの平均相場は塗料のグレードなどにもよりますが、30坪程度の一般的な戸建住宅で80~120万前後と言われています。

部分補修

サイディングの一部分に大きな劣化が発生してしまっている場合は劣化したサイディングボードだけを取り換える部分補修を行います。

特に凍害などは浴室などの水回り付近の外壁で発生しやすいため、その一部分のサイディングのみを取り替え、最後に全体を塗装で仕上げるといったパターンが多く見られます。

張り替え

張り替え工法とは、既存の外壁材を撤去して新しい外壁材を設置する工法です。

雨漏りなどの内部劣化が全体的に顕著に見られた場合に採用されることが多く、新しいサイディングボードと交換することで壁の内側・外側共に新品のように生まれ変わらせることが可能です。

しかし、既存外壁の撤去費用などが掛かるため、工事費用が高額となってしまうことが懸念点です。

メンテナンスにおける注意点・ポイント

弾性塗料は使用できない

弾性塗料とは名前の通り弾性(=伸縮性)を持つ塗料で、塗膜が柔らかく伸びるためひび割れなどに追従しやすいという特徴があります。

また防水性も高く水分を通しにくいため、防水性の無い窯業系サイディングには一見ピッタリな塗料のように思えますが、窯業系サイディングの塗装メンテナンスの際には、弾性塗料は使用することができません。

外壁内部の水分は温められて気化し、水蒸気となって外に放出されることで内部に蓄積されることなく済むのですが、ここに弾性塗料(防水塗料)で塗装をしてしまうと、水蒸気が外に逃げられずに塗膜に圧力をかけ、弾性によって柔らかくなった塗膜が圧力をセーブ出来ずに「膨れ」を起こしてしまいます。

この膨れの症状を防ぐためには、防水性と通気性をどちらも確保する必要があります。水分はガードしつつ湿気(水蒸気)は通すことができる【透湿性】に特化した機能性塗料での塗装がおすすめです。

塗膜劣化・外壁の劣化は早めの補修を

窯業系サイディングは基材自体に防水性が無いため、塗膜の劣化が命取りとなります。

塗膜の剥がれやひび割れはもちろんのこと、サイディングの浮き・反りなども隙間が水分の侵入口となり得るため、定期的にチェックしましょう。

また、外壁のひび割れには浅いヘアークラックと深い構造クラックの2種類があり、構造クラックは建物の構造にも影響を及ぼしてしまうため、見つけたら出来るだけ早急に補修を行う必要があります。

ヘアークラック


構造クラック

雨水が浸入すると湿気や水分が外壁内部に吸収されて外壁材を傷めたり雨漏りや凍害などを引き起こしますが、これらの症状はほんの少し水分が入った程度では起こりませんので、劣化が進行する前に補修しておけば未然に防げることなのです。

サイディングボードに限らず、塗膜の剥がれや割れなども劣化症状が少しでも見られた場合は、放置せずすぐに補修やメンテナンスを行うようにしましょう。

目地シーリングと同時期にメンテナンスを行うのがお勧め

先述しましたが、シーリングは非常に短命です。大抵は外壁材よりも早く劣化が進んでしまうので、サイディングの状態が良好だとしても、新築から10年以上が経過したら一度メンテナンスを行うようにしましょう。

そして、シーリングメンテナンス時にはサイディングのメンテナンスも一緒に行うと、足場代を一回分で済ませることが出来ます。

窯業系サイディングは10年前後であり、そこまでシーリングとの耐用年数に差があるというわけでもないため、特におすすめです。

サイディングの主要メーカー

窯業系サイディングの主要メーカーは3社あります。それぞれオリジナルの機能性を有しており、デザインやテクスチャーも多種多様です。

大手メーカーですので、窯業系サイディングの標準仕様にこれらのメーカーが採用されていれば性能面や品質面では安心であると言えるでしょう。

ニチハ

クールな印象の石柄や温かみを感じられるリアルな木目柄、高級感あるタイル・レンガ柄など、多彩なデザインを展開しています。

セルフクリーニング機能「マイクロガード」や、無機コーティング塗装の「プラチナコート」などを取り入れ、色あせ・汚れにも確かな強さを発揮する高品質の外壁材です。

旭トステム

防火性・耐候性に優れた窯業系サイディングで、彫りの深いストーン柄や綺麗めなボーダー柄など、多彩なデザインラインナップを揃えています。

塗り替えやメンテナンスの回数が少なく経済的な仕上げ塗料「セルフッ素コート」の効果で高い耐候性を誇ります。

ケイミュー

耐火性や色あせにも強く、綺麗さと性能が長続きする外壁材です。

太陽の力で汚れを分解して雨水でセルフクリーニングをする「光触媒コート」を取り入れた【光セラシリーズ】が人気商品となっています。

最後に

今回は、窯業系サイディングについて解説しました。

窯業系サイディングはシェア率No,1の外壁材で、低価格帯でありながらも性能面の総合力が高い点が評価されています。

意匠性も高く、デザインやカラーバリエーションも豊富なため、現在ほとんどの住宅メーカーが標準仕様に窯業系サイディングを採用しています。

しかし、初期費用が安く導入しやすい外壁材ではありますが、他のサイディングボードと比べてメンテナンスコストが定期的に掛かることが懸念点とされています。

またメンテナンスの際も使用する塗料の選別メンテナンスのタイミングには十分注意するようにしましょう。

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