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塗装メンテナンスはオススメできない?日本ではまだまだ普及率の低い隠れた高性能屋根材【アスファルトシングル】について徹底解説!

2024.10.25 (Fri) 更新

みなさんこんにちは!

流山市・柏市の屋根リフォーム・雨漏り専門店のシャインです!

来週からは11月に入りますね!まだ寒さは本番ではない感じがしますが、そろそろ衣替えしてもいいのかな?とも思ってきました!

さて、本日のテーマは【アスファルトシングルについてです!

アスファルトシングルとは?

アスファルトシングルは100年以上前に北米で開発された屋根材で、アメリカやカナダでは定番の屋根材です。

ガラス繊維(グラスファイバー)の基材にアスファルトを浸透させて柔らかいシート状に生成し、表面には石粒をランダムに吹き付けて着色しています。柔らかく簡単に曲がるため、曲線を帯びていたり複雑な形の屋根にも施工することができます。

開発初期のアスファルトシングルは火に弱いという性質があり、日本の防火地域や準防火地域では使用ができませんでしたが、

改良が進み、グラスファイバーを基板に用いることで不燃性を上げることに成功し、建築基準法の改正によって導入された「飛び火試験」にて不燃認定を取得することが出来ました。

その後2007年より住宅建材として戸建やマンションに使用されるようになりましたが、現在の日本では普及率は約5%とまだ一般的にはあまり普及していませんしかし、防水性や施工性の高さなどから徐々に日本でも注目を集める屋根材となっています。

施工できる屋根は限られる

アスファルトシングルの施工が可能なのは、3.5寸以上の勾配がある屋根と定められています。

勾配が緩い屋根だと、水はけが悪く雨水が溜まってしまい雨漏りを引き起こしてしまうからです。

日本の住宅では3寸~6寸が並勾配といって標準的な勾配とされていますので、施工できる家が非常に限られる訳ではありませんが、基準値を超えている勾配の屋根にしか施工することができないということを知っておく必要があります。

アスファルトシングルのメリット・デメリット

メリット

防水性に優れている

アスファルトシングルは非常に防水性に優れているという点が大きなメリットです。

アスファルトシングルの基材となるグラスファイバー(ガラス繊維)はベランダ防水などにも使用される防水性に優れた繊維で、またアスファルトも同様に優れた防水性を備えています。

さらには仕上げ材には防水シートが使われているため、これらの防水性の高さから、アスファルトシングルには防水保証が約10〜30年程度の商品が多数あります。

また、アスファルトシングルは基本的に専用の接着剤を使用して貼り付けていくため、施工時に釘やビスなどを使用しません。よって、下に敷かれている防水シートに穴を開けずに施工することが可能です。

経年劣化によって釘穴やビス穴から雨水が浸入して雨漏りに繋がるパターンもありますので、そのリスクを避けることが出来るのも防水性が高い理由の一つです。

しかし、屋根の形状が複雑な場合は釘を打つ可能性もあり、また、一切釘やビスを使用しないで施工できる業者も限られていますので、アスファルトシングルの施工の際は施工経験の豊富な職人に依頼することが大切です。

軽量で耐震性に優れている

アスファルトシングルは一平方メートルあたり約9〜13kgで、スレート屋根(約17〜21kg)と比較しても非常に軽量です。

屋根が軽いと建物の重量が小さくなるため、地震の揺れによって建物にかかる負担を抑えて耐震性をアップさせることができます。

ひび割れやサビに強い

アスファルトシングルは柔らかい屋根材のためひび割れしにくく、また金属成分も含まれていないため錆びにくいという特徴があります。

瓦屋根やスレート屋根は飛来物などによって屋根材が割れてしまうこともあるため、そのリスクを避けることが出来ます。

費用が安い

アスファルトシングルは原材料であるガラス繊維やアスファルト、石粒などの材料費が比較的安いため全体的に低価格の屋根材です。

そして、軽量で柔らかい建材であるため持ち運びや施工がしやすく、工期や労力の面でも費用を抑えやすい傾向があります。

施工費用はアスファルトシングルのグレードにもよりますが、現在最も安価で施工できるスレート屋根と同等かそれ以下の価格です。

デメリット

強風に弱い

アスファルトシングルは屋根材を接着剤で固定しているため、施工不良や経年劣化によって接着力が弱まっていると強風や台風によってパタパタと煽られたり、場合によっては捲れてしまったり剥がれてしまうことがあります。また屋根材自体も薄くて軽いため、破れたり反ってしまう可能性もあります。

台風や強風の後は剥がれや捲れが起きていないかを専門家に点検してもらうと安心です。

コケやカビが発生しやすい

アスファルトシングルの表面は石粒が吹き付けてあることで細かな凸凹のあるザラザラした仕上がりになっています。この凸凹に砂埃や雨水が溜まっていくと撥水効果が弱まるため、カビやコケが生えたり藻が発生しやすくなります。

あまり日当たりの良くない立地に建てられている住宅の場合、アスファルトシングルはあまり向いていないかもしれません。

断熱性が低い

アスファルトシングルは太陽の熱を吸収しやすく、夏場は室温が高まりやすい傾向があります。

また、屋根材を固定する際に接着剤を使用するため、スレート屋根や瓦屋根に比べて通気層ができにくくなってしまいます。

通気層を設けることで、夏場は外部の熱せられた空気を外へ排出して内部に伝わる熱を抑え、冬場は内部の暖かい空気を外部に逃がすのを抑えます。また、通気層が内部に溜まった湿気を外に排出するため、建材の劣化も抑制することができます。

アスファルトシングルは、この通気層が無いまたは出来にくいため、断熱性が低いのがデメリットです。

施工できる業者が限られる

アスファルトシングルは日本ではまだ普及率が低いのが現状です。

よってアスファルトシングルを取り扱っている業者は少なく、取り扱っていても施工実績が少なかったり、施工経験のある職人なども限られています。

メンテナンスなどを含めて長い目で考えたとき、取り扱い業者が少なく業者探しに苦労するというのは大きなデメリットになります。

メンテナンスでアスファルトシングルの採用を考えている方は、施工した後のアフターメンテナンスもしっかりと対応してくれる業者かどうかを必ず確認しておきましょう。

アスファルトシングルのメンテナンスについて

アスファルトシングルの主な劣化症状とメンテナンス方法

カビやコケ

アスファルトシングルの凹凸に水や砂埃が溜まることによってカビやコケが発生します。

軽度であれば高圧洗浄で綺麗に落とすことができますが、状況が深刻な場合はカバー工法や葺き替えを行うこともあります。

また、スレート屋根などは滑らかな表面のためカビやコケの発生が目に見えて分かりやすいですが、アスファルトシングルは凹凸の隙間などの見えにくい場所にカビやコケが繁殖している可能性がありますので、必ず専門の業者に点検を依頼するようにしましょう。

屋根材の剝がれ

アスファルトシングルは釘やビスを使わずに接着剤で取り付けているため他の屋根材よりも風に弱く、強風や台風の影響で屋根材が剝がれてしまうことがあります。

実際に、台風や風の強い日の後には「屋根材が剥がれてしまった」といったお問い合わせを頂くこともしばしばあります。

特に勾配の急な屋根に取り付けられたアスファルトシングルは勾配が緩い屋根よりも風の影響を強く受けるため、風が屋根に沿って下から上に流れた際に捲れてしまいます。

剥がれた箇所を放置したままにしておくと防水シートが剝き出しとなって雨水を吸収してしまい雨漏りの原因に繋がってしまいます。また、種類によってはアスファルトシングル自体に接着剤が付いているものもありますが、その場合剝がれてしまうと防水シートも一緒に破れてしまいます。

だいたい5年置きに定期点検を行い、状況に合わせてメンテナンスを行うことが重要です。

屋根材が剝がれてしまった場合、部分補修は可能ですが、内部への影響の具合によってはカバー工法や葺き替え工法が適している場合もあります。剝がれが原因で雨漏りなどが発生してしまっている場合は部分補修では対応できないケースがほとんどです。

塗膜の表面劣化

屋根の色褪せはアスファルトシングルの初期段階の劣化症状です。

アスファルトシングルは表面に吹き付けた石粒によって着色しているため紫外線に強い傾向がありますが、それでも長期間にわたって紫外線に晒されることで色褪せしてしまいます。また、石粒の下のアスファルトや接着材が劣化することで、全体として色褪せが目立ってしまうこともあります。

また、劣化が進むと表面の石粒が層となって剥離してしまうようになります。ここまで来ると下地が露出している状態になっているので、カバー工法か葺き替え工法でのメンテナンスが必要です。

色褪せが見られた場合は塗装をすることでメンテナンスできますが、この場合の塗装メンテナンスはあくまで「美観を保つための塗装」と考えるようにしましょう。その理由はこの後詳しく解説していきます!▽

アスファルトシングルのメンテナンス注意点・ポイント

塗装メンテナンスはおすすめしない

屋根のメンテナンス方法としてまず挙げられるのが塗装です。アスファルトシングルは劣化すると色褪せやコケ・カビなどの症状が見られるため、他の屋根材同様に塗装メンテナンスで補修しようとしている方も多いのではないでしょうか?

しかし、実はアスファルトシングルを塗装メンテナンスするのはあまりオススメしていません。

なぜなら、塗装を行ってもアスファルトシングル自体の耐久性の向上には繋がらないからです。

劣化している状態の建材にメンテナンスを施すことで、建材の耐久性を上げていくことがメンテナンスの目的です。例えば塗膜が劣化して防水性が落ちた建材に塗装を施すことで、再び防水性が備わって建材の耐久性が上がります。

しかし、アスファルトシングルを塗装することによる効果というのは、美観維持程度しかありません。

アスファルトシングルの原材料であるアスファルトは、溶剤系(油性)塗料を使用するとアスファルトが溶けてしまうので必ず水性塗料を使用しなくてはなりません。

しかし、屋根は建物の中でも特に雨風に晒されやすいため、水性塗料よりも耐候性の高い溶剤系(油性)塗料を使用した方が劣化を抑制することが出来ます。効果の期待できない水性塗料を塗装しても、結果として耐久性の向上には繋がらないのです。

また、アスファルトシングルを塗装する場合、「縁切り作業」をきちんと行ってくれる職人でなければ、かえって施工不良を引き起こしてしまいます。

縁切り作業とは屋根材同士が重なっている部分の塗膜を切って隙間を作る作業のことです。この隙間から屋根材の下に入り込んだ雨水や湿気を排出するため、縁切りがしっかりと行われていないと雨水が内部に溜まってしまい、雨漏りなどの劣化の原因となります。

縁切りが正しく行われている屋根


縁切りが行われていない屋根

塗装メンテナンスをしたものの、業者選びや職人の技術の問題で縁切り作業が不十分だと、逆に雨漏りのリスクも発生してしまうのです。

アスファルトシングルの塗装メンテナンスに関してはこちらのブログでも詳しく解説しています。ぜひご覧ください!▽

ちょっと待って!アスファルトシングルの塗装メンテナンスをおすすめしない理由について

アスファルトシングルのメンテナンス方法は?

アスファルトシングルのメンテナンスは、屋根カバー工法葺き替え工法のどちらかで行うのがオススメです。

屋根カバー工法

屋根カバー工法とは、【既存の屋根材の上から新しい屋根材を被せる施工方法】です。

色褪せやコケ・カビの発生などの表面劣化のみで特に下地(防水シート・野地板etc.)に問題が無い場合は、カバー工法で施工することが可能です。

カバー工法は既存物をそのまま残すため撤去費用が掛かりません。その分葺き替え工法に比べて何十万単位で安くなるため、施工費用をなるべく抑えたい方はカバー工法がオススメです。

葺き替え工法

葺き替え工法とは、【既存の屋根材を撤去して新しい屋根材と交換する施工方法】です。

定期メンテナンスの時期(新築から約10年程度)に差し掛かっていたり、雨漏りなどが発生している場合は、防水シートも破れていたり、野地板が腐食してしまっている可能性もありますので、全て補修することが出来る葺き替え工法でのメンテナンスを推奨しています。

しかし、葺き替え工法は新築同様の仕上がりとなって耐久性もぐんと上がりますが、既存屋根材の撤去費用が掛かるため施工費用が高くなってしまいます。葺き替え工法を検討する際は金銭面にゆとりを持つようにしましょう。

いずれにしろ、劣化状況によって適切なメンテナンス方法がありますので、まずは知識豊富な専門業者に調査してもらい、最も適している施工方法を提案してもらうのが重要です。

石粒の落下について

アスファルトシングルは表面に石粒が吹き付けてありますが、この石粒は実は施工の段階で既にポロポロと落ちています。

これは施工時に剝がれることを考慮して多めに吹き付けられた石粒が落ちているだけなので、品質上の問題は特にありません。施工から約1年程度は落ち続けますがその後は止まります。

しかし、落ちた石粒が雨樋に蓄積して詰まってしまい、上手く排水が出来ずに雨漏りの原因となってしまう可能性もあります。

定期的に雨樋を確認して、詰まっていないか見ておくと良いでしょう。なお、2階の雨樋は高所で自ら確認や清掃を行うのは危険なので、業者にお願いしましょう。

最後に

今回は、アスファルトシングルについて解説しました。

アスファルトシングルは柔らかく施工性に優れ、さらに抜群の防水性を誇りますが、日本ではまだ一般的には普及していない屋根材です。

表面の石粒吹き付けによる独特の風合いがオシャレで意匠性も高い屋根材なので、今後の普及率に期待したい建材の一つとも言えます。

メンテナンスの際にはアスファルトの特性から塗装メンテナンスはあまり向いていなく、カバー工法や葺き替え工法でのメンテナンスが推奨されます。また、他の屋根材に比べて剝がれやすい傾向があるため、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。

建材そのものは特段耐久性に優れている訳ではないため、約5年置きの定期点検、10年前後での状況に応じたメンテナンスを行うことで長持ちさせることが出来ます。

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