「お宅の屋根、剝がれてますよ!」増え続ける訪問業者への対処法【手口や実際の事例などを解説】
2024.12.13 (Fri) 更新
みなさんこんにちは!
今日は寒いですね~!!この寒波は週末も続くみたいです…!12月も中旬となり、そろそろ年末年始休みに向けてテンションが上がり始める時期ではないでしょうか?
しっかり体調を整えて、冬休みに挑みましょう!
さて、本日のテーマは【屋根の訪問業者】についてです!
目次 [非表示]
- 訪問業者の被害は後を絶たない!
- 過去のシャインの事例
- 「屋根板金が浮いている」とはどんな状態?
- 訪問業者が来たときに確認してほしいこと
- 最近増加している訪問業者の手口
- 自然災害後は被害が急増する
- 訪問業者全てが悪なわけではない
- 訪問販売業者から屋根の不具合を指摘された時の注意点
- 絶対に屋根に上げないこと
- すぐに契約しないこと
- 心配な場合は信頼できる別の業者に点検を依頼しよう
- 困ったときの相談窓口はこちら
- ■流山市消費生活センター
- ■消費者ホットライン
- ■国民生活センター
- ■公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター 「住まいるダイヤル」
- シャインでも注意喚起を発信しています!
- 困ったらシャインに点検依頼を!
- シャインは流山市・柏市の屋根リフォーム・雨漏り専門店です
訪問業者の被害は後を絶たない!
「近所で工事をやっている業者なのですが、お宅の屋根が浮いていたのが見えたのでお知らせに伺いました。」
突然知らない業者が家にやってきて、このようなことを言われた経験はありませんか?
このセリフを聞いて「なんて親切な…!」と思ってしまう方は要注意です!実はこれ、屋根に不具合があると嘘をついて不安を煽り、多額且つ法外な修繕費用を請求する悪質訪問業者の手口なのです。
近隣で工事をしていると名乗る業者から屋根の剥がれや棟板金の浮きなどの不具合を指摘されたことをきっかけに不安になり、点検や見積りのお問合せを頂くケースはシャインでも近年急増しています。そしてその多くが、実際に点検してもなにも問題がない場合がほとんどです。
この悪質訪問業者の飛び込み営業は、国民生活センターに寄せられるリフォーム関係の相談の中でも多くを占めています。相談件数は2018年から昨年2023年までの5年間で約3倍に急増しており、2024年現在も一定して増加傾向にあります。
また流山市でも被害は多く、市のホームページでも昨年に引き続き今年度も注意喚起を促しています。
訪問業者のトラブルに関して、実際に国民生活センターなどに寄せられた相談事例には以下のようなものがあります。
■突然業者から「近所にドローンを飛ばして点検をしていたところ、屋根にヒビが見つかった」と言われ、撮影した写真を見せられてそのまま契約してしまったが、解約したい。
■近所で工事をしているという業者が訪ねてきて「工事の音はうるさくないか」などを聞かれたのち、「屋根が剝がれているのでついでに修理します」と言われて点検を依頼したが、後で近所で工事をしている業者に尋ねたら「私達とは関係ない」と言われ嘘だと分かった。今後どのように対応したらいいか。
■近所でビルの工事をしているという業者が来訪し、屋根が劣化しているので工事が必要と言われて契約をしたが、近所にそのようなビルはなく不審なのでクーリング・オフをしたい。
■突然来た業者に「今にも自宅の屋根瓦が落ちそうです」と言われ、焦って高額な屋根工事の契約をしてしまった。しかし、後日知り合いに屋根を確認してもらったところ作業がずさんだと分かったので、無償で解約したい。
過去のシャインの事例
シャインでも多くの訪問業者に関するお問い合わせを頂いております。
数多くの事例から一つ、実際は問題が無かった(=悪徳業者であった)事例をピックアップさせていただきます。
お客様(H様とします)は、2022年に屋根板金工事を行っていました。
木材の貫板が劣化して腐食してしまっていたため、今後の耐久性を考慮してガルバリウム鋼板の下地材【ガルベース】を設置する工事を行っていたのです。もちろん、その際に既存の棟板金はしっかりと固定し直して、コーキングもきっちりと行っていました。
H様邸のガルベース施工工事の詳細はシャインの公式YouTubeで公開しています!序盤には訪問業者の件についても少し触れていますので、是非見てみてください!▽
しかし、H様からお問い合わせが来たのはそのわずか半年後の翌年4月。
詳細を聞いたところ、ここ最近で2社の訪問業者から「屋根板金が浮いている」と指摘され、さらにもう1社別の業者から、「近くにあるマンションから見ていたのですが、屋根板金がバタバタしていますよ」と指摘を受けたようでした。
さすがにこれだけの業者から不具合を指摘されると、半年前に工事を行ったばかりなのに!と思っても心配になってしまいますよね。
不安になったH様は、半年前に棟板金の施工を行った弊社に実際の状態がどうなっているのか見てほしいとお問い合わせを下さいました。
そして、お問い合わせをいただいた翌日に早速弊社の優秀な施工管理技士が隅々まで点検を行いました。
しかし、H様邸の棟板金を確認したところ、板金の浮きは見られないどころか釘の浮きもなく、また板金同士の繋ぎ目や釘頭のコーキングもしっかりと残っていました。
3社もの訪問業者に指摘されたようなことは、実際には起こっていなかったのです。
悪質な手口で補修費用を騙し取ろうとした業者が3社もいたと考えると、恐ろしいですよね…。
「屋根板金が浮いている」とはどんな状態?
上記の画像は、屋根の棟板金が浮いてしまっているお客様宅の写真です。
屋根板金が浮いてしまう原因は、屋根板金に打ち込まれている釘が浮いてしまうことで、板金自体の固定力が低下してしまうからです。
釘が浮く原因としては、経年による釘自体の劣化、下地材(貫板)の腐食劣化、あとは台風や強風の影響で浮いてしまうこともあります。
棟板金は屋根の中で不具合が起こりやすく、劣化しやすい箇所です。
さらに、放置しておくと万が一強風などによって飛ばされてしまった場合には、ご近所の家や歩いている人に当たってしまう可能性などもあります。
そういった内容を伝えると焦って早々にその場で工事を依頼してしまう方も多いため、多くの訪問業者は【棟板金の浮き】を口実にするのです。
訪問業者が来たときに確認してほしいこと
H様邸の事例において、これらの指摘してきた業者はどれも【名刺を持っていなかった】という点がポイントでした。
もし訪問業者が訪ねてきた際に必ず実施してほしいことが、「名刺をもらう」ということです。
「名刺は持ってないんですよ~」と言われた時点で中々に怪しいですが、無い場合は社名を聞き出しましょう。
しかし、もし社名が分かってインターネットで検索して評判や情報の怪しさからその業者に対して注意するようになったとしても、現在は新しい法人を設立することは1日あれば可能であり、社名を変えてまた営業を行う業者も数多くいるため、名刺が無い時点できっぱりと断るのが賢明です。
また、「近所で工事を行っているのですが…」と言われたら、実際に工事をしている場所を教えてもらいましょう。そしてその工事現場に立ち寄り、訪問業者の社名と施工している業者の社名が同一かどうかを確かめるようにしましょう。
最近増加している訪問業者の手口
最近増加しているのが、実際に足場を建てて工事を行っている住宅の周辺を手当たり次第に訪問していくというスタイルです。
実際に工事を行っている業者に成りすまして、「近所で工事を行っているのですが、棟板金が浮いていますよ」と訪問していくのです。
このスタイルだと、社名を聞かれても工事現場に立ち寄ってもバレません。名刺は偽造して作られている場合もあるでしょう。
そうして、本当に工事している業者に指摘されたと思い込んで信じてしまい、修繕費用を騙し取られてしまうのです。額も大きな金額ではなく数万程度のことが多いですが、訪問業者はそれを一日に数件続ければ何十万という売り上げに繋がるのです。
非常に悪質ですが、このような事例が年々増えているのが現実です。
自然災害後は被害が急増する
台風や雹などの自然災害が発生した直後は、火災保険の利用を謳った訪問業者による被害が急増します。
ターゲットは主に一人暮らしの高齢者などで、災害が発生した直後の混乱期に勧誘を進められることでその場で契約してしまうような事例が増えています。
火災保険を使った修理に関わる詐欺の主な流れは以下になります。▽
①台風の直後に突然業者が来て「屋根が剝がれています。危ないですよ」と伝えられる
⇩
②「今回の台風被害によるものなので、火災保険を利用すれば負担なしで工事ができます。私たちが無料で保険の申請代行を行いますよ。」と言われ、修理と同時に保険の申請まで依頼してしまう
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③その後業者に対して不信感を覚えたり、降りた保険金が見積金額に足りなかったor保険金が降りなかったなどという場合に解約をしようとすると、「違約金」や「キャンセル料」の支払いを求められる
そもそも、火災保険の申請にあたっての手続きは、保険金を受け取る本人しかできません。またサポートを受ける場合も書類作成などの内容に限られます。
申請書の取り寄せや代筆などの「申請代行」ができるのは弁護士だけで、ただの業者が行えることではないということを頭に入れておきましょう。
また、火災保険が利用できるのは災害によって損害が発生した場合のみで、原則経年劣化などが原因の場合は利用できません。
しかし悪質業者の中には「みんなやっているので大丈夫ですよ」と虚偽の内容で保険金請求をする業者もいます。
代行を依頼した業者が虚偽の保険金請求をした場合、知らないうちに詐欺に加担させられるリスクもあるのです。
さらに、「自己負担ゼロ」という言葉を簡単に信じてはいけません。
火災保険の適用対象になるには様々な条件があり、また症状の状態によっては保険金の額も満額降りるとは限りません。
「実質無料で施工できますよ」という謳い文句に騙されたずに、自分が加入している保険契約の内容をよく確認してから判断することが重要です。
訪問業者が提示してくる申込書や契約書には、よく読むと違約金やキャンセル料の内容が目立たないように小さく書かれていたりすることが多くあります。
隅々までしっかりと読み込むことで怪しさに気づけることもありますので、絶対に焦ってその場で契約等はしないようにしましょう。
外装リフォームの火災保険の利用に関してはこちらのブログで詳しく解説していますので、ぜひご覧ください!▽
外壁塗装や屋根の修理で火災保険を利用するには【条件や注意点を解説!】
これから近づく台風の時期…塗装メンテナンスは可能?台風による住宅への被害とは?火災保険が適用できるって本当?すべて解説します!
訪問業者全てが悪なわけではない
訪問業者に関して色々と解説してきましたが、ここまで読んで「訪問業者=悪徳業者」というイメージがついてしまった方、または既にそのようなイメージを持っている方もいらっしゃると思います。
しかし、訪問業者は必ずしも悪徳業者というわけではありません。
弊社にお問い合わせ頂いた事例の中でも本当に不具合が起こっていて、早期発見に繋がったケースもあります。
一部の訪問業者が悪であるだけで、すべての訪問業者を色眼鏡で見るのは良くない傾向とも言えます。
訪問販売業者から屋根の不具合を指摘された時の注意点
絶対に屋根に上げないこと
訪問業者がやって来ても、とにかく絶対に屋根に上がらせてはいけません。
もし屋根に上げてしまった業者が悪徳訪問業者であった場合、ありもしない不具合を指摘されたり、最悪の場合わざと屋根を壊して「このような状態になっていました…」とあたかも最初から壊れていたかのように説明して多額の修理費用を請求されてしまいます。
屋根は自分では確認することが出来ない箇所であるため、不具合が実際にあっても無くても自分では確かめることが出来ません。悪徳訪問業者の詐欺スタイルはそのようにお客様が不利な状態であることを狙った悪質なやり方なのです。
突然やって来た人を簡単に家の中には入れないのと同じように、いきなり来た訪問業者も絶対に屋根に上らせないようにしましょう。
すぐに契約しないこと
訪問業者は話がとても上手いです。言葉巧みなセールストークで相手に考える隙を与えず、あっという間に契約まで話を進めてしまいます。
時には「今ならお安くなりますよ!」「キャンペーン期間だけの特別価格です!」などと言って期間限定の割引を誘い文句にすることもあります。
しかし、ここで話に乗せられてその場で契約してしまうようなことは絶対にやめてください!
話を聞いている内に段々と焦ってきて勢いで契約してしまうような方も多くいらっしゃいますが、そのように不安を煽ってくるのも訪問業者の手口の一つです。一人で判断せず、必ず家族や友人などの信頼できる人に相談をするようにしてください。
もし断りづらい場合は、「身内に塗装業者がいるので結構です。」などと伝えると効果的かもしれません。
心配な場合は信頼できる別の業者に点検を依頼しよう
訪問業者から屋根の不具合を指摘されてその場では断ったものの、いざ指摘をされるとどうしても不安や心配を感じてしまいますよね。
そんなときは訪問業者ではなく、信頼のおける業者に点検を依頼しましょう。
屋根工事は消費者には金額や工事の詳細が正しいものなのかを判断しにくいため、どうしても点検を行った業者の「言い値」が基準となってしまいます。訪問業者に騙されてしまった方の中には「そんなものなのか」と、市場価格の10倍近い費用を払ってしまったようなケースもあります。
このような事態を避けるためにも、屋根の補修やリフォームを検討する際は複数の会社に相見積りを取ることは鉄則です。
家を建てたハウスメーカー、以前にリフォーム工事を依頼した業者などをはじめ、複数のリフォーム会社で見積もりを取り、金額や工事内容をしっかりと比較して最も納得できる業者と契約するようにしましょう。
基本的にどのリフォーム会社も見積もりまでは無料で行うことが出来ます。
困ったときの相談窓口はこちら
「訪問業者に工事費用を騙し取られた」
「訪問業者との工事契約をクーリングオフしたい」
「最近、訪問業者がよく来るけどなんだか怪しい…」
など、屋根修理でトラブルに遭ったり少しでも不安を感じた場合は、まず家族や信頼できる友人、そして公共機関に相談をしましょう。
公共機関の相談先は最寄りの消費者センター、国民生活センター、公益財団法人などがあります。一人で悩まず、お気軽にご相談ください!
■流山市消費生活センター
●電話番号:04-7158-0999
●場所:流山市役所第2庁舎2階
●相談日: 月曜日~金曜日(祝日、年末年始を除く)
●受付時間:AM9:00~PM4:30
※ご相談は電話または来所で対応可能
■消費者ホットライン
●電話番号:188 (いやや!)
消費者ホットラインは、契約・悪質商法におけるトラブル、製品・食品やサービスによる事故等で「誰もがアクセスしやすい相談窓口」として開設されたものです。
郵便番号などを入力することで、お近くの市区町村や都道府県の消費生活センターなどの相談窓口を案内してくれます。
消費者センターは土日が休みのため、土日のお問い合わせはこの消費者ホットラインへおかけください。
■国民生活センター
【平日バックアップ相談】
●電話番号:03-3446-1623
●受付時間:平日 AM10:00~12:00・PM13:00~16:00
●相談日: 月曜日~金曜日(祝日、年末年始を除く)
【休日相談】
●受付時間:土日祝 AM10:00~PM16:00
消費者ホットラインが混雑で繋がらない場合、国民生活センターに繋がります。(一部地域や年末年始、国民生活センターの建物点検日を除く)
逆に、国民生活センターが休み(土日祝)の場合は消費者ホットラインにて相談が可能です。
消費者センターは地方自治体が運営しており、国民生活センターは国が運営しています。それ以外の大きな違いは特になく、どちらとも生活に関する様々な相談を随時受け付けています。
■公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター 「住まいるダイヤル」
●電話番号:0570-016-100 / 03-3556-5147
●受付時間:平日 AM10:00~PM17:00
●相談日: 月曜日~金曜日(祝日、年末年始を除く)
「住まいるダイヤル」とは、住まいに関する様々なトラブルや悩みのための国土交通大臣指定の相談窓口で、訪問業者に関しても数多くのお問い合わせを受け付けています。
シャインでも注意喚起を発信しています!
シャインでは、着工時に近隣住民の皆様にお配りしている挨拶チラシと一緒に、飛び込みの訪問業者に関する注意喚起のチラシを入れさせていただいています。
困ったときの相談窓口なども記載していますので、もしもの時はご活用ください!
困ったらシャインに点検依頼を!
悪徳訪問業者は言葉巧みに話を進めその場で契約を進めてきますが、決して情報を鵜呑みにはせずに、一度しっかりと断ってから信頼出来る業者に点検を依頼して下さい。
そして、訪問業者を屋根に上がらせることは絶対にしてはいけません!最悪の場合、何の問題も無かったお宅の屋根が壊されてしまうこともあるのです。
もちろん、弊社シャインもお問い合わせを頂きましたらすぐに駆け付けて点検をさせて頂きます。
有資格者による徹底した点検から見積書の作成まで全て無料で行いますので、訪問業者から棟板金や屋根の不具合を指摘されて不安に感じた方は是非シャインにご相談ください!
シャインは流山市・柏市の屋根リフォーム・雨漏り専門店です
有資格者による確かな診断力を武器に、お客様に最も合った提案をさせていただきます。
そしてシャインは常時
『無料見積もり』『無料診断』『無料相談』
を行っております!
外壁塗装や屋根リフォームは、初心者の方にとっては不安な事も多いだろうと思います。
シャインでは、そんなお客様の疑問や不安に寄り添えるように、具体的で丁寧な説明・対応を心掛けております。
外壁塗装・屋根リフォームで分からない事や不安な事がございましたら、どんな些細な事でも構いません。
お気軽にシャインまでお問い合わせ下さい!
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