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「金属屋根と言えばガルバリウム鋼板」の時代はもう終わり?!超高耐久金属屋根材【SGL鋼板】って知ってる?

2025.04.19 (Sat) 更新

みなさんこんにちは!

流山市・柏市の屋根リフォーム・雨漏り専門店のシャインです

最近は昼と夜の気温差も段々と無くなってきましたね。風が強い日が多いですが、穏やかで暖かい空気が気持ちいいです!

そして、ゴールデンウイークまで半月を切りました!今年はやや短めですが、待望の大型連休に向けて皆さん踏ん張っていきましょう…!

さて、本日のテーマは【SGL鋼板】についてです!

時代はガルバリウム鋼板からSGL鋼板に変わりつつある?

現在、普及率が急激に増加している金属屋根。スレート屋根や瓦屋根を抜いて屋根材で最も多くのシェアを誇っています。

特に住居の屋根材として【ガルバリウム鋼板】を採用するケースが非常に多く、最近の屋根リフォームでは「金属屋根でのリフォーム=ガルバリウム鋼板」というイメージが世間にも広まりつつあります。

しかし、このガルバリウム鋼板をさらに改良して、ガルバリウム鋼板が持つ性能を更にパワーアップさせた屋根材があることをご存じでしょうか?

それが【SGL鋼板(超高耐久ガルバ)】です。

SGL鋼板は、ガルバリウム鋼板と同様の性能を持ちながら、より耐久性が高くなった金属屋根材です。

近年ではSGL鋼板の商品を販売する屋根材メーカーも増えており、さらには外壁材としても採用されるようになっています。このまま普及率が拡大すると、いつか「金属屋根でのリフォーム=SGL鋼板」になる日もそう遠くはないでしょう。

今回のブログでは、そんな今後の屋根リフォームの重要なキーワードとなっていくであろうSGL鋼板について解説していきます。

金属屋根の時代はガルバリウム鋼板からSGL鋼板に変わりつつあります。SGL鋼板のメリットやガルバリウム鋼板との違いを理解することで、少しでも今後の屋根リフォームの際に役立てばと思います。

SGL鋼板とは?

SGL鋼板とは、『従来のガルバリウム鋼板のメッキ層にマグネシウムを2%添加したもの』です。

これだけでは何が違うのかよく分からないと思うので、詳しく解説していきます。

まず、ガルバリウム鋼板やSGL鋼板などの金属屋根の多くは「鋼板(こうはん)」と呼ばれる、鉄を主成分として強度を高めた合金の金属板を使用しており、その表面に錆や腐食を防いで耐久性を上げるためのメッキや塗装を施しています。これをメッキ層といいます。

メッキ層は表面にあるため、ここの耐久性が高いと表面に傷などが出来ても劣化が内部まで及びにくくなります。

SGL鋼板はこのメッキ層を強化したことによって内部劣化の進行を防ぎ、高い耐久性を長期的に維持させることを可能にした金属屋根材なのです。

SGL鋼板のメッキ構造と耐食性の仕組み

SGL鋼板のメッキ構造

SGL鋼板のメッキ層はガルバリウム鋼板と同じ「三次元網目構造」という構造を持っており、下の画像のように亜鉛リッチ相がアルミリッチ相の間を縫うように網目状に存在しています。※リッチ相とは特定の成分が濃く集まってる状態のこと

SGL鋼板ではここに2%のマグネシウムを添加することで、この亜鉛リッチ相の中にマグネシウムが共存する形になります。

三次元網目構造では、腐食が進む際に網目状の経路を通るため、全体の腐食速度を遅らせるという効果があります。

SGL鋼板の耐食性の仕組み

メッキ層の内部の鉄部(金属板部分)にまで及ぶ傷が発生した際、鉄が錆びる前に亜鉛リッチ相の亜鉛が持つ「犠牲防食作用」がはたらき、亜鉛自らが溶け出て酸化物となり、鉄素地の保護皮膜を作り錆の進行を抑えます(①)。

次にアルミリッチ相のアルミニウムが酸化して溶け出し「不動態化皮膜」という金属を腐食から守る作用がある皮膜を形成し、亜鉛が覆った部分をさらに覆います(②)。

このように、【亜鉛の犠牲防食作用(①)】と、【アルミニウムによる不動態化作用(②)】という2段階のメカニズムによって、メッキ層が傷ついてもその内部の鉄素地は腐食から守られるため、長期的な耐食性が確保されるのです。

なぜマグネシウムを添加すると耐久性が上がるの?

SGL鋼板はマグネシウムを添加したことによって耐久性が大幅にアップしましたが、それはなぜなのでしょうか?

本来、傷が発生して犠牲防食作用によって亜鉛リッチ相が溶け出した部分には、亜鉛とアルミニウムの「自己修復作用(※)」のサイクルによって、アルミ系酸化生成物(※2)が充填されますが、

厳しい腐食条件下では亜鉛リッチ相の消耗が激しく、アルミ系酸化生成物の充填が追い付かずに結果的に腐食が進行してしまうことがありました。

そこで、SGL鋼板では亜鉛リッチ相にマグネシウムを共存させることでより緻密で水に溶けにくい保護皮膜を形成させ、亜鉛リッチ層の消耗を抑制させました。

【従来のガルバリウム鋼板(マグネシウム添加前)】

【SGL鋼板(マグネシウム添加後)】

これにより、「犠牲防食作用」が長期にわたって確保されるだけでなく、アルミ系酸化生成物の充填がしっかりと行われることでメッキ層全体の耐食性を大幅に向上させることに成功したのです。

※.亜鉛が溶け出すとアルミニウムの酸化生成物がその部分を埋め、錆の進行を抑えること

※2.アルミニウムが酸化してできる物質

ガルバリウム鋼板との違い

ガルバリウム鋼板とSGL鋼板の違いは「マグネシウムが含まれているかどうか」、これだけです。

簡単に説明すると、

●ガルバリウム鋼板のメッキ層に含まれている成分は【亜鉛】【アルミ】
●SGL鋼板のメッキ層に含まれている成分は【亜鉛】【アルミ】【マグネシウム】

ということになります。そしてこのマグネシウムのはたらきによって耐久性が大幅に向上しているのです。

SGL鋼板のメリット3選

錆びにくい

SGL鋼板は非常に高い耐食性を持ち、ガルバリウム鋼板の3倍超と言われています。

その耐食性の高さは、建築物用鋼板メーカーの「日鉄鋼板株式会社」による「複合サイクル試験」にて証明されています。

複合サイクル試験とは、塩水噴霧・乾燥・湿潤などを組み合わせたサイクルを繰り返し行い、塗膜の錆や腐食などに対する耐久性を評価する試験方法です。下の表をご覧ください。▽

50サイクル時(サイクル数=試験の回数)と、350サイクル時の比較ですが、明らかにガルバリウム鋼板の方が錆が進行しているのが分かります。

沿岸部でも使用可能

従来のガルバリウム鋼板は潮風に弱い傾向があり、沿岸地域では塩害に注意して使用しなければならず、また沿岸部付近は保証対象地域にも入りませんでした。

SGL鋼板は亜鉛リッチ層の消耗を抑制するはたらきをもっているため、亜鉛リッチ相の消耗が激しい沿岸部でもガルバリウム鋼板と比べて塩害の被害を受けにくく、保証対象地域の範囲も大幅に拡大しています。

スーパーガルテクト:保証対象地域

このSGL鋼板の塩害に対する耐久性は、日鉄鋼板株式会社による「塩水噴霧試験」でも証明されています。▽

腐食を抑制する

金属屋根をカバー工法や葺き替え工法で使用する際は、屋根の大きさに合わせてカットして張り付けていきます。

また、止水性を高めるために鋼板を折り曲げることも多々あるため、切断や加工をする工程が非常に多いのが特徴です。

切断面や曲げた箇所はメッキ層が薄くなるため錆びの原因となりやすいのですが、SGL鋼板はメッキ層の優れたメカニズムによって強力な耐食性を発揮するため、腐食を抑えて錆の発生を抑制します。

SGL鋼板おすすめ商品

スーパーガルテクト

【スーパーガルテクト】は金属外壁材・屋根材メーカー「アイジー工業」の看板商品です。

屋根材と断熱材が一つになった断熱材一体型の屋根材で、遮熱性と断熱性を兼ね備えている点が最大の特徴です。

表面には遮熱性塗料を採用しており、太陽の熱を効果的に反射して高い遮熱効果を発揮します。そして芯材には断熱材を使用しているため、断熱効果も発揮します。

この遮熱と断熱のW効果によって、屋外からの熱は遮断し、室内の冷暖房効果は外に逃さずに室内温度を快適な状態に保つことが出来ます。

その他にも防火性や耐風性などあらゆる面において優れており、2020年の全国発明表彰(※)において『日本弁理士会会長賞』を受賞するなど、その性能は高く評価されています。

スーパーガルテクトについては以下のブログでも詳しく解説しています!ぜひご覧ください▽

進化した次世代の屋根材!アイジールーフ スーパーガルテクト

※公益社団法人発明協会が主催している研究者・科学者の功績や優れた発明を表彰する賞

横暖ルーフ プレミアムシリーズ(横暖ルーフプレミアムS・横暖ルーフα プレミアムS)

横暖ルーフのプレミアムシリーズは、サイディングなどの外壁材の大手メーカー「ニチハ」の代表的な金属屋根材です。

国内で初めて開発された断熱材一体型の横葺き金属屋根で、25年以上の実績を持っています。表面にはフッ素塗膜を採用しており、色あせしにくいという特徴から色褪せ保証が付保されています。

また、ジョイント部分には雨水の侵入を防止するために独自の4重防水構造を採用しており、防水リブを4重に配置することで高い止水性を発揮します。

屋根材自体も長尺であるため他の屋根材よりもジョイント部分が少なく、全体的に防水性に特化した屋根材と言えます。

耐久性向上により保証内容にも変化が

スーパーガルテクト、横暖ルーフのプレミアムシリーズ共に従来の素材はガルバリウム鋼板でした。

時代の変化、そして研究開発の進歩によってSGL鋼板に切り替わったことにより、耐久性はさらに向上し、その分保証内容も手厚くなっています。

【スーパーガルテクト】

素材

保証対象地域 保証内容

ガルテクト

ガルバリウム鋼板

海岸線から5㎞

穴あき10年保証

スーパーガルテクト

SGL鋼板

海岸線から500m

穴あき25年保証

【横暖ルーフα プレミアムS】

素材

保証内容

横暖ルーフα S

ガルバリウム鋼板

塗膜15年保証・赤錆20年保証・穴あき25年保証

横暖ルーフα プレミアムS

SGL鋼板

塗膜15年保証・赤錆20年保証・穴あき25年保証

塗膜の変色・褐色20年保証

ガルバリウム鋼板とSGL鋼板どちらがオススメ?

ガルバリウム鋼板とSGL鋼板は結局のところ、どちらがオススメなのでしょうか。やはり気になる点は「価格差」だと思います。

SGL鋼板は、ガルバリウム鋼板に比べて初期コストが若干高くなります。

下の表はガルバリウム鋼板の「横暖ルーフαS」、SGL鋼板の「横暖ルーフα プレミアムS」それぞれの㎡単価です。

横暖ルーフαS

横暖ルーフα プレミアムS
㎡価格 約8,700円/㎡

㎡価格 約10,700円/㎡

1㎡あたり約2,000円の価格差となっています。近年では物価高の影響もあり、価格差は徐々に広がってきているのが現状ではあります。

しかし、SGL鋼板はガルバリウム鋼板の3倍の耐久性を持っているため、錆びや劣化がしにくくその分耐用年数も長くなります。

初期費用こそ多少高額にはなりますが、長期的なコストパフォーマンスに優れているのはSGL鋼板であると考えられます。その点を重視する場合はSGL鋼板がオススメです。

その他の金属屋根に関しては、以下のブログでも詳しく解説しています!▽

現在屋根材シェア率ナンバーワン!高耐久且つ軽量で耐震性に優れた屋根材【金属屋根(ガルバリウム鋼板)】について徹底解説!

まだまだ金属屋根のイメージはガルバリウム鋼板が圧倒的ですが、これからはSGLの時代が来るとされています

価格差も正直そこまで広いわけでもありませんので、長持ちする金属屋根材をお探しの方は「金属屋根=ガルバリウム」の固定概念にとらわれず、是非SGL鋼板の屋根材も視野に入れてみてください。

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