柏市 外壁屋根塗装工事 ~難付着サイディングをダイヤモンドコート塗装・屋根下地を高耐久ガルベースに変更~
2023.03.13 (Mon)
千葉県柏市 S様邸 施工データ
工事内容 | 外壁屋根付帯 塗装工事 |
---|---|
施工カラー | |
築年数 | 12年 |
メーカー・商品 | 外壁塗装:ダイヤモンドコートBS水性 N-25 屋根塗装:リファイン500 チャコール 付帯塗装:1液ファインフッ素UV 19-60B 棟板金下地:ガルベース |
外壁使用塗料 | ダイヤモンドコートBS水性 N-25 塗料の特徴はこちらから! |
屋根使用塗料 | リファイン500MF-IR カラー:チャコール 塗料の特徴はこちらから! |
担当者より
この度、柏市S様より、外壁・屋根・付帯塗装工事のご依頼を頂きまして無事に完工いたしました。
S様邸のサイディングボードは、
・チョーキングしないこと
・30倍スコープによる調査 等から
『難付着サイディングボード』である可能性が高いという事が判明しました。
難付着サイディングボードとは表面に特殊なコーティングがしてあるサイディングボードで、
これにより表面が汚れにくく高耐久なため、メンテナンス不要期間が長いというメリットがあるのですが、
汚れが付きにくいぶん、『塗料も付かない』という問題があります。
難付着サイディングボードの場合は通常の下塗り塗料では上塗り塗料と密着しないため、専用の下塗り塗料を使用します。
知識があまり無い業者さんは一般的な下塗り塗料での塗替えを勧めてくるかと思われますので、十分注意が必要です。
外壁工事の概要
高圧洗浄
最大15Mpaの強い水圧によって汚れをどんどん除去していきます。(必要に応じて薬剤も使用します。)
洗浄工程は約1日かけて行われ、長い年月をかけてこびりついた油やサビ汚れを除去していくことで、塗料の密着に繋がります。
美観性・耐久性に優れた美しい塗装を施すには、この洗浄作業の徹底さが大きなポイントになります。
外壁補修
玄関上にある小さめのバルコニー部分にだけ、凍害が発生しておりました。
凍害とは、冬場にサイディングボードに浸み込んだ水分が凍って膨張することによって、サイディングボード表面部分の塗膜が浮き上がる症状です。
この上から塗ってもまた数年で凍害が発生してしまいますので、まず密着力の高い専用プライマーを塗布した後にパテで補修をし、
この部分だけはダイヤモンドコートではなく、コンクリートの劣化を防ぐためにサイディングボードに水分が浸み込まないよう、蒸れにくい透湿性の高い塗料での塗装を行いました。
シーリング補修
コーキングが壁面から剥がれている剥離症状が見られました。
コーキングを入れ込む前に塗布するプライマーという接着剤を全く入れ込んでいない箇所や塗布にムラがある箇所などが確認出来ました。
新築時の施工不良の可能性もあります。
プライマーがきちんと塗布されないままシーリングを施すと、サイディング壁が動いた時にコーキングが剥がれてしまうのです。
今回は、目地のコーキング打ち替え、窓周りは増し打ちを行いました。
窓周りのコーキングは、既存のコーキングを撤去する際にサッシを傷つけてしまう可能性が大きいため、基本的に弊社では増し打ちをお勧めしています。
シーリング工事に関して詳しくはこちらの記事をご覧ください!▽
外壁工事をするなら一度は耳にしたことがあるかも?シーリングについて徹底解説!
外壁塗装
外壁は高耐久塗料の『ダイヤモンドコート』を使用致しました。
『ダイヤモンドコート』は塗料メーカーの大手である日本ペイントが開発した塗料です。
通常通り3回塗りをした後に、最終工程として『UVカットクリヤーコーティング』を施すことにより、
高いレベルでの色褪せ・汚染の防止、藻・かびの防止を実現し、塗りたての美しい色艶を約15年間もの間、維持することが可能になります。
実は、ダイヤモンドコートは日本ペイントからの認定を得ないと施工できません。
日本ペイントが設ける研修・実習を受け、技術を認定された施工店だけが登録認定施工店となります。
このダイヤモンドコートの登録認定施工店、
千葉県北部・茨城県南部エリアではシャインだけなんです!
下塗り
下塗り材は選定を誤ると塗膜の剥がれや膨れに繋がるので、しっかりと選定出来る業者選びが大切です。
今回は、『パーフェクトシーラー』を使用しました。
パーフェクトシーラーは無機有機ハイブリッドシーラーで、
難付着サイディング外壁や難付着スレート屋根に対応するために専用に設計された下塗り材になります。
ひび割れ追従能力に優れた塗料で、中性化防止に役立ちます。
中塗り・上塗り
下塗りを行った後、中塗り→上塗りを施します。
塗布量を厳守して絶対にムラが出ないよう、丁寧に塗布します。
トップコートGLクリヤー
通常の塗装は『下塗り→中塗り→上塗り』の3回塗りが主流ですが(下地の状態により下塗りを数回重ねることもあります)、
ダイヤモンドコートは3回塗りをしたのち、最終工程として『GLトップコート』を塗布することで、紫外線から塗膜をしっかりと守り、外壁を長持ちさせます。
塗装工事終了直前にはタッチアップという補修塗りも行っています。
屋根塗装工事の概要
棟板金下地の交換
棟板金の下地を木材から、ガルバリウム鋼板製の『ガルベース』に交換する工事を行いました。
ガルベースは従来の木材のように水に触れて腐食することがなく、さらに年数が経過しても樹脂のようにひび割れたりすることもない、優秀な棟板金下地材です。
ガルベースに関しては、詳しくはこちらの記事をご覧ください!▽
屋根塗装
屋根の塗料は、アステックペイントの『超低汚染リファイン500MF-IR』のチャコールを使用しました。
『超低汚染リファイン』は、名前にもあるように「超低汚染」性が特徴で、
塗膜表層コーティング技術により塗膜の密度が高く親水性に富んでいるため、汚れの付着を防ぎ、美観保持機能にかなり特化しています。
下塗りにはエポプレミアムシーラープライマーを使用しております。
縁切り材の挿入(タスペーサー)
タスペーサーとは、屋根の瓦と瓦の間に挟み込むことで隙間を作り出す部材のことで、
隙間があることによって雨水が侵入した際にそこから水を排出できるため、雨漏りを防ぐことができます。
また通気が良くなるので、屋根裏で内部結露した水分が屋根材を腐らせてしまうのを防ぐ役割もあります。
4寸勾配以下の場合は、ダブル工法を推奨しています。
付帯部工事の概要
破風板の補修・塗装
破風板のつなぎ目のコーキングが劣化していたため、除去して新しく打ち直していきます。
既存コーキングを除去し、専用のプライマーを奥まで塗布した後、周囲にマスキングを貼って新しいコーキング剤を打ち込んでいきます。
コーキングを平らに均し、乾燥する前にマスキングを剥がします。
補修後に上から塗装をして完成です。
他付帯塗装
完成
最後に点検をして完成です。
塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。
柏市のS様、この度の外壁・屋根・付帯塗装工事の際は大変お世話になりました。
アンケートも丁寧にお答え下さり、ご満足との評価もいただけて嬉しく思います!
今後ともシャインを宜しくお願い致します。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!