柏市 外壁塗装と屋根リフォーム ~難付着サイディングボードをダイヤモンドコートで塗装・ディプロマットスターで屋根カバー工法~
2023.03.08 (Wed)
千葉県柏市 O様邸 施工データ
工事内容 | 屋根リフォーム カバー工法・外壁付帯塗装 |
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施工カラー | |
築年数 | 11年 |
メーカー・商品 | 外壁:ダイヤモンドコートBS水性 ND-011・ND-013 金属屋根カバー:ディプロマットスター オニキス 付帯部塗装:1液ファインフッ素UV ND-155 |
外壁使用塗料 | ダイヤモンドコートBS水性 カラー:ND-011・ND-013 塗料の特徴はこちらから! |
屋根使用塗料 | ディプロマットスター カラー:オニキス 塗料の特徴はこちらから! |
担当者より
この度柏市O様邸の、外壁付帯塗装とカバー工法による屋根リフォーム工事(金属屋根のカバー工法)の施工が完了いたしました。
きっかけはなんと、ご近所で弊社が外壁塗装工事を施工されていたからとのこと!
ご依頼のきっかけが「ご近所が外壁塗装工事を始めた」という方は割といらっしゃいます。
その中で、弊社の現場をご覧になって依頼を頂いたということで、大変ありがたく思います…
外壁塗装の概要
現地調査
O様邸の外壁は、
・チョーキングしないこと
・30倍スコープによる調査 等から
『難付着サイディングボード』である可能性が非常に高いという事が判明しました。
難付着サイディングボードとは表面に
・汚れに強い
・色褪せしにくい
などの特殊なコーティングがしてあるサイディングボードで、
普通のサイディングより表面に汚れがつきにくく耐久性も高いため、メンテナンス期間が長いというメリットのあるサイディング壁なのですが、
汚れが付きにくいぶん、『塗料も付かない』という厄介者なのです…
この場合、通常の下塗り塗料を使用すると、上塗り塗料と密着せずにベロンと剥がれてきてしまう為、専用の下塗り塗料を塗布する必要があります。
難付着サイディング壁に関しての知識が無い業者さんは一般的な塗替えを勧めてくるかと思われますので、十分注意が必要です。
高圧洗浄
外壁塗装における最初の工程は高圧洗浄です。
最大15Mpaの強い水圧でコケや藻をどんどん除去していきます。(必要に応じて薬剤も使用します。)
洗浄工程はなんと、約1日の時間をかけて行われるのです!
洗浄だけの作業なのに、どうしてそんなに時間をかけるんだろうと疑問に思うかもしれませんが、
高圧洗浄で長い年月をかけてこびりついた油やサビ汚れを除去する事が、塗料の密着に繋がります。
塗料が密着しないと今度は耐久性に問題が生じてしまうので、下地処理はとっても重要なんです。
美観性と耐久性を確保する美しい塗装を施すには、この洗浄作業を徹底的に行うのが大きなポイントになります。
外壁の補修
外壁に一部劣化箇所が見られました。
外壁の劣化は釘周りから起こることが多いです。このあとに、サイディングボードの劣化箇所は専用のパテで補修をしました。
外壁塗装
外壁は高耐久塗料の『ダイヤモンドコート』を使用致しました。
『ダイヤモンドコート』は塗料メーカーの大手である日本ペイントが開発した塗料です。
通常の塗装工程である3回塗りをした後に最終工程として『UVカットクリヤーコーティング』を施した、計4回塗りで施工しています。
『UVカットクリヤーコーティング』を施すことにより、従来の塗装よりも高いレベルでの色褪せ・汚染の防止、藻・かびの防止を実現し、
超親水性塗膜がコーティングされているため、雨が降るとその雨で汚れを落とすセルフクリーニング機能があります。
また塗膜が紫外線から守られることで、塗りたての美しい色艶を約15年間もの間、長期維持することが可能になります。
ダイヤモンドコートを施工するには、日本ペイントからの認定を得ないとなりません。
日本ペイントの研修・実習を受け、技術を認定された施工店だけが登録認定施工店となり、ダイヤモンドコートを塗ることを許されるのです。
なんとこのダイヤモンドコートの登録認定施工店、
千葉県北部・茨城県南部エリアではシャインだけなんです!
下塗り
下塗り材の選定は重要で、選定を見誤ると塗膜の剥がれや膨れが発生してしまう可能性がありますので、選定がしっかりと出来る業者選びはとても大切です。
今回は、『パーフェクトシーラー』を使用致しました。
パーフェクトシーラーは無機有機ハイブリッドシーラーで、
難付着サイディング外壁や難付着スレート屋根に対応するために専用に設計された下塗り材になります。
ひび割れ追従能力に優れた塗料で、中性化防止に役立ちます。
中塗り・上塗り
下塗りを行った後、中塗り→上塗りを施します。
塗布量を厳守して絶対にムラが出ないよう、丁寧に塗布します。
トップコート
通常の塗装は『下塗り→中塗り→上塗り』の最低3回塗りが主流になっていますが(弊社では、下地の状態により下塗りを数回重ねることもあります)、
ダイヤモンドコートは3回塗りをしたのち、最終工程として『GLトップコート』をたっぷりと塗布することで、紫外線から塗膜を守り、長持ちさせます。
塗装工事終了直前にタッチアップという補修塗りも行っています。
屋根改修工事の概要
現地調査
O様邸の屋根はニチハの「パミール」という屋根材で施工されていました。
パミールは薄いスレートを何層にも重ね、高温で圧縮する手法で作られた屋根材です。
このパミール屋根は経年劣化するとまるでミルフィーユのような形で層間剥離を起こしてしまいます。
したがって、この上からいくら塗装したとしても、表層が塗膜と一緒にめくれてしまうので塗装では対処できません。
しかし、恐ろしい事にパミールを知らない会社もたくさんあるのです!
外装リフォーム専門業界では「塗れない屋根」で有名ですが、
専門知識の薄いリフォーム会社や、きちんと診断をせずに見積もりを作るような塗装業者はパミールである事すら気付かずに塗装してしまうことがあるのです。
塗れない屋根に塗装をしても、数年後には塗膜が剥がれてしまい、
高いお金をかけた塗装も無意味になってしまいます…
家にとって良いことはひとつもありません!このような事態を防ぐためにもしっかりと診断できる業者を選びましょう!
今回は塗装ができない屋根のため、現在の屋根材の上から新しい屋根材を被せる「カバー工法」にて施工を行いました。
使用した屋根材は、ディーズルーフィング『ディプロマットスター』、カラーはオニキスを使用しました。
ディプロマットスターに関しては、こちらの記事でさらに詳しく解説しています!▽
付帯部塗装・補修の概要
破風板補修
塗装に入る前に、破風板の繋ぎ目のコーキングが劣化していたので補修していきます。
既存のコーキングを除去していきます。
除去した後は専用のプライマーを塗布し、マスキングで周囲を囲んでコーキング剤を打ち込んでいきます。
この打ち込みの際に空気が入ってしまうと、寒暖差で空気が膨張・収縮してコーキングの破断に繋がるので、奥までしっかりと打ち込んで綺麗に均していきます。
乾燥する前にマスキングを取って、完成です。
コーキングの補修後は、塗装をしました。
下塗りで塗料の密着を上げるプライマーを塗布し、その後中塗り→上塗りを施して完成です。
ベランダ防水工事の概要
O様邸のベランダは、FRP防水でした。
FRP防水とは?
FRP防水とは、床面にFRP(繊維強化プラスチック)シートを敷き、その上にポリエステル樹脂を塗布して防水層を作る、ベランダ防水工事のことです。
更に防水層の上にはトップコートという紫外線や強風から表面を守る保護材を塗ります。
実はベランダも紫外線により劣化して雨漏りがベランダ直下に起こることもあるので、定期的なメンテナンスが必要です。
今回は、次のメンテナンス時期を考慮して、防水剤の二度塗りを施しました。
一般的にFRP防水の耐用年数は10~25年程と言われていますので、7~10年近く経過したらトップコートの塗り直しやFRPシートの補修をおすすめしています。
お住まいの長持ちに繋がりますので、外壁塗装の際はぜひ一緒にメンテナンスすることをおススメしております。
付帯部塗装
完成
最後に点検をして完成です。
塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。
柏市のO様、この度の屋根リフォーム工事の際は大変お世話になりました。
今後ともシャインを宜しくお願い致します。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!