流山市 外壁塗装・屋根塗装【築27年!思い出のお家を外壁屋根塗装でさらに美しく・スラリー層のモニエル瓦の塗装】
2023.06.30 (Fri)
千葉県流山市 I様邸 施工データ
工事内容 | 外壁塗装・屋根塗装 |
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施工カラー | |
築年数 | 27年 |
メーカー・商品 | 外壁塗装:ファインシリコンフレッシュ 10年 色=ND-281 屋根塗装:水系シリコン 8年 色=艶消しグリーン 付帯塗装:防錆型ファインSi 5年 色=こげ茶(255) 木部付帯塗装:防錆型ファインSi 3年 色=こげ茶(255) |
外壁使用塗料 | ファインシリコンフレッシュ 色=ND-281 |
屋根使用塗料 | 水系シリコン 色=艶消しグリーン |
担当者より
千葉県流山市のI様邸は築27年で、瓦屋根、外壁共に今回2回目の塗り替えを検討されていました。
27年間の思い出が沢山詰まったお家をもう一度丁寧にメンテナンスをして、さらにこの先何年も長持ちさせたいとのご要望でした。
人生において最も大きな買い物とも言える大切なマイホーム、「少しでも綺麗な状態で長く住み続けたい」という気持ちは皆様同じだと思います。
そんな皆様の気持ちに寄り添い、貢献できるよう、弊社も日々誠心誠意仕事に取り組んでおります。
外壁工事の概要
高圧洗浄
外壁は、北側に少々コケの繁殖や汚れはみられましたが、他に大掛かりな補修を必要とする箇所はありませんでした。
最大15Mpaの強い水圧によって、必要に応じて薬剤も使用しながら汚れをどんどん除去していきます。
洗浄工程はなんと約1日かけて行われます。長い年月をかけてこびりついた汚れを除去していくことで、塗料の密着に繋がるからです。
美観性・耐久性に優れた美しい塗装を施すには、この洗浄作業を徹底することが大きなポイントになります。
外壁補修(クラック補修)
2Fの一部にクラック(ひび割れ)が見られましたので、Vカット工法にて補修を行いました。
クラックの補修をきちんとしないまま上から塗装を行ってしまうと、塗膜が水分を吸って外壁の内部に水分が侵入してしまいます。
Vカット工法とは?
コンクリートやモルタル壁のひび割れ補修をする際に、コンクリート表面でⅤ字形に溝を掘ることをVカット工法と言います。
これにより補修材(シーリング剤)が奥まで幅広く確実に充填でき、長期間に渡って割れの再発を防ぐことが出来ます。
Vカット工法での補修が必要なのは、0.3ミリ以上のクラックに対してで、0.3ミリ以下のクラック補修は通常通りコーキング処理を施していきます。
外壁塗装
下塗り:アンダーフィラー弾性エクセル
アンダーフィラー弾性エクセルは、シーラと下地調整の機能を兼ね備えているので、色んな種類の塗膜に塗装ができます。
また、キメが細かく上塗りの吸い込みが少ないので、上塗り塗料の特性を生かす事が出来ます。
中塗り・上塗り:ファインシリコンフレッシュ
ファインシリコンフレッシュは、人体に有害な成分が含まれておらず、人や環境に優しい塗料です。
超低汚染塗料で親水性が高いため、自浄機能によって外壁に付着した汚れを雨水によって洗い流してくれます。
また、藻・カビの発生や結露の発生を制御し、建物の耐久性を向上させる事が可能です。
屋根リフォーム工事の概要
高圧洗浄
モニエル瓦は、「スラリー層」というセメント、砂、骨材に顔料を混ぜ合わせた厚さ約1mmの塗膜で覆われています。
このスラリー層が劣化すると、瓦の表面が粉っぽくなり、さらに湿気を含みやすくなるため他の瓦より苔が発生しやすくなります。
劣化したスラリー層をできる限り除去しなければ塗料が性能を生かせないため、時間をかけて丁寧に洗浄して除去していきます。
防錆型プライマーの塗布
屋根の棟包みや雪止めは板金なので、防錆型プライマー、いわゆる錆止めを塗布していきます。
屋根板金補修
板金部を固定している釘が少し飛び出している箇所がありました。
このままにしてしまうと、強風などで板金部が飛ばされてしまう恐れがありますので、しっかりと奥まで打ち込んでいきます打ち込んでいきます。
参考記事▽
棟板金の繋ぎ目と釘頭にそれぞれコーキングを行っていきます。
棟板金の繋ぎ目は、既存の劣化したコーキングを撤去したのち、新しいコーキングを充填しました。
この作業により、釘穴や繋ぎ目の僅かな隙間から雨水が侵入して中の下地が腐食するのを抑えます。
屋根補修
瓦の一部が割れていました。
このままだと雨水などが瓦の下に入り込んで雨漏りの原因となるため、補修していきます。
コーキングを糊のように使って割れた瓦をくっつけます。
さらに、隙間を埋めるようにまた上からコーキングを乗せ、均したら完成です。
屋根塗装
スラリー層のある屋根瓦の塗り替えは、早い段階で脆弱層からどんどん剥離していってしまうため、塗装は困難とされてきました。
そこで今回採用されたのが『スラリー強化工法』です。
『スラリー強化工法』とは、高圧洗浄で劣化したスラリー層を除去した後、専用のスラリー強化プライマーを使用して、脆弱なスラリー層を補強し、強い付着性を付与する工法です。
下塗り1回目:スラリー強化プライマー
下塗りには水谷ペイントの「スラリー強化プライマー」を使用いたしました。
モニエル瓦の塗装は、プライマーの塗布量も重要なポイントになります。
1回目の時点で、流れるくらいたっぷりと塗布していきます。
下塗り2回目:スラリー強化プライマー
メーカーの規定は「瓦の表面に濡れ感が出るまで」のため、今回は下塗りを2回行いました。
プライマーの塗布量が不十分だと、基材にしっかりと塗料が浸透していないため補強が不十分ということになります。
このように徹底して下塗り作業をすることによって、上塗り塗料との密着性が高まり、塗膜が早期に剥がれる事態を防ぎます。
中塗り・上塗り:水系シリコン
水系シリコンはアクリルシリコン塗料で、アクリルシリコン樹脂が酸性雨などから屋根を守り、高い耐久性を誇ります。
また、耐変色性に優れていて、塗装したての鮮やかな色彩を長期間維持します。
防カビ・防藻性機能もあるため、劣化を促進させてしまうカビや藻を長期にわたって防ぎます。
2回にかけてしっかりと塗装したら、屋根の塗装はこれで完成です。
付帯工事の概要
破風板補修・塗装
高圧洗浄・劣化塗膜除去(ケレン)
最大15Mpaの水圧で付着した汚れを取り除き、高圧洗浄で除去できなかった汚れや塗膜は専用のタワシを使用し剥がしていきます。これをケレン作業といいます。
この工程を行わずに塗装してしまうと、表面がデコボコしているため、剥がれの原因になってしまいます。
コーキング補修
破風板の繋ぎ目のコーキングが劣化していましたので、Vカット工法にて補修を行いました。
塗装
下塗り:ハイポンファインプライマーⅡ
鉄素材の破風板のため、下塗りに錆止めを塗布していきます。
ハイポンファインプライマーⅡは人体に影響を及ぼす重金属の顔料を含まない塗料のため、人や環境に優しい塗料です。
中塗り・上塗り:防錆型ファインSi
防錆型ファインSiは微弾性タイプで柔らかいため、ひび割れにもしっかりと追従します。
その他付帯塗装
完成
最後に点検をして完成です。
塗装をしないコンクリート床などは高圧洗浄で長年の汚れをきれいに落としました。
千葉県流山市のI様、今回の外壁塗装・屋根塗装工事では大変お世話になりました。
アンケートも丁寧にお答え下さり、ご満足との評価もいただけて嬉しく思います!
今後ともシャインを宜しくお願い致します。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!