三郷市 外壁屋根塗装【ソフトリシン吹き付けのALCパネルを透湿性重視の塗料で塗装・コロニアル屋根をパーフェクトベストで塗装】
2023.08.18 (Fri)
埼玉県三郷市 K様邸 施工データ
工事内容 | 外壁塗装・屋根塗装 |
---|---|
施工カラー | |
築年数 | 不明 |
メーカー・商品 | 外壁塗装工事:インディフレッシュセラ 色番:IF8215、IF8526 保証年数8年 付帯塗装工事:ファインパーフェクトトップ 色番:23-255 保証年数3年 屋根塗装工事:ファインパーフェクトベスト 色番:コーヒーブラウン 保証年数6年 |
外壁使用塗料 | インディフレッシュセラ カラー:IF8215・IF8526 塗料の特徴はこちらから! |
屋根使用塗料 | ファインパーフェクトベスト カラー:コーヒーブラウン 塗料の特徴はこちらから! |
担当者より
埼玉県三郷市のK様より、破風版の塗装と継ぎ目シーリングの劣化についてのご相談をいただきました。
K様邸の外壁はALCパネルで構成されており、その上からソフトリシンが吹き付けてありました。
ALCパネルには水分が染み込みやすい性質があり、それを防ぐために防水塗料などで塗装をすると水分の逃げ道がなくなり、膨れの原因となります。
さらにソフトリシンは空気や湿気を閉じ込めやすい性質があるため、通常の塗装をすると塗膜が膨れてしまうリスクがあります。
このように膨れのリスクが高い外壁だったため、今回は透湿性を重視した塗料での塗装を行いました。
外壁工事の概要
外壁補修
K様邸の外壁はALCパネルでした。
ALCパネルとは、高温で発泡加工をして内部に気泡が空いている軽量気泡コンクリートを工場で板状に成形したもので、重さが一般のコンクリートの約4分の1で、非常に軽量であることが特徴です。
またALCパネルは、一枚当たりの幅が他の外壁材に比べ小さめに規格されているため、シーリングによる繋ぎ目が他のサイディングパネルよりも多くなっています。
今回はその一部のシーリング上の塗膜で割れが見られたため、クラック補修をしました。
外壁塗装
K様邸の外壁の特徴のもう一つは、仕上げに使用されていたソフトリシンです。
ソフトリシンとは?
ソフトリシンとは主にモルタルやALCの外壁の仕上げ法の1つです。
塗料に骨材を混ぜたものを吹き付けて砂壁状の仕上りにすることを「リシン(吹付リシン)」と言い、その中でもソフトリシンは弾性リシンとも呼ばれ、その名の通り弾性を加えて外壁に生じる微細なひび割れに追従し、雨水の浸入を防ぎます。
しかし、ソフトリシンの塗膜は空気や湿気を閉じ込めやすい性質があり、日が当たることによってその空気や湿気が温められて塗膜が伸縮膨張を繰り返し、付着性が低下して塗膜膨れを引き起こしてしまう事があるのです。
よって、塗り替えの際は湿気や水分を閉じ込めないように、透湿性を最大限確保できるような塗装が必要です。
今回は透湿性の高い水性塗料の『インディフレッシュセラ』で塗装を行いました。お色はIF8215・IF8526を使用しました。
「インディフレッシュセラ」は、高耐久性シリコン樹脂に1液水性反応硬化技術を組み合わせた塗料で、優れた耐久性が特徴です。
透湿性が高く、背面からの水分の影響を緩和して塗膜膨れを抑制します。また、つや消しの仕上がりになるため、落ち着いたマットな印象を作り出します。
屋根リフォーム工事の概要
K様邸の屋根はコロニアル屋根で、築年数に相当した劣化はありましたが著しい劣化箇所は見られなかったため、大掛かりな補修は無くとも屋根塗装ができる状態でした。
塗装できる屋根とできない屋根
コロニアル屋根は第1~3世代までシリーズがあり、現在の主力商品は第3世代のコロニアルクアッドです。改良を重ねて耐久性が向上した商品であるため、塗装でのメンテナンスも可能です。
しかし、第2世代のコロニアルNEOはノンアスベスト屋根であり、ひび割れ・欠け・変色などの劣化症状が出やすい脆い屋根材であるため、塗装での施工はお勧めできません。
このように、同じ屋根材でもシリーズによって塗装ができるもの、できないものが存在します。
塗装が出来ない屋根に塗装してしまうと早期劣化の原因となり、無駄に工事費がかかってしまう可能性もあるため、自分の家の屋根が塗装が出来るのか、出来ないのかを正しく知っておくことはとても重要です。
また、『塗装できるか・できないか』は見分け方が非常に難しい場合も多いため、必ず信頼できる業者に診断して貰うことが大切です。
参考記事▽
外壁塗装
今回は仕上げに『ファインパーフェクトベスト』を使用、お色はコーヒーブラウンを使用しました。
「ファインパーフェクトベスト」は、独自技術によりシリコングレードを超える優れた耐候性を備え、 塗りたての美しさを長期間保つことができる塗料です。
さらに藻やかびの発生を抑制し、建物の美観を維持します。
ファインパーフェクトベストに関しては、こちらも合わせてご覧ください!▽
ラジカル制御技術を生かした高耐候性が強み!ファインパーフェクトベストについて
付帯工事の概要
破風板補修
破風板の目地は幅が狭いため外壁よりも目地シーリングが割れやすい傾向があります。
既存のシーリングが破断していたため撤去し、新しく打ち替え工事を行い、その後劣化した塗膜を丁寧に除去してから塗装をしました。
屋根と破風版の間に隙間ができてしまっていたので、その補修も同時に行いました。
【補修】
【塗装】
その他付帯塗装
完成
最後に点検をして完成です。
塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。
三郷市のK様、この度の外壁塗装・屋根塗装の際は大変お世話になりました。
今後ともシャインを宜しくお願い致します。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!