柏市 外壁塗装・屋根リフォーム 【難付着サイディングボードの外壁をダイヤモンドコートで塗装・屋根の板金補修】
2023.10.28 (Sat)
千葉県柏市 S様邸 施工データ
工事内容 | 外壁塗装・屋根補修 |
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施工カラー | |
築年数 | 10~15年 |
メーカー・商品 | 外壁塗装:ダイヤモンドコートBS水性(標準色) カラー:ND-503・ND-343 付帯塗装:一液ファインフッ素UV カラー:19-40B 屋根補修:一液ファインフッ素UV カラー:19-40B |
外壁使用塗料 | ダイヤモンドコートBS水性(標準色) カラー:ND-503・ND-343 塗料の特徴はこちらから! |
担当者より
この度、流山市M様邸の屋根板金補修、外壁塗装工事をご依頼頂きまして、無事に完工致しました。
S様邸は築で、屋根材はアスファルトシングルで、特に大きな痛みもなくメンテナンスは不要でしたが、屋根板金のシーリングが劣化していたため補修を行いました。
外壁は難付着サイディングボードでした。難付着サイディングボードの塗装の場合、下塗り材の選定に注意が必要となります。
外壁工事の概要
高圧洗浄
外壁塗装で最初の工程が高圧洗浄です。
最大15Mpaの強い水圧によって必要に応じて薬剤も使用しながらなんと約1日かけて洗浄が行われます。
高圧洗浄でこびりついた汚れをしっかりと除去することにより塗料の密着性が上がります。美観性・耐久性に優れた美しい塗装を施すには、この洗浄作業を徹底することが大きなポイントになります。
シーリング補修
【打ち替え1F】
【打ち替え2F】
【サッシ廻り増し打ち】
外壁補修(クラック補修)
外壁の各所にクラック(ひび割れ)が見られましたので、専用のパテで補修しました。
外壁塗装
S様邸の外壁は難付着サイディングボードで、多少のクラックは見られたものの特に大きな劣化は無く、大掛かりな補修をしなくても塗装メンテナンスが可能な状態でした。
外壁は高耐久塗料の『ダイヤモンドコート』を使用致しました。お色は1階でブラウン系のND-343・2階でホワイト系のND-503を使用しました。
『ダイヤモンドコート』は塗料メーカーの大手である日本ペイントにより開発された塗料です。
通常の塗装の『下塗り→中塗り→上塗り』の3回塗りに加えて、最終工程として『UVカットクリヤーコーティング』を施すことにより、
高いレベルでの色褪せ・汚染の防止、藻・かびの防止を実現し、塗りたての美しい色艶を約15年もの間、維持することが可能になります。
実は、ダイヤモンドコートは日本ペイントからの認定を得ないと施工できないため、ご自身の家で施工が可能かどうかを事前に調べておくことをお勧めします。
日本ペイントが設ける研修・実習を受け、技術を認定された施工店だけが登録認定施工店となるのですが、このダイヤモンドコートの登録認定施工店、
千葉県北部・茨城県南部エリアではシャインだけなんです!
ダイヤモンドコートについて詳しくはこちら▽
日本ペイント認定施工店だけが施工できる高度な施工技術!『ダイヤモンドコート』について解説
下塗り:水性パーフェクトシーラー
水性パーフェクトシーラーは、窯業系サイディングボードの表面の状態にも付着性が左右されにくいため、多くの外壁素材に幅広く対応することができます。
各種下地に対して高い浸透性と耐久性を向上させる含浸補強性を持つと共に、高い付着力を発揮することが可能です。
中塗り・上塗り:ダイヤモンドコートBS水性
下塗りを行った後、ダイヤモンドコートBS水性を中塗り→上塗りと2度重ね塗りをします。
【1F】
【2F】
トップコート塗装:ダイヤモンドコートGLクリヤー
最後にダイヤモンドコートの特徴であるUVカットクリヤーコーティングとして『GLトップコート』を既定量塗布します。
これにより紫外線による劣化を防ぐ強力な塗膜が形成され、外壁が長持ちします。塗装工事終了直前にタッチアップという補修塗りも行います。
難付着サイディングボードとは
サイディングボードは現在最も主流となっている外壁材ですが、中には従来のサイディングボードよりも汚れにくかったり、色褪せがしにくいものがあります。
それが【難付着サイディングボード】なのです。
難付着サイディングボードは表面に汚れに光触媒塗料や無機塗料、フッ素塗料などの汚れにくい塗料による特殊なコーティングがしてあるサイディングボードで、
通常のサイディングボードよりも耐久性が高いためメンテナンス回数が少なくて済むというメリットがあります。
しかし汚れが付着しにくい分、その特性により逆に塗料も付着しにくいという少し厄介な性質を持っているため、塗装をする際には注意が必要です。
難付着サイディングボードの見分け方
下の画像は難付着のサイディング壁とそうでないサイディング壁です。見た目では全くと言っていいほど見分けが付きません。
しかし、難付着サイディングボードかどうかを簡単に見分ける方法があるのです!
チョーキングしているかをチェック!
難付着サイディングボードの特徴は『チョーキング現象』です。チョーキング現象とは、外壁を手でこすると白っぽい粉が付く症状のことで、白亜化現象とも言います。
難付着サイディングボードは耐久性が高く塗膜の劣化が起きにくいためチョーキング現象が発生しにくく、もし築10年以上経っている住宅でチョーキング現象が発生しない場合、
高確率で難付着サイディングボードであると言えます。
難付着サイディングボードを塗装するときに注意すること
専用の下塗り材を活用する
難付着サイディングボードは特殊なコーティングがしてあるため、一般的に使用されており汎用性のあるエポキシ系シーラーや微弾性フィラー、○○サーフといった下塗り材塗料とは相性が悪く、きちんと密着せずに塗膜が剥がれてきてしまいます。
現在は密着力を向上させる難付着用のシーラーが開発されておりますので、その専用下塗り塗料を使用すれば他の外壁材と同じように塗装することが可能です。
業者選びが重要
難付着サイディングボードの施工不良のほとんどは、塗装業者の知識不足により起こります。
経験の浅い業者や営業を主体としている業者などは難付着サイディングボードの存在すら知らない人も多く、そのまま通常の塗装を行ってしまう事により、このようなトラブルに繋がります。
難付着サイディングボードと気付かずに通常の塗装をしてしまうと大きな不具合を生じさせてしまうだけでなく費用も無駄に払ってしまうことになります。
知識のある信頼できる業者選びが重要となってきます。
屋根リフォーム工事の概要
S様邸の屋根はアスファルトシングルでした。
アスファルトシングルとは、ガラス基材にアスファルトを浸透させて表面に石粒の吹き付け仕上げを施した屋根材です。
シート状のため複雑な形状の屋根にも施工することができ、また石粒の色によって様々なカラーバリエーションが可能なため、洋風に限らず和風の家にもマッチする屋根材となっています。
今回は特に目立った劣化が見られなかったため洗浄と板金塗装のみの施工となりましたが、アスファルトシングルのメンテナンスをする際は、弊社では塗装メンテナンスは推奨しておりません。
詳しくは下記のブログをご覧ください▽
ちょっと待って!アスファルトシングルの塗装メンテナンスをおすすめしない理由について
屋根の洗浄
アスファルトシングルの屋根は高圧洗浄をすると屋根材が傷ついたり剥がれてしまい、また屋根材表面の石粒を削り取ってしまう恐れがあります。
よって、屋根材にダメージを与えることなく汚れを落とすことができる低圧洗浄で屋根洗浄を行いました。
屋根板金補修
屋根板金のジョイント部分のシーリングに劣化が見られたため、新しいシーリングを充填して補修しました。
さらに釘頭にはシーリングを盛り付け、釘穴の隙間からの雨水の侵入を防ぐことができるように補修を行いました。
この工程はシャインでは通常施工として行っております。
屋根板金塗装
屋根板金と雪止めにも塗装を行いました。
完成
最後に点検をして完成です。
塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。
柏市のS様、この度の外壁塗装・屋根補修工事の際は大変お世話になりました。
今後ともシャインを宜しくお願い致します。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!