施工事例WORKS

この度、松戸市K様邸の外壁塗装・屋根塗装工事をご依頼頂きまして、無事に完工致しました。

K様邸の外壁は窯業系サイディング壁でした。

高級感ある天然石タイル調の見た目で、お施主様自身もこの風合いを残した塗装をご希望だったため、単色での塗装よりも高級感ある見た目に仕上がる多彩色での塗装をご提案させて頂きました。

屋根はスレート屋根(コロニアル)で、経年劣化による汚れや表層の劣化が見られましたが、塗装メンテナンスは可能な状態でした。

外壁工事の概要

高圧洗浄

最大15Mpaの強い水圧によって汚れをどんどん除去していきます。（必要に応じて薬剤も使用します。）

洗浄工程は約1日かけて行われ、長い年月をかけてこびりついた油やサビ汚れを除去していくことで、塗料の密着に繋がります。

美観性・耐久性に優れた美しい塗装を施すには、この洗浄作業の徹底さが大きなポイントになります。

外壁補修（クラック補修）

施工前

施工後

施工前

施工後

外壁に少々クラック(ひび割れ)も発生していたため、専用のパテで補修しました。

サイディングボードのクラックは、反りや劣化に繋がる初期症状の一つです。

外壁補修（シーリング補修）

サイディングボードの目地部分を打ち替え・サッシ廻りを増し打ちでシーリング補修を行いました。

打ち替え

施工前

既存のシーリングの撤去

プライマーの塗布

新しいシーリングを充填

丁寧に均す

完成

増し打ち

プライマーの塗布

新しいシーリングを充填

完成

シーリングの打ち替えをする理由とは？

雨水の侵入を防ぐ

シーリングとは外壁同士の隙間をシーリング材で埋めることで防水や断熱の役割を果たす施工方法ですが、シーリング材は紫外線の影響や寒暖差による温度変化などで劣化します。

シーリングは劣化するとひび割れを起こしたり痩せて隙間を作ってしまい、そこから雨水や汚れが侵入する恐れがあります。

そうすると外壁や建物自体の寿命を縮める原因となるため、劣化したら新しいシーリングに打ち替えることが大切です。

弾性を上げてひび割れを防ぐ

シーリングは外壁の動きに追従する弾性を持っていますが、劣化するとその性能が低下します。

弾性が低下するとシーリングと外壁の間に隙間ができ、揺れによって外壁にヒビが入りやすくなってしまいます。

美観を保つ

劣化したシーリングは色あせや変色を起こしたり、柔らかくなってベタベタになり埃やゴミが付着しやすくなります。

これらは外壁の美観を損ねるだけでなく、塗装の密着性や耐久性にも悪影響を及ぼします。

上記のような様々な理由から、外壁塗装をする際には一緒にシーリングの打ち替えを行うことをお勧めします。

また、シーリングの打ち替え作業は専門的な技術を要するため、信頼できる塗装業者に依頼しましょう。

参考記事▽

外壁工事をするなら一度は耳にしたことがあるかも？シーリングについて徹底解説！

外壁塗装

K様邸の外壁塗装は元のお家の特徴をそのまま活かし、多彩模様塗装と通常塗装の2パターンで塗装を行いました。

通常塗装面はパーフェクトトップ（カラー：19-30B）で塗装、多彩模様塗装面は水性ペリアートUV（カラー：ミディアムアッシュ）にて塗装を行いました。

通常塗装箇所

下塗り

中塗り

上塗り

多彩模様塗装箇所

下塗り

ベースの色を塗装

吹き付け塗装　1回目

吹き付け塗装　2回目

水性ペリアートUVによる多彩模様塗装で高級感のある見た目に！

多彩模様塗料とは

外壁塗装というと大体は一色に塗りつぶしていくというイメージが強いと思いますが、多彩模様塗料とは多彩なゲル状の粒や塗膜のチップ、骨材などを混ぜ合わせた塗料で、

専用のスプレーガンという道具で外壁に吹き付けることでまるで本物の天然石の質感のような凹凸のある外壁にすることができる塗料です。

意匠性のある外壁塗装にしたい方や高級感のある見た目にしたい方にオススメの塗料となっています。

日本ペイントの多彩模様塗料「水性ペリアートUV」

日本ペイントから販売されている多彩模様塗料「水性ペリアートUV」は、水性シリコン系の塗料で臭いが少ないため、住宅街での使用に適しています。

また、人体に悪影響を及ぼすホルムアルデヒドの発散等級でF☆☆☆☆(エフフォースター)を獲得しているためホルムアルデヒドの発散量が非常に少なく、健康や環境に良い塗料です。

水性ペリアートUVの特徴

高耐候性

水性ペリアートUVの塗料には紫外線に強いシリコン系クリヤー粒子が含まれており、これが塗膜形成後に表層に浮き出てクリヤー層を作り出すことで、雨風や日光による劣化に強い耐候性を発揮します。

クリヤー層によって紫外線の影響を抑えることで色合いが劣化しにくいため外壁の雰囲気が崩れにくく、美しい意匠を長く維持させることができます。

微弾性機能

微弾性機能とは塗料が伸縮することで外壁のひび割れに追従して塗膜のひび割れを防ぐ機能です。

ペリアートUVは専用の下塗りを使用することで微弾性のある塗膜となり、ひび割れを防ぐことができます。

因みに下塗りは通常の塗装のように刷毛やローラーを使って塗装していきます。

低汚染性・防カビ・防藻性

雨水によって汚れを浮かせて洗い流すことができる「自浄作用」を備えているため汚れが付きにくく、さらに防カビ・防藻性により外壁に藻やカビが発生しにくいので、美観を長期間保つことができます。

4つのカテゴリーから選ぶカラー

カラーバリエーションは16色で、下記の4つのカテゴリーに4色ずつ分かれています。

Soft：日溜まりに包まれるような優しい空間　飾らないシンプルなスタイル

Dress：華やかさをバランスよく装う空間　優雅で上品なスタイル

Classic：温故知新の住まいを繋ぐ空間　重厚感のあるスタイル

Mono：瑞々しい感性のスタイリッシュな空間　無駄のないスマートなスタイル

この4つのカテゴリーから自分の好みや暮らし方に合わせてイメージに近いカテゴリーを見つけ出すことで、理想に近い空間を創り出すことができます。

多彩模様塗料で塗装する際のデメリット

費用が高額である

多彩模様塗料は通常の塗装よりも費用がかかります。それは塗料自体の単価が高く、また作業工程も多いからです。

作業工程は下塗りを行った後にベースとなる色を通常塗装し、その後に吹き付け塗装を行いますが、一度では塗りムラが残るため吹き付け塗装は2度行う必要があります。

このように通常塗装よりも工程が多いため、費用も高くなるのです。しっかりと事前に見積りを取って、金額帯を理解しておきましょう。

仕上がりは職人の技術による

そもそも多彩模様塗料はどこの塗装業者でも取り扱っているわけではありません。通常の塗装方法とは異なるため色ムラなどが起こりやすく、専門的な知識や技術を持った職人がいなければ塗装できないからです。

業者を見極める際にはその会社の施工事例などを見て、多彩模様塗装を行っている業者が安心です。

立地条件によっては使用できない場合もある

多彩模様塗料は専用の道具でスプレー状に吹き付けて塗装していくため、立地によっては近隣住宅に飛散する恐れがあります。

もちろん事前に養生をして最大限飛散を抑えるようにするのですが、自分の家の立地で問題なく塗装できるのかは事前に確認しておきましょう。

屋根リフォーム工事の概要

屋根材はスレートのコロニアル屋根でした。汚れや劣化が見られたものの、丁寧に施工すれば塗装メンテナンス可能な状態でした。

コロニアル屋根の主材であるセメント材は、撥水性が低下して水分を吸水すると脆くなってしまうので、早めに吸水を抑えるためにも塗装メンテナンスを行うことが大切です。

高圧洗浄

屋根補修

施工前

施工後

屋根板金補修

屋根板金のジョイント部分のシーリングの劣化や釘の浮きが見られたため、シーリング補修と釘の打ち込みを行いました。

打ち込んだ釘頭には隙間からの雨水の侵入を防ぐためにシーリング処理を行います。

シーリング補修

釘の打ち込み

釘頭のシーリング処理

雪止め塗装

ケレン作業

塗装

屋根塗装

中塗り・上塗りには「ファインパーフェクトベスト」を使用、お色はトリノブラウンを使用しました。

「ファインパーフェクトベスト」は、独自技術によりシリコングレードを超える優れた耐候性を備え、 塗りたての美しさを長期間保つことができる塗料です。

さらに藻やかびの発生を抑制し、建物の美観を維持します。

ファインパーフェクトベストに関しては、こちらも合わせてご覧ください！▽

日本ペイント ファインパーフェクトベスト

下塗り

中塗り

上塗り

完成

付帯工事の概要

雨樋補修

施工前

施工後

その他付帯塗装

水切りの塗装

シャッターボックスの塗装

破風板の塗装

完成

最後に点検をして完成です。

塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。

松戸市のK様、この度の外壁塗装・屋根塗装の際は大変お世話になりました。

今後ともシャインを宜しくお願い致します。

気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい！