飯田グループホールディングス住宅の屋根・外壁メンテナンス|5社の確認ポイントと施工事例
2026.10.30 (Fri) 更新

「飯田産業で建てた家だけれど、屋根は塗った方がいい?」「アーネストワンの外壁は、どんな塗料でも塗り替えられる?」住まいの色あせや目地の傷みが気になり始めると、住宅会社ごとの違いも知りたくなります。
飯田グループホールディングスの住宅でも、使われている屋根材・外壁材は一様ではありません。外壁を塗り替えながら屋根は部分補修にとどめる家もあれば、屋根全体をカバー工法で改修する家もあります。
飯田産業、アーネストワン、アイディホーム、一建設、東栄住宅の家づくりには、どんな特徴があるのでしょうか。各社の公式情報と、シャインが手がけた4件の工事から、ご自宅のメンテナンスに役立つポイントをお伝えします。
飯田グループの住宅でも、屋根や外壁は同じではありません
飯田グループホールディングスは、複数の住宅会社が集まる企業グループです。この記事で取り上げる5社はいずれもグループ企業ですが、住宅ブランドや商品、家づくりの取り組みはそれぞれ異なります。飯田グループホールディングスのグループ企業一覧でも各社の関係を確認できます。
同じ住宅会社でも、建てた時期や地域、分譲地、選んだ商品によって外装は変わります。以下の住宅性能や仕様の紹介は、現在公開されている公式案内に基づくものです。以前に建てられたご自宅の仕様は、建築時の図面や仕様書と照らし合わせてください。
住宅会社ごとに見る家づくりの特徴と、外装メンテナンス
飯田産業|I.D.S工法のハートフルタウン。外壁の表面仕上げにも注目

飯田産業の戸建分譲住宅といえば「ハートフルタウン」です。土地の仕入れから設計・施工・販売・アフターケアまでを担う一貫体制と、独自のI.D.S工法を家づくりの柱にしています。
I.D.S工法は、柱や梁で支える木造軸組工法に、構造用合板を使うパネルの考え方を組み合わせた工法です。壁・床・屋根が一体となって、地震や風の力を受け止めます。独自の耐力壁や柱脚の固定金物についても、公式サイトで紹介されています。
公式:ハートフルタウンの家づくり/公式:I.D.S工法と耐震・耐風への取り組み
こうした木造の構造を長く良好に保つには、屋根や外壁から雨水を入れない手入れが欠かせません。塗り替えの際に気になるのは、外壁の種類だけでなく、その表面にどんな仕上げがあるかです。飯田産業のカラーセレクト住宅のページにも、外壁サイディングや屋根材の案内があり、メーカーや仕様が変わる場合があるとの注記も添えられています。
松戸市K様邸では、外壁の表面を拡大して調べました
築15年のK様邸は、窯業系サイディングの外壁とアスファルトシングルの屋根でした。外壁の表面を拡大顕微鏡で観察し、透明な表面塗膜があるか、触ると白い粉が付くチョーキングが出ているかを確認。その結果、塗料が付きにくい「難付着サイディング」と診断し、下塗り材を選んだうえで、ダイヤセラコートアクアで塗り替えました。
一方、シングル屋根は本体に大きな傷みがなかったため塗装せず、板金部の補修・塗装を中心に施工しました。外壁と屋根を一律に塗るのではなく、部位ごとの状態に合わせた工事です。
汚れにくい表面加工は、塗り替え時の塗料の付きやすさにも関わります。日本ペイントも、高意匠サイディングの表面処理に対応する下塗り材の製品情報を公開しています。見積もりでは、上塗り塗料の名前と一緒に、下塗り材の選定理由も聞いてみてください。
アーネストワン|QUIEの耐震・制震と、汚れを落とす外壁の仕組み

「クレイドルガーデン」を展開するアーネストワンは、地震に耐える力と、揺れを吸収する仕組みを組み合わせた「QUIE(クワイエ)」を紹介しています。耐震は建物の強さで力に抵抗し、制震は装置で揺れによるダメージを抑える考え方です。
公式案内には、共同開発した制震装置「SAFE365」の説明があります。ただし、3階建てと平屋には搭載しないとの注記もあります。装置の有無や仕様は、建築時の資料で確かめましょう。公式:耐震+制震の家、QUIE
外壁については、公式の標準設備・仕様ページに、ケイミューとニチハのサイディングが掲載されています。ケイミューの親水コート、ニチハのナノ親水マイクロガードは、雨で汚れを落としやすくする表面加工です。ただし、掲載仕様には物件による違いや変更の注記があり、ご自宅に使われている製品をそのまま示すものではありません。
公式:ケイミューのサイディング仕様例/公式:ニチハのサイディング仕様例
外壁がきれいに見えても、板の継ぎ目や窓まわりを埋めるシーリングは外壁の見た目とは別に傷んでいきます。地震の揺れを抑える住宅でも、目地の隙間や屋根材の脱落を見つけたら、早めに専門業者へ点検を依頼してください。
船橋市N様邸は、シングル屋根の脱落部分を補修
N様邸の屋根はアスファルトシングルで、一部が脱落していました。脱落箇所を補修したうえで、屋根本体は塗装せず、板金部分を補修・塗装しました。塗料を塗るだけでは、外れた屋根材は元の状態に戻せないためです。
窯業系サイディングの外壁は、劣化した目地シーリングなどを補修してから、パーフェクトトップで2色に塗り分けました。「屋根は部分補修、外壁は塗装」という組み合わせも、メンテナンスの選択肢になります。
アイディホーム|リナージュの品質管理と、施工例に見る外壁材の違い

「リナージュ」はアイディホームの住宅ブランドです。同社は品質・価格・安心を家づくりの軸に掲げ、地盤調査から基礎、本体工事まで自社で施工管理を行っています。社内と第三者機関を合わせた計6回の現場検査も案内されています。公式:戸建分譲住宅事業と品質管理
現在の商品「リナージュ ネクスジー」では、耐震等級3・断熱等級6が標準の性能として紹介されています。ただし、一部の物件は断熱等級5で、長期優良住宅の認定にも建物の規模や地域による例外があります。これらはあくまで現行商品の説明であり、築年数の経ったリナージュにそのまま当てはまる数字ではありません。公式:リナージュ ネクスジーの商品紹介
外装に目を向けると、公式の住まいのメンテナンススケジュールには、スレート屋根、サイディング、ALCの項目があります。シャインの工事でも、同じアイディホームの住宅で異なる外壁材を確認しました。
柏市M様邸:スレート屋根をカバー工法で改修
M様邸は、スレート屋根と窯業系サイディングの住宅です。屋根にはコケなどが見られました。この住宅では、今後のメンテナンスも考え、ディプロマットスターを重ねるカバー工法で改修しています。
外壁はひび割れとシーリングを補修し、パーフェクトトップで塗装しました。外壁の水分状態を調べたうえで、透湿性(水蒸気を通す性質)にも配慮しています。水分が多い場合は、塗装前にその原因や下地の乾燥状態まで確認することが大切です。
柏市U様邸:ALC外壁を塗装し、屋根は板金を補修
リナージュのU様邸では、ALCパネルの外壁とアスファルトシングル屋根が使われていました。ALCは、内部に細かな気泡を含む軽量気泡コンクリートです。
外壁の水分状態を調べ、透湿性を考慮したパーフェクトトップで塗装しました。目地と窓まわりはシーリングを増し打ちし、屋根は板金部のシーリング補修と塗装を行っています。M様邸のサイディングとU様邸のALCでは、目地の形状や塗装下地が異なります。
「リナージュはすべてALC」と決めつけず、ご自宅の建材を確かめてから工事を組み立てる。その大切さが分かる2件です。なお、ALCだと分かっても、メーカーや製品名までは特定できません。
一建設|リーブルガーデンの通気工法と、屋根材の公式仕様

一建設の「リーブルガーデン」は、住まいの価格だけでなく、広さや設備、性能のバランスを重視した戸建分譲住宅です。家事動線やデザインの異なる商品もあり、ひとつの外観・間取りに限ったブランドではありません。公式:リーブルガーデンの商品・デザイン紹介
外装については、同ブランドの設備紹介に、窯業系サイディングと、その裏側に通気層を設ける通気工法が掲載されています。屋根材は「カラーベスト」と案内されています。ただし、これは公式に紹介されている仕様であり、過去の住宅も含めた全棟の採用品を特定するものではありません。公式:リーブルガーデンの外壁・屋根を含む設備仕様
通気層は壁の中の湿気を外へ逃がす通り道です。塗り替えや補修の際も、この通り道や排水のための隙間を塞がないように施工します。サイディング本体に反りが出ていれば、塗装前に固定部や下地まで調べます。
構造面では、近年、独自の耐力壁「HW5.0」「HW5.0Σ」を開発したことも公表しています。ここでいう耐力壁は建物を支える壁の仕組みで、表面に見えているサイディングの商品名ではありません。公式:一建設の耐力壁技術
アフターサービスでは定期点検と条件付きの保証延長制度を案内しています。点検の案内が届いたら、傷みの写真、補修範囲、延長保証に必要な工事の説明を出してもらいましょう。他社の見積もりと比べやすくなります。公式:一建設の点検・保証制度
東栄住宅|ブルーミングガーデンは、長期優良住宅と維持管理を一緒に考える

東栄住宅の「ブルーミングガーデン」は、長期優良住宅への取り組みを前面に出した住宅ブランドです。長期優良住宅は、建てたときの性能に加え、手入れを重ねて長く使うことを想定した認定住宅です。すでに認定を受けた家にお住まいなら、引き渡し書類にある維持保全計画も、点検や工事を考える手掛かりになります。
公式:ブルーミングガーデンと長期優良住宅/国土交通省:長期優良住宅の維持保全
現在の公式案内では、耐震等級3の取得や、断熱等性能等級5~6といった断熱・省エネ性能が紹介されています。住宅性能は建築時期や商品によって変わるため、ご自宅の評価書で確認してください。
公式:ブルーミングガーデンの耐震構造/公式:断熱・省エネ性能
屋根や外壁の手入れでは、断熱性能の数字だけで塗装時期は決まりません。建材の表面、目地、板金、雨水が入りやすい接合部を調べて工事範囲を絞ります。採用された屋根材・外壁材は建築時の仕様書を手掛かりに調べ、その製品のメンテナンス資料に沿って点検を進めます。
アフターサービスには、所定の点検と必要な有料メンテナンスなどを条件に、最長60年まで延長できる品質保証の案内があります。これは外壁塗膜を含むすべての部位が無条件で60年間保証される制度ではありません。公式の保証対象・延長条件と、自宅の保証書を併せて確認しましょう。
自宅の屋根材・外壁材は、引き渡し書類から調べられます
会社名が分かっていても、塗料や補修方法を決めるには、もう一歩詳しい情報が要ります。まずは引き渡し書類の「仕上表」「仕様書」、建材の保証書を探してみてください。

知りたいのは、屋根材・外壁材のメーカーと品番、表面のコーティング、過去に塗装したことがあるかどうかです。以前の見積書や工事写真も役に立ちます。
窯業系サイディングは、セメントなどを主原料とする板状の外壁材です。スレート屋根も、セメントなどを原料にした薄い板状の屋根材が中心です。一方、アスファルトシングルは、ガラス繊維の基材にアスファルトを含ませ、表面に石粒を付けた屋根材です。スレートとシングルは見た目が似ていても、洗浄や補修、塗装に使える材料が違います。
資料が見つからない場合は、建築年や分譲地名を伝えて住宅会社へ問い合わせてみましょう。写真だけでは製品名を断定できないこともあります。その場合は現地調査と資料の照合を進め、分かった範囲と不明な点を点検報告に残してもらうと安心です。
屋根の色あせ、割れ、板金の浮き。どこから直す?
屋根では、色の変化よりも先に、屋根材が外れていないか、固定部分に緩みがないか、室内に水が入っていないかを確認しましょう。ご自身での確認は地上から見える範囲にとどめ、屋根に登ったり、はしごで近づいたりする点検は専門業者に任せてください。

色あせやコケだけでは、屋根全体の工事は決まりません
紫外線や風雨で屋根の色が変わったり、日陰にコケや藻が付いたりすることがあります。ただ、それだけで雨漏りの有無や屋根の寿命が分かるわけではありません。ケイミューの再塗装資料でも、対象屋根材は色が薄くなっても基材に損傷がなければ、防水性などの基本性能に問題がないと説明しています。ケイミューの再塗装資料
塗り替えを考えるときは、割れの有無や表面の傷みも調べる必要があります。コケを落とそうと強く洗うと傷む屋根材もあるため、清掃方法も屋根材に合わせて選びます。
割れ・剥がれは、範囲と固定状態を調べます
スレートの割れには、飛来物や踏み割れ、経年変化など複数の原因が考えられます。シングルの浮きや剥がれでは、接着部や釘の固定、本体の破れを点検します。外れた部分を放置すると、周囲の屋根材や下の防水シートにも負担がかかります。
傷みが一部に収まっていれば、差し替えなどの部分補修で対応できる場合があります。広い範囲で材料が傷んでいるときは、塗装より屋根改修を検討します。
棟板金の浮き、サビ、室内のしみは早めに相談を
棟板金は、屋根の一番高い部分などを覆う金属部材です。板金が浮いたり釘が抜けたりしていたら、留め付ける下地も一緒に調べます。下地が腐っているのに釘だけを打ち直しても、しっかり固定し直せないためです。金属屋根や板金のサビも、表面の処理で済む段階か、穴あきや交換を伴う段階かを見極めます。
天井のしみや雨の日の水滴がある場合は、塗り替えより漏水の原因調査が先です。雨水が屋根や壁の中を伝うこともあり、しみの真上だけを直して解決するとは言い切れません。
外壁は「表面」「目地」「板そのもの」を見ていきます
外壁を触ると白い粉が付く、窓のまわりに隙間がある、板が浮いて見える。同じ外壁の傷みでも、直す場所と方法は違います。
色あせ・白い粉と、剥がれ・膨れでは調べることが違います
白い粉が手に付く「チョーキング」は、塗膜の劣化を知る手掛かりです。色あせと併せて塗り替えを検討しますが、粉が出にくい表面加工の外壁もあります。
塗膜が剥がれたり膨れたりしているときは、塗料の密着不良や内部の水分も疑います。上から塗り重ねる前に、水が入る経路と乾燥状態を調べないと、同じ場所で再発するおそれがあります。コケや汚れも、清掃で対応できるのか、塗膜の補修まで必要なのかを、現状に合わせて判断します。
目地の切れや窓まわりの隙間は、塗装だけでは埋まりません
シーリング(コーキング)は、板の継ぎ目や窓まわりを埋める弾力のある材料です。紫外線による劣化や年月の経過、建物の動きによって、ひび割れたり、端から剥がれたりします。隙間からの浸水を防ぐため、目地の補修は塗装と併せて計画しましょう。
ニチハも、サイディング本体・塗膜・シーリング・付属部材をそれぞれ点検するよう案内しています。ニチハの外壁メンテナンス案内
ひび割れ・反り・浮きは、塗る前の補修が仕上がりを左右します
ひび割れは幅だけでなく、深さ、場所、動いているかどうかを調べて補修方法を選びます。外壁材が反ったり浮いたりしている場合、塗料を塗っても形や固定状態は元に戻りません。下地を調べ、再固定や部分的な張り替えも候補に入れます。
ALCでは、塗膜と目地の両方が外壁を守っています。旭化成建材のパワーボードの塗り替え案内にも、シーリングを補修する工程があります。ただし、ALCにはさまざまな製品があり、すべてが同じ仕様とは限りません。旭化成建材の塗り替え・お手入れ案内
部分補修・塗装・カバー工法・葺き替えの選び方
工事の違いは、「表面を塗り直すのか」「傷んだ箇所を直すのか」「屋根を新しくするのか」にあります。雨漏りの原因や下地の傷みを残したまま、仕上げだけを変える工事は避けたいところです。
スマートフォンでは表を左右にスクロールできます。
| 工事 | 主な役割 | 選ぶ前に調べること |
|---|---|---|
| 部分補修 | 割れ・脱落・固定不良などを局所的に直す | 周辺にも同じ傷みがないか、補修範囲は十分か |
| 屋根・外壁塗装 | 塗装可能な建材の塗膜や外観を更新する | 基材の健全性、表面加工、旧塗膜、適合する塗装仕様 |
| シーリング補修 | 目地や接合部の止水性を補修する | 既存材の接着、目地形状、必要な厚み、材料の相性 |
| 屋根カバー工法 | 既存屋根の上に防水シートと新しい屋根を施工する | 下地の強度、追加重量、勾配、既存屋根の種類 |
| 屋根葺き替え | 既存屋根を撤去して新しくする | 防水シートや下地の補修範囲、撤去・処分、工期 |
屋根塗装は、塗れる製品かどうかが出発点
スレートであっても、材料そのものがもろくなっていれば塗装には向きません。塗装できる屋根でも、重なり部分の排水を保つ「縁切り」など、製品に合った施工が必要です。縁切りの補助部材が使えない製品もあるため、施工仕様まで照合します。
アスファルトシングルも、すべて塗装不可というわけではありません。ニチハの「アルマ」には塗り替えの案内がありますが、再塗装後は単色になり、防藻性能が失われるとの注意があります。他社製品も同じ条件で塗れるとは限らないため、採用されている製品の資料に沿って検討します。ニチハ「アルマ」のメンテナンス条件
シーリングは、打ち替えと増し打ちを使い分けます
打ち替えは、既存のシーリングを取り除いて充填し直す工事。増し打ちは、既存材を残して追加する工事です。どちらを選ぶかは、目地の形と傷み、接着面や厚みを確保できるかで変わります。剥がれた部分に薄く盛るだけでは、十分な止水補修になりません。
外壁塗装の見積もりを比べるときは、こうした目地やひび割れの補修が工事範囲に含まれているかも確認すると、違いが分かりやすくなります。シャインの外壁塗装・下地補修の案内も参考にしてください。
カバー工法か葺き替えかは、屋根の下まで見て選びます

カバー工法は、既存屋根の撤去量を抑えられる方法です。一方で屋根の重量が増え、既存屋根の下を全面的に確認することもできません。野地板という下地板が腐っている、固定する強度が足りない、屋根の形や勾配が新しい屋根材に合わない。こうした場合は、下地補修を伴う葺き替えなどを検討します。
雨漏りしている場合も、上から覆うだけで済むとは限りません。ルーフィング(屋根材の下に敷く防水シート)や谷・壁際の板金など、雨水を受け流す部分を調べて計画します。アイジー工業も、下地劣化や雨漏りの進行によって葺き替えを選ぶ場合を説明しています。メーカーによる屋根改修の解説
工事の流れや施工内容は、シャインの屋根カバー工法の案内でご覧いただけます。
工事の時期と保証は、自宅の点検結果・書類から考える
「築10年だから屋根も外壁も塗装」と、年数だけで工事内容を決める必要はありません。日当たりや風雨の受け方、製品の違いで傷みの進み方は変わります。外壁と屋根の工事時期が近ければ足場を共用できますが、健全な屋根本体まで同時に塗る理由にはなりません。
製品ごとの点検案内は計画の目安になります。例えばニチハ「アルマ」では、5年ごとの点検と、10~20年のメンテナンスを目安として案内しており、立地条件による違いや、暴風雨・地震後の臨時点検にも触れています。この年数はあくまでアルマの目安で、他の屋根材にそのまま当てはまるものではありません。
住宅会社から工事を勧められたら、写真付きの点検結果を見ながら、今直す箇所、経過を見られる箇所、保証延長のために指定される工事を聞いてみてください。長期保証の条件と、建材の劣化状態から見た補修の必要性は、分けて整理すると判断しやすくなります。
住宅会社以外の専門業者に相談することもできます。ただし、第三者による工事が保証や延長条件にどう関わるかは、住宅会社・契約・対象部位によって異なります。契約前に手元の保証書を読み、住宅会社へ工事範囲を伝えて扱いを確かめておくと安心です。
飯田グループ住宅のメンテナンスでよくある質問
飯田グループの屋根は、すべて同じ材料ですか?
同じではありません。今回の施工例にはスレートとアスファルトシングルがあり、公式仕様例にも商品ごとの差があります。建築時の仕様書などで、自宅の材料を調べてください。
外壁の白い粉が出ていなければ、塗り替えはまだ不要ですか?
粉の有無だけでは決められません。表面加工によって粉が出にくい外壁もあり、目地や固定部の傷みは別に進みます。塗膜、シーリング、板本体の状態から工事範囲を決めます。
アスファルトシングルは、外壁と一緒に塗った方がよいですか?
必ずしも一緒に塗るものではありません。シャインの施工例でも、本体は塗らず、脱落箇所や板金だけを直した住宅があります。塗装する場合は製品の適合性と、本体の傷みを調べてから計画します。
見積もりは、どこを比べると工事の違いが分かりますか?
塗料名だけでなく、補修箇所、下塗り材、シーリングの工法、板金工事、屋根の下地補修、足場、撤去・処分の範囲を見比べてください。工事項目や面積が違う見積もりは、総額だけでは比較しにくくなります。
住宅会社以外に頼むと、保証はすべてなくなりますか?
一律には言えません。工事部位や保証の種類、契約条件によって扱いが変わります。専門業者の提案する工事範囲を住宅会社へ伝え、保証の対象と延長条件への影響を契約前に確認してください。
まとめ|住宅会社の特徴を知り、自宅に合う手入れを
飯田グループの5社には、構造の工夫、品質管理、外壁の表面加工、長期の維持管理など、それぞれの取り組みがあります。そのうえで、実際の工事を決める手掛かりになるのは、ご自宅の建材と現在の状態です。
シャインが施工した4件でも、外壁を塗り替えて屋根は部分補修にした家と、屋根をカバー工法で改修した家がありました。気になる症状があれば、まずは何が傷んでいるのか、どこまで直すのかを写真とともに整理するところから始めましょう。
流山市・柏市で屋根や外壁の手入れに迷っている方は、図面や過去の工事記録、点検時の見積書などをお持ちください。シャインの施工事例一覧でも、屋根カバー工法や外壁塗装などの工事をご紹介しています。



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