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柏市 外壁付帯塗装工事【ALCの外壁を透湿性を重視したパーフェクトトップにて塗装・屋根の板金補修とシーリング施工】

2024.10.23 (Wed)

施工前BEFORE
施工後AFTER

千葉県柏市 U様邸 施工データ

工事内容 外壁塗装・付帯塗装・屋根板金塗装
施工カラー
築年数 15年
メーカー・商品 外壁塗装:パーフェクトトップ カラー:ND-146・ND-376
付帯塗装:ファインパーフェクトトップ カラー:ND-155
     ケンエースGⅡ カラー:N-90
外壁使用塗料 パーフェクトトップ カラー:ND-146・ND-376 塗料の特徴はこちらから!

担当者より

この度、柏市U様邸の外壁屋根塗装工事をご依頼頂きまして無事完工致しました。

U様邸の外壁はALCでした。特に目立った劣化は見られなかったものの、含水率(外壁に含まれる水分量の割合)が規定値を上回っていたため、塗膜の膨れや剝がれの防止として透湿性を持つパーフェクトトップにて塗装メンテナンスを行いました。

屋根はアスファルトシングルで、表面に多少の苔・カビ・錆・割れ等の発生が見受けられました。また、屋根上部の大棟にシーリングが行われておらず雨漏りの危険性があったため、シーリング処理を行い、屋根板金は塗装を行いました。

外壁工事の概要

高圧洗浄

まず、最大15Mpaの強い水圧で汚れを除去していきます。

洗浄工程は、必要に応じて薬剤等も使用しながら約1日かけて行われます。経年によりこびりついた汚れをしっかりと除去していくことが、塗料の密着に繋がるからです。

美観性・耐久性に優れた美しい塗装を施すには、この洗浄作業を徹底することが大きなポイントになります。

シーリング補修(打ち替え)

シーリングに劣化が見られたため、目地部分・サッシ廻り共に増し打ちにて補修を行いました。ALCは外壁材の厚みによって、打ち替えではなく増し打ちでメンテナンスを行うことが可能です。

プライマーの塗布

新しいシーリングを充填し丁寧に均す

完成

また、ホース周辺に隙間が出来てしまっていたためシーリングで隙間を埋める処理を行いました。

施工前

施工後

外壁塗装

中塗り・上塗りには日本ペイントの『パーフェクトトップ』を使用しました。

パーフェクトトップは日本ペイントの新技術、「ラジカル制御技術」を用いた塗料です。

ラジカル(=塗料に含まれる酸化チタンに紫外線が当たり発生するエネルギー)が塗膜に触れるのを抑えて、紫外線による塗膜劣化を防ぎ、塗装の寿命を延ばします。

今回は元の配色に合わせて大壁部分はホワイト系のND-146、ベランダ・玄関部分はベージュ系のND-376を使用し、2色で仕上げました

【大壁部分】

下塗り

中塗り

上塗り

【ベランダ・玄関部分】

下塗り

中塗り

上塗り

ALCとは?

ALCとは「軽量気泡コンクリート」と呼ばれるコンクリート外壁材で、名前の通りコンクリート内部に無数の細かい気泡を含んでいるのが特徴です。

コンクリート建材は基本的に重い傾向がありますが、ALCは気泡が入ることで通常の鉄筋コンクリートの約1/4まで軽量化されており、この軽さを活かしてマンションや商業施設などの大型建築物によく採用されています。

また様々な外壁材の中でも特に厚みがあり、その分模様の彫りが深くなるため立体感重厚感が生まれ、意匠性が高く高級感あふれる外観を演出することが出来ます。

ALCのメリット・デメリット

メリット

耐久性・耐震性に優れている

ALCの内部には鉄筋の骨組み金網が補強材として組み込まれているため、他の外壁材よりも丈夫で耐久性に優れています。

また、ALCの原材料は珪石、セメント、生石灰などで、どれも自然素材の無機物です。変質しにくい無機物を使用しているため経年劣化や紫外線による変形なども起きにくく、耐候性にも優れています。

さらにALCは様々な方面で耐震性にも効果を発揮します。

内部に含まれる気泡が振動や衝撃を吸収して地震の際の揺れを抑えることが出来るだけでなく、

揺れが発生するとパネルが回転して躯体の変形に追従することでパネルの損傷や脱落を防ぐ「ロッキング工法」という方法でパネルを取り付けているため、地震による外壁への影響を最小限に留めることが出来ます。

燃えにくく、熱を持ちにくい

ALCは優れた耐火性を持ち、国土交通大臣認定の耐火構造部材です。

燃えにくいので周囲への延焼を防ぎ、万が一燃えてしまっても無機物を主原料としているため有害物資が発生することはありません。

そして、内部の気泡が空気層を作って熱の伝わりを抑制するため、断熱性にも優れています。

意匠性の高いデザイン

ALCは外壁の厚みが特徴的で、メーカーによっては80㎜もの厚みを持つシリーズもあります。

厚みがあるとその分彫りが深くなって重厚感が増し、意匠性が高まります。また明暗がはっきりと出るため、昼間と夜で印象が異なるのも魅力の一つです。

デメリット

吸水性が高く防水性が低い

ALCは内部の気泡の穴から水分を含みやすく、吸水性が高いというデメリットがあります。

また、ALCは内部に鉄筋が組み込まれていることもあり、吸水して内部の金属部分まで水分が到達してしまうと金属が腐食して内部劣化をより促進させてしまいます。

そしてALCは本来外壁材の内部に組み込まれているはずの防水シートがありません。よって二重防水機能がはたらかないため、吸水してしまうとダイレクトに内部まで水が浸入し、外壁材の劣化に繋がりやすい構造になっています。

よって、新築時やメンテナンスで塗装をする際はこの気泡をしっかりと塗料で埋めなければなりません。

目地が多い

ALCはサイディングボードよりもサイズが小さいため、ボード同士の目地が多くなります。

目地シーリングは外壁の中でも特に劣化しやすい箇所で、雨水などの浸入口となることが多いため、目地が多い分劣化のリスクも高いと考えられます。

目地シーリングを増し打ちで施工できる?

目地シーリングのメンテナンスを行う際には、ALCは他の外壁材と違って「打ち替え工法」ではなく「増し打ち工法」で施工することが可能です。

これは、ALCに厚みがあることによって既存のシーリングの上からでもシーリングメーカーが推奨しているシーリング充填時の厚みを確保することが出来るからであり、増し打ちでも密着性や耐久性に何ら問題はありません。

増し打ち工法と打ち替え工法では既存のシーリングの撤去費用の有無で金額が何十万単位で変わるため、事前に業者に確認してもらい問題が無い場合は、増し打ちで施工するとメンテナンス費用を抑えることが出来ます。

ALCについてはこちらのブログで詳しく解説していますので、ぜひご覧ください!▽

防水塗料は使用できない?シーリングは増し打ちでOK?圧倒的な厚みで高級感のあるデザインが特徴的な【ALC】について徹底解説!

屋根リフォーム工事の概要

屋根板金補修(シーリング補修)

プライマーの塗布

シーリングを充填して均す

釘頭のシーリング処理

完成

施工されていなかった屋根板金のシーリングを行いました。

また、屋根板金を固定している釘は打ち直しを行った後に釘頭にシーリングを盛りつけました。これは隙間からの雨水の浸入を防ぐために行う処理で、シャインではこの施工を標準施工として行っています。

屋根板金塗装

付帯工事の概要

ベランダ防水塗装

 

下塗り

中塗り

上塗り(トップコート塗装)

完成

その他付帯塗装

破風板の塗装

雨樋の塗装

鼻隠しの塗装

軒天の塗装

完成

最後に点検をして完成です。

塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。

柏市のU様、この度の外壁付帯塗装装の際は大変お世話になりました。

アンケートも丁寧にお答え下さり嬉しく思います。

★お客様の声はこちらから!

今後ともシャインを宜しくお願い致します。

気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!

施工前、施工後写真

施工前BEFORE
施工後AFTER

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