柏市 外壁塗装・屋根板金補修・付帯塗装工事【意匠性のある難付着サイディングボードをクリヤー塗装で外壁塗装】
2023.11.04 (Sat)
千葉県柏市 T様邸 施工データ
工事内容 | 外壁塗装・屋根補修 |
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施工カラー | |
築年数 | 10 |
メーカー・商品 | 外壁塗装:UVプロテクト4Fクリヤー艶調整 付帯塗装:一液ファインフッ素UV カラー:ND-155 |
外壁使用塗料 | UVプロテクト4Fクリヤー艶調整 塗料の特徴はこちらから! |
担当者より
この度、柏市T様邸の外壁塗装・屋根板金補修・付帯塗装工事をご依頼頂きまして、無事に完工致しました。
T様邸の外壁は難付着サイディングボードで、クリヤー塗装での施工予定だったため塗布テストを行ったのち、クリヤー塗料で塗装を行いました。
難付着サイディングボードでクリヤー塗装を行う場合は下塗りを行わないため、剝がれなどの施工不良を防ぐために塗布テストが必須となります。
難付着サイディングに関しての知識が無い業者ではテスト無しで提案してくる場合もありますので、十分注意しましょう。
屋根はスレート屋根で、特に大きな劣化は見られませんでしたが屋根板金の浮きやシーリングの劣化が目立ったので板金の補修を行いました。
外壁工事の概要
高圧洗浄
外壁塗装で最初の工程が高圧洗浄です。
最大15Mpaの強い水圧によって必要に応じて薬剤も使用しながらなんと約1日かけて洗浄が行われます。
高圧洗浄でこびりついた汚れをしっかりと除去することにより塗料の密着性が上がります。美観性・耐久性に優れた美しい塗装を施すには、この洗浄作業を徹底することが大きなポイントになります。
シーリング補修
外壁の目地部分とサッシ廻りのシーリングが劣化していたので目地部分は打ち替え、サッシ廻りは増し打ちで補修を行いました。
シーリングの打ち替えをする理由とは?
雨水の侵入を防ぐ
シーリングとは外壁同士の隙間をシーリング材で埋めることで防水や断熱の役割を果たす施工方法ですが、シーリング材は紫外線の影響や寒暖差による温度変化などで劣化します。
シーリングは劣化するとひび割れを起こしたり痩せて隙間を作ってしまい、そこから雨水や汚れが侵入する恐れがあります。
そうすると外壁や建物自体の寿命を縮める原因となるため、劣化したら新しいシーリングに打ち替えることが大切です。
弾性を上げてひび割れを防ぐ
シーリングは外壁の動きに追従する弾性を持っていますが、劣化するとその性能が低下します。
弾性が低下するとシーリングと外壁の間に隙間ができ、揺れによって外壁にヒビが入りやすくなってしまいます。
美観を保つ
劣化したシーリングは色あせや変色を起こしたり、柔らかくなってベタベタになり埃やゴミが付着しやすくなります。
これらは外壁の美観を損ねるだけでなく、塗装の密着性や耐久性にも悪影響を及ぼします。
上記のような様々な理由から、外壁塗装をする際には一緒にシーリングの打ち替えを行うことをお勧めします。
また、シーリングの打ち替え作業は専門的な技術を要するため、信頼できる塗装業者に依頼しましょう。
参考記事▽
外壁工事をするなら一度は耳にしたことがあるかも?シーリングについて徹底解説!
外壁塗装
S様邸の外壁は現地調査の結果、
・チョーキングしないこと
・30倍スコープによる調査 等から
『難付着サイディングボード』である可能性が非常に高いという事が判明しました。
難付着サイディングボードとは表面に汚れや色褪せに強い特殊なコーティングがしてあるサイディングボードで、
普通のサイディングボードに比べてメンテナンス期間が長いというメリットがあるのですが、通常の下塗り塗料を使用すると上塗り塗料と密着せずに剥がれてきてしまう為、専用の下塗り塗料を使用する必要があります。
しかし今回のようにクリヤー塗装の場合は下塗り材が不要なので、クリヤーの塗料が密着するかを事前にテストしなければなりません。
塗装テスト実施後、問題ありませんでしたので「UVプロテクト4Fクリヤー」でクリヤー塗装を行いました。
『UVプロテクトクリヤー』は、高意匠サイディング(=デザイン性の高いサイディングボード)の模様や外壁の風合いを美しく保ちながら塗装できる耐久性の高い塗料です。
塗膜を劣化させる紫外線をカットするので塗膜が傷みにくく、同時にサイディングボードの劣化も防ぎます。
★UVプロテクトクリヤーについて詳しくはこちら!▽
外壁のデザイン性を大切にしたい方に!UVプロテクトクリヤーを解説
意匠性のある外壁にはクリヤー塗装がオススメ
クリヤー塗装は無色透明な塗料を使用した塗装のことで、透明であるため外壁の柄を塗りつぶすことなく塗装が出来ます。
最近の住宅の外壁はデザイン性の高い意匠性サイディングボードが使用されていることが多く、デザインを残すためにクリヤー塗装を選択する方も多くいらっしゃいます。
クリヤー塗装のメリット
外壁に光沢を出せる・光沢を選べる
クリヤー塗装をすることで、表面に艶や光沢を出すことができます。
最近では「艶あり」「3分艶」「艶なし」など、艶感を選べるクリヤー塗料もあるため、ご自宅の雰囲気に合わせて艶感を調節できます。
近年需要が上がってきているマットな仕上りも艶無しのクリヤー塗料によって可能となっていますので、意匠性のある外壁だけどクールな雰囲気にしたいので艶があるのは避けたい…という場合にも対応できます。
費用を抑えられる
塗装の通常工程は「下塗り・中塗り・上塗り」の3段階です。
しかし、クリヤー塗装の場合は下塗りが不要でクリヤー塗料2回塗りで施工できるため塗料や工程が少なく、通常の塗装よりも費用を抑えることができます。
クリヤー塗装のデメリット
劣化が激しい外壁にはオススメできない
無色透明のため、色褪せやひび割れは隠れることなく見えてしまいます。程度にもよりますが、劣化が激しい外壁にはクリヤー塗装は向いていません。
シーリングの上から塗装できない
通常の塗装の場合、シーリングは先打ちといって塗装の前に行うことが多いです。シーリングを打ち直した後から塗装をすることでシーリングの保護にもつながりますが、
クリヤー塗装の場合はシーリングの上から塗装すると劣化の原因になるため、基本的に塗装後にシーリングを行います。
難付着サイディングボードのクリヤー塗装に要注意!
今回のT様邸のような難付着サイディングボードという外壁は光触媒コーティングという特殊な仕上げが施されている外壁で、この外壁をクリヤー塗装をする際には注意が必要です。
光触媒コーティングとは汚れにくい塗料による特殊なコーティングで、このコーティングによって通常のサイディングボードよりも耐久性が高くなるのですが、
その反面、塗料すらも付着しにくくしてしまうという性質があります。
そのため下塗りを必要とする塗装の場合は密着度を上げる専用の下塗り材の使用が必須となっているのですが、
クリヤー塗装の場合は下塗りが無いため、事前にきちんと塗料が密着するかテストを行わなければなりません。
もし、依頼しようとしている業者が塗布テストを行わずに塗装しようとしている場合は難付着サイディングボードやクリヤー塗装に関する知識が低い業者の可能性がありますので、
施工不良を避けるためにもきちんとテストを行ってくれる業者に依頼しましょう。
屋根リフォーム工事の概要
高圧洗浄
屋根板金補修
屋根板金のジョイント部分のシーリングの劣化や釘の浮きが見られたため、シーリング補修と釘の打ち込みを行いました。
釘の打ち込みをした後はシーリング処理を行うことで、隙間からの雨水の侵入を防ぎます。
この工程はシャインでは通常施工として行っております。
屋根板金塗装
補修が完了した後、塗装を行いました。
付帯工事の概要
ベランダ防水工事
破風板シーリング補修
その他付帯塗装
完成
最後に点検をして完成です。
塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。
柏市のT様、この度の外壁塗装・屋根板金補修・付帯塗装工事の際は大変お世話になりました。
アンケートも丁寧にお答え下さって、ご満足との評価もいただけて嬉しく思います。
今後ともシャインを宜しくお願い致します。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!