柏市 外壁付帯塗装・屋根カバー工事【意匠性のあるサイディングを水性ペリアートUVでの多彩模様仕上げで外壁塗装】
2024.04.09 (Tue)
千葉県柏市 K様邸 施工データ
工事内容 | 外壁塗装・付帯塗装・屋根改修 |
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施工カラー | |
築年数 | 17年 |
メーカー・商品 | 外壁塗装:パーフェクトトップ カラー:ND-111 水性ペリアートUV カラー:ダークサンド 付帯塗装:ファインパーフェクトトップ カラー:黒 ケンエース カラー:N-90 屋根カバー工法:スーパーガルテクト カラー:ジェイドブラック |
外壁使用塗料 | パーフェクトトップ カラー:ND-111 水性ペリアートUV カラー:ダークサンド 塗料の特徴はこちらから! |
屋根使用塗料 | スーパーガルテクト カラー:ジェイドブラック |
担当者より
この度、柏市K様邸の外壁付帯塗装・屋根カバー工事をご依頼頂きまして、無事に完工致しました。
K様邸の外壁は難付着サイディングでした。各所でシーリングの破断が見られ、そこから水分が浸入して一部のサイディングボードに反りが発生していました。
シーリング補修をしっかりと行い、一階の意匠性のあるサイディング部分には水性ペリアートUVによる多彩模様仕上げで高級感のある外観に仕上げました。
屋根はスレート屋根で、経年劣化によるクラック(ひび割れ)や欠損が多々見受けられましたので、長持ちさせることを考えてスーパーガルテクトでのカバー工法をご提案させて頂きました。
外壁工事の概要
高圧洗浄
まず、最大15Mpaの強い水圧で汚れを除去していきます。
洗浄工程は、必要に応じて薬剤等も使用しながら約1日かけて行われます。経年によりこびりついた汚れをしっかりと除去していくことが、塗料の密着に繋がるからです。
美観性・耐久性に優れた美しい塗装を施すには、この洗浄作業を徹底することが大きなポイントになります。
外壁補修(反っているサイディングの打ち込み)
一部のサイディングで反りが発生していたため、ビスを打ち込んで反りを補修しました。
シーリング補修(打ち替え・増し打ち)
シーリングに劣化が見られたため、目地部分を打ち替え、サッシ廻りを増し打ちにて補修を行いました。
【打ち替え】
【増し打ち】
外壁塗装
今回は、1階を水性ペリアートUVによる多彩模様仕上げ、2階はパーフェクトトップにて単色仕上げで塗装しました。
水性ペリアートUVは色ムラを出さないために、2回吹き付け塗装を行います。お色はダークサンドを使用しました。
【2階(単色仕上げ)】
【1階(多彩模様仕上げ)】
今回2階の塗装で使用した日本ペイントの『パーフェクトトップ』を使用、お色はND-111を使用しました。
パーフェクトトップは日本ペイントの新技術、「ラジカル制御技術」を用いた塗料です。
ラジカル(=塗料に含まれる酸化チタンに紫外線が当たり発生するエネルギー)が塗膜に触れるのを抑えて、紫外線による塗膜劣化を防ぎ、塗装の寿命を延ばします。
水性ペリアートUVによる多彩模様仕上げで高級感のある外壁に!
ご近所などの外壁で、塗料の中に様々な色の粒が含まれている石のような外壁を見かけたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
これは「多彩模様仕上げ」と呼ばれ、2色以上のゲル状の粒や細かい塗膜のチップ、骨材などを混ぜ合わせた多彩模様塗料という専用の塗料を、スプレーガンという道具で霧状にして吹き付けていく仕上げ方法です。
名前の通り多彩な大小のチップが混ざり合うことで凹凸感が出て、まるで天然石材のような高級感ある風合いを出すことが出来るのが特徴です。
各塗料メーカーから様々な商品が出ていますが、国内最大手の塗料メーカー「日本ペイント」から販売されている【水性ペリアートUV水性シリコン系多彩模様塗料】は、表面に施されたクリヤー層による高い耐候性とひび割れに追従する微弾性を備えた機能性の高さに加え、
水性塗料のため塗料特有のシンナー臭が少なく、さらに人体に悪影響を及ぼすホルムアルデヒドの発散量が非常に少ないため、健康や環境にやさしく住宅街での使用に適している塗料です。
カラーバリエーションは全16色で、4色ずつカテゴリー分けされています。カテゴリー分けされていることでお家の雰囲気や自分の理想のイメージに合わせて色を選びやすいのもポイントです。
水性ペリアートUVでのメンテナンス時に注意すること
通常の塗装よりもコストがかかる
水性ペリアートUVの作業工程は途中まで通常の塗装と同じで、下塗り→中塗りとローラーで塗装していき、中塗りの段階で吹き付け塗装のベースになる色を塗っていきます。
そして上塗りの工程で吹き付け塗装を行いますが、一回ではムラが残るため2回吹き付けを行う必要があります。そうなると通常塗装よりも上塗りの回数が増えるため、その分塗料の使用する量が増え、費用も高くなります。
また、水性ペリアートUVに限らず多彩模様塗料の全てに言えることですが、単色仕上げよりも単価が高いという点もコストがかかる理由の一つです。
しっかりとした技術力を備えた職人に施工してもらおう
水性ペリアートUVのような吹き付け塗装は、均等に塗料を付着させないと綺麗に発色しません。
よって、職人には塗りムラを起こさずに外壁に均一に吹き付けていく技術が必要になります。職人の技術力によって仕上がりが左右されると言っても過言ではありません。
技術力や経験値が低い職人が施工を行うと、せっかく高いお金をかけて多彩模様仕上げにしたのに塗りムラが酷くて仕上がりがイマイチ…ということになりかねません。
このような事態を防ぐために、業者を見極める際にはその会社の施工事例などをしっかりと確認して、多彩模様塗装を多く取り扱っている業者などを選ぶようにしましょう。
立地条件や外壁材によっては使用できない場合もある
多彩模様塗料は塗料をスプレー状に吹き付けて塗装していくため塗料が広範囲に飛散しやすく、近隣の家との距離が近い立地の場合、近隣住宅に飛散する恐れを考慮して吹き付け塗装が出来ないということもあり得ます。
事前に養生をして最大限飛散を抑えるようにはするのですが、自分の家の立地で問題なく塗装できるのかは事前に業者と打ち合わせをしておきましょう。
また、水性ペリアートUVはサイディングの塗装にも向いていますが、サイディングの種類によってはデザインなどの関係で多彩模様塗料が合わない素材のサイディングなども稀にあります。この場合、業者と相談してどのように仕上げ塗装するかを決めるのが良いしょう。
屋根リフォーム工事の概要
役物撤去
今までの屋根に設置されていた板金とそれを固定していた貫板(芯木)を撤去します。
屋根に雪止めが設置されている場合は、雪止めも撤去します。撤去が完了したら屋根上の清掃をして細かなゴミなどを綺麗にします。
ルーフィング(防水シート)の貼り付け
既存の役物を撤去後、新しく防水シート(ルーフィング)を全体に敷いていきます。
吹き込むような雨は塗装や金属屋根だけでは完全に防げません。ルーフィングを屋根一面に貼り付けることで、家屋の木材部分に水が侵入するのを防ぎます。
雨水から家を守っているのはルーフィングと言っても過言ではありません。まさに『縁の下の力持ち』といえる存在なのです !
役物取り付け
防水シート(ルーフィング)を貼り付け後、谷部や鼻隠しなどの役物を本体より先に取り付けます。
本体加工・取り付け
新しい屋根材は、屋根の形に合わせてカットして設置します。
今回新しい屋根材として、アイジールーフ「スーパーガルテクト」を使用しました。
「スーパーガルテクト」は、独自の材料構成により屋根材と断熱材が一つになった軽量且つ、抜群に優れた遮熱性・断熱性を発揮する金属屋根です。
表面材には、従来のガルバ鋼板に比べ3倍超の寿命が期待できる次世代ガルバ鋼板「超高耐久ガルバ」の採用によって、穴あき25年保証と沿岸地域への保証範囲の拡大を実現しました。
従来の遮熱性と断熱性を受け継ぎ、更に沿岸地域でも安心してお使いいただける耐久性に優れた屋根材です。
棟板金・棟包の再設置
最初に取り外した既存の棟板金・棟包み等を再設置し、ジョイント部分や釘頭にシーリング処理を行います。
完成
付帯工事の概要
その他付帯塗装
完成
最後に点検をして完成です。
塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。
柏市のK様、この度の外壁付帯塗装・屋根カバー工事の際は大変お世話になりました。
アンケートも丁寧にお答え下さり嬉しく思います。
今後ともシャインを宜しくお願い致します。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!