柏市 外壁付帯屋根塗装工事【ソフトリシン吹き付け仕上げの外壁を透湿性の高い塗料で塗装】
2024.04.26 (Fri)
千葉県柏市 S様邸 施工データ
工事内容 | 外壁塗装・屋根塗装・付帯塗装 |
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施工カラー | |
築年数 | 築36年 |
メーカー・商品 | 外壁塗装:パーフェクトトップ淡彩 カラー:ND-104 屋根塗装:ナノルーフ15 カラー:アッシュブラック 付帯塗装:ファインパーフェクトトップ カラー:23-255 ケンエースG2 カラー:N-90 |
外壁使用塗料 | パーフェクトトップ淡彩 カラー:ND-104 塗料の特徴はこちらから! |
屋根使用塗料 | ナノルーフ15 カラー:アッシュブラック 塗料の特徴はこちらから! |
担当者より
この度、柏市S様邸の外壁付帯屋根塗装工事をご依頼頂きまして、無事に完工致しました。
S様邸の外壁はモルタル壁で、ソフトリシン吹付での仕上げ塗装が施されていました。ソフトリシンは弾性リシンとも呼ばれ柔らかい塗膜によってひび割れに追従しやすいのが特徴です。特性として塗膜膨れを起こしやすいので、透湿性を確保した塗装メンテナンスが重要になります。
屋根はスレート屋根で、全体的に色褪せが見られましたが特に大きな劣化はありませんでしたので、高耐久シリコン塗料による塗装メンテナンスを行いました。
外壁工事の概要
高圧洗浄
外壁塗装で最初の工程が高圧洗浄で、最大15Mpaの強い水圧によって約1日かけて洗浄が行われます。※必要に応じて薬剤も使用します。
こびりついた汚れをしっかりと除去していくことが、塗料の密着に繋がり、
美観性・耐久性に優れた美しい塗装を施すには、この洗浄作業を徹底することが大きなポイントになります。
外壁塗装
中塗り・上塗り塗料には日本ペイントの『パーフェクトトップ』を使用、お色はND-104を使用しました。
パーフェクトトップは日本ペイントの新技術、「ラジカル制御技術」を用いた塗料です。
ラジカル(=塗料に含まれる酸化チタンに紫外線が当たり発生するエネルギー)が塗膜に触れるのを抑えて、紫外線による塗膜劣化を防ぎ、塗装の寿命を延ばします。
吹き付け塗装の種類とそれぞれの特徴
外壁の意匠性(デザイン性)を上げるために用いられる塗装方法に「吹き付け塗装」があります。
吹き付け塗装とは、スプレーガンという専用の機械を使って塗料を霧状にして外壁に吹き付ける塗装方法で、細かな凹凸を出して高級感のある外壁にすることが出来る仕上げ塗装の一種です。
そして、吹き付け塗装は大きく以下の3つの種類に分けられます。
● リシン吹き付け
● スタッコ仕上げ
● 吹き付けタイル仕上げ
それぞれの特徴やメリット、注意点などについて解説していきます。
リシン吹き付け
古くからある仕上げ方法で、モルタル壁の仕上げ塗装で最も一般的なのがこのリシン仕上げです。
骨材と言われる細かい砂状の素材を混ぜた塗料を専用の「リシンガン」というスプレーガンで吹き付けて凹凸を出していきます。土壁のようなザラザラとしたマットな質感が特徴で、骨材の大きさを変えると仕上がりや印象を大きく変えることができます。
塗膜が薄くひび割れしやすいというデメリットがありますが、ひび割れに対する追従性を備えたソフトリシン(弾性リシン)などもあります。
凹凸の出っ張っている箇所を爪で押してみた時に爪の痕が残る場合は弾性リシンと考えられます。
弾性リシンの場合、塗料内に含まれている軽量骨材の性質によって膨れやすい傾向がありますので、水分や湿気が逃げやすいように透湿性に特化した塗料でメンテナンスを行いましょう。
スタッコ仕上げ
スタッコ仕上げは、骨材に加えてセメントや砂・石灰・水を混ぜて作られた素材を吹き付けていきます。中には色を出したり意匠性を高めるために顔料や大理石のチップなどを加えたものもあります。
仕上がりには2種類の工法があり、吹き付けた状態でそのまま乾燥させる「吹き放し」と、吹き付けた後にコテやローラーで軽く押さえる「凸部処理(ヘッドカット)」があります。
リシン仕上げと見た目は似ていますがリシン仕上げに比べて塗膜が厚いため耐久性が高く、また凹凸のハッキリとした重厚感のある仕上がりになります。
凹凸が大きいため隙間に汚れが溜まりやすく、またその隙間を塗料でしっかりと埋めるために通常よりも多くの塗料を消費します。
メンテナンスの際にはこのような知識をきちんと備えた業者に依頼しなければ、途中で塗料が足りなくなってしまうかもしれません。
吹き付けタイル仕上げ
吹き付けタイル仕上げは「タイル」という名が付いていますが、一般的なタイル外壁とは全く別物の仕上げ方法です。
塗装工程としては、下塗りをした上にセメントを主成分として顔料、短繊維、合成樹脂エマルション、添加剤などで構成された塗材を吹き付け、最後に上塗りを2回塗って仕上げます。
スタッコやリシン吹付での仕上げでは塗料の中に骨材やセメントが混ざっているためザラザラとした質感がありますが、吹き付けタイルの場合は骨材を入れないため、リシンやスタッコに比べて滑らかな凹凸で表面が艶のある仕上がりになるのが特徴です。
表面に仕上げ塗料を塗装するため、ひび割れしにくい厚みのある塗膜が特徴で、また劣化したとしても仕上げ塗料を塗り直すことで性能はある程度元に戻ります。
さらに、表面がツルツルしているため汚れが付いても洗浄などで簡単に汚れを落としやすく、メンテナンス性に優れています。
屋根リフォーム工事の概要
高圧洗浄
外壁同様に強い水圧によって汚れを除去していきます。
タスペーサー設置
屋根板金補修(シーリング補修)
浮いている釘の打ち込みを行った後、釘頭にもシーリング補修を行いました。
シーリングで釘穴のわずかな隙間を埋めることで雨水の浸入を防ぎ、劣化を予防します。釘頭のシーリング処理はシャインでは標準施工として行っています。
屋根板金塗装
屋根塗装
中塗り・上塗り塗料にはナノルーフを使用しました。
塗料に含まれる物質をナノサイズ(原子や分子のスケール)で調整・制御するナノテクノロジー技術により塗料のポテンシャルを最大限に発揮することを可能にし、他社製品と品質の面で大きな差を付けています。
今回は耐久年数15年の『ナノルーフ15』を採用、カラーはアッシュブラックを使用しました。
付帯工事の概要
その他付帯塗装
完成
最後に点検をして完成です。
塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。
柏市のS様、この度の外壁付帯屋根塗装の際は大変お世話になりました。
アンケートも丁寧にお答え下さり嬉しく思います。
今後ともシャインを宜しくお願い致します。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!