柏市 外壁屋根付帯塗装工事【デザイン性と耐久性を併せ持つ吹き付けタイル仕上げの外壁をセラコートアクアで塗装】
2024.08.09 (Fri)
千葉県柏市 S様邸 施工データ
工事内容 | 外壁塗装・屋根塗装・付帯塗装 |
---|---|
施工カラー | |
築年数 | 30年 |
メーカー・商品 | 外壁塗装:ダイヤセラコートアクア カラー:37 屋根塗装:ナノルーフ15 カラー:グラニットブラウン 付帯塗装:セミフロンマイルド カラー:コーヒーブラウン ケンエースGⅡ カラー:N-90 |
外壁使用塗料 | ダイヤセラコートアクア カラー:37 |
屋根使用塗料 | ナノルーフ15 カラー:グラニットブラウン 塗料の特徴はこちらから! |
担当者より
この度、柏市S様邸の外壁屋根付帯塗装工事をご依頼頂きまして無事完工致しました。
S様邸の外壁はモルタル壁でタイル吹付仕上げが施されており、凹凸を潰す「ヘッドカット仕上げ」の外壁デザインでした。
S様邸の外壁は含水率(外壁内に含んでいる水分の割合)が適正範囲を超えていましたので、膨れのリスクを防止するために透湿性を重視した塗料にて塗装メンテナンスを行いました。
屋根はスレート屋根で、屋根材のズレや谷部の板金周辺の屋根材の破損が確認できました。建材表面の塗膜は剥がれており、また屋根全体の表面の苔やカビも成長している状態でしたので、しっかりと高圧洗浄にて苔・カビを除去した後、ナノルーフ15にて塗装メンテナンスを行いました。
外壁工事の概要
高圧洗浄
最大15Mpaの強い水圧で汚れを除去していきます。
洗浄工程は、必要に応じて薬剤等も使用しながら約1日かけて行われます。経年によりこびりついた汚れをしっかりと除去していくことが、塗料の密着に繋がるからです。
美観性・耐久性に優れた美しい塗装を施すには、この洗浄作業を徹底することが大きなポイントになります。
外壁塗装
中塗り・上塗りには、ダイヤセラコートアクアを使用、お色は37番を使用しました。
セラコートアクアは弾性塗料でありながらも優れた透湿性を持ち、さらに追従性、耐候性も兼ね備えた最強のシリコン塗料です。
吹付タイルとは?
吹付タイルとは外壁の吹き付け仕上げの一種で、別名で「ボンタイル」とも言われます。
「タイル」という名前が付いているものの、一般的なタイル外壁とは見た目も施工方法も全く別物です。
ではなぜタイルという名前が付いているのかというと、1960年代に西ドイツのクノール社より発売された塗料の名前が「ボンタイル」であり、そこから由来していると言われています。
塗装工程は、下塗りをした上にセメントを主成分としてた塗材を吹き付けて、最後に仕上げ塗装として上塗り塗料を2回塗って仕上げます。
吹き付け塗装の上から2回にわたって仕上げ塗装を行うため、厚みのある塗膜を形成するのが特徴です。また、表面が劣化しても仕上げ塗装を塗り直すことで性能はある程度元に戻ります。
他の吹き付け工法との違い
吹付タイルの他に吹き付け仕上げ塗装には「リシン吹付」や「スタッコ吹付」などがありますが、吹付タイルが他の吹き付け仕上げ塗装と異なる点は、ズバリ「表面の滑らかさ」です。
吹付タイルの表面は凸凹があるものの触るとツルツルしていて滑らかです。これは他の吹き付け塗装には無い仕上がりで、リシン吹付もスタッコ吹付も表面はザラザラとしています。
スタッコやリシン吹付は塗料の中に骨材(モルタルやコンクリートに使用される砂や砂利などの材料)やセメントが混ざっていますが、吹き付けタイルの場合は骨材を入れません。よって、リシンやスタッコに比べて滑らかな凹凸で表面が艶のある仕上がりになるのです。
吹付タイルの仕上げパターン
吹付タイルの仕上げパターンは「吹き放し仕上げ」「ヘッドカット仕上げ」の2種類があります。
吹き放し仕上げは吹付タイル専用のスプレーガンで塗料を吹き付けた状態のまま特に手を加えずに上塗りを行う仕上げ方法です。
ヘッドカット仕上げは「押さえ仕上げ」とも呼ばれ、塗料を吹き付けた状態で上から専用のローラーなどを使用して吹き付けられている塗料の玉を潰していく仕上げ方法です。
凹凸を潰すため、吹き放し仕上げに比べて凹凸の差が無く滑らかな印象になります。
吹付タイルのメリット
防汚性やメンテナンス性が良い
通常、吹き付け塗装はその凸凹の表面によって汚れが溜まりやすいというのがデメリットとして挙げられる場合が多くありますが、吹き付けタイルは表面がツルツルしているため、汚れが付着しにくく防汚性に優れています。
また、汚れが付いても洗浄などで簡単に汚れを落としやすく、メンテナンス性に優れています。
ひび割れしにくい
吹き付け塗装はモルタル外壁の仕上げ塗装として採用されるのが一般的です。
モルタル外壁には追従性が低く「ひび割れしやすい」というデメリットがありますが、タイル吹き付けは複数の層に分けて塗装を行うため他の吹き付け塗装よりも厚みのある塗膜を形成することから、ひび割れしにくい傾向があります。
また、耐久性が高い上塗り塗料を選ぶ事でより耐久性に優れた塗膜にすることも可能です。
デザイン性
他の吹き付け塗装にも共通して言えることですが、吹き付け塗装はデザインバリエーションが豊富です。
例えば、吹き付けを行うスプレーガンの先端を調整することで粒の大きさを変える事ができたり、吹き付けた後も吹き放しかヘッドカット仕上げを行うかで印象が大きく違ってきます。
また、表面の仕上げ塗装で艶の度合いなども選択できる場合があります。艶のある仕上がりでは塗りたての美しい印象を再現することができ、艶消し仕上げでは重厚感や高級感を演出することができます。
一口に吹き付けタイルといっても、デザインや艶の有無で様々な雰囲気を実現できるのです。
屋根リフォーム工事の概要
高圧洗浄
外壁同様に、屋根全体の汚れを高圧洗浄で徹底的に落とします。
屋根板金補修
幕板や破風板の劣化が顕著に見られたため、新たに板金を設置して補修を行いました。
屋根塗装
中塗り・上塗り塗料には耐久年数15年の『ナノルーフ15』を使用、カラーはグラニットブラウンを採用しました。
塗料に含まれる物質をナノサイズ(原子や分子のスケール)で調整・制御するナノテクノロジー技術により塗料のポテンシャルを最大限に発揮することを可能にし、他社製品と品質の面で大きな差を付けています。
付帯工事の概要
その他付帯塗装
完成
最後に点検をして完成です。
塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。
柏市のS様、この度の外壁付帯屋根塗装工事の際は大変お世話になりました。
アンケートも丁寧にお答え下さり嬉しく思います。
今後ともシャインを宜しくお願い致します。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!