柏市 屋根カバー工事【浮きが気になるスレート屋根をディプロマットスターでカバー工法】
2023.07.26 (Wed)
千葉県柏市 I様邸 施工データ
工事内容 | 屋根リフォーム カバー工法 |
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施工カラー | |
築年数 | 15年 |
メーカー・商品 | 屋根:D'Sルーフィング ディプロマットスター 色=カフェ |
屋根使用塗料 | ディプロマットスター カラー:カフェ 塗料の特徴はこちらから! |
担当者より
柏市にお住いのI様より、チラシを見てお問い合わせをいただきました。
I様邸は築15年で、3年前に外壁屋根塗装をやっていますが屋根が沿った状態になってしまっているのでカバー工事をしたいとの事でした。
現時点で雨漏りなどの劣化症状は無かったため、下地含め丸ごと替える『葺き替え工法』までする必要は無いと考え、カバー工法での施工となりました。
スレート屋根の反りの原因と対策
I様邸はスレート屋根で、屋根材が沿った状態になっているのを気にしておられました。
スレート屋根が反る原因
スレートの多くを占める化粧スレートは防水性が無いため、表面に防水塗装が施されていますが、年月が経つと中に水分が侵入してきてしまうようになります。
水分を含んだスレートは冬場、凍ったり溶けたりを繰り返して膨張と収縮を繰り返すと、だんだん脆くなっていきます。
そして最終的には夏場の熱によって生じる屋根材の表裏の温度差による膨張に負けて変形してしまいます。これがスレート屋根が反ってしまう原因です。
下記の画像は例ですが、左右で屋根の仕上がりに大きな差があります。既存の反りや浮き残したまま屋根材を張るとこのようになってしまうのです。
カバー工法で通常使用されるルーフィング(防水紙)には、ビニール系やアスファルト系が多く使用されますが、それでは浮きは押えられません。
よって今回は、全面粘着性ルーフィングを採用し、点ではなく面で固定させて浮きを抑える施工をご案内させて頂きました。
屋根リフォーム工事の概要
役物撤去
屋根に設置されていた棟板金、棟板金を固定していた貫板(芯木)などの役物を撤去していきます。
撤去と同時に清掃も進めていきます。
ルーフィング貼り
役物を全て撤去したら、新しく防水シート(ルーフィング)を敷きます。
今回は、面で固定させる防水紙である粘着層付ルーフィング『アンダーガムロン』を使用しました。
塗装や金属屋根の施工も家を守る為に重要な要素ですが、それだけで雨漏りが防げる訳ではありません。(もちろん塗装や金属屋根施工も家を守る為に重要な要素である事は間違いありません。)
台風などで吹き込むような雨水が侵入してきた際には、ルーフィングが特に家屋の木材部分に水が侵入するのを防ぎます。
雨水から家を守っているのはルーフィングと言っても過言ではありません。
まさに『縁の下の力持ち』といえる存在なのです!
屋根材葺き
新しい屋根材は、屋根の形に合わせてカットして設置します。
今回新しい屋根材として、石付きガルバリウム鋼板のD’Sルーフィング『ディプロマットスター』で施工、お色はカフェを使用しました。
石付きガルバリウム鋼板のD’Sルーフィング『ディプロマットスター』は高い耐久性で「30年」という他社製品にはない保証期間を実現している屋根材です。
セラミックコートされた自然石粒が熱伝導率を低くするので、夏のうだるような暑さ軽減に効果があります。
また、超軽量で住宅への負担が少なく、耐震性に長けている点も大きな特徴です。
着色方法は陶器瓦などと同じ手法が採用されているため、メンテナンスフリーで長期的に色彩を維持することができます。
ディプロマットスターに関しては、こちらの記事でさらに詳しく解説しています!▽
棟部材の取り付け・コーキング処理
棟下地や棟板金を取り付けていきます。
取り付け後は繋ぎ目の隙間をシーリングでしっかりと埋めます。
完成
最後に点検をして完成です。
柏市のI様、この度の屋根リフォーム工事の際は大変お世話になりました。
アンケートも丁寧にお答え下さって、ご満足との評価もいただけて嬉しく思います。
今後ともシャインを宜しくお願い致します。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!