柏市 外壁屋根塗装【鎧張りのサイディング壁をこだわりの調色で塗装・パーフェクトベストで屋根塗装】
2023.07.26 (Wed)
千葉県柏市 O様邸 施工データ
工事内容 | 外壁塗装・屋根塗装 |
---|---|
施工カラー | |
築年数 | 12年 |
メーカー・商品 | 外壁塗装:パーフェクトトップ 3分艶 G75-40L 屋根塗装:ファインパーフェクトベスト ディープグレー 付帯塗装:ファインパーフェクトトップ ND-155 |
外壁使用塗料 | パーフェクトトップ 3分艶 カラー:G75-40Lを元に調色 塗料の特徴はこちらから! |
屋根使用塗料 | ファインパーフェクトベスト カラー:ディープグレー 塗料の特徴はこちらから! |
担当者より
この度、柏市O様邸の外壁屋根塗装工事を無事に完工いたしました。
お電話にてお問合せいただき、現地調査・ご提案の後、弊社にご依頼頂きました。
誠にありがとうございました!
O様邸は築12年、外壁は鎧張りのサイディング壁でした。
鎧張りとは、板材を鎧のように重ね合わせて段差を作り、雨水などを受け流す事を目的とする伝統的な貼り方で、輸入住宅系などで多く見かけるものになります。
今回O様が弊社をお選びいただいたのには、あるポイントがありました。
鎧張りのサイディングにおけるシーリング問題
弊社がどうしても譲れない施工内容に、窓周りは打ち替えるのか、増し打ちなのかというところがあります。
国内の在来工法のサイディング住宅のほとんどは、外壁よりもサッシ(窓周り)の方が出っ張っているため、
その段差がある分、シーリングを切り取らずとも上から厚み(5㎜以上・推奨は8~10㎜)を作ってシーリングができる場合が多く、その厚みが確保できる状態であるものに限り、増し打ちでも十分に耐久する、というのがシーリングメーカーの施工仕様になっています。
しかし、鎧張りのサイディングというのは、サッシ(窓周り)と外壁の段差がほとんどフラットになりやすい形状になっています。
すると、上から増し打ちをした場合シーリングの厚みがほぼゼロ(1~2㎜)になってしまいます。
シーリングにおいて、耐久性に大きく影響するのは『厚み』です。
厚みが足りなければ、どんなに高性能なシーリングを使用していても数年で破断という結果になりかねないのです。
そのため、今回は目地シーリング・サッシ周りのシーリング共に打替えが必須というご提案をさせて頂きました。
その他にも、破風板が雨水の侵入によってボロボロになっていましたので、下地補修として雨水が入らないようにするシーリング補修や、劣化表層部の弾性パテ補修をオススメさせて頂きました。
外壁塗装において塗料選びよりも重要なことはなにか?
外壁塗装業界はどうしても塗料で品質を比較されがちですが、
本来は塗料選びよりも『下地補修』に対してどれだけ豊富な知見を持ち、それをどれだけ適切に行うかということの方が、建物を長く強く守るために重要なことなのです。
O様はその弊社が重きを置いてる部分をしっかり見定めて頂き、決して安い業者ではない弊社をお選びいただきました。
ありがとうございます!
外壁塗装の概要
高圧洗浄
最大15Mpaの強い水圧によって、必要に応じて薬剤も使用しながら汚れを除去していきます。
洗浄工程は約1日かけて行われます。こびりついた汚れをしっかりと除去していくことが、塗料の密着に繋がるからです。
美観性・耐久性に優れた美しい塗装を施すには、この洗浄作業を徹底することが大きなポイントになります。
外壁補修
大きなクラック(割れ)が発生していたため、専用のパテにて補修しました。
外壁シーリング(コーキング)工事
外壁シーリング(コーキング)工事を行いました。今回は外壁が鎧張りのため、全面的に打ち替え工事を行いました。
外壁塗装
外壁には、日本ペイントの『パーフェクトトップ』を使用致しました。
パーフェクトトップは日本ペイントの新技術、「ラジカル制御技術」を用いた塗料です。
ラジカル(=塗料に含まれる酸化チタンに紫外線が当たり発生するエネルギー)が塗膜に触れるのを抑えて、紫外線による塗膜劣化を防ぎ、塗装の寿命を延ばします。
★パーフェクトトップについて詳しくはこちら!▽
お色はブルー系の『G75-40L』をお選び頂き、さらに今回の塗料は調色にて対応させて頂きました。
こうやって並べると、若干お色味が違うのが分かりますでしょうか?
基本的に塗料にはメーカーによって決められている標準色があり、今回のように標準色以外の色を希望する場合は、工場でその色を作る『調色』という工程が必要になります。
調色する場合は、塗料が途中で足りなくなる事態を防ぐために最初の注文時に多めに頼むことになり、その分多少コストがかかってしまいます。
しかし、自分だけのこだわりの色で塗装することで、より一層生まれ変わった我が家に愛着が生まれるのではないでしょうか?
オリジナリティを出したい方やデザインにこだわりがある方には是非おすすめです!
屋根塗装工事の概要
タスペーサー設置
タスペーサーとは?
タスペーサーは、屋根材の重なっている部分に2ミリ程の隙間を確保するための部材のことです。
タスペーサーを設置せずに塗装すると、塗料が屋根材の重なっている部分の隙間に入り込んで埋まってしまいます。
しかし、完全に埋まるのではなく僅かな隙間ができるため、そのごく僅かな隙間から雨水などが入り込んでしまい、屋根の内部にまで水が侵入してきてしまいます。
そこのような状態になることを防ぐために『タスペーサー』を挿入し、わざとしっかりした隙間を確保する事で、雨水はそのまま下へと流れ落ちていくのです。
屋根補修
屋根材にクラック(割れ)が発生していたので専用のパテにて補修を行いました。
棟板金の補修・塗装
棟板金の繋ぎ目のシーリングが劣化していたため、新しく打ち換えました。
さらに、釘頭にはシーリングを盛り付けていきます。
補修が完了したら塗装に入ります。外壁や屋根同様、3回塗りでしっかり塗装していきます。
屋根塗装
屋根の塗料には『ファインパーフェクトベスト』を使用、お色はディープグレーを使用いたしました。
「ファインパーフェクトベスト」は、独自技術によりシリコングレードを超える優れた耐候性を備え、 塗りたての美しさを長期間保つことができる塗料です。
さらに藻やかびの発生を抑制し、建物の美観を維持します。
ファインパーフェクトベストに関しては、こちらも合わせてご覧ください!▽
ラジカル制御技術を生かした高耐候性が強み!ファインパーフェクトベストについて
完成
暗めのグレーで落ち着いた雰囲気に生まれ変わりました!
付帯工事の概要
幕板の補修
傷みが進行していた劣化部分をパテで補修後、シーリング補修も併せて行いました。
その他付帯補修
軒天のパテ補修
幕板のシーリング補修
付帯補修の重要性
付帯部は外壁よりも軽視されがちですが、外壁は綺麗なのに破風板や幕板などはすでに色褪せや汚れがあったり塗料が剥がれている建物は非常に多く見かけます。
破風板や幕板(化粧モール)、胴差ともいいますが、これらには外壁のサイディングと同様に目地(つなぎ目)が存在しており、そこにシーリングが施工されています。
しかし、外壁のつなぎ目はシーリングが大切とされているのに対して付帯部のつなぎ目はあまり重要視されていない傾向にあり、
そのため劣化したシーリングの隙間からの水分の侵入などにより付帯だけ劣化が進行してしまう事態に繋がります。
外壁も屋根も塗装の前の下地補修や下地強化が重要です。
補修は実は塗装よりも手間がかかるためつい省略されがちですが、最も重要な工程なのです。
その他付帯塗装
完成
最後に点検をして完成です。
塗装をしないコンクリート床などは高圧洗浄で長年の汚れをきれいに落としました。
施工前は全体的に真っ白でしたが、施工後はこだわりの調色で作り上げた鮮やかなブルーと付帯部の白の対比が印象的なお家に生まれ変わりました!
千葉県柏市のO様、今回の外壁塗装・屋根塗装では大変お世話になりました。
今後ともシャインを宜しくお願い致します。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!