柏市 外壁塗装・屋根リフォーム【外壁をパーフェクトトップで塗装・塗装が劣化してきたスレート屋根をディプロマットスターでカバー工法】
2023.08.01 (Tue)
千葉県柏市 Y様邸 施工データ
工事内容 | 屋根リフォーム カバー工法・外壁塗装 |
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施工カラー | |
築年数 | 約30年 |
メーカー・商品 | 外壁塗装:パーフェクトトップ 色:ND-372 屋根カバー:D'Sルーフィング ディプロマットスター 色:カフェ 付帯塗装:パーフェクトトップ 色:23-255 |
外壁使用塗料 | パーフェクトトップ カラー:ND-372 |
担当者より
Y様邸は築30年で、屋根の塗装が劣化しているためスレート屋根の葺き替えを検討されていました。
今回は予算の都合上カバー工法での施工となりましたが、耐用年数や保証年数が長いため、コストパフォーマンスや保証の面でも満足していただけました。
外壁は窯業系サイディングで、目地コーキングの劣化が見られたため、コーキング打ち直しで対応しました。
外壁工事の概要
高圧洗浄
最大15Mpaの強い水圧によって、必要に応じて薬剤も使用しながら汚れを除去していきます。
洗浄工程はなんと約1日かけて行われます!長い年月をかけてこびりついた汚れを除去することで塗料の密着に繋がるからです。
美観性・耐久性に優れた美しい塗装を施すには、この洗浄作業を徹底することが大きなポイントとなります。
コーキング補修
窯業系サイディングのコーキングは劣化により各所で破断していました。
シーリングの破断の原因には、外部からの衝撃や経年劣化のほか、プライマーの塗布が不足していたことなども考えられます。
このままにしておくと隙間から雨水が侵入して最終的に雨漏りを引き起こす可能性がありますので、目地は打ち替え、サッシ廻りは増し打ちで施工しました。
打ち替え:プライマーの塗布
打ち替え:新しいシーリングの充填
打ち替え:均して完成
増打ち:プライマーの塗布
増打ち:新しいシーリングの充填
増打ち:均して完成
参考記事▽
外壁工事をするなら一度は耳にしたことがあるかも?シーリングについて徹底解説!
外壁塗装
高圧洗浄と補修が完了したら塗装作業に入っていきます。
下塗り:カチオンシーラー
カチオンシーラーは密着性に優れていて、素地としっかり密着することにより表面強度を高める下地材です。
また適用範囲が広く、防カビ・防藻機能にも優れています。
中塗り・上塗り:パーフェクトトップ
中塗り
上塗り
上塗りには日本ペイントの『パーフェクトトップ』を使用、お色はND-372を使用しました。
パーフェクトトップは日本ペイントの新技術、「ラジカル制御技術」を用いた塗料です。
ラジカル(=塗料に含まれる酸化チタンに紫外線が当たり発生するエネルギー)が塗膜に触れるのを抑えて、紫外線による塗膜劣化を防ぎ、塗装の寿命を延ばします。
★パーフェクトトップについて詳しくはこちら!▽
屋根リフォーム工事の概要
調査したところ、Y様邸の屋根はアスベストを含有しているスレート屋根材でした。
屋根材はアスベストの有無に注意
2000年以前のスレート屋根材はアスベストを含有したものが殆どですが、健康被害の問題を及ぼすことから、2000年以降に建材での使用が禁止されました。
その後、アスベストを使用しない『ノンアスベスト』のスレート屋根材が販売されるようになりました。
この屋根材は非常に脆く、せっかく塗装をしても他の場所から次々と新たな割れが発生するため塗装での施工は不可能でした。よって、そのほとんどが今は販売を停止しています。
しかし、ノンアスベストの屋根材を使用した住宅は現在も多く存在しているため、
自分の屋根がノンアスベスト屋根で塗装ができない屋根だということを知らずに、または業者の知識不足によりノンアスベスト屋根が塗装できないという事実を分からずに塗装してしまい、すぐに施工不良が出てしまったという前例は少なくありません。
屋根リフォームをお考えの際は、適切な業者選びと、自分の家は塗装可能な屋根なのかを知っておくことが大切です。
参考記事▽
【役物撤去(棟包等)】
屋根に設置されていた棟板金、棟板金を固定していた貫板(芯木)などの役物を撤去していきます。
撤去と同時に清掃も進めていきます。
【ルーフィング貼り】
役物を全て撤去したら、新しく防水シート(ルーフィング)を敷きます。
塗装や金属屋根の施工が家を守る為に大切な要素である事は間違いありませんが、雨漏りはそれだけで完全に防げる訳ではありません。
台風などで吹き込むような雨水が侵入してきた際には、ルーフィングが特に家屋の木材部分に水が侵入するのを防ぎます。
雨水から家を守り、雨漏りを防いでいるのはルーフィングと言っても過言ではありません。
まさに『縁の下の力持ち』といえる存在なのです!
【本体加工・取付】
新しい屋根材は、屋根の形に合わせてカットして設置していきます。
今回新しい屋根材として、石付きガルバリウム鋼板のD’Sルーフィング『ディプロマットスター』で施工、お色はカフェを使用しました。
石付きガルバリウム鋼板のD’Sルーフィング『ディプロマットスター』は高い耐久性で「30年」という他社製品にはない保証期間を実現している屋根材です。
セラミックコートされた自然石粒により熱伝導率が低くなるので、夏のうだるような暑さ軽減に効果があります。
また、超軽量のため住宅への負担が少なく、耐震性に長けている点も大きな特徴です。
着色方法は陶器瓦などと同じ手法が採用されているため、メンテナンスフリーで長期的に色彩を維持することができます。
ディプロマットスターに関しては、こちらの記事でさらに詳しく解説しています!▽
【棟包取付】
棟下地や棟包みを取り付けます。設置後は繋ぎ目の隙間や釘頭をシーリングでしっかりと埋めました。
胸下地の取り付け
胸包みの取り付け
完成
施工前
施工後
付帯工事の概要
小庇の塗装
雨戸の塗装
水切りの塗装
破風板の塗装
ポストの塗装
完成
最後に点検をして完成です。
塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。
柏市のY様、この度の外壁塗装・屋根カバー工事の際は大変お世話になりました。
アンケートも丁寧にお答え下さって、ご満足との評価もいただけて嬉しく思います。
今後ともシャインを宜しくお願い致します。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!