我孫子市 外壁屋根付帯塗装工事【色褪せやコケの発生が著しい外壁・屋根を共に『ナノテクシリーズ』で塗装】
2024.07.09 (Tue)
千葉県我孫子市 M様邸 施工データ
工事内容 | 外壁塗装・屋根塗装・付帯塗装 |
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施工カラー | |
築年数 | 10年~15年 |
メーカー・商品 | 外壁塗装:ナノウォール15 カラー:SS-13 屋根塗装:ナノルーフ15 カラー:グラニットブラウン 付帯塗装:一液ファインフッ素UV カラー:ND-155 ケンエースGⅡ カラー:N-90 |
外壁使用塗料 | ナノウォール15 カラー:SS-13 塗料の特徴はこちらから! |
屋根使用塗料 | ナノルーフ15 カラー:グラニットブラウン 塗料の特徴はこちらから! |
担当者より
この度、我孫子市M様邸の外壁屋根付帯塗装工事をご依頼頂きまして無事完工致しました。
M様邸の外壁はサイディングボードで、コケやカビ、色褪せや汚れがかなり顕著に見られました。また、シーリングは推奨されている厚み(8㎜以上)よりも薄くなってしまっていたため、既存シーリングを撤去して打ち替えを行いました。
屋根はスレート屋根で、外壁同様に苔の広がり・カビや色褪せなどの劣化が目立ち、各所で屋根板金の浮きも見られました。
今回は外壁・屋根塗装共に水谷ペイントの「ナノテクシリーズ」を使用しました。シリコン塗料でありながら科学技術を凝縮させた性能の高さでフッ素塗料に並ぶ耐久性を持っている塗料です。
外壁工事の概要
高圧洗浄
まず、最大15Mpaの強い水圧で、必要に応じて薬剤等も使用しながら汚れを除去していきます。
洗浄工程は、なんと約1日もかけてしっかりと行われます。経年によってこびりついた汚れをしっかりと除去しなければ塗料の密着が不十分になってしまうからです。
美観性・耐久性に優れた美しい塗装を施すには、この洗浄作業を徹底することが大きなポイントになります。
シーリング補修(打ち替え・増し打ち)
シーリングに劣化が見られたため、目地部分を打ち替え・サッシ廻りを増し打ちにて補修を行いました。
【打ち替え】
【増し打ち】
外壁塗装
中塗り・上塗り塗料には耐久年数15年の『ナノウォール15』を使用、カラーはグレー系のSS-13を採用しました。
塗料に含まれる物質をナノサイズ(原子や分子のスケール)で調整・制御するナノテクノロジー技術により塗料のポテンシャルを最大限に発揮することを可能にし、他社製品と品質の面で大きな差を付けています。
屋根リフォーム工事の概要
高圧洗浄
外壁同様に強い水圧によって汚れを除去していきます。
屋根板金補修(シーリング補修)
屋根板金のシーリング補修を行いました。
また、屋根板金を固定している釘は打ち直しを行った後に釘頭にシーリングを盛りつけました。これは隙間からの雨水の浸入を防ぐために行う処理で、シャインではこの施工を標準施工として行っています。
屋根塗装
劣化の激しいスレート瓦だったため、下塗りは塗料の吸い込みが終わるまで2回行いました。
中塗り・上塗り塗料には耐久年数15年の『ナノルーフ15』を使用、カラーはグラニットブラウンを採用しました。
こちらは外壁で使用した『ナノウォール15』と同じ『ナノテクシリーズ』の屋根用塗料です。
ナノテクシリーズとは?
M様邸で使用された塗料は外壁が「ナノウォール」・屋根が「ナノルーフ」で共に水谷ペイントの「ナノテクシリーズ」でした。
ナノテクシリーズとは水谷ペイントが昨年発売した塗料で、外壁用の「ナノウォール」、屋根用の「ナノルーフ」の2種類があり、それぞれ耐用年数によって10・15・20とシリーズを展開しています。
商品名の「ナノテク」とは「ナノテクノロジー」の略称で、1mmの約100万分の1の大きさである「ナノ」単位の領域、つまり原子や分子のスケールにおいて物質を制御する科学技術のことです。
ナノテクシリーズは、そんなナノテクノロジーを各製品にそれぞれ採用することで塗料のポテンシャルを分子レベルで最大限に発揮させ、品質において他社製品と大きな差を付けました。
またその他にもラジカルというエネルギーの発生を抑制する「ラジカル制御技術」や、しっかりと塗料を均等にカバーできる「レオロジー制御技術」などの機能をすべてのグレードに塗料に取り入れて、高い耐久性、安定した物性、コストバランスを追求して開発された塗料シリーズです。
下記にてそれぞれの技術について簡単に解説していきます!▽
ナノウォール・ナノルーフ15に採用されているナノテクノロジー【ナノシリコンテクノロジー】とは
ナノウォール・ナノルーフ15は高級シリコングレード塗料です。
ナノテクノロジーのはたらきがシリコン成分のポテンシャルを最大限にまで引き出すため、一つ上のグレードであるフッ素塗料に並ぶ光沢保持率を持ち、耐久性だけでなくコストパフォーマンスにも優れています。
ナノウォール・ナノルーフ15の持つナノシリコンテクノロジーとは、塗膜内にアクリル成分とシリコン成分を緻密かつ均等に分散させる技術です。
シリコン塗料はあくまで主成分がシリコンである合成塗料のため、シリコン樹脂の他にアクリル樹脂や様々な顔料などが混合されていますが、
従来の技術では反応性の異なるアクリル成分とシリコン成分を均一に合成することは不可能だったため、塗料に含まれているすべてのシリコン成分のはたらきを引き出せず、塗料本来のポテンシャルを十分に発揮することができませんでした。
ナノテクシリーズは水系塗料で、塗装前は水中に樹脂粒子が分散している状態になっていますが、塗装することで水が蒸発すると樹脂粒子が一体化します。
するとアクリル成分とシリコン成分は塗膜中にナノレベルで均一に分散され、緻密な塗膜を形成します。
これによって従来よりも強靭な塗膜が形成されるだけでなく、未反応のシリコン樹脂を減らしてシリコン成分のはたらきを最大限まで引き出すことが可能となりました。
ラジカル制御技術
ラジカルとは塗料に含まれている「酸化チタン」という顔料が紫外線に当たると発生されるエネルギーで、樹脂や顔料などの有機物を分解して塗膜を劣化させてしまう原因となります。
このラジカルの発生を抑えるのが「ラジカル制御技術」で、ラジカル制御技術を備えた塗料を「ラジカル塗料」と呼びます。
ナノテクシリーズではもう一つ上のランクの「ハイラジカル制御技術」を備えており、これには3つのポイントがあります。
1つ目のポイントは酸化チタンです。ラジカル塗料に含まれている酸化チタンは表面にバリアー層が形成されており、もし紫外線を吸収してラジカルが発生してもバリアー層があることで塗膜内に流出することを防ぎます。
2つ目のポイントは光安定剤(HALS)です。これは塗膜内に漏れ出たラジカルを捕まえるために配合されている添加剤のことで、通常のラジカル塗料よりも多く配置されています。
3つ目のポイントは紫外線吸収剤(UVA)です。これは紫外線を吸収して熱などの別のエネルギーに変えて放出するはたらきを持っています。
これらの3つのポイントの力によって、より強力にラジカルの発生を抑えます。
レオロジー制御技術
レオロジーとは塗料の「粘度」のことを指します。
レオロジー制御技術では、屋根や外壁の形や特徴に合わせた粘度設計(レオロジー調整)を行うことによって、塗料の滑らかさと塗膜の厚みをバランス良く調整し、塗膜が薄くなりがちな角の部分も均等にカバーしつつ、
塗膜全体に厚みを出して高級感のある美観と耐久性の高さの両立を可能としました。この技術は、現場での作業性向上にも役立っています。
付帯工事の概要
ベランダ防水塗装
その他付帯塗装
完成
最後に点検をして完成です。
塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。
我孫子市のM様、この度の外壁付帯屋根塗装工事の際は大変お世話になりました。
アンケートも丁寧にお答え下さり嬉しく思います。
今後ともシャインを宜しくお願い致します。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!