テナントビルの雨漏りを板金工事で補修|調査・原因・補修内容を解説
2026.05.29 (Fri) 更新

みなさんこんにちは!
千葉県流山市、柏市周辺で、テナントビルや大型物件の雨漏りにお困りのオーナー様へ。
「ALC外壁の目地がひび割れてきた」「どこからか雨水が侵入しているけれど、どこを直せばいいのか分からない」と悩んでいませんか?
今回は、「梅雨入り前に要チェック!」
千葉県柏市のテナントビルにて、ALC外壁の目地劣化と屋根取り合い部からの雨漏りを防水性と雨仕舞いを抜本的に改善した板金工事をご紹介します。
経年劣化によるひび割れや雨水の吹き込みにお悩みの方へ、特注の板金フード設置など、建物の寿命を延ばす確実な雨漏り補修プランをご提案します。
さて、本日のテーマは【板金工事(テナントビル雨漏り補修)】についてです!
目次
- 柏市テナントビルの雨漏り【ビフォー・アフター】
- テナントビル現地調査
- ALC外壁と屋根の取り合い部のシーリング劣化
- ALC外壁目地・サッシ周りの経年劣化によるひび割れ
- 換気ダクト(平型ベントキャップ)の露出
- テナントビルの雨漏り施工プラン
- 担当者より一言
- 柏市テナントビルの雨漏り|ALC外壁目地補修と板金工事
- ALC外壁目地のシーリング打ち替え
- ALC外壁目地のシーリング増し打ち
- ALC目地の「打ち替え」「増し打ち」混在している理由
- 打ち替えを行った理由
- 増し打ちで新設する理由
- 屋根・外壁取り合い部への「雨押え板金」設置
- 外壁の凸凹(意匠)に合わせた「シーリング処理」
- 特注「箱型板金フード」の取り付け
- ALCの意匠(凸凹)に合わせた「彫り込み(切り欠き)加工」
- 深い段差を埋める「極厚のシーリング処理」
- 柏市テナントビルの雨漏り補修完成
- シャインは流山市・柏市の屋根リフォーム・雨漏り専門店です
柏市テナントビルの雨漏り【ビフォー・アフター】

今回ご相談をいただいたのは、柏市にあるテナントビルのオーナー様です。 これまで大きなメンテナンスを行う機会がなく過ごされていましたが、「外壁と屋根の取り合い部(接触部分)から雨漏りがしている」と、入居されているテナント様から連絡があったことがリフォームを決意されたきっかけでした。
「大切なテナント様の業務に支障が出たら大変」「ALC外壁の目地もかなり傷んでいるように見えるので、建物全体の防水性を見直して、雨漏りの不安を根本から解消したい」という強い思いから、弊社にお問い合わせをいただきました。
テナントビル現地調査
建物の状態を正確に把握するため、専門スタッフが隅々まで現地調査を行いました。その結果、以下の劣化症状が確認されました。
ALC外壁と屋根の取り合い部のシーリング劣化
ALC外壁と屋根の取り合い部
屋根と壁の隙間を塞いでいたシーリング材が経年劣化で割れ、雨水が建物内部へ侵入し、今回の雨漏りの直接的な原因になっていました。
ALC外壁目地・サッシ周りの経年劣化によるひび割れ
ALC外壁目地
サッシ周り
ALCパネル同士の継ぎ目(目地)に深い亀裂が入っており、このまま放置すると雨水が染み込んでALCパネル自体がもろくなり、建物の寿命を縮めるリスクがあります。
また、窓枠の隙間を埋める防水材が劣化しており、台風などの激しい横殴りの雨の際に、室内に水が吹き出す一歩手前の状態でした。
換気ダクト(平型ベントキャップ)の露出

外壁に設置された平らな換気口は、強い風を伴う雨の際に、雨水がダクト内に吹き込みやすい構造になっていました。
テナントビルの雨漏り施工プラン
オーナー様の「雨漏りを完全に止め、今後のリスクも無くしたい」というご要望にお応えするため、以下の最適な防水・板金改修プランをご提案いたしました。
【外壁目地・サッシ周り防水】
ALC外壁目地の劣化が激しい箇所は、古い防水材を撤去して新しくする「打ち替え」、劣化の少ない目地は既存の防水材の上から厚く重ねる「増し打ち」を行い、建物の気密性と防水性を蘇らせます。
【屋根取り合い部・換気口の板金工事】
耐久性に優れた高寿命な金属素材「ガルバリウム鋼板」を使用し屋根取り合い部には雨水を物理的に外へ逃がす「雨押え板金」を新設します。
さらに、2つ並んだ平型の換気口には、外壁の複雑な凸凹形状に合わせて現場で職人が精密に加工する、特注の「箱型板金フード」を製作・設置します。
担当者より一言
今回のテナントビルは、ALC外壁特有の深い目地や段差が多い意匠(デザイン)でした。雨漏りの原因となっていた外壁と屋根の取り合い部は、単にシーリング(防水材)を厚く塗るだけの一次的な補修では、数年で再発するリスクがあります。
そこで、耐久性の高いガルバリウム鋼板を使い、雨水を物理的にコントロールして建物内に侵入させない「雨仕舞い(あまじまい)」の強化をご提案しました。
職人の技術力が活きる特注加工により、長期にわたって安心してお過ごしいただける強固な仕様になっています。
柏市テナントビルの雨漏り|ALC外壁目地補修と板金工事
ALC外壁目地のシーリング打ち替え

① 既存シーリングの撤去
カッターナイフを使い、劣化した古いシーリング材をALCパネルの目地から切り離して、撤去します。
② プライマー(下塗り材)の塗布
マスキングテープで外壁を養生した後、目地の奥(接着面)に刷毛を使って「プライマー」を塗布します。
プライマーはいわば「強力な接着剤」です。ALCはコンクリートの一種で水分や粉分を吸い込みやすいため、この下塗りをしっかり行わないと、せっかく充填したシーリングが後からポロッと剥がれてしまいます。
地味な作業ですが、防水の寿命を左右する極めて重要な工程です。
③ シーリング材の充填(じゅうてん)
コーキングガン(専用の注射器のような道具)を使い、新しいシーリング材を目地の奥から隙間なく、均一にたっぷり流し込みます。
気泡(空気が入ること)が入らないよう、また厚みが不足して薄くならないよう、職人の絶妙なスピードと力加減で、一定の量を奥から押し出すように打っていく技術が求められます。
④ ヘラ押さえ(仕上げ・丁寧に均す)
充填したばかりの柔らかいシーリング材を、専用のヘラを使って上からグッと押し込みながら、表面を平らに美しく均(なら)します。
ただ表面を綺麗にするだけでなく、「目地の両脇の壁面にシーリング材をガッチリと圧着させる」という最大の目的があります。このヘラ押さえによって隙間が完全にゼロになり、完璧な防水層が完成します。
ALC外壁目地のシーリング増し打ち

① 増し打ち部のプライマー(下塗り材)塗布
既存のALC目地の上に刷毛でプライマー(密着用の接着剤)を塗布します。
増し打ち工法では、「古いシーリング材」と「新しいシーリング材」をいかにガッチリと密着させるかが命になります。そのため、重ねる部分にムラなくプライマーを染み込ませるように塗布しています。
② シーリング材の充填(じゅうてん)
専用のコーキングガンを使い、既存のALC目地の上から覆いかぶせるように、新しいシーリング材をたっぷりと注入しています。
増し打ちで十分な防水効果(耐久性)を発揮させるためには、上に重ねるシーリングの「厚み」が絶対に必要です。薄すぎるとすぐに破断してしまうため、肉厚になるよう慎重に充填しています。
③ ヘラ押さえ(丁寧に均す)
ヘラを使い、充填したシーリング材を既存の目地やALCの壁面にグッと圧着させながら、平らに美しく均しています。
笠木のすぐ下という雨がダイレクトに当たりやすい場所だからこそ、上部に少しでも隙間や浮きがあると雨水が侵入します。ヘラで両脇の壁面へしっかりと押し込むことで、一体化させて完璧な防水の壁を作っています。
ALC目地の「打ち替え」「増し打ち」混在している理由
同じテナントビルのALC目地補修において、「打ち替え」をしている箇所と、「増し打ち」をしている箇所が混在している理由は、シーリングの劣化度合い、そして「十分な厚みが確保できる構造か」という現場の条件が異なるからです。
打ち替えを行った理由
ALC目地の打ち替え箇所
「打ち替え」をした箇所は、既存のシーリングがすでに寿命を迎え、下地としての役割を果たせなくなっていた(破綻していた)からです。
目地の奥で古いシーリングがALCのコンクリート面から完全に剥がれて隙間が空いていたり、真ん中からパックリ裂けたりしていた場合、その上からいくら新しいシールを増し打ちしても、土台(古いシール)がグラグラ動いてしまうため、上に塗った新しいシールもすぐに引っ張られて一緒に破れてしまいます。
すでにシールが破損して中に雨水が回っている(またはそのリスクが非常に高い)箇所の場合、古いシールを残したまま上から蓋(増し打ち)をしてしまうと、中に閉じ込められた水分が原因で、後から新しいシーリングを押し出して膨くれたり、剥がれたりする不具合が起きます。
増し打ちで新設する理由
ALC目地の増し打ち箇所
ALC目地は特有の「深い目地構造」があり、既存のシーリングに重大な劣化がない場合や、上から新しいシールを充填しても、耐久性を保つための十分な厚み(8mm〜10mm以上)が確保できる場所は、あえてALCを傷つけるリスクを冒してまで撤去せず、増し打ちで仕上げるのが最適解になります。
★ALCに関しては、こちらのブログをご覧ください!▽
防水塗料は使用できない?シーリングは増し打ちでOK?圧倒的な厚みで高級感のあるデザインが特徴的な【ALC】について徹底解説!
屋根・外壁取り合い部への「雨押え板金」設置
① 雨押え板金設置
② 雨押え板金設置
③ 雨押え板金設置
ガルバリウム鋼板を加工した雨押え板金を新設し、外壁から伝って落ちてくる雨水を、隙間に入れることなく屋根の上へと安全に受け流します。
外壁の凸凹(意匠)に合わせた「シーリング処理」
雨押え板金上部シーリング処理
また、「ALC外壁の深い意匠(凸凹)」に対して、板金をただ取り付けるだけでなく、外壁と板金が接する上部ラインにしっかりとシーリングを充填しました。
板金上部のシーリングによって、外壁の凹凸から板金の内側へ雨水が回り込むのをシャットアウトしています。
【雨仕舞い(あまじまい)の抜本的改善】
施工前の「隙間をシーリングだけで塞ぐ」方法(一次防水のみに頼る形)から、「板金で雨水を物理的に受け流す構造(二次防水・雨仕舞い)」へと強化しています。
これにより、今後シーリングが多少経年劣化した場合でも、板金自体が傘の役割を果たすため、即座に雨漏りに直結するリスクが低減されています。
特注「箱型板金フード」の取り付け
換気口からの吹き込みを防ぐため、ALC外壁の凹凸に合わせて切り欠き加工を施した特注フードを設置し、外周をシーリングで完全に密閉します。

施工前は平型のベントキャップ(ガラリ)が2つ並んで露出していましたが、それをすっぽりと覆うサイズでガルバリウム鋼板を加工し、角型の防雨フードが新設しました。
横殴りの激しい雨や台風の際、風圧で換気口の中に直接雨水が吹き込むのを物理的に防ぐ(シャットアウトする)ためです。下側が開口部になっているため、換気機能を一切損なわずに防水性だけを飛躍的に高めています。
ALCの意匠(凸凹)に合わせた「彫り込み(切り欠き)加工」
通常の四角いフードをそのまま取り付けると、ALCの出っ張った部分と、凹んだ部分に巨大な隙間が空いてしまいます。外壁の形状に合わせて板金を精密に加工することで、隙間を最小限に抑えて壁面にジャストフィットさせています。
深い段差を埋める「極厚のシーリング処理」
切り欠き加工で極限まで狭めた隙間を、さらにシーリングで完全に密閉しました。ALC特有の激しい段差にも、追従性の高いシーリングを奥までしっかり打ち込み、上部から伝ってくる雨水がフードの裏側に回り込むのを完全に防いでいます。
【「吹き込み雨」と「壁内伝い水」のダブル防水】
平型のベントキャップは、経年劣化で外周のシーリングが切れると、雨水がダイレクトにダクト(管)を伝って室内の天井や壁に漏水する弱点があります。今回の補修により、「雨を直接当てない(フード効果)」+「壁を伝う水を中に入れない(意匠に合わせたシーリング)」の二重の防御壁が完成しています。
ALCの凹凸に板金を合わせる加工は非常に手間がかかるため、既製品のフードを強引につけてシーリングを山盛りにする手抜き業者も多いので注意が必要です。
柏市テナントビルの雨漏り補修完成


施工後は、ガルバリウム鋼板の清潔感のある白い板金フードや雨押えが設置され、テナントビルの雨漏りが止まりこれで安心して営業してもらうことができます!
テナントビルやALC外壁の構造は、一般的な戸建て住宅とは異なる専門的な雨漏り対策・防水知識が必要です。雨漏りは放置するほど建物の骨組みを腐食させ、将来的な修繕費用が膨らんでしまいます。
「所有しているビルやアパートの雨漏りを根本から直したい」「築年数が経ち、外壁の目地割れが気になっている」というオーナー様は、ぜひお気軽にご相談ください。
まずは現在の状態を正しく把握するため、経験豊富な専門スタッフが「無料建物診断・お見積もり」にお伺いいたします!
シャインは流山市・柏市の屋根リフォーム・雨漏り専門店です
有資格者による確かな診断力を武器に、お客様に最も合った提案をさせていただきます。
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外壁塗装や屋根リフォームは、初心者の方にとっては不安な事も多いだろうと思います。
シャインでは、そんなお客様の疑問や不安に寄り添えるように、具体的で丁寧な説明・対応を心掛けております。
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