吉川市 外壁塗装・屋根補修【直張り工法&難付着ボードの外壁で透湿性を重視した塗装・陶器瓦屋根のメンテナンス】
2023.08.18 (Fri)
埼玉県吉川市 N様邸 施工データ
工事内容 | 外壁塗装・屋根補修 |
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施工カラー | |
築年数 | 12年 |
メーカー・商品 | 外壁塗装 パーフェクトトップ:色=ND-400 自社保証8年 付帯塗装 ファインパーフェクトトップ:色=ブラック インディフレッシュセラ 色=ND-155 自社保証3年 目地シール:サンライズ 色=NB-50 破断3年 |
外壁使用塗料 | パーフェクトトップ カラー:色=ND-400 自社保証8年 塗料の特徴はこちらから! |
担当者より
吉川市のN様は、ご近所様が施工した事がきっかけで外壁塗装を検討したということで、ホームプロよりお問い合わせを頂きました。
外壁は直張り工法且つ難付着ボードであり、大変特殊な構造をしておりました。
直貼り工法では内部に湿気が溜まりやすいため、塗膜膨れ防止として透湿性の高い塗料を使用しなければならず、難付着ボードでは専用の下塗り塗料を使用する必要があります。
N様邸のような特殊な外壁の場合、このように使用できる塗料や仕様がかなり限定されるはずなのですが、他の知識のない業者や安さを売りにした業者等の提案では、そういった事は全く説明されず、誤った仕様での提案を受けてしまっていたようです…
外壁屋根塗装工事の運命は業者選びにかかっていると言っても過言ではありません。信頼出来る業者を見極めることが工事の成功への第一歩となるのです。
参考記事▽
弊社では確かな診断力を武器に、お客様に最も合った適切な施工を提案させていただきます。
N様はそのような診断力・提案力をきっかけに弊社をご信頼頂き、ご依頼をいただきました。ありがとうございます!
外壁工事の概要
外壁補修
N様邸のサイディングボードは工場出荷時にクリアコーティングされているものですが、釘留め工法で設置する為、現場で釘を打ちます。
その際に釘周りにパテを塗りこみますが、パテは紫外線劣化への耐久性がないため先に剥がれてしまったり、また釘周りは地震等による圧力を受けやすいためひび割れしやすく、そこから雨水が浸入してしまいます。
N様邸のパテにも劣化が見られたため、隙間を塞ぐために新たなパテで補修をしました。
外壁塗装
今回は直張り・難付着ボードの外壁のため、下塗りには難付着専用の塗料を使用し、その上から透湿性を重視した塗料で施工しました。
下塗り:ファインパーフェクトシーラー
ファインパーフェクトシーラーは、難付着サイディング外壁や難付着スレート屋根に対応するために専用に設計された下塗り材です。
下地に対して高い浸透性と含浸補強性を持ち、高い付着力を発揮します。また、ひび割れ追従能力に優れており、中性化防止に役立ちます。
中塗り・上塗り:パーフェクトトップ艶消し
中塗り・上塗りには日本ペイントの『パーフェクトトップ』の艶消しを使用、お色はND-400を使用しました。
パーフェクトトップは日本ペイントの新技術、「ラジカル制御技術」を用いた塗料です。
ラジカル(=塗料に含まれる酸化チタンに紫外線が当たり発生するエネルギー)が塗膜に触れるのを抑えて、紫外線による塗膜劣化を防ぎ、塗装の寿命を延ばします。
★パーフェクトトップについて詳しくはこちら!▽
艶消し仕上げも人気!
外壁塗料には光沢感のある「ツヤ有り塗料」が平均的に多く選ばれていますが、一方でマットで落ち着きのある質感のツヤ消しでの塗装の要望も増えてきています。
近年のお客様のニーズの多様化の影響もあり、「パーフェクトトゥルーマット」などのつや消し専用の塗料も出てきています。
屋根リフォーム工事の概要
N様邸の屋根はは陶器瓦でした。瓦自体は100年持つ素材のためメンテナンスは基本的に不要ですが、数箇所で劣化が見られたので補修を行いました。
釘の打ち直し
瓦の固定方法には「土葺き」「銅線による留め付け」「釘やビスによる留め付け」などがありますが、N様邸の丸瓦は棟瓦から垂木に向かって打たれた釘によって固定されていました。
その釘に浮きが見られたため、釘の打ち直しを行いました。
また、打ち放しの状態で放置しておくと釘周りの隙間から浸入した雨水が中の垂木を傷ませたり土台の土を流してしまうため、打ち直した後は釘頭に雨水の浸入を防ぐための防水コーキングを行いました。
漆喰のメンテナンス
漆喰(しっくい)とは、屋根瓦の1番てっぺんにある棟瓦と瓦の隙間を埋めるコーキング剤のような役割を果たすもので、主に雨水の浸入や小動物の侵入を防止する役割があります。
瓦屋根の下には、瓦がずれたり滑り落るのを防ぐために葺き土(ふきつち)を敷きますが、漆喰で隙間を埋めることによって内部の葺き土を雨風から守り、水が浸透するのを防ぎます。
N様邸の瓦のジョイント部の隙間の漆喰はボロボロになって剥落していたため、漆喰のメンテナンスを行いました。鶴首面戸鏝(つるくびめんどこて)と呼ばれる専用の工具で隅までしっかりと漆喰を塗り込み、完成です。
付帯工事の概要
軒天の塗装
水切りの塗装
鼻隠しの塗装
ベランダ防水塗装
その他の塗装
完成
最後に点検をして完成です。
塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。
吉川市のN様、この度の外壁塗装・屋根補修の際は大変お世話になりました。
今後ともシャインを宜しくお願い致します。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!