柏市 外壁塗装・付帯塗装・屋根リフォーム(屋根カバー)工事【劣化の激しい屋根をディプロマットスターでカバー工法】
2024.02.02 (Fri)
千葉県柏市 M様邸 施工データ
工事内容 | 屋根リフォーム カバー工法・外壁塗装・付帯塗装 |
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施工カラー | |
築年数 | 15年~20年 |
メーカー・商品 | 外壁塗装:パーフェクトトップ カラー:1F:ND-184 2F:ND-104 付帯塗装:ファインパーフェクトトップ カラー:現状色 屋根カバー工法:ディプロマットスター カラー:カフェ |
外壁使用塗料 | パーフェクトトップ カラー:1F:ND-184 2F:ND-104 塗料の特徴はこちらから! |
屋根使用塗料 | ディプロマットスター カラー:カフェ 塗料の特徴はこちらから! |
担当者より
この度、柏市M様邸の外壁付帯塗装・屋根カバー工事をご依頼頂きまして無事完工致しました。
外壁は窯業系サイディングで、外壁材に含まれる水分量を表す「含水率」が適正値を超えていました。
含水率が高いと、太陽の熱のによって塗膜膨れが発生するリスクが非常に高いため、透湿性に優れた塗料での塗装を行いました。
屋根は苔やカビなどが目立つ状態で比較的劣化が進んでいました。長期的なメンテナンス性を考慮して、ディプロマットスターでのカバー工法を行いました。
外壁工事の概要
高圧洗浄
最大15Mpaの強い水圧によって、必要に応じて薬剤も使用しながら汚れをどんどん除去していきます。
洗浄工程はなんと約1日かけて行われます。長い年月をかけてこびりついた汚れを除去していくことで、塗料の密着に繋がるからです。
美観性・耐久性に優れた美しい塗装を施すには、この洗浄作業を徹底することが大きなポイントになります。
クラック補修
外壁の一部でクラックが見られましたので、補修を行いました。
クラックの補修をきちんとしないまま上から塗装を行ってしまうと、塗膜が水分を吸って外壁の内部に水分が侵入してしまいます。
また、0.3ミリ以上深さが見られたクラックに対しては、Vカット工法にて補修を行いました。
Vカット工法とは?
コンクリートやモルタル壁のひび割れ補修をする際に、コンクリート表面でⅤ字形に溝を掘ることをVカット工法と言います。
これにより補修材(シーリング剤)が奥まで幅広く確実に充填でき、長期間に渡って割れの再発を防ぐことが出来ます。
Vカット工法での補修が必要なのは、0.3ミリ以上のクラックに対してで、0.3ミリ以下のクラック補修は通常通りコーキング処理を施していきます。
シーリング補修(打ち替え・増し打ち)
シーリングに劣化が見られたため、目地部分は打ち替え、サッシ廻りは増し打ちにて補修を行いました。
【打ち替え】
【増し打ち】
外壁塗装
M様邸では中塗り・上塗り塗料にパーフェクトトップを使用、カラーは1階と2階で異なるお色を使用しました。
1Fは優しい色合いのブラウンのND-184、2Fはクリーム系のND-104です。どちらも落ち着いたお色味で柔らかい雰囲気に仕上がりました。
【2Fの塗装】
【1Fの塗装】
パーフェクトトップは日本ペイントの新技術、「ラジカル制御技術」を用いた塗料です。
ラジカル(=塗料に含まれる酸化チタンに紫外線が当たり発生するエネルギー)が塗膜に触れるのを抑えて、紫外線による塗膜劣化を防ぎ、塗装の寿命を延ばします。
★パーフェクトトップについて詳しくはこちら!▽
屋根リフォーム工事の概要
高圧洗浄
外壁と同様に、強い水圧によって汚れを除去していきます。
屋根カバー工法の工程
既存の役物を撤去
屋根に設置されていた棟板金、棟板金を固定していた貫板(芯木)などの役物を撤去していきます。
撤去と同時に清掃も進めていきます。
ルーフィング(防水シート)の貼り付け
役物を全て撤去したら、新しく防水シート(ルーフィング)を敷きます。
塗装や金属屋根の施工も家を守る為に重要な要素である事は間違いありませんが、それだけで雨漏りが防げる訳ではありません。
台風などで吹き込むような雨水が侵入してきた際には、ルーフィングが特に家屋の木材部分に水が侵入するのを防ぎます。
雨水から家を守っているのはルーフィングと言っても過言ではありませんので、ルーフィングは『縁の下の力持ち』といえる存在なのです!
役物取り付け
本体加工・取り付け
新しい屋根材は、屋根の形に合わせてカットして設置します。
今回新しい屋根材として、石付きガルバリウム鋼板のD’Sルーフィング『ディプロマットスター』で施工、お色はカフェを使用しました。
石付きガルバリウム鋼板のD’Sルーフィング『ディプロマットスター』は高い耐久性で「30年」という他社製品にはない保証期間を実現している屋根材です。
セラミックコートされた自然石粒が熱伝導率を低くするので、夏のうだるような暑さ軽減に効果があります。
また、超軽量で住宅への負担が少なく、耐震性に長けている点も大きな特徴です。
着色方法は陶器瓦などと同じ手法が採用されているため、メンテナンスフリーで長期的に色彩を維持することができます。
ディプロマットスターに関しては、こちらの記事でさらに詳しく解説しています!▽
棟板金・棟包の再設置
今回は屋根カバー工事と同時に中の貫板を木材からガルバリウム鋼板の【ガルベース】に変更しました。
ガルベースに関して詳しくはこちらをご覧ください▽
完成
屋根カバー工法とは?
屋根カバー工法とは文字通り「現状の屋根材の上から新しい屋根材をカバーする(被せる)」という屋根補修の工法です。
多いケースとしては、塗装メンテナンスがあまり推奨されていないスレート屋根の屋根リフォームとして、上から軽い金属屋根を被せる工事がよく行われています。
既存の屋根を撤去する工程が無いため、工期が短く、費用も安く抑えることができます。
屋根カバー工法と葺き替え工法は何が違うの?
屋根材を交換する際、施工方法は「カバー工法」のみではなく、「葺き替え工法」という選択肢もあります。
カバー工法が先述したように既存屋根の上から被せる工法なのに対して、「葺き替え工法」は既存の屋根材を撤去して、また一から新しい屋根材を設置する工法です。
屋根材を完全に撤去するため、内部の点検や補修まで一気に行うことができる反面、既存屋根の解体費用や廃材撤去費用などが加算されるため費用がかさみます。また施工工程も増えるので工期も長くなります。
劣化があまり酷くない場合はカバー工法で十分な場合がほとんどですが、どちらが適しているのかは専門家に見てもらった上で判断するのが良いでしょう。
屋根カバー工法のメリット
工事費用が抑えられる
カバー工法で屋根リフォームを行う際の一番のメリットとも言えるのが、工事費用の安さです。
既存屋根の解体・撤去処分等がすべて不要なため、その分の費用を抑えることができるからです。
特に2000年以前に普及していたアスベスト入りのスレート屋根材は、その健康被害の問題から撤去処分にかかる費用が特に高額となっており、
撤去処分費だけでカバー工法の約1.5倍以上の費用がかかると言われています。これらの費用が浮くというのはかなりのメリットとなるのではないでしょうか。
しかし、「葺き替え工法より費用を抑えられる」と聞いていても、自分の家の状況に応じて必ずしもカバー工法の方が安いとは限りませんので、専門家にきちんと点検してもらうことが大切です。
工期が短い
屋根カバー工法は葺き替え工法に比べて工期が短く、約7日~10日ほどで完了するケースが一般的です。
葺き替え工法は2週間前後かかることが多いため、早めに工事を終わらせたい場合はカバー工法がおすすめです。
断熱性が上がる
カバー工法をすると、既存屋根と新しい屋根で屋根が二重になるため、その分多少の断熱効果が向上します。
また、カバー工法で使用する金属屋根の中には断熱材一体化型の金属屋根もありますので、そのような屋根材を使用するとさらに効果が期待できます。
屋根カバー工法のデメリット
耐震性が下がる
カバー工法は既存の屋根の上に新しい屋根を重ねるため、屋根の重さが2倍になります。
建物は建築時に屋根の重さを支えられるように柱や土台の強度を計算するため、建築当時より屋根が重くなると、その分耐震性が下がってしまいます。
そのため、屋根の重さに比べて壁量が不十分だったり、壁の配置がアンバランスな建物の場合はカバー工法を行うと危険なため、適していません。
内部まで劣化が進行している場合は施工不可
屋根はルーフィング(防水シート)や野地板(下地材)など様々な部材で構成されていますが、カバー工法では元の屋根材を撤去するという工程が無いため、屋根の中にある下地材や防水シートなどのメンテナンスができません。
屋根の劣化要因として多いのが「雨漏り」ですが、野地板は雨漏りすると水分を吸収して腐食してしまうので、雨漏りがきっかけでメンテナンスを考えている場合は高確率で屋根の内部も劣化している可能性が考えられます。
このように内部まで劣化が進行している場合は、より長持ちさせることを考えると、カバー工法ではなく屋根全体を交換する「葺き替え工法」をおすすめしています。
付帯工事の概要
付帯補修
幕板・破風板のシーリングが劣化していましたので、新しいシーリングを打ち直しました。
ベランダ防水塗装
その他付帯塗装
完成
最後に点検をして完成です。
塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。
柏市のM様、この度の外壁塗装・付帯塗装・屋根カバー工事の際は大変お世話になりました。
アンケートも丁寧にお答え下さり嬉しく思います。
今後ともシャインを宜しくお願い致します。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!