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柏市 外壁付帯屋根塗装工事【窯業系サイディングを膨れのリスクを考慮した塗料選定で外壁塗装】

2024.03.28 (Thu)

施工前BEFORE
施工後AFTER

千葉県柏市 M様邸 施工データ

工事内容 外壁塗装・屋根塗装・付帯塗装
施工カラー
築年数 20年以上
メーカー・商品 外壁塗装:ダイヤセラコートアクア カラー:28
付帯塗装:一液ファインフッ素UV カラー:23-255
     ケンエース カラー:N-90
屋根塗装:ナノルーフ15 カラー:グラニットブラウン
外壁使用塗料 ダイヤセラコートアクア カラー:28
屋根使用塗料 ナノルーフ15 カラー:グラニットブラウン 塗料の特徴はこちらから!

担当者より

この度、柏市M様邸の外壁付帯塗装工事をご依頼頂きまして無事完工致しました。

M様邸の外壁は窯業系サイディングでした。外壁内の含水率(外壁が含む水分量の割合)が適正範囲を超えていたため、内部結露や膨れのリスクを考慮して透湿性のある塗料での塗装が必要でした。

屋根はスレート屋根で、屋根内部までの著しい劣化は見られなかったため塗装でのメンテナンスが可能でした。

塗料は最先端のナノテクノロジー技術を取り入れた『ナノルーフ15』を使用して、耐久性を高める塗装を行いました。

外壁工事の概要

高圧洗浄

最初の工程として、最大15Mpaの強い水圧で薬剤等も使用しながら汚れを除去していきます。

洗浄工程は、約1日かけてしっかりと行われます。経年によってこびりついた汚れをしっかりと除去することが塗料の密着に繋がるからです。

この洗浄作業を徹底すること美観性・耐久性に優れた美しい塗装を施すための大きなポイントなのです。

シーリング補修(打ち替え・増し打ち)

シーリングに劣化が見られたため、目地部分を打ち替え・サッシ廻りを増し打ちにて補修を行いました。

【打ち替え】

既存のシーリングを撤去し、プライマーを塗布

新しいシーリングを充填し、均します

完成

【サッシ廻り増し打ち】

プライマーの塗布

新しいシーリングを充填し、均します

外壁塗装

中塗り・上塗り塗料には、ダイヤセラコートアクアを使用、お色はホワイト系の28番を使用しました。

セラコートアクアは弾性塗料でありながらも優れた透湿性を持ち、さらに追従性、耐候性も兼ね備えた最強のシリコン塗料です。

窯業系サイディングとは?

窯業系サイディングとは、主原料であるセメントに木材繊維などを混ぜてボード状に形成した外壁材で、製造工程において窯の中で高熱処理を施すことから「窯業系」と名付けられています。

現在、日本で使われる外壁材のほとんどはサイディングボードが占めており、その中でも窯業系サイディングはナンバーワンの普及率で、住宅外壁材全体の約8割と言われています。
高い普及率の理由は、デザインの豊富さとコストパフォーマンスの高さです。

デザインのバリエーションは外壁材の中でも特に豊富で、レンガ調や木目調、タイル調など数多くの種類から自分の家に合ったデザインを選んで好みの外壁に仕上げることが出来ます。

また、大量生産が可能なため他の外壁材と比べて初期費用が安く、それでいて耐震性や防火性などもある程度の機能性を有しています。

迷ったらとりあえず窯業系サイディングという方も少なくありません。低価格で総合力の高いコストパフォーマンスのい外壁材であるため、選ばれやすいのです。

窯業系サイディングをメンテナンスするときに気を付けること

塗膜の劣化は早めに補修することが重要

窯業系サイディングは外壁材自体に耐水性が無く、塗装を施すことで耐水性を賄っています。

そのため、塗膜が劣化して剥がれてしまうと防水性の無い部分が剝き出しになり、湿気や水分が外壁内部に吸収されて外壁材を傷めたり、雨漏りなどの劣化を引き起こします。

また、水分が外壁内に浸透すると、冬場に吸収された水分が凍結と融解を繰り返してひび割れなどを起こす「凍害」の原因にもなります。

ただ、これらの症状はほんの少し水分が入った程度では起こりません。つまり、劣化が大きくなる前に補修しておけば未然に防げることなのです。

塗膜の剥がれや割れなどの症状が少しでも見られた場合は、放置せずすぐに補修やメンテナンスを行うようにしましょう。

目地シーリングも定期メンテンナンスが必要

サイディングボード同士の隙間を目地と言い、その目地部分にはシーリング剤が注入されています。

シーリングを施すことでクッションの役割を果たし、地震や衝撃を受けた際にボード同士がぶつかり合って割れるのを防ぎます。

シーリングは外気の温度変化などによって膨張と収縮を繰り返しているため劣化しやすく、劣化すると破断(ひび割れ)や収縮(痩せ)といった症状が現れます。

そしてこれらの劣化症状によって出来る隙間から内部に雨水が侵入し、雨漏りやサイディング自体の劣化を引き起こすのです。

シーリングの寿命は早ければ5年、平均で10年前後と言われており、大抵は外壁材よりも早く劣化が進んでしまうので、サイディングの状態に関わらず新築から10年以上が経過したら一度メンテナンスを行うようにしましょう。

ちなみにサイディングボードのメンテナンス間隔は10~15年とされているため、シーリングメンテナンス時にサイディングのメンテナンスも一緒に行うと足場代を一回分で済ませることが出来るのでおすすめです。

塗料の選定に注意

窯業系サイディングを塗装メンテナンスする際、弾性塗料は使用できません。

窯業系サイディングには、主原料であるセメントに熱を吸収しやすい性質があるため蓄熱性(熱を持ちやすい性質)があり、夏場は外からの不要な熱を吸収してしまい、外壁の温度が上がりやすくなります。

熱を持った外壁に弾性塗料で塗装をした場合、ゴム製で伸縮性のある弾性塗料は外壁からの熱によって柔らかくなります。

すると、外壁内部の水分が温められて気化した空気が塗膜に圧力をかけ、柔らかくなった塗膜は圧力をセーブ出来ずに「膨れ」を起こしてしまうのです。

このような膨れの症状を防ぐためには、防水性と通気性をどちらも確保す必要があります。塗装メンテナンスを行う際は知識ある業者に現地調査を依頼し、劣化状況や立地環境を踏まえた上で適切な塗料を提案してもらうようにしましょう。

屋根リフォーム工事の概要

高圧洗浄

外壁同様に強い水圧によって汚れを除去していきます。

タスペーサー設置

屋根板金補修

板金繋ぎ目のシーリング

板金繋ぎ目のシーリング 施工後

浮いている釘の打ち込み

釘頭のシーリング処理

板金同士の繋ぎ目のシーリング補修を行い、浮いている釘は打ち直して釘頭にシーリング補修を行いました。

釘頭はシーリングを盛り付けることで、釘穴のわずかな隙間から雨水が侵入して屋根材を劣化させるのを防ぎます。

シャインではこの釘頭のシーリングを標準施工としています。

屋根板金塗装

屋根塗装

下塗り

中塗り

上塗り

中塗り・上塗り塗料にはナノルーフを使用、カラーはグラニットブラウンを採用しました。

塗料に含まれる物質をナノサイズ(原子や分子のスケール)で調整・制御するナノテクノロジー技術により塗料のポテンシャルを最大限に発揮することを可能にし、他社製品と品質の面で大きな差を付けています。

今回は耐久年数15年の『ナノルーフ15』を採用しました。

付帯工事の概要

その他付帯塗装

ベランダ笠木の塗装

雨樋の塗装

霧除けの塗装

雨戸の塗装

水切りの塗装

完成

最後に点検をして完成です。

塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。

柏市のM様、この度の外壁付帯屋根塗装工事の際は大変お世話になりました。

アンケートも丁寧にお答え下さって、ご満足との評価もいただけて嬉しく思います。

★お客様の声はこちらから!

今後ともシャインを宜しくお願い致します。

気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!

施工前、施工後写真

施工前BEFORE
施工後AFTER

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