柏市 外壁付帯塗装・屋根補修工事【陶器瓦でもメンテナンスフリーとは限らない!瓦以外の細かい箇所の補修メンテナンス】
2024.04.03 (Wed)
千葉県柏市 T様邸 施工データ
工事内容 | 外壁塗装・付帯塗装・屋根補修 |
---|---|
施工カラー | |
築年数 | 20年以上 |
メーカー・商品 | 外壁塗装:パーフェクトトップ淡彩 カラー:ND503 付帯塗装:ファインパーフェクトトップ カラー:ND-155 ケンエース カラー:N-90 |
外壁使用塗料 | パーフェクトトップ カラー:ND503 塗料の特徴はこちらから! |
担当者より
この度、柏市T様邸の外壁付帯塗装・屋根補修工事をご依頼頂きまして無事完工致しました。
T様邸の屋根は陶器瓦でした。陶器瓦は無塗装で耐久性に優れているためメンテナンスフリーとも言われている高性能な屋根材です。
今回のT様邸の陶器瓦も塗装メンテナンスは不要でしたが、漆喰やシーリングの劣化、釘の抜けや浮きが各所で見られましたので、屋根補修を徹底的に行いました。
このように、どんなに耐久性に優れた瓦屋根でもジョイント部分や釘頭などは定期的に補修を行う必要があります。
外壁は直貼り工法で施工された窯業系の難付着サイディングボードでした。通気性が悪いため、内部に湿気を溜めないように透湿性の高いパーフェクトトップにて塗装を行いました。
外壁工事の概要
高圧洗浄
外壁塗装で最初の工程が高圧洗浄です。
最大15Mpaの強い水圧によって必要に応じて薬剤も使用しながらなんと約1日かけて洗浄が行われます。
高圧洗浄でこびりついた汚れをしっかりと除去することにより塗料の密着性が上がります。美観性・耐久性に優れた美しい塗装を施すには、この洗浄作業を徹底することが大きなポイントになります。
外壁補修
外壁の各所でクラックが見られましたので、それぞれパテで補修を行いました。
シーリング補修(打ち替え)
シーリングに劣化が見られたため、目地部分を打ち替えにてシーリング補修を行いました。
外壁塗装
中塗り・上塗り塗料には日本ペイントの『パーフェクトトップ』を使用、お色はND-503を使用しました。
パーフェクトトップは日本ペイントの新技術、「ラジカル制御技術」を用いた塗料です。
ラジカル(=塗料に含まれる酸化チタンに紫外線が当たり発生するエネルギー)が塗膜に触れるのを抑えて、紫外線による塗膜劣化を防ぎ、塗装の寿命を延ばします。
屋根リフォーム工事の概要
高圧洗浄
外壁同様に強い水圧によって汚れを除去していきます。
屋根板金補修(シーリング補修)
板金のジョイント部分に漆喰が詰められていましたが、かなり劣化していましたので既存の漆喰を撤去し、シーリングで隙間を埋めました。
【施工前】
【施工後】
また、浮いている釘の打ち込みを行った後、釘頭にシーリング補修を行いました。
釘頭はシーリングを盛り付けることで、釘穴のわずかな隙間から雨水が侵入して屋根材を劣化させるのを防ぎます。シャインではこの釘頭のシーリングを標準施工としています。
陶器瓦の主な劣化症状
漆喰の劣化
瓦屋根の一番上にある棟瓦という部材と瓦の間には隙間があり、この隙間から雨水や小動物が浸入しないために防ぐ役割を果たしているのが、漆喰(しっくい)です。
しかし、漆喰は外に剥き出しの状態で雨風や直射日光を直に受けるため劣化しやすく、また経年劣化によって痩せてしまったり、地震や衝撃でヒビ割れしてしまうこともあります。
漆喰が劣化して剥がれてしまったり隙間や割れが出来てしまうと、そこから雨水が浸入して内部の屋根材を傷めてしまいます。
また、瓦の下には瓦のずれや落下を防ぐための葺き土(ふきつち)と呼ばれる粘土の層がありますが、この葺き土にも水が浸透してしまいます。
瓦のひび割れ・欠け・脱落
陶器瓦は耐久性の高い屋根材ですが、強風などで障害物が当たるとひび割れや欠けが発生する可能性があり、また浮いてしまっていた瓦が吹き飛ばされてしまったり落下してしまったという事例も割と多く見られます。
瓦にひび割れや欠け、部分的な脱落が発生すると、そこから内部に雨水が侵入して防水シートの劣化や雨漏りを引き起こす可能性もあります。
カビ・苔の繁殖
瓦の表面にカビや苔が生えることもありますが、劣化が激しいパターンを除いてカビや苔の発生によって瓦自体が劣化することはありません。
しかし、カビや苔が繁殖するということは、水気や湿気が多い場所であるということを指します。このまま放置していると雨漏りの原因になりかねないので、しっかりと除去してもらうだけでなく、屋根材の劣化状況の点検もしてもらった方が良いでしょう。
陶器瓦のメンテナンス注意点
各所定期的に点検を行うことが大切
陶器瓦は、瓦自体の耐久性は50年以上でほぼメンテナンスフリーと言われているものの、屋根内部の野地板や防水シートの寿命は約20年と言われており、漆喰やシーリングの寿命も約10年~15年程度です。
屋根は日差しや雨を最も浴びる場所であるため、外壁よりも紫外線や水分による劣化が進みやすいと考えられます。
よって、5年に1度くらいのペースで点検を行い、シーリングや漆喰のメンテナンスは10年前後、防水シートなどは20年したら貼り換えメンテナンスを行うことが推奨されています。
陶器瓦はメンテナンスが不要だと思っている方が多くいらっしゃいますが、このような細かい箇所のメンテナンスをしっかりと行うことで、耐久性の高さを維持できるのです。
火災保険が適用されるかどうかを確認しよう
火災保険に加入している場合、瓦が破損した原因が「台風による強風などの自然災害」である場合は、「風災」が適用されるため火災保険が降りる可能性があります。
火災保険を使用すると、保険会社が一部または全部の費用を負担するのでメンテナンス費用を抑えられます。
ただ、加入している火災保険によって適用条件などは異なりますので、知識の豊富な業者に破損の原因をしっかりと調査してもらい、火災保険の内容と照らし合わせて適用可能かどうかをチェックするようにしましょう。
付帯工事の概要
ベランダ防水塗装
その他付帯塗装
完成
最後に点検をして完成です。
塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。
柏市のT様、この度の外壁付帯塗装・屋根補修工事の際は大変お世話になりました。
アンケートも丁寧にお答え下さり嬉しく思います。
今後ともシャインを宜しくお願い致します。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!