柏市 屋根板金補修工事【訪問業者には要注意!棟板金の下地材を木材からガルベースへ】
2024.05.08 (Wed)
千葉県柏市 Y様邸 施工データ
工事内容 | 屋根板金補修(ガルベース) |
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施工カラー | |
築年数 | 不明 |
メーカー・商品 | 付帯塗装:ファインパーフェクトトップ カラー:ND-155 屋根板金補修:ガルベース |
担当者より
この度、柏市Y様邸の屋根板金補修工事をご依頼頂きまして無事完工致しました。
Y様は訪問業者から「屋根の棟板金が浮いている」と言われたそうで、本当にそうならば修繕したいとのことでお問い合わせを頂きました。
現地調査の結果、特に目立った棟板金の浮きは見られませんでしたが、台風対策強化の為に棟板金内部の下地材をガルバリウム鋼板の「ガルベース」に変更するご提案をさせていただきました。
このような訪問業者を名乗ってありもしない屋根の不具合を指摘してくる悪徳業者が現在は数多くいるのが現状です。しかし、決して屋根に上がらせてはいけません!不安であれば、信頼できる業者に点検をしてもらうのがおすすめです。
訪問業者に関しては以下のブログでも解説しておりますのでぜひご覧ください。▽
急増中!「屋根が剥がれてますよ!」こんな訪問販売業者、来ていませんか?
屋根板金補修工事の概要
ガルベース施工
1.既存棟板金の撤去
既存の棟板金を取り外し、さらに中にある木材の下地材(貫板)を撤去しました。
2.ガルベースを設置
既存の下地材の設置個所に目印をつけ、同じ場所にガルベースをビスでしっかりと固定します。
3.既存棟板金を再設置
最初に取り外した棟板金を再設置します。
4.シーリング施工(ジョイント部分・釘頭)
既存棟板金のジョイント(繋ぎ目)部分と釘頭にシーリングを盛りつけます。
釘頭のシーリングは雨水の浸入を防いで内部劣化の防止のはたらきをします。シャインではこの釘頭のシーリングを標準施工としています。
5.完成
ガルベースとは何なのか?
屋根の一番高いところに取り付けられている部材、棟板金の中には「貫板」という棟板金を固定するための下地材となる板がありますが、一般的な貫板は木材であることが多いです。
しかし木材は水分や湿気に弱く、屋根のような雨風をダイレクトに受ける箇所に設けられている木材の貫板は隙間から侵入した雨水などによって腐食し、傷みやすいという傾向があります。傷んだ貫板は固定力が弱まるので、棟板金の浮きなどの不具合に繋がります。
そこで、木材に代わって水分やサビに強いガルバリウム鋼板製の下地材(貫板)を採用する住宅が最近増えています。このガルバリウム鋼板の下地材を【ガルベース】と言うのです。
ガルバリウム鋼板による耐食性の仕組み
ガルベースはガルバリウム鋼板による下地材です。この「ガルバリウム鋼板」とは鉄板を【ガルバリウム】という合金でコーティングしたもので、非常に優れた耐食性が最大の特徴です。
その理由は、ガルバリウムを構成する「亜鉛」と「アルミ」の性質にあります。
亜鉛は、「防食作用」という傷や穴ができると周囲の亜鉛を溶かして傷を保護することで腐食が内部に侵食するのを防止する作用があり、
亜鉛の防食作用がはたらくと、アルミは亜鉛が溶けたことによってできた穴を埋めるために「保護作用」がはたらきます。
この2つの作用がサイクルすることで、傷が付いても自己修復できるため耐食性に優れているのです。
ガルベースのメリット3選
高い耐久性
先述したように耐食性に優れているため耐久年数も高く、穴あき保証【25年】という保証年数を実現しています。
これは、カバー工法や葺き替え工法で使用する金属屋根材と同等の性能です。
異種金属接触腐食が無い
異種金属接触腐食とは、異なる金属同士を接触させると自然電位の低い方の金属が腐食してしまう現象ですが、ガルバリウム同士ならこの現象は起きません。
ヒビ割れしない
ガルベースは経年劣化による変形や割れ、欠けなどは発生しません。
近年では木材の代わりに水に強く柔軟性を持つ樹脂製の下地材が使用されているケースもありますが、年数が経つと柔軟性は弱まり、硬くなって割れやすくなってしまいます。
ガルベースの施工方法はシャインのYouTubeにて公開中!
ガルベースの施工の様子は、弊社シャインのYouTubeチャンネルにて解説動画が公開されています!
塗っている様子がなんとなくイメージできる塗装と違って、下地材の交換はどのように施工が行われているかあまりイメージしにくいものだと思います。
写真や文字のみの解説では少し分かりにくい部分も、動画で見ると理解しやすいと思いますので、是非ご覧になってみてください!▽
付帯工事の概要
その他付帯塗装
完成
最後に点検をして完成です。
塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。
柏市のY様、この度の屋根板金補修の際は大変お世話になりました。
今後ともシャインを宜しくお願い致します。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!