松戸市 外壁付帯塗装屋根カバー工事【劣化が進んだ幕板を板金巻き工事で対応・色褪せやコケが目立つ屋根をディプロマットスターによるカバー工法で施工】
2024.07.31 (Wed)
千葉県松戸市 S様邸 施工データ
工事内容 | 屋根リフォーム カバー工法・外壁付帯塗装 |
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施工カラー | |
築年数 | 不明 |
メーカー・商品 | 外壁塗装:UVプロテクト4Fクリヤー全艶 カラー:クリヤー・セラコートアクア カラー:71 屋根カバー工法:ディプロマットスター カラー:カフェ 付帯塗装:セミフロンマイルド カラー:黒 |
外壁使用塗料 | UVプロテクト4Fクリヤー全艶 カラー:クリヤー・セラコートアクア カラー:71 塗料の特徴はこちらから! |
屋根使用塗料 | ディプロマットスター カラー:カフェ |
担当者より
この度、松戸市S様邸の外壁付帯塗装・屋根カバー工事をご依頼頂きまして無事完工致しました。
S様邸の外壁はサイディングボードで、1階のみがレンガ調の意匠性の高い外壁という異なるデザインが印象的な外壁でした。
1階は意匠性を残すためにUVプロテクト4Fクリヤーにてクリヤー塗装を行い、2階はセラコートアクアで塗装を行いました。また、付帯部の幕板は劣化が進行していたため、塗装メンテナンスではなく板金巻きで補修を行いました。
屋根はスレート屋根で、全体的にコケや色褪せなどが目立ち、劣化が顕著に見られたため、今回は塗装メンテナンスではなくディプロマットスターによる屋根カバー工法で施工を行いました。
外壁工事の概要
高圧洗浄
外壁塗装で最初の工程が高圧洗浄で、最大15Mpaの強い水圧によって約1日かけて洗浄が行われます。※必要に応じて薬剤も使用します。
こびりついた汚れをしっかりと除去していくことが、塗料の密着に繋がり、
美観性・耐久性に優れた美しい塗装を施すには、この洗浄作業を徹底することが大きなポイントになります。
外壁補修(クラック補修)
外壁の複数箇所にクラック(ひび割れ)が見られましたので、専用のパテにて補修しました。
シーリング補修(打ち替え・増し打ち)
シーリングに劣化が見られたため、目地部分を打ち替え・サッシ廻りを増し打ちにて補修を行いました。
【打ち替え】
【増し打ち】
外壁塗装
S様邸は各階によってサイディングの質感が異なりましたので、レンガ調の1階部分は意匠性を保持するためにクリヤー塗装、2階部分は通常の塗装を行いました。
【1階】
クリヤー塗料は「UVプロテクトクリヤー4F」の全艶を使用しました。
『UVプロテクトクリヤー』は、高意匠サイディング(=デザイン性の高いサイディングボード)の模様や外壁の風合いを美しく保ちながら塗装できる耐久性の高い塗料です。
塗膜を劣化させる紫外線をカットするので塗膜が傷みにくく、同時にサイディングボードの劣化も防ぎます。
【2階】
中塗り・上塗りには、ダイヤセラコートアクアを使用、お色は71番を使用しました。
セラコートアクアは弾性塗料でありながらも優れた透湿性を持ち、さらに追従性、耐候性も兼ね備えた最強のシリコン塗料です。
屋根リフォーム工事の概要
役物撤去
既存屋根に設置されていた屋根板金とさらにその内部の貫板(芯木)、先端部のケラバなどの役物をすべて撤去します。
屋根に雪止めが設置されている場合は、雪止めも撤去します。すべての役物の撤去が完了したら屋根上を綺麗に清掃をして細かなゴミなどを綺麗にします。
ルーフィング(防水シート)の貼り付け
既存の役物を撤去後、新しい防水シート(ルーフィング)を全体に敷いていきます。
雨漏りは塗装だけで完全に防ぐことはできません。台風や暴風雨などで雨水が吹き込んできた際には、ルーフィングが内部に水が侵入するのを防ぎます。
雨漏りを防ぐという機能において、ルーフィングは非常に大きな役割を果たしています。
まさに『縁の下の力持ち』といえる存在なのです!
役物取り付け(谷部・ケラバなど)
防水シート(ルーフィング)を貼り付け後、本体を取り付ける前に役物を先に取り付けます。
本体加工・取り付け
新しい屋根材を屋根の形に合わせながらカットして設置していきます。
今回新しい屋根材として、石粒付き金属屋根のD’Sルーフィング『ディプロマットスター』で施工、お色はカフェを使用しました。
完成
既存の棟板金・棟包み等を再設置し、ジョイント部分や釘頭にシーリング処理を行ったら、完成です。
付帯工事の概要
ベランダ防水塗装
幕板板金巻き補修
幕板の劣化が顕著に見られたため、板金巻き補修を行いました。
幕板の上部にはシーリングを施しました。このシーリング処理をしっかりと行うことで、雨水の侵入を予防し雨漏りを防ぎます。
その他付帯塗装
幕板って何?
幕板(まくいた)とは、家の1階と2階の境目の仕切り板のことで、帯のようにぐるっと家を囲むように取り付けられているため「帯板」とも呼ばれています。
建築的な用途は特になく、住宅において必要不可欠な付帯部ではないため全ての家に付いているわけではありません。主に建物の見栄えやデザインなどの美観的な要素として設置されている部材です。
全体をワントーンのべた塗りで仕上げると、どうしても平面的でのっぺりとした印象が強くなってしまいます。
1色で仕上げる場合はもちろん、1階と2階で色を変えてツートンカラーにする場合や異なる外壁材を使用する場合なども、境界部分にポイントとして幕板を設置することで幕板がアクセントとなって全体的にメリハリが生まれてお洒落な外観に仕上がります。
幕板の劣化要因
幕板は外壁の上から設置するため、外壁よりも出っ張った構造になります。
すると出っ張った部分に雨水が溜まり、幕板そのものが腐食したり外壁の内部にも水が入り込んで雨漏りの原因となります。
また、出っ張りに埃やゴミが付着するとそこから徐々に汚れが広がり、最終的には外壁にも汚れによる黒ずみが及んで美観を損なってしまいます。
この出っ張りによる影響が幕板の主な劣化要因です。また、もちろん塗装してあるため紫外線などによる色褪せなども発生します。
幕板のメンテナンス方法
塗装
塗装が一部だけ剝がれているなど、比較的軽度な劣化の場合は塗装メンテナンスで十分です。
しかし、塗装を行う際にはケレン作業をしっかりと行いましょう。ケレン作業とは塗装前の下地調整という工程で、サンドペーパーや紙やすりなどで素材を削って塗装面の古い塗膜や錆、汚れなどを落とす作業です。
このケレン作業がしっかりと行われていないと塗料の密着度が低く剝がれやすくなってしまうため、幕板に限らずですが、塗装を長持ちさせるためにはケレン作業は非常に重要な工程なのです。
シーリング補修
幕板同士のシーリングに破断や剥がれなどの劣化が見られる場合はシーリング補修を行います。
また、幕板上部のシーリングにも要注意です。幕板と外壁の隙間から雨水が侵入するのを防ぐために幕板の上部には必ずシーリングを行い、定期的にメンテナンスをしましょう。
ちなみに下部は浸入した雨水が下から抜けるようにシーリングはせずに空けておかなければなりません。
板金巻き
ひび割れや欠けが目立っているなど劣化が酷く塗装で補修しきれない状態の場合は、「板金巻き(板金カバー工法)」という、既存の幕板の上から金属の板を張る方法で補修します。
この方法は耐久年数が長いのが特徴で、費用は塗装などに比べて多少掛かりますが幕板の交換よりは安く済むため、劣化が進行してしまっている幕板の補修方法として最適です。
完成
最後に点検をして完成です。
塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。
松戸市のS様、この度の外壁付帯塗装・屋根カバー工事の際は大変お世話になりました。
アンケートも丁寧にお答え下さって、ご満足との評価もいただけて嬉しく思います。
今後ともシャインを宜しくお願い致します。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!