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柏市 外壁屋根付帯塗装【外れかけている棟板金を補修するためにガルバリウム鋼板製の「ガルベース」を採用して貫板交換】

2024.12.17 (Tue)

施工前BEFORE
施工後AFTER

千葉県柏市 M様邸 施工データ

工事内容 外壁塗装・屋根塗装+補修・付帯塗装
築年数 20年以上
メーカー・商品 外壁塗装:パーフェクトトップ カラー:ND-013・ND-400
屋根塗装:ファインパーフェクトベスト カラー:ディープグレー
付帯塗装:ファインパーフェクトトップ カラー:23-255
     ケンエースGⅡ カラー:N-90
外壁使用塗料 パーフェクトトップ カラー:ND-013・ND-400 塗料の特徴はこちらから!
屋根使用塗料 ファインパーフェクトベスト カラー:ディープグレー 塗料の特徴はこちらから!

担当者より

この度、柏市M様邸の外壁付帯屋根塗装工事をご依頼頂きまして、無事に完工致しました。

M様邸の築年数は20年以上で、外壁はソフトリシン吹付のモルタル塗り壁でした。モルタル外壁は塗膜が通気性に欠けているため、表面温度が上がると膨れのリスクが高くなります。

よって、防水性と通気性の両立型塗料をお勧めさせていただき、優れた透湿性を持つ「パーフェクトトップ」を使用して塗装を行いました。

屋根はスレート屋根で、屋根全体に苔の拡がり・カビの発生が見られました。また、棟板金を固定している釘が抜け始めており、このまま放置しておくと台風や強風時に棟板金が飛ばされたり剝がれてしまう危険性があったため、

棟板金を固定している貫板を木材からガルバリウム鋼板製の金属の貫板に交換する工事を塗装と当時に行いました。

外壁工事の概要

高圧洗浄

最大15Mpaの強い水圧によって汚れをどんどん除去していきます。(必要に応じて薬剤も使用します。)

洗浄工程はなんと約1日かけて行われ、長い年月をかけてこびりついた油やサビ汚れを除去していくことで、塗料の密着に繋がります。

美観性・耐久性に優れた美しい塗装を施すには、この洗浄作業の徹底さが大きなポイントになります。

外壁補修(クラック補修)

クラック(ひび割れ)が見られたため、専用のパテにて補修を行いました。

施工前

パテ充填

施工後

シーリング補修(増し打ち)

シーリングに劣化が見られたため、サッシ廻りを増し打ちにて補修を行いました。

施工前

プライマーの塗布

新しいシーリングを充填して均す

施工後

外壁塗装

M様邸の既存外壁は1階と2階で色が異なっていたため、そのイメージを崩さないように2色で仕上げました。

中塗り・上塗りには日本ペイントの『パーフェクトトップ』を使用、1階部分は暗いグレー系のND-013、2階部分は明るいグレー系のND-400を採用しました。

【1F部分】

下塗り

中塗り

上塗り

【2F部分】

下塗り

中塗り

上塗り

パーフェクトトップは日本ペイントの新技術、「ラジカル制御技術」を用いた塗料です。

ラジカル(=塗料に含まれる酸化チタンに紫外線が当たり発生するエネルギー)が塗膜に触れるのを抑えて、紫外線による塗膜劣化を防ぎ、塗装の寿命を延ばします。

屋根リフォーム工事の概要

高圧洗浄

外壁同様に強い水圧によって汚れを除去していきます。

貫板交換工事

既存の木材製の貫板を撤去し、新しくガルバリウム鋼板性の貫板「ガルベース」を設置しました。

1.既存の棟板金を撤去

2.既存の木材の貫板を撤去

シーリングの残りも丁寧に除去します。▽

3.ガルベースを設置

4.既存の棟板金を再度被せて固定

5.完成

屋根材補修(クラック補修)

クラック(ひび割れ)が見られたため、専用のパテにて補修を行いました。

施工前

施工後

タスペーサー設置

屋根板金補修(シーリング補修)

屋根板金のジョイント部分(繋ぎ目)のシーリング補修、釘頭にもシーリングを盛り付けました。

棟板金の釘の打ち直しを行った際には、雨水の浸入を防ぐために釘頭のシーリング処理を標準施工として行っています。

ジョイント部分シーリング:プライマーの塗布

ジョイント部分シーリング:シーリングを充填

 

釘頭のシーリング処理

釘頭のシーリング処理

 

棟板金の塗装

屋根塗装

下塗り

中塗り

下塗り

中塗り・上塗り塗料にはファインパーフェクトベストを使用、お色はディープグレーをお選び頂きました。

「ファインパーフェクトベスト」は、独自技術によりシリコングレードを超える優れた耐候性を備え、 塗りたての美しさを長期間保つことができる塗料です。

さらに藻やかびの発生を抑制し、建物の美観を維持します。

ファインパーフェクトベストに関しては、こちらも合わせてご覧ください▽

ラジカル制御技術を生かした高耐候性が強み!ファインパーフェクトベストについて

ガルベースとは?

屋根を構成する部材の中で最も劣化しやすいのが「棟板金」です。

棟板金とは屋根のてっぺんに設置されている板金部材で、屋根の繋ぎ目から雨水が浸入しないように防水機能としての役割を果たしています。そして棟板金の下には「貫板」と呼ばれる下地材があり、棟板金はこの貫板の上から被せる構造になっています。いわば貫板は棟板金を固定するための下地材です。

従来の貫板には木材が使われていますが、木材には水や湿気に弱く、すぐに腐食して劣化しやすいというデメリットがありました。また、木材に代わって樹脂製の貫板も開発されていますが、経年劣化でひび割れが発生する傾向があります。

腐食して傷んだりひび割れている貫板を使用し続けているとだんだんと釘穴が緩んで固定力が不安定になり、棟板金の浮きや剥がれなどの不具合に繋がります。

そこで近年では、水分やひび割れに強いガルバリウム鋼板という金属から作られる金属製の貫板を採用する住宅が増えています。それが、耐久性約30年と言われる汎用型の下地材【ガルベース】なのです。

ガルベースの耐久性の秘密

ガルベースの特徴は何と言ってもその耐久性の高さです。

「穴あき保証25年」という保証年数を実現しており、カバー工法などで使用する金属屋根材と同一の性能を持つガルベースですが、耐久性の秘密はガルバリウム鋼板が持つ優れた耐食性にあります。

ガルバリウム鋼板は金属板を【ガルバリウム】という「亜鉛」「アルミ」「シリコン」で構成された合金でめっきしたもので、、耐食性のポイントはその内の亜鉛アルミが持つ性質です。

亜鉛には傷や穴ができると周囲の亜鉛を溶かして傷を保護し、内部の金属部分まで腐食が進行するのを予防する「防食作用」があり、

アルミには亜鉛が溶けてしまったことで発生した穴を埋めてくれる「保護作用」があります。

ガルバリウム鋼板は傷が付くとこの2つの作用がサイクルしてはたらくことで腐食の進行を抑えます。これを「自己修復作用」と言い、傷が付いても自己修復できるため耐食性に優れているのです。

その他のメリット

本来異なる金属同士を接触させると、片方の金属が腐食して錆びが発生してしまう「異種金属接触腐食」という現象が起きますが、ガルバリウム同士であればこの現象は起きません。

また、金属であるため経年劣化による変形や割れ、欠けなどの心配も要りません。

このように様々なメリットがあるため、近年の住宅では屋根工事の際に住まいの長寿命化を図るためにガルベースを採用するケースが増えているのです。

YouTubeでガルベースの施工について公開中!ブログにて詳しい解説も

シャインの公式YouTubeチャンネルでは、ガルベース施工の解説動画が公開されています!

写真や文字のみの解説では少し分かりにくい部分も動画で見ると理解しやすいと思いますので、是非ご覧になってみてください!▽

また、ガルベースについてさらに詳しく知りたい方はこちらのブログをご覧ください!▽

付帯工事の概要

ベランダ防水塗装

施工前

下塗り

中塗り

トップコート塗装

完成

その他付帯塗装

シャッターボックスの塗装

小庇の塗装

幕板の塗装

水切りの塗装

軒天の塗装

換気フードの塗装

エアコンダクトカバーの塗装

外構塗装

施工前

下塗り

中塗り

上塗り

完成

その他コーキング補修

完成

最後に点検をして完成です。

塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。

柏市のM様、この度の外壁付帯屋根塗装の際は大変お世話になりました。

今後ともシャインを宜しくお願い致します。

気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!

施工前、施工後写真

施工前BEFORE
施工後AFTER

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