柏市 外壁塗装・屋根リフォーム(屋根カバー)工事 【スレート屋根「コロニアルNEO」をカバー工法で屋根リフォーム】
2023.11.10 (Fri)
千葉県柏市 H様邸 施工データ
工事内容 | 屋根リフォーム カバー工法・外壁塗装 |
---|---|
施工カラー | |
築年数 | 16年 |
メーカー・商品 | 外壁塗装:インディフレッシュセラ(艶消し) カラー:ND-011/ND-375 付帯塗装:ファインパーフェクトトップ カラー:ND-155 屋根リフォーム:ディプロマットスター カラー:オニキス |
外壁使用塗料 | インディフレッシュセラ(艶消し) カラー:ND-011/ND-375 塗料の特徴はこちらから! |
屋根使用塗料 | ディプロマットスター カラー:オニキス 塗料の特徴はこちらから! |
担当者より
この度、柏市H様邸の外壁塗装・屋根リフォーム(屋根カバー)工事をご依頼頂きまして無事完工致しました。
H様邸は築16年で、シャインのホームページをご覧になりお問合せを頂きました。
H様邸の屋根はスレート屋根のコロニアルNEOでした。多少の経年劣化が見られるものの塗装メンテナンスは可能な状態でしたが、
ノンアスベストの屋根材は塗装メンテナンスを行っても非常に割れやすい傾向にあるという弊社の説明をご参考に、今回は屋根カバー工事にて施工させていただきました。
外壁工事の概要
高圧洗浄
外壁塗装で最初の工程が高圧洗浄で、最大15Mpaの強い水圧によって約1日かけて洗浄が行われます。※必要に応じて薬剤も使用します。
こびりついた汚れをしっかりと除去していくことが、塗料の密着に繋がり、
美観性・耐久性に優れた美しい塗装を施すには、この洗浄作業を徹底することが大きなポイントになります。
シーリング工事(増し打ち)
サッシ廻りのシーリングを増し打ちにて施工しました。
外壁補修(クラック補修)
クラックが発生していたため、専用のパテにて補修しました。
外壁塗装
H様邸の外壁はモルタル壁だったため、塗膜膨れ防止のために透湿性を重視した塗装が必要でした。
また、お客様のご希望により、シックなイメージを演出できる艶消し塗料で塗装をしました。
中塗り・上塗りには日本ペイントの『インディフレッシュセラ』を使用、カラーはホワイト系の、ポイントでブラウン系のを使用しました。
「インディフレッシュセラ」は、高耐久性シリコン樹脂に1液水性反応硬化技術を組み合わせた塗料で、優れた耐久性が特徴です。
透湿性が高く、背面からの水分影響を緩和して塗膜膨れを抑制します。
また、つや消しの仕上がりになるため、落ち着いたマットな印象を作り出します。
屋根リフォーム工事の概要
H様邸の屋根はノンアスベストのスレート屋根、「コロニアルNEO」でした。
ノンアスベスト屋根は非常に割れやすく、塗装してもすぐ劣化してしまうため塗装での施工はおすすめしていません。今回もその旨をお話させていただいた上で、屋根カバー工事にて施工させて頂きました。
コロニアルNEOは塗装メンテナンスできない
コロニアルNEOとは
2000年頃までの屋根材はアスベストを含んだものが主流でしたが、住宅建材へのアスベストの使用禁止をきっかけに2001年からはノンアスベスト(アスベストを含まない)の屋根材が販売されるようになりました。
その中で、クボタ(現ケイミュー)から販売されたノンアスベストの屋根材がコロニアルNEOです。
アスベストが含有されたコロニアル屋根は耐久性が高く優秀でしたが、元々コロニアルのようなスレート屋根はアスベストを混入することで強度を保っていたため、
アスベストの規制後に販売されたノンアスベストのコロニアルNEOは、劣化が早く脆い屋根材となってしまいました。
塗装メンテナンスが出来ない理由
コロニアルNEOの主な劣化症状は、ひび割れ(クラック)や欠けなどです。
コロニアルNEOは非常に脆く、短い場合は数年でクラックが発生してきてしまいます。そんなコロニアルNEOに塗装メンテナンスをしたとしても、また他の場所からどんどん新たなクラックが発生するため、塗装をする意味がありません。
また、塗装前の高圧洗浄の段階でさらにダメージを与えてしまう可能性も考えられます。
コロニアルNEOのような塗装をおすすめしない、むしろ塗ってはいけないような屋根に塗装をしてしまうと、
長持ちするどころか寿命を縮めてしまうだけでなく、無駄に費用がかかってしまいます。メリットは何もないので、絶対にやめておきましょう。
メンテナンスはカバー工法・葺き替え工法がオススメ
塗装できない屋根は基本的にカバー工法・葺き替え工法でのメンテナンスがオススメです。
カバー工法は古い屋根材の上に新しい軽い金属屋根の屋根材を上から被せて設置する施工方法のことで、既存物を撤去する工程が無いため工期が短く、
またその分費用も葺き替え工法に比べて安く施工することができます。大きな劣化が特にない場合は、このカバー工法を使用することが多いです。
葺き替え工法は古い屋根材を撤去して新しい屋根材を設置する施工方法で、カバー工法に比べて費用が掛かりますが、
雨漏りが起きていたり劣化症状が激しい場合は内部まで劣化が進んでいる可能性が高いため、この葺き替え工法をおすすめしています。
現地調査を行って、劣化具合によって施工方法を決めるのが良いでしょう。
カバー工事
棟板金など役物の撤去
屋根に設置されていた棟板金、棟板金を固定していた貫板(芯木)などの役物を撤去していきます。
撤去と同時に清掃も進めていきます。
防水紙(ルーフィング)の設置
役物を全て撤去したら、新しく防水シート(ルーフィング)を敷きます。
塗装や金属屋根の施工も家を守る為に重要な要素である事は間違いありませんが、それだけで雨漏りが防げる訳ではありません。
台風などで吹き込むような雨水が侵入してきた際には、ルーフィングが家屋の木材部分に水が侵入するのを防ぎます。
雨水から家を守っているのはルーフィングと言っても過言ではありません。まさに『縁の下の力持ち』といえる存在なのです!
防水紙(ルーフィング)の耐久性と言っても様々ですので、シャインではサンプルを取り寄せ、耐久性実験に合格した防水紙(ルーフィング)を使用しています。
金属屋根を設置
新しい屋根材を屋根の形に合わせてカットして設置していきます。
今回新しい屋根材として、石付きガルバリウム鋼板のD’Sルーフィング『ディプロマットスター』で施工、お色はカフェを使用しました。
石付きガルバリウム鋼板のD’Sルーフィング『ディプロマットスター』は高い耐久性で「30年」という他社製品にはない保証期間を実現している屋根材です。
セラミックコートされた自然石粒が熱伝導率を低くするので、夏のうだるような暑さ軽減に効果があります。
また、超軽量で住宅への負担が少なく、耐震性に長けている点も大きな特徴です。
着色方法は陶器瓦などと同じ手法が採用されているため、メンテナンスフリーで長期的に色彩を維持することができます。
ディプロマットスターに関しては、こちらの記事でさらに詳しく解説しています!▽
完成
付帯工事の概要
破風板補修
その他付帯塗装
【外構塗装】
完成
最後に点検をして完成です。
塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。
柏市のH様、この度の外壁塗装・屋根リフォーム(カバー工法)工事の際は大変お世話になりました。
アンケートやGoogle口コミも丁寧にお答え下さり、ご満足との評価もいただけて嬉しく思います!
今後ともシャインを宜しくお願い致します。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!