流山市 外壁付帯塗装・屋根改修工事(屋根カバー工事)【スタッコ吹き付け仕上げの外壁をセラコートアクアで塗装】
2024.03.13 (Wed)
千葉県流山市 T様邸 施工データ
工事内容 | 屋根リフォーム カバー工法・外壁塗装・付帯塗装 |
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施工カラー | |
築年数 | 20年 |
メーカー・商品 | 外壁塗装:屋根リフォーム カバー工法・外壁塗装・付帯塗装 屋根改修工事:ディプロマットスター カラー:カフェ 付帯塗装:一液ファインフッ素UV カラー:黒・23-255 |
外壁使用塗料 | ダイヤセラコートアクア カラー:66・37 |
屋根使用塗料 | ディプロマットスター カラー:カフェ 塗料の特徴はこちらから! |
担当者より
この度、流山市T様邸の外壁付帯塗装・屋根改修工事(屋根カバー工事)をご依頼頂きまして無事完工致しました。
T様邸は築20年で、外壁はモルタルでスタッコ吹き付け仕上げが施されていました。
吹き付け仕上げにはリシン、吹き付けタイル、スタッコなどがありますが、それぞれ微妙に特徴が異なります。しかしどれも吹き付けによって出来る凹凸の隙間に汚れが溜まるので、定期的に洗浄を行うことが長持ちの秘訣です。
屋根はスレート屋根で、剝がれや欠け等の劣化が各所で見られました。今後の耐久性を考慮して、塗装ではなく金属屋根によるカバー工法でのメンテナンスを行いました。
外壁工事の概要
高圧洗浄
まず、最大15Mpaの強い水圧で、必要に応じて薬剤等も使用しながら汚れを除去していきます。
洗浄工程は、なんと約1日もかけてしっかりと行われます。経年によってこびりついた汚れをしっかりと除去しなければ塗料の密着が不十分になってしまうからです。
美観性・耐久性に優れた美しい塗装を施すには、この洗浄作業を徹底することが大きなポイントになります。
外壁補修(クラック補修)
各所でクラック(ひび割れ)が見られたため、パテなどで補修を行いました。
シーリング補修(増し打ち)
レンガ部分上部、サッシ廻りのシーリングに劣化が見られたため、増し打ちにて補修を行いました。
【レンガ部分上部】
【サッシ廻り】
【ドア廻り】
外壁塗装
中塗り・上塗り塗料には、ダイヤセラコートアクアを使用、お色は既存色で白い箇所に37番、ブラウンの箇所に66番の2色を使用しました。
【37番(ホワイト系)】
【66番(ブラウン系)】
セラコートアクアは弾性塗料でありながらも優れた透湿性を持ち、さらに追従性、耐候性も兼ね備えた最強のシリコン塗料です。
モルタル外壁の定番吹付仕上げの一つ「スタッコ」
スタッコ仕上げとは、モルタル壁などの塗り壁の仕上げ方法の一種です。
従来ではコテを使って模様を付ける「コテ塗り」で施工されていましたが、近年ではスプレーガンと呼ばれる器具で素材を吹き付けて細かな凹凸を演出する「吹き付け塗装」での施工が主流になっています。
吹き付け塗装にも2種類の工法があり、吹き付けた状態のまま固めて仕上げる「吹き放し」と、吹き付けた後固まる前にコテやローラーで軽く押さえて角を潰す「ヘッドカット(凸部処理)」があります。
スタッコの素材はセメント・砂・石灰・水を混ぜて作られており、中には色味を出したり意匠性を高めるために顔料や大理石などを加えたものもあります。
吹き付け仕上げの一種である「リシン吹き付け」と仕上がりが似ていますが、スタッコ仕上げは5㎜~10㎜程度の厚さで吹き付けるため、重厚感が出て凹凸がハッキリして見えるという特徴があります。
スタッコ吹付のメリット・デメリット
メリット
スタッコ仕上げは、厚みを持たせることによって石材のような重厚感が生まれ、高級感のある仕上がりとなります。
また、スタッコのベースにはアクリル塗料が使用されているため、比較的安い費用で施工することが可能です。塗料のグレード的に耐久性の面が気になりますが、厚みのある塗膜を形成しているため、ある程度の耐久性は確保できると考えられます。
デメリット
スタッコ吹き付けははっきりとした凹凸が特徴ですが、その凹凸部分に汚れが溜まりやすいという点が大きなデメリットです。凹凸に溜まった汚れは美観を損なうだけでなくカビ発生の原因にもなるため、定期的に洗浄などを行う必要があります。
スタッコ吹付の塗装メンテナンス時の注意点
塗装メンテナンス時には多くの塗料を消費する
スタッコ吹き付けは凹凸が大きく隆起が激しいため、その隙間もしっかりと塗料で埋めるために大量の塗料を消費します。
これらの知識が無い業者だと途中で塗料が不足してしまう可能性があります。そうすると、既定以上に薄めた塗料で塗装されてしまったり、追加料金を請求されて施工不良やトラブルに繋がりかねませんので、きちんと見積書の段階から塗料の量には注意しておきましょう。
入念な下地調整が必要
スタッコは劣化すると凹凸の隙間にチョーキングなどによる粉状の劣化成分が溜まっていることがあります。
これをそのままにして塗装メンテナンスを行っても付着性が低く、塗料が密着しません。事前に入念な外壁洗浄を行って粉を落としておくようにしましょう。
屋根リフォーム工事の概要
ルーフィング(防水シート)の貼り付け
既存の役物を撤去後、新しく防水シート(ルーフィング)を全体に敷いていきます。
塗装や屋根材だけでは雨漏りは完全に防げません。台風や横殴りで吹き込むような雨の時には、ルーフィングが家屋の木材部分に水が侵入するのを防ぎます。
雨水から家を守っているのはルーフィングと言っても過言ではないくらい、ルーフィングはまさに『縁の下の力持ち』といえる存在なのです!
役物取付(ケラバ等)
ルーフィングを設置後、ケラバ・谷部などの役物を設置していきます。
本体加工・取り付け
新しい屋根材を屋根の形に合わせてカットして取り付けていきます。
今回新しい屋根材として、石付きガルバリウム鋼板のD’Sルーフィング『ディプロマットスター』で施工、お色はカフェを使用しました。
石付きガルバリウム鋼板のD’Sルーフィング『ディプロマットスター』は高い耐久性で「30年」という他社製品にはない保証期間を実現している屋根材です。
セラミックコートされた自然石粒が熱伝導率を低くするので、夏の暑さ軽減に効果があります。さらに超軽量なため住宅への負担が少なく、耐震性に長けている点も大きな特徴です。
着色方法は陶器瓦などと同じ手法が採用されているため、塗装メンテナンスが不要で長期的に色彩を維持することができます。
棟板金・棟包の再設置
最初に取り外した既存の棟板金・棟包み等を再設置し、ジョイント部分や釘頭にシーリング処理を行います。
完成
付帯工事の概要
その他付帯塗装
完成
最後に点検をして完成です。
塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。
流山市のT様、この度の外壁付帯塗装・屋根カバー工事の際は大変お世話になりました。
アンケートも丁寧にお答え下さり嬉しく思います。
今後ともシャインを宜しくお願い致します。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!