施工事例WORKS

詐欺業者によって…モニエル瓦の下塗りを省略されてしまった結果

千葉県野田市のS様は、2年前に訪問販売のリフォーム業者で屋根の塗装を工事していました。

その際に、15年保証すると言われた無機ハイブリッド塗料を使用して、洋瓦（正確にはモニエル瓦）を塗装しましたが、

たったの1年で剥がれが酷くなり、心配になったとのことでご相談を受けました。

原因を突き詰めていくと、なんと最初に施工した業者は、信じがたい事に一度目の塗り直しでモニエル専用の下塗りを施さずに上塗りのみで仕上げていたのです！

下の写真は最初に施工した業者に連絡をして、再度塗装をしてもらった状態から4か月ほど経過した状態になります。

一見何もする必要がなさそうですが、

この先また剥がれたとして、その部分を塗装し直して…と何度繰り返しても、

その時点では剥がれていないところもいずれかは剥がれてきてしまい、せっかく塗り直した塗膜も一緒に剥がれてしまいます。

元々下塗りをせずに剥がれてきた屋根なので、このループは永遠に続いてしまいます…。

このように塗装工事は、一度でも粗悪な塗装をされてしまうと、全てを剥がさないと健全な塗り直しができません。

しかし、塗料は凹凸のある目に入り込んでしまうので、１００％きれいに剥離することはほぼ不可能に近いと言えます。

塗料に関してどんなに素晴らしい提案をしてくれたとしても、その後手抜き工事をされてしまうと、後々に剥離などの不具合が起きやすくなってしまい、

こんなことなら何もしない方が良かった…と思うくらい悲しい結果になってしまいます。

屋根葺き替え工事の概要

足場設置

施工時は台風が接近していたので、足場のメッシュシートをたたんで、危険予防をしていました。

瓦降ろし

足場を掛けた後に、まずは古い瓦を撤去していきます。

右の画像は、瓦をすべて撤去して新築時から30年間雨漏りを防ぎ続けた元々のルーフィングが見えている状態です。

防水シートは経年劣化が進むと防水性が失われるので、雨の吹き込みなどで屋根材の隙間から入り込んだ雨水が浸透し、屋根の下地を濡らしてしまいます。

この上から新しいルーフィングを増し張りしていきます。

防水紙の設置

瓦降ろしが終わったら、防水紙の改質アスファルトルーフィングを規定量を重ねて隙間なく敷き詰め、増し張りしていきます。

本来はルーフィングが敷いてあれば問題ないのですが、この時期は大型台風接近の時だったので念押しとしてさらに上からブルーシートを敷きました。

屋根材本体の施工

スーパーガルテクトを貼り終え、完成となります。

ガルテクトとは？

アイジールーフ「スーパーガルテクト」は、独自の材料構成により屋根材と断熱材が一つになった

軽量且つ、抜群に優れた遮熱性・断熱性を発揮する金属屋根です。

ガルテクトの表面材には、従来のガルバ鋼板に比べ3倍超の寿命が期待できる次世代ガルバ鋼板「超高耐久ガルバ」を採用しています。

超高耐久ガルバのメッキ層に含まれる「亜鉛、アルミニウム、マグネシウム」は最もバランスよく機能する組成となっており、

厳しい腐食条件下でも優れた耐食性を発揮します。

これによって、穴あき25年保証と沿岸地域への保証範囲の拡大を実現しました。

ガルテクトは、従来の遮熱性と断熱性を受け継ぎ、更に沿岸地域でも安心してお使いいただける耐久性に優れた屋根材なのです。

スーパーガルテクトに関しては、こちらの記事でさらに詳しく解説しています！▽

進化した次世代の屋根材！アイジールーフ　スーパーガルテクト

完成

野田市S様の屋根の葺き替え事例は以上となります。

外壁塗装・屋根リフォームに関しては、

古くから住宅があるエリアでは高齢者狙いで詐欺まがいのチラシが配られたり訪問販売が来ますので、ご親族含め特に注意が必要です！

近所でやっている業者だからと言ってそれが良い業者とは限りません。10年以上の実績や会社店舗の状況を見てみないとわかりませんので、

依頼する際は事前にたくさん調べてとにかく慎重になることが大切です。

野田市で外壁塗装や屋根の葺き替え・屋根リフォームなどをご検討でしたら、是非一度シャインまで一度お声かけください。

今回S様邸の屋根は『モニエル瓦』を使用しておりました。

粗悪な塗装をされてしまっていたので、塗装直しではなく、葺き替え工事という形で施工を行いました。

屋根はアイジールーフ『スーパーガルテクト』を使用、お色はシェイドブラウンをお選び頂きました。

野田市のS様、この度の屋根リフォーム工事の際は大変お世話になりました。

今後ともシャインを宜しくお願い致します。

気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい！