草加市の工場の暑さ対策|トタン・折板屋根の遮熱塗装
2026.08.07 (Fri) 更新

草加市の工場・倉庫・事業所向け
夏の作業場が暑い。その原因を屋根から確かめてみませんか
草加市の工場や倉庫からは、「午後になると屋根の下だけ空気が重い」「空調を強めても搬入口の近くまで冷えない」といった暑さの悩みが出やすくなります。トタン屋根や折板屋根が強い日差しを受けている建物なら、遮熱塗装は検討する価値のある対策です。
とはいえ、屋根を塗ればすべて解決するわけではありません。草加市の工場立地や物流事情を踏まえながら、塗装が合う屋根の見分け方、操業を続けながら工事する際の注意点、効果と費用の確かめ方まで、現場で確認する順番に沿ってお話しします。
目次
工場の暑さは屋根だけが原因ではない
草加市の工場は、一つの団地だけに集まっているわけではありません。青柳、稲荷、松江などには以前から工場や事業所が立地し、住宅と工場が近い場所も見られます。一方、北東部の草加柿木産業団地は約22.1ha。食品関連企業の集積を特徴とし、団地内には大規模な物流施設も整備されています。
市の産業新成長戦略を見ると、金属製品をはじめ、食料品・飲料、紙・紙加工品、木製品・家具、印刷など、製造業の裾野は広めです。業種が違えば、工場内で発生する熱も異なります。金属加工なら機械やコンプレッサー、食品工場なら加熱設備や冷凍・冷蔵設備の排熱まで見なければなりません。
物流面では、国道4号(東埼玉道路)と国道298号、東京外環自動車道を使いやすく、東京都内や埼玉東部、千葉方面へ荷物を動かしやすい位置にあります。この利便性は草加市の強みですが、倉庫ではシャッターや搬入口の開閉が多くなりがちです。冷房した空気が逃げ、熱い外気が入るため、屋根対策だけでは追いつかないケースもあります。
工場・倉庫に折板屋根が使われやすいのは、柱の少ない広い空間をつくりやすく、比較的軽量で施工しやすいからです。その反面、薄い金属板は日射の影響を受けやすく、断熱材が薄い建物では屋根裏の熱が作業場へ伝わります。天井がなく屋根材が見える建物は、とくに屋根の影響を確かめたいところです。
草加市周辺の夏の参考データ
気象庁・越谷観測所における1991~2020年の平年値です。草加市内の観測値ではありませんが、近隣の夏を知る目安になります。実際の屋根表面温度は、外気温だけでなく、日射、色、風、汚れ方によっても変わります。
工場が暑くなる6つの要因
暑さの原因は、屋根・断熱・換気・空調・内部発熱に分けて見ます。
屋根の下だけが暑いのか、設備の周辺が暑いのか、搬入口を閉めると変わるのか。この切り分けをしてから、遮熱塗装で手を付ける範囲を決めます。

屋根から室内へ熱が伝わる流れを示した図です。室温への影響は断熱、換気、内部発熱などで変わります。
遮熱塗装が向く工場・先に補修する工場
遮熱塗装は、太陽光に含まれる近赤外線を反射し、屋根表面の温度上昇を抑える工法です。屋根から伝わる熱の割合が大きく、既存屋根が塗装できる状態なら、暑さ対策と防錆・防水性の回復を一度の改修で進められます。
相談のタイミングとして多いのは、夏に暑さが目立ったときと、屋根の塗り替え時期が重なったときです。色あせ、点状の錆、ボルト周りの錆汁が見え始めているなら、暑くなる前の春か、気温と天候が落ち着く秋に屋根の状態を確認しておくと工程を組みやすくなります。

屋根の状態を3段階に分けた判断の目安です。最終判断には現地確認が必要です。
| 判断 | 建物・屋根の状態 |
|---|---|
| 検討しやすい | 日射を強く受けるトタン・折板屋根/屋根直下が特に暑い/断熱が弱い/錆や旧塗膜を処理すれば塗装できる |
| 条件確認が必要 | 設備発熱が大きい/搬入口から熱気が入る/換気不足が主因/厚い断熱材がある/濃い色を希望する |
| 補修を先に検討 | 穴あきや著しい腐食がある/雨漏りしている/下地強度が不足している/カバー工法や葺き替えが適する |
※スマートフォンでは表を横にスクロールしてご覧いただけます。
遮熱性能は色でも変わります。明るい色ほど日射反射率を確保しやすい傾向がありますが、汚れの目立ち方や企業カラー、周辺の住宅からの見え方も無視できません。候補色を絞ったら、メーカーの色別データまで見て決めます。
遮熱塗装と遮熱シートは、役割も工事方法も違います。
遮熱塗装は屋根表面で日射を反射し、既存屋根の保護も兼ねる方法です。遮熱シートは屋根の内側や下へ設け、放射熱を抑える材料を指すことが多く、下地や結露、納まりの検討が欠かせません。屋根を塗り替える時期なら塗装、内装や屋根改修も行うならシートを含めて比較すると整理しやすくなります。
建物ごとの判断が必要です
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屋根材や錆だけでなく、断熱、換気、設備の熱、荷役動線まで確認し、遮熱塗装・補修・別工法を比べます。
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反射と放熱のエシカルプロクール
シャインで工場屋根の候補に挙げているのが、エシカルプロクールです。近赤外線を反射するだけでなく、塗膜にたまった熱を外へ逃がしやすくする考え方を採り入れています。メーカーは、真球ナノ・ファインセラミックスによる反射と放熱を製品の特長としています。

エシカルプロクールの機能説明図。
工場屋根向けエシカルプロクールSi
工場屋根では、耐久性と予算の釣り合いからシリコン樹脂タイプを比較することがあります。エシカルプロクールSiは水系・5分艶で、公式製品情報ではJIS K 5675「屋根用高日射反射率塗料」1種LG級として案内されています。

ただ、製品名から決めるのは順序が逆です。既存塗膜との相性、錆の程度、希望色、周辺への飛散や臭い、施工時期を確認して初めて仕様が決まります。カタログの試験値も、工場内の室温低下や電気代削減を約束する数字ではありません。
金属屋根の施工ポイント
草加市の工場屋根で押さえたい施工の流れ
工場屋根の遮熱塗装は、現地確認に時間をかけます。遠目には色あせだけに見えても、屋根へ上がるとボルト周りに錆が集まり、重ね部のシーリングが切れていることがあります。雨漏りの形跡があれば、その原因を残したまま塗り進めることはできません。
もう一つ見落とせないのが、工場内の予定です。洗浄日に荷物を動かせるか、臭いに敏感な製品がないか、フォークリフトと作業車両の動線を分けられるか。屋根の工程表だけではなく、操業側の予定表と重ねて段取りを組みます。
| 工程 | 主な確認事項 |
|---|---|
| 現地確認 | 屋根材、錆、穴あき、旧塗膜、雨漏り、ボルト、屋根上設備、安全な作業方法 |
| 洗浄・ケレン | 汚れや弱った塗膜を除き、錆の範囲と下地強度を確認 |
| 補修・下塗り | 穴や継ぎ目を補修し、金属と既存塗膜に合う防錆下塗りを選定 |
| 中塗り・上塗り | 製品仕様に沿った塗布量、乾燥時間、塗り重ねを管理 |
| 完成検査 | 塗り残し、膜厚、端部、ボルト周辺、補修箇所、清掃状況を確認 |
※スマートフォンでは表を横にスクロールしてご覧いただけます。
工程数や乾燥時間は、製品仕様と現場条件で変わります。
屋根の状態、天候、使用材料を見ずに、別の現場と同じ日程を当てはめることはできません。
遮熱塗装は下地処理と塗布量が重要
金属屋根の仕上がりは、遮熱塗料材より下地処理に左右されます。錆の上へそのまま塗れば、表面だけきれいになっても長持ちしません。弱った旧塗膜を落とし、金属と既存塗膜に合う防錆下塗りを選びます。
下塗りが乾いた後も、塗布量と塗り重ねの間隔を確認します。折板の山だけ薄い、ボルトの裏へ塗料が回っていない、といった状態を残さないことが、遮熱性能と屋根保護の両方につながります。
01 高圧洗浄
汚れや付着物を落とし、水が抜ける場所や下地の傷みを確認します。

02 下塗り
ケレン後の金属と既存塗膜を見て、防錆下塗りを施工します。

03 中塗り
折板の山と谷で塗りむらが出ないよう、所定量を塗り進めます。

04 上塗り
中塗りの乾燥を待ち、膜厚と色をそろえながら仕上げます。

05 完成確認
塗り残しに加え、端部やボルト、補修箇所まで見直します。

工程写真は、シャインが守谷市の工場で施工したトタン屋根です。施工当時は「アドグリーンコートEX」を使用しました。草加市の現場でも同じ製品をそのまま使うのではなく、屋根の状態と現在の製品仕様を照らし合わせて選定します。
遮熱塗装の効果を測る方法
施工後に「前より過ごしやすい」と感じても、それだけで効果を判断するのは難しいものです。外気温が違えば、同じ場所でも体感は変わります。屋根表面、屋根直下の室内、空調の電力使用量を分け、施工前後で条件をそろえて見ていきます。
屋根表面
日射条件が近い時間帯に、同じ位置と方法で表面温度を測ります。
屋根直下の室内
床からの高さと測定位置を固定し、外気温や換気、設備稼働も記録します。
空調の電力使用量
生産量、稼働時間、設定温度、天候の違いを整理し、一定期間で比較します。

測定は「どこで、いつ、どのような操業状態だったか」まで残して初めて比較に使えます。
電気代は、遮熱塗装だけで決まる数字ではありません。生産量の増減、空調機の更新、設定温度、稼働時間、電力単価が影響します。月々の請求額だけではなく、可能であれば使用電力量を前年同月や外気温と照らし合わせます。
費用対効果を考えるときは、電気代の削減だけに絞らないほうが実態に合います。屋根の塗り替えが必要な時期なら、通常塗料との差額、作業環境の変化、空調負荷、屋根の保護を一緒に評価すると、遮熱仕様へ切り替える意味が見えやすくなります。
工場は操業中でも遮熱塗装できる?
屋根の外側で作業が完結する建物は、操業を続けながら施工できることがあります。実際の段取りでは、工事を止めないことより、どの工程なら通常操業でき、どの時間だけ制限が必要かを先に分けます。
たとえば高圧洗浄日は、出入口付近へ水や汚れが回らないよう荷物と車両を移します。ケレンで粉じんが出る区画や、資材を屋根へ上げる時間帯は、直下の作業を避ける場合もあります。食品や包装材を扱う工場では、上塗りが水系でも下塗り材や補修材まで含めて臭いを確認します。
草加柿木産業団地のように大型車の出入りが多い場所では、工事車両とトラックの動線を分けます。青柳、稲荷、松江など住宅と工場が近い場所では、洗浄水や塗料の飛散、騒音、作業開始時刻への配慮も欠かせません。
操業中の施工で確認すること
洗浄中の出荷、クレーン作業、強風時の資材荷揚げなど、安全を確保できない作業は一時停止や日程変更が必要です。一方、屋根を区画分けし、休日や荷役の少ない時間へ工程を寄せれば、全面休業を避けられるケースもあります。
工場の遮熱塗装費用6つの条件
工場屋根の見積もりは、床面積や屋根面積だけでは決まりません。主に次の6項目で変わります。

費用は面積に加え、屋根の状態、安全設備、操業条件などでも変わります。
01 屋根の実塗装面積と形状
折板屋根は山と谷、立ち上がりまで塗ります。建物の床面積と塗装面積は同じになりません。
02 錆と旧塗膜の状態
ケレン(錆や弱った塗膜を除去する作業)の範囲、剥がれ、穴あきによって工程が変わります。
03 下塗りと補修仕様
金属の種類、既存塗膜、錆の程度に合わせ、防錆下塗りと補修方法を組みます。
04 ボルト・端部・シーリング
ボルト周り、継ぎ目、端部の処理量が増えれば、手間と材料も変わります。
05 足場・安全設備・搬入条件
建物の高さ、勾配、周囲の通路、墜落防止設備、重機の配置を確認します。
06 操業への配慮
休日施工、時間指定、区画分け、誘導員の配置なども見積条件へ反映します。
見積書は総額だけで比較しないでください
実塗装面積、下地処理、下塗り材、塗布量、塗り回数、安全費、補修範囲、保証の対象と条件をそろえて確認しましょう。
費用対効果を見るなら、遮熱塗装の総額と電気代だけを比べないことです。屋根が塗り替え時期なら、通常塗料でも必要になる洗浄、下地処理、足場などを分け、遮熱仕様へ変えた差額を確認します。
穴あきや雨漏りがあるのに塗装だけで済ませると、早い時期に再工事となる可能性があります。反対に、まだ使える屋根を必要以上に葺き替えるのも負担が大きくなります。塗装、部分補修、カバー工法を同じ調査結果から比べることが、遠回りに見えて費用を整理しやすい方法です。
遮熱塗装と工場の熱中症対策
2025年6月1日から職場の熱中症対策が強化
一定の暑熱環境で行う作業では、熱中症のおそれがある人を早く見つける報告体制、重篤化を防ぐ手順、その周知が事業者に求められています。
遮熱塗装は、屋根から入る日射熱を減らす建物側の対策です。従業員の熱中症対策として意味はありますが、塗装だけで安全な作業環境になるわけではありません。WBGT(暑さ指数)を測り、空調や休憩、作業時間の管理と組み合わせます。
暑さが本格化してからでは、屋根工事の日程も組みにくくなります。
前年の夏に暑かった場所と時間帯を記録し、春までに屋根と設備を点検しておくと、塗装、換気、空調のどこから手を付けるか決めやすくなります。
シャインからのご案内
塗料を決める前に、暑い場所と屋根の傷みを見せてください
現地では屋根材や錆だけでなく、暑さを感じる場所、時間帯、設備の稼働、搬入口の使い方も伺います。屋根からの熱が大きければ遮熱塗装を検討し、腐食が進んでいれば補修やカバー工法を比較します。換気や設備発熱が主因なら、その点も隠さずお伝えします。
FAQ
草加市の工場屋根・遮熱塗装でよくあるご質問
Q遮熱塗装をすると工場内は必ず涼しくなりますか?
Aすべての工場で同じ温度だけ下がるわけではありません。屋根直下が暑く、断熱が薄い金属屋根では変化を捉えやすい一方、炉や大型機械の発熱が大きい工場では別の対策も必要です。暑い場所と時間帯を確認してから判断します。
Q草加市の工場を止めずに施工できますか?
A屋根を区画分けし、操業を続けながら進められる現場はあります。ただし、高圧洗浄や資材の荷揚げ、出入口上部の作業では、一時的な動線変更が必要です。出荷時間や休日を伺い、通常操業できる工程と制限が必要な工程を分けます。
Q錆びたトタン屋根や折板屋根にも塗れますか?
A表面の錆で下地に強度が残っていれば、ケレンと防錆下塗りで塗装できる場合があります。穴あき、踏むとたわむ箇所、広い範囲の腐食があれば塗装だけでは持ちません。部分交換、カバー工法、葺き替えを比べます。
Q遮熱塗装と遮熱シートはどちらが向いていますか?
A屋根の塗り替え時期なら、表面保護も兼ねる遮熱塗装を比較しやすくなります。屋根改修や内装工事も予定している場合は、遮熱シートや断熱材を組み込む方法も候補です。結露や納まりまで含め、建物の構成に合わせて選びます。
Q遮熱塗装の色は自由に選べますか?
A選べる色は複数ありますが、同じ製品でも日射反射率は色ごとに違います。遮熱性を優先するなら淡い色を候補に入れます。住宅が近い工場では、見え方や汚れの目立ち方も合わせて確認します。
Q現地調査では何を確認しますか?
A屋根材、錆、旧塗膜、雨漏り、ボルト、端部、断熱、換気、屋根上設備を見ます。あわせて、暑い場所と時間帯、設備の発熱、搬入経路、出荷時間も伺います。屋根と操業の両方を見なければ、実際に施工できる計画にならないためです。
草加市の工場暑さ対策まとめ
食品関連企業と物流施設が集まる柿木地区、以前から工場が立地する青柳・稲荷・松江周辺では、建物の使い方も周辺環境も同じではありません。それでも、広いトタン屋根や折板屋根の直下が暑いなら、屋根からの日射熱を調べる価値があります。
屋根に強度が残り、塗り替え時期を迎えている建物なら、遮熱塗装で屋根の保護と暑さ対策をまとめられます。設備発熱や換気不足が大きい工場では、空調や送風も同時に見直します。まず暑い場所を整理し、次に屋根の状態と操業条件を確認する。この順番なら、塗装ありきにならず、自社に合う対策を選べます。
草加市の工場・倉庫・事業所
まず、暑い場所と屋根の状態を一緒に確認します
屋根からの熱が大きいのか、今の屋根に塗装できるのか。操業と荷役への影響も含め、工事を決める前の疑問からお聞かせください。
塗装ありきで提案しません
屋根と暑さの原因を分けて確認します
操業・車両・安全条件まで整理します
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