施工事例WORKS

千葉県柏市のO様より外壁・屋根リフォームのご依頼をいただきました。

柏市のO様邸は屋根の棟板金に浮きが見られました。

棟板金を固定している釘がきちんと留まっていない箇所もあり、一部で下地材の腐食の可能性がありました。下地材が木材で腐食してしまっている場合、棟板金は交換しなければなりません。

また、外壁はソフトリシンが吹き付けてあるモルタル外壁でしたので、塗膜膨れを防止するために、透湿性を最大限確保できるような塗装をしました。

ソフトリシンとは？

モルタル外壁の仕上げ法の1つで、塗料に骨材を混ぜたものを吹き付けて砂壁状の仕上りにすることを「リシン(吹付リシン)」と言います。

ソフトリシンは弾性リシンとも言い、その名の通り弾性を加えて外壁に生じる微細なひび割れに追従し、雨水の浸入を防ぎます。

外壁工事の概要

外壁塗装

高圧洗浄と外壁補修の後は塗装をします。今回は外壁にソフトリシンが採用されており、

塗り替え後の塗膜膨れのリスクが高いため、透湿性が高く、既存の風合いを崩さないようなご提案をさせていただきました。

なぜ塗膜膨れリスクがあるのか？

ソフトリシンの塗膜は空気や湿気を閉じ込めやすい性質があり、日が当たることによってその空気や湿気が温められて塗膜が伸縮膨張を繰り返し、付着性が低下して塗膜膨れを引き起こしてしまう事があるのです。

よって、塗り替えの際は湿気を閉じ込めないように、透湿性を最大限確保できるような塗装が必要です。

施工前

施工後

今回は水性塗料の「インディフレッシュセラ」で塗装しました。お色はIF8118を使用しました。

屋根工事の概要

棟板金の交換

屋根の棟板金に浮きが見られました。

釘がしっかりと留まっていないため、一部で下地材の腐食がある可能性がありましたので、棟板金の交換工事を行いました。

施工前

施工後

今回のO様邸もまさしくそうなのですが、棟板金は屋根材本体よりも早く寿命が来てしまう部材です。

実際、弊社でも屋根の棟板金の不具合のお問い合わせは非常に多いです。

屋根は普段ご自身で確認することが難しい部位のためどうしても外壁などに比べて意識から外れてしまいがちですが、

実は徐々に消耗していることに気づかず、台風や強風の日に突然棟板金が飛んでしまうなどの恐ろしい事例も過去にありますので、棟板金は見落としてはいけない箇所なのです。

そんな棟板金の不具合についてはこ我がちらの記事にてまとめていますので、ぜひご覧になってみてください！

もしかしたら我が家の屋根も…？と意識するきっかけになるかもしれません。▽

あなたの家は大丈夫？強風の日には屋根に注意が必要な理由

コーキング処理

新しい棟板金のつなぎ目部分と釘頭にコーキング材を打ちます。

コーキング処理を怠るとそれによって出来た僅かな隙間からまた水が入って劣化が始まってしまいますので、しっかりと処理を行います。

棟板金繋ぎ目

釘頭

屋根塗装

高圧洗浄で汚れやコケをきれいに落とし、補修が完了したら塗装作業に入ります。

施工前

施工後

今回は「ファインパーフェクトベスト」で塗装をしました。お色はモスグリーンを使用しました。

「ファインパーフェクトベスト」は、独自技術によりシリコングレードを超える優れた耐候性を備え、 塗りたての美しさを長期間保つことができます。

さらに藻やかびの発生を抑制し、建物の美観を維持します。

ファインパーフェクトベストに関しては、こちらも合わせてご覧ください！▽

日本ペイント ファインパーフェクトベスト

付帯工事の概要

破風板

結合部のコーキング材が劣化し一部剥落していました。つなぎ目のコーキング処理を行った上で、塗装をしました。

施工前

施工後

幕板

施工前

施工後

水分を吸水し劣化が進行していました。この状態だと塗装をしても早期に塗膜の剥がれや塗膜膨れが発生してしまうので、今回は新しい幕板と交換をして、コーキング処理をしっかりと行った上で塗装を行いました。

その他付帯

換気フードの塗装

霧除けの塗装

完成